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ブラックデビルさんまの正体とは?高田純次との交代秘話と2026年再登場を徹底解説

早瀬 智也 早瀬 智也 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
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明石家さんまの代表的なコントキャラクターとして、今も多くの視聴者の記憶に残る「ブラックデビル」。黒い悪魔の姿でビートたけし扮するタケちゃんマンと対決する姿は、1980年代のお笑い番組を象徴する名場面の一つだ。舞台となったのは、フジテレビ系の伝説的バラエティー番組『オレたちひょうきん族』である。

ところが、ブラックデビルを最初に演じたのは明石家さんまではない。初代は高田純次であり、おたふく風邪による休演をきっかけに、さんまが急きょ代役を務めたことから現在知られるキャラクターが生まれた。さらに2026年7月には、テレビ東京の番組でさんま本人がブラックデビルを披露し、再び話題を集めた。

【ブラックデビルの正体】明石家さんまが演じた伝説の怪人とは?

ブラックデビルさんま

ブラックデビルは、フジテレビ系『オレたちひょうきん族』の人気コーナー「タケちゃんマン」に登場した敵役である。ビートたけし演じるタケちゃんマンと対決する怪人として登場し、独特の衣装や奇抜な言動、さんまならではのテンポの速い笑いで人気を獲得した。

特徴的なのは、単に悪役として登場するだけではなかったことだ。ヒーローと怪人の対決という特撮番組のような設定を使いながら、実際には出演者同士の掛け合いや予想外の展開によって笑いを生み出す。シリアスなヒーロー物の構造を、徹底的にお笑いへ転換したキャラクターだった。

さんまが演じるブラックデビルは、従来の悪役のような威厳を保つことよりも、奇声や大げさな動き、相手の言葉を受けた瞬間の反応が魅力だった。タケちゃんマンとの対決そのものが、ビートたけしと明石家さんまの個性をぶつけ合う舞台になっていたのである。

特に重要なのは、ブラックデビルがさんまの単なる変装キャラクターではなかったという点だ。番組内の設定とさんま本人の芸風が融合し、キャラクターそのものが独立した人気を持つようになった。

【誕生秘話】初代は高田純次!さんまへの交代は突然だった

ブラックデビルの誕生を語るうえで欠かせないのが、高田純次の存在だ。現在では明石家さんまの代表キャラクターとして認識されているが、当初、この役を担当していたのは高田だった。

2018年5月18日配信のテレビ朝日系「テレ朝POST」の記事では、ビートたけし自身が当時の事情を振り返っている。たけしによれば、ブラックデビルは当初、高田をタケちゃんマンのライバルとしてレギュラー起用する予定だった。しかし、高田が初回収録後におたふく風邪にかかり、出演できなくなったという。

そこで急きょ代役を務めたのが、すでに『ひょうきんベストテン』などに出演していた明石家さんまだった。偶然の代役が、後に番組を代表するキャラクターを生み出す転機になったのである。

この経緯については、さんま本人も2022年11月5日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で詳しく説明している。

さんまによると、当時は『ひょうきんベストテン』と『ひょうきんニュース』を担当しており、収録現場に残っていたため、急きょタケちゃんマンのドラマコーナーへの出演を頼まれたという。

本人は当初から正式な後任になるつもりだったわけではない。ラジオでは、次のように当時の心境を説明している。

「完全につなぎのつもりでやっただけ」

高田はすぐ戻ってくると考えていたため、さんま自身も一日限りの代役という認識だった。ところが、実際に演じてみるとディレクターの反応が良く、次の出演にもつながった。

さんまは同じラジオ番組で、最初は2週ほど担当したと思うと振り返り、その後も出演を続けることになった経緯を明かしている。

【歴代出演者と放送年表】1981年の初登場から番組終了まで

ブラックデビルの歴史を整理すると、初代とさんま版の違い、そして1982年の再登場という重要なポイントが見えてくる。

フジテレビの企業沿革によると、『オレたちひょうきん族』は1981年5月に放送を開始した。同年10月にはレギュラー番組として本格的にスタートし、1989年まで続いた。

