『ハワイファイブオー』の出演者の訃報を調べる際、最初に押さえておきたいのが、作品には2つの主要なシリーズが存在するという点です。
旧作の『Hawaii Five-O』は1968年にCBSで放送が始まり、1980年まで全12シーズン続いた刑事ドラマです。ジャック・ロードがスティーブ・マクギャレットを演じ、ジェームズ・マッカーサーがダニー・ウィリアムズ役を務めました。
一方、2010年版の『Hawaii Five-0』は、旧作を現代的に再構成したリブート作品です。アレックス・オロックリン、スコット・カーン、ダニエル・デイ・キム、グレース・パークらが主要キャストとして出演しました。
両作品はタイトルが似ているうえ、アル・ハリントンのように両方に出演した俳優もいます。そのため、死亡キャストの情報を検索すると、旧作と2010年版の情報が一緒に表示されることがあります。
今回取り上げるのは、シリーズのレギュラー・準レギュラーを中心とした代表的な訃報です。全エピソードのゲスト出演者まで含めると対象は大幅に広がります。
【2010年版】テイラー・ウィリー、ケオ・ウールフォードらの訃報

2010年版で特に大きな注目を集めたのが、カマコナ役のテイラー・ウィリーです。さらに、ケオ・ウールフォードやアル・ハリントンも亡くなっており、それぞれ死去した時期や経緯は異なります。
1.テイラー・ウィリー|カマコナ役・2024年6月死去テイラー・ウィリー(Taylor Wily)は2024年6月20日、56歳で亡くなりました。訃報は翌21日にハワイの地元メディアなどで報じられました。
ウィリーが演じたのは、カマコナ・トゥプオラ(Kamekona Tupuola)です。主人公たちに情報を提供する協力者であり、地元で商売を営む親しみやすい人物として描かれました。
CBS Newsによると、ウィリーは2010年版で171エピソードに出演。作品を象徴する準レギュラーの一人でした。『マグナムP.I.』や映画『寝取られ男のラブ♂バカンス』にも出演しています。
俳優になる以前には相撲選手、総合格闘技の選手として活動していた経歴もあります。ハワイ生まれの彼にとって、ハワイを舞台とするドラマは自身のルーツとも結びついた作品でした。
気になる死因については、2026年10月現在も公表された確定情報がありません。
CBS Newsは2024年6月21日の報道で、死因は明らかにされていないと伝えています。Hawaii News Nowも、家族が死亡を確認した一方、詳しい状況は公表されていないと報じました。
そのため、病気や事故など特定の原因を断定することはできません。インターネット上で見かける具体的な死因の説明も、公式発表や信頼できる報道による裏付けがなければ事実として扱えません。
ウィリーの訃報は、長年カマコナを見てきたファンにとって、2010年版を象徴する人物との別れとなりました。
2.ケオ・ウールフォード|ジェームズ・チャン役・2016年11月死去ケオ・ウールフォード(Keo Woolford)は2016年11月28日、49歳で亡くなりました。
2010年版では、刑事ジェームズ・チャン(James Chang)役を演じています。出演回数は多くないものの、ハワイ出身の俳優として地元に根差した活動を続けていた人物です。
死因については、脳卒中の合併症と公表されています。
ワシントン・ポストの2016年12月2日付の訃報記事によると、広報担当者のトレイシー・ラルーアが死去を発表し、脳卒中の合併症だったと説明しました。ウールフォードはオアフ島で亡くなり、49歳でした。
ウールフォードは俳優だけでなく、映画監督、脚本家、プロデューサーとしても活動していました。
代表的な仕事の一つが、2013年の映画『The Haumana』です。ワイキキのルアウショーを題材に、ハワイの伝統文化やフラを取り上げた作品でした。
テレビドラマの出演歴だけでは語り尽くせない、ハワイの文化を映像作品として伝えたクリエーターでもあります。
