湯婆婆以外にも、『千と千尋の神隠し』には実力派俳優や声優が数多く出演しています。
スタジオジブリとディズニーの公式作品情報などで確認できる主なキャストは次のとおりです。
映画版の主要キャスト
- 荻野千尋:柊瑠美
- ハク:入野自由
- 湯婆婆・銭婆:夏木マリ
- リン:玉井夕海
- 釜爺:菅原文太
- 坊:神木隆之介
- カオナシ:中村彰男
- 青蛙:我修院達也
- 番台蛙:大泉洋
- 荻野明夫(千尋の父):内藤剛志
- 荻野悠子(千尋の母):沢口靖子
- 河の神:はやし・こば
- 父役:上條恒彦
- 兄役:小野武彦
本作には、俳優として活躍している人物が声の出演を担当しているケースが少なくありません。
その中でも夏木マリの湯婆婆が強い印象を残すのは、キャラクターの外見と声の存在感が非常によく合っているためです。
湯婆婆は大きな頭と鋭い目つき、豪快な身振りが特徴ですが、声にも同じような迫力があります。
さらに、銭婆を演じる際には同じ声でありながら、相手を包み込むような柔らかさが感じられます。
映画レビューサイトの映画.comでも、夏木マリの演技について、湯婆婆の威圧感と銭婆の慈愛に満ちた声の対比が、キャラクターの多層性を生み出しているという評価が見られます。これは単なる声の使い分けではなく、人物の内面まで表現した演技として受け止められていることを示しています。
【夏木マリの現在2026年】湯婆婆以外の活動も精力的

2026年10月現在、夏木マリは俳優、歌手、演出家として幅広く活動しています。
日本コロムビアの公式プロフィールによると、1973年に歌手としてデビュー。1980年代から演劇にも活動の場を広げ、1993年には自身が企画・構成・演出・出演を手がける舞台シリーズ「印象派」を開始しました。
2009年にはパフォーマンス集団MNTを立ち上げ、後進の指導にも取り組んでいます。
2026年10月時点の主な活動夏木マリの公式サイトに掲載された2026年10月の情報からは、音楽、テレビ、広告、舞台芸術など複数の分野で活動していることが分かります。
主な話題は次のとおりです。
- 2026年9月: ブルーノート東京での音楽活動に関する情報を発信。
- 2026年10月: NHK BS4Kの『夏木マリ×斉藤ノヴ ポルトガル夫婦旅~魂の音楽 ファドを求めて~』などのメディア出演情報を掲載。
- 2026年10月: アサヒグループ食品の「エビオス錠」新CMに関する情報を掲載。
- 2026年11月8日予定: 京都・清水寺で「NATSUKI MARI FESTIVAL in KYOTO 2026」『PLAY × PRAY』第12夜を開催予定。
特に清水寺での活動は、2014年から続く文化奉納の取り組みです。2026年は13年目の開催となり、夏木マリが演出・出演を務めます。
湯婆婆役が夏木マリのキャリアに与えた影響夏木マリにとって、湯婆婆は数多くの出演作の中でも特別な役になっています。
2026年4月19日放送の『おしゃれクリップ』では、湯婆婆の声を担当したことで、これほど自身の中で大きな存在になるとは思わなかったという趣旨の思いを語っています。
また、映画から約20年後に舞台でも同じ役を演じることになり、新たな作品として向き合ったことも明らかになっています。
声優としての仕事が、その後の舞台俳優としての活動にもつながった点は興味深いところです。
映画の声を担当した俳優が、同じキャラクターを舞台で実際に演じるケースは、作品と俳優の長期的な関係を考えるうえでも注目できます。
【湯婆婆声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:湯婆婆の声優は誰ですか?
A1:映画『千と千尋の神隠し』で湯婆婆を演じているのは夏木マリです。双子の姉である銭婆も同じ夏木マリが担当しています。
Q2:湯婆婆と銭婆の声優は別人ですか?
A2:映画版では同じ夏木マリが一人二役で演じています。舞台版では夏木マリのほか、朴璐美、羽野晶紀、高橋ひとみなどが公演年度に応じて出演しています。
Q3:朴璐美は映画版の湯婆婆の声優ですか?
A3:いいえ。朴璐美は映画版ではなく、2022年の舞台初演や2024年公演で湯婆婆・銭婆を演じた俳優です。映画版の声優は夏木マリです。
Q4:2026年の韓国公演で湯婆婆を演じたのは誰ですか?
A4:夏木マリ、羽野晶紀、高橋ひとみの3人です。2026年1月7日から3月22日までのソウル公演で、交互出演しました。
Q5:夏木マリは2026年も湯婆婆を演じていますか?
A5:2026年のソウル公演で舞台版の湯婆婆・銭婆役を務めました。同公演は3月22日に終了しています。2026年10月31日時点で、次の湯婆婆役の出演予定は公式情報から確認できません。
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆を演じているのは、俳優・歌手・演出家として活躍する夏木マリです。
今回押さえておきたいポイントは次の5つです。
1. 映画版の湯婆婆と銭婆は夏木マリの一人二役。
2. キャスティングには制作現場の女性スタッフによる推薦が関係していた。
3. 宮崎駿監督は、湯婆婆を単なる悪役ではなく、油屋を守る働く女性として演じるよう助言した。
4. 舞台版では朴璐美、羽野晶紀、春風ひとみ、高橋ひとみらも湯婆婆・銭婆を担当している。
5. 2026年のソウル公演では夏木マリ、羽野晶紀、高橋ひとみが交互出演した。
夏木マリの湯婆婆が長く記憶に残る理由は、単に迫力のある声を出しているからではありません。
宮崎駿監督が示した「油屋を守る働く女性」という視点を理解し、厳しさ、責任感、母性、欲望といった複数の側面を一つのキャラクターに落とし込んでいるからです。
映画版を楽しみたい人は、夏木マリが演じる湯婆婆と銭婆の声の違いに注目してみてください。
舞台版に興味がある人は、出演者の名前だけでなく、公演年度や出演スケジュールを確認するのがおすすめです。特に朴璐美、羽野晶紀、高橋ひとみは映画版の声優ではなく、舞台版のキャストとして区別しておくと情報を正しく理解できます。
映画から舞台へ、そして海外公演へ。夏木マリが演じ続ける湯婆婆は、『千と千尋の神隠し』という作品が持つ生命力を象徴する存在の一つです。 これからの舞台展開と、夏木マリの表現者としての新たな挑戦にも注目したいところです。