さんま版ブラックデビルの初登場については、番組キャラクターの放送記録を整理した資料で、1981年11月21日放送分とされている。

時期 出来事 出演者・備考
1981年5月 『オレたちひょうきん族』放送開始 特別番組としてスタート
1981年10月10日 レギュラー放送開始 フジテレビ系
1981年11月21日 さんま版ブラックデビル登場 高田純次の休演を受けて担当
1982年8月28日 「初代ブラックデビルあらわれる」放送 初代ブラックデビルに関する再登場回
1982年12月25日 「ブラックデビル暁に死す」放送 DVD収録作品の一つ
1989年10月14日 『オレたちひょうきん族』最終回 「TAKECHANマン忠臣蔵」
2026年7月11日 ブラックデビル再披露 明石家さんまがテレビ東京の番組で披露

この年表で注目したいのが、1982年8月28日の「初代ブラックデビルあらわれる」という記録だ。ポニーキャニオンが発売した公式DVD『オレたちひょうきん族 THE DVD 1981-1989』の収録リストに、このタイトルが掲載されている。

つまり、1982年の記録をブラックデビルというキャラクター全体の初登場と混同してはいけない。1981年にさんま版が登場した後も、初代という位置づけのキャラクターが再び登場するエピソードが収録されているのである。

同DVDには「誕生の秘密の巻」(1982年1月23日)や「ブラックデビル暁に死す」(1982年12月25日)も収録されている。放送当時の映像を現在確認するうえで、貴重な記録となっている。

また、放送ライブラリーには1989年10月14日の最終回が保存されている。番組の最終回は「TAKECHANマン忠臣蔵」と題され、8年間にわたる番組の主要キャラクターが登場するグランドフィナーレとして紹介されている。

【なぜ高田純次から交代した?】さんまとたけしが語った意外な事情

ブラックデビルの交代劇には、一般的に語られている説明と、当事者が後年明かした細かな事情がある。

まず、交代の直接的な原因は高田純次のおたふく風邪だった。これは2018年のテレビ朝日系の記事で紹介されたビートたけしの説明と、2022年のMBSラジオでのさんま本人の証言が一致している。

ただし、単純に高田が降板して、制作側が最初からさんまを後任に指名したという話ではない。

2022年のラジオでさんまは、高田がすぐ戻ると思っていたことを強調した。最初から自分が役を引き継ぐと決まっていたわけではなく、現場に残っていた出演者として、急きょ一日だけ引き受けたというのが本人の説明だ。

一方、2025年7月13日放送の北海道文化放送『発見!タカトシランドSP』では、さんまがさらに詳しい裏話を披露している。

この番組でさんまは、高田がブラックデビルを2週か3週ほど担当した後、おたふく風邪になったと説明。その場に残っていた自分が、担当ディレクターの三宅恵介から依頼されて出演したと振り返った。

さらに興味深いのは、ビートたけしの本来の希望についても語ったことだ。

さんまによれば、たけしは本当は高田純次と組みたかったという。さんまがブラックデビルを担当することになったため、その後、高田は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で活躍することになったと話している。

『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』は1985年から1996年まで放送された番組であり、高田の持つ独特の脱力感や自由なリアクションが広く知られるきっかけの一つとなった。

このエピソードから分かるのは、ブラックデビルの交代が、出演者同士の競争や実力不足による降板ではなかったということだ。体調不良という偶然の出来事と、現場での柔軟な判断が、結果として新しい人気キャラクターを生み出した。

また、さんまの起用が定着した背景には、単なる代役を超える適性があった。たけしとの掛け合いにおいて、さんまの瞬発力や声の表現力が強く生かされたことも大きい。

【タケちゃんマンとの関係】なぜ二人の対決は人気を集めたのか

ブラックデビルを理解するためには、相手役であるタケちゃんマンの存在も欠かせない。

タケちゃんマンはビートたけしが演じたヒーローで、ブラックデビルはその敵役だった。二人の対決を中心に、映画やドラマ、当時の社会風俗などを題材にしたパロディーが展開された。