3.アル・ハリントン|ベン・コクア役、マモ・カヒケ役・2021年9月死去アル・ハリントン(Al Harrington)は2021年9月21日、85歳で亡くなりました。
この俳優が死亡キャスト一覧で特に重要なのは、旧作と2010年版の両方に出演していたことです。
旧作では1969年から刑事ベン・コクア(Ben Kokua)を演じました。さらに、2010年版ではマモ・カヒケ(Mamo Kahike)役として登場しています。
テレビ・映画の出演に加えて、ハワイのエンターテインメント業界でも幅広く活躍しました。ワイキキのホテルなどでショーに出演し、「サウス・パシフィック・マン」としても知られた人物です。
2021年のHawaii News Nowの報道では、家族が死亡を確認し、亡くなる前に入院していたことが伝えられています。ただし、同報道では具体的な死因は特定されていません。
テレビジョン・アカデミーの人物記録でも、死去日は2021年9月21日、享年85歳とされています。
旧作とリブート版をつなぐ存在だったことから、アル・ハリントンの訃報は両方のシリーズを知るファンにとって特別な意味を持っています。
【旧作】ハワイファイブオー歴代キャストの死亡者一覧
1968年から1980年まで放送された旧作にも、すでに亡くなった主要俳優が複数います。特に初期から出演していたジャック・ロード、カム・フォン、ズールー、ジェームズ・マッカーサーの訃報は、作品の歴史を振り返るうえで欠かせません。
ジャック・ロード|スティーブ・マクギャレット役ジャック・ロード(Jack Lord)は1998年1月21日、77歳で亡くなりました。
旧作の中心人物スティーブ・マクギャレットを演じ、作品の顔として12年間にわたって活躍しました。
ワシントン・ポストなどの報道によると、死因は心臓疾患です。ホノルルの自宅で亡くなりました。
「Book 'em, Danno!」という印象的な決めぜりふとともに、アメリカのテレビドラマ史に残る俳優となりました。
カム・フォン|チン・ホー・ケリー役カム・フォン(Kam Fong Chun)は2002年10月18日、84歳で亡くなりました。
演じたのは刑事チン・ホー・ケリー(Chin Ho Kelly)です。1968年から1978年まで出演し、マクギャレットを支える主要メンバーとして親しまれました。
死因は肺がんです。ホノルル・アドバタイザーの2002年10月30日付の報道では、息子デニス・チュンが家族の声明を通じて死去を公表したと伝えられています。
なお、カム・フォンは俳優になる前、ホノルル警察で勤務していた経歴があります。実際の警察官としての経験が、刑事役の説得力にもつながっていました。
ズールー|コノ・カラカウア役ズールー(Zulu)の芸名で知られるギルバート・ラニ・カウヒは、2004年5月3日に66歳で亡くなりました。
演じたのはコノ・カラカウア(Kono Kalakaua)です。旧作の初期から出演し、ハワイらしさを感じさせる存在として知られました。
ロサンゼルス・タイムズの訃報記事によると、死因は糖尿病の合併症でした。以前から腎臓の問題などを抱えていたことも報じられています。
ジェームズ・マッカーサー|ダニー・ウィリアムズ役ジェームズ・マッカーサー(James MacArthur)は2010年10月28日、72歳で亡くなりました。
演じたのはダニー・ウィリアムズ、通称ダノ(Danno)です。ジャック・ロード演じるマクギャレットの相棒として、旧作を代表する人物の一人でした。
CBS Newsやテレビジョン・アカデミーの記録によると、マッカーサーはフロリダで亡くなり、代理人は自然死と説明しています。ただし、具体的な医学的死因は示されていません。
出演期間は1968年から1979年まで。最終シーズンを迎える前に番組を離れていました。
劇中でマクギャレットが犯罪者を逮捕した際に口にする「Book 'em, Danno!」は、マッカーサーの役柄と切り離せない名フレーズとなりました。
【比較表】死去時期・役名・死因を一覧で確認
ここまで紹介した俳優の情報を、死去時期と役名、報道で確認できる死因に分けて整理しました。
| 俳優名 | 作品・役名 | 死去日・享年 | 公表された死因・情報 |
|---|---|---|---|
| テイラー・ウィリー | 2010年版・カマコナ | 2024年6月20日・56歳 | 公表されていない |
| ケオ・ウールフォード | 2010年版・ジェームズ・チャン | 2016年11月28日・49歳 | 脳卒中の合併症 |
| アル・ハリントン | 旧作・ベン・コクア/2010年版・マモ・カヒケ | 2021年9月21日・85歳 | 具体的な死因は報道で特定されていない |
| ジェームズ・マッカーサー | 旧作・ダニー・ウィリアムズ | 2010年10月28日・72歳 | 代理人は自然死と説明 |
| ジャック・ロード | 旧作・スティーブ・マクギャレット | 1998年1月21日・77歳 | 心臓疾患 |
| カム・フォン | 旧作・チン・ホー・ケリー | 2002年10月18日・84歳 | 肺がん |
| ズールー(ギルバート・カウヒ) | 旧作・コノ・カラカウア | 2004年5月3日・66歳 | 糖尿病の合併症 |
| ハーマン・ウェデマイヤー | 旧作・デューク・ルケラ | 1999年1月25日・74歳 | 具体的な死因は報道されていない |
| モー・ケアレ | 旧作・トラック・ケアロハなど | 2002年4月15日・62歳 | 心不全 |
この表で注意したいのは、アル・ハリントンのように複数のシリーズに出演した人物がいることです。また、自然死という説明と、医学的に特定された死因は同じ意味ではありません。
例えば、ジェームズ・マッカーサーは自然死と説明されていますが、具体的な病名や身体的な原因まで公表されたわけではありません。テイラー・ウィリーやアル・ハリントンについても、報道に記載されていない原因を推測で補うことはできません。
【2026年最新】ハワイファイブオーの俳優は現在どうしている?
2010年版は2020年4月3日に最終回を迎えました。CBSの発表によると、全10シーズン、全240エピソードで放送を終了しています。
そのため、2026年に新しいシーズンの放送がないことと、出演者が亡くなったことは別の問題です。
主演のアレックス・オロックリンやスコット・カーンをはじめ、主要キャストは番組終了後もそれぞれの俳優活動を続けています。出演者の近況を調べる場合は、シリーズの終了情報と個人の活動情報を分けて確認する必要があります。
2026年9月には映画化企画が報道2026年の注目ニュースとして、9月10日に映画業界メディアのTheWrapが『Hawaii Five-O』の映画企画を報じました。
報道によると、パラマウントが1968年の旧作を原案とする映画を企画しており、監督にはデスティン・ダニエル・クレットンが予定されています。脚本はクリス・ブレムナーとノア・オッペンハイムが担当する計画です。
これは旧作を基にした映画企画であり、2010年版のテレビシリーズが復活するという発表ではありません。また、報道時点で出演キャストの具体的な発表もありませんでした。
つまり、2026年はシリーズの新しい映像化に向けた動きが報じられた年ですが、過去の出演者がそのまま再集結することまで決まったわけではありません。
【死亡説の真相】ネット上で誤解が生まれる3つの理由
『ハワイファイブオー』の俳優死亡情報が混乱しやすい背景には、作品の長い歴史と、出演者・登場人物の情報が混在しやすい構造があります。
1.旧作と2010年版の出演者が混同される最も多い混同の一つが、旧作の出演者と2010年版の出演者を同じキャストとして扱うことです。
例えばジェームズ・マッカーサーは旧作のダノ役であり、2010年版のスコット・カーンとは別の俳優です。一方、アル・ハリントンは両方の作品に出演しています。
検索結果に「ハワイファイブオーの俳優が死亡」とだけ表示されている場合、どちらのシリーズの人物なのかを確かめる必要があります。
2.劇中で死亡した人物と俳優本人の訃報が混ざる刑事ドラマという作品の性質上、登場人物が事件や捜査の中で命を落とす展開もあります。しかし、役柄が死亡することと、演じた俳優本人が亡くなることはまったく別です。
カム・フォンが演じたチン・ホー・ケリーも、劇中では死亡する展開が描かれましたが、俳優本人が亡くなったのは2002年です。
ドラマのあらすじを読んだ人が、登場人物の死亡情報を俳優本人の訃報と取り違える可能性があります。
3.番組終了が出演者の死亡と結び付けられる2010年版が2020年に終了した際、ファンにとっては10年間続いた作品との別れとなりました。しかし、番組が終了した理由は制作・編成上の判断であり、出演者の死亡による打ち切りではありません。
実際にテイラー・ウィリーが亡くなったのはシリーズ終了から4年後の2024年です。ケオ・ウールフォードはシリーズ放送中の2016年に亡くなっています。
それぞれの時期を区別すれば、番組終了と俳優の訃報が直接結び付くものではないことが分かります。
情報を見極める際は、次の3点を確認すると誤解を防ぎやすくなります。
- 俳優本人の名前と、演じた役名が一致しているか。
- 訃報の発生日と報道された日付を区別しているか。
- 死因が家族・代理人・所属関係者などの発表や信頼できる報道で確認されているか。
【ハワイファイブオー俳優死亡】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ハワイファイブオーのカマコナ役テイラー・ウィリーはいつ亡くなりましたか?
A1:2024年6月20日に56歳で亡くなりました。訃報は6月21日に報じられました。2010年版ではカマコナ・トゥプオラ役を171エピソードにわたって演じています。
Q2:テイラー・ウィリーの死因は何ですか?
A2:2026年10月現在、具体的な死因は公表されていません。CBS Newsも2024年の報道で死因は明らかにされていないと伝えています。
Q3:ケオ・ウールフォードの死因は何ですか?
A3:2016年11月28日に49歳で亡くなり、死因は脳卒中の合併症と公表されています。2010年版ではジェームズ・チャン役を演じました。
Q4:アル・ハリントンは旧作と2010年版の両方に出演していましたか?
A4:はい。旧作ではベン・コクア役、2010年版ではマモ・カヒケ役を演じています。2021年9月21日に85歳で亡くなりました。
Q5:ジェームズ・マッカーサーの死因は何ですか?
A5:2010年10月28日に72歳で亡くなりました。代理人は自然死と説明していますが、具体的な医学的死因は公表されていません。
Q6:ハワイファイブオーの2010年版は現在も放送されていますか?
A6:いいえ。2020年4月3日に全10シーズン、全240エピソードで終了しました。2026年には旧作を原案とする映画企画が報じられていますが、2010年版のテレビシリーズの続編決定とは異なります。
『ハワイファイブオー』の俳優死亡情報を整理すると、2010年版ではテイラー・ウィリー、ケオ・ウールフォード、アル・ハリントンが代表的な人物です。旧作ではジャック・ロード、カム・フォン、ズールー、ジェームズ・マッカーサーらが亡くなっています。
特にテイラー・ウィリーについては、2024年に56歳で亡くなったことは確認されていますが、死因は公表されていません。ケオ・ウールフォードについては脳卒中の合併症、ジェームズ・マッカーサーについては代理人による自然死との説明が残されています。
アル・ハリントンは旧作と2010年版の両方に出演したため、2つのシリーズをつなぐ重要な存在でした。
2026年には旧作を原案とする映画企画も報じられ、シリーズの歴史は新たな展開を迎えようとしています。ただし、映画化の企画と過去のテレビシリーズの復活は区別しなければなりません。
長年愛されてきたドラマだからこそ、俳優本人の訃報、劇中人物の運命、作品の放送終了を正確に分けて理解することが大切です。出演者それぞれの功績と、ハワイの文化を映し出してきた作品の歴史を振り返りながら、これからの新しい展開にも注目したいところです。
主な情報源・報道記録