このコーナーの面白さは、設定そのものと出演者の芸風に大きなギャップがあったことだ。

タケちゃんマンは一見すると正義のヒーローだが、実際にはビートたけしらしい皮肉や毒のある笑いを持ち込む。一方のブラックデビルは、悪役でありながらさんまの明るさや過剰なリアクションによって、どこか憎めない存在になっていた。

通常のヒーロー番組なら、敵役は主人公の強さを引き立てる役割を担う。しかし、タケちゃんマンとブラックデビルの関係は違った。対決の途中で掛け合いが膨らみ、予定調和を崩すこと自体が笑いにつながっていたのである。

ここには、当時のバラエティー番組の制作スタイルも表れている。完成された台本を正確に再現するだけでなく、出演者の反応やアドリブを取り込むことで、予想できない展開を作り出していた。

1983年11月12日放送の番組は、放送ライブラリーにも保存されている。その番組概要では、タケちゃんマンのコーナーに加え、ひょうきんニュースやひょうきんベストテンなど、複数の企画で構成されていたことが確認できる。

ブラックデビルが人気を得たのは、さんま一人の演技だけではない。たけしという強烈な個性を持つ相手がいたからこそ、二人の対比が生きたのである。

その意味でブラックデビルは、明石家さんまのキャラクターであると同時に、ビートたけしとのコンビネーションによって完成したテレビ史上の名キャラクターでもある。

【2026年最新】ブラックデビルが再登場!さんま本人が披露した番組は?

2026年のブラックデビルに関する最大のニュースは、7月11日に放送されたテレビ東京『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』のスペシャル回だ。

テレビ東京の公式発表によると、この放送は明石家さんまが約3年ぶりに同番組へ出演する特別企画。鈴木福もゲストとして参加し、新潟県柏崎市から阿賀野市までを巡る旅が展開された。

放送時間は2026年7月11日(土)18時30分から20時55分まで。新潟県内を電動バイクで巡る2時間半のスペシャル番組だった。

そして、今回の放送で視聴者の注目を集めたのが、ブラックデビルの再披露である。

テレビ東京の公式番組紹介によると、さんまは旅の途中で立ち寄ったスーパーで、店長からのリクエストに応えてブラックデビルを披露した。懐かしいキャラクターの登場に、店内が盛り上がる様子も紹介されている。

この再登場が興味深いのは、単なる過去映像の振り返りではなかったことだ。さんま本人が現場でキャラクターを演じ、1980年代に人気を集めた芸を2026年のテレビ番組で実演したのである。

しかも、登場のきっかけは番組側が大規模な復活企画を用意したというものではなく、スーパーの店長からのリクエストだった。現場での要望に応じて即座にキャラクターを披露する姿には、長年培ってきたサービス精神が表れている。

ただし、今回の再登場を『オレたちひょうきん族』の正式な復活や、ブラックデビルのレギュラーシリーズ化と同一視することはできない。確認できるのは、2026年7月11日の『充電させてもらえませんか?』で、さんまがブラックデビルを披露したという事実である。

2026年10月現在、今回の再披露は、ブラックデビルというキャラクターが現在もさんまの持ちネタとして生きていることを示す出来事となった。

【プロの結論】ブラックデビルが40年以上愛される理由

ブラックデビルの歴史を振り返ると、単なる懐かしいテレビキャラクターでは説明できない魅力が見えてくる。

第一に、誕生そのものが偶然だったことだ。高田純次の休演という予想外の出来事がなければ、現在知られている明石家さんま版ブラックデビルは誕生していなかった可能性がある。

第二に、キャラクターと演者の相性が非常に良かったことだ。さんまの持ち味である瞬発力、声の大きさ、身体を使った表現は、ブラックデビルの奇抜な設定と自然に結びついた。

第三に、ビートたけしとの相互作用があったことだ。ブラックデビル単独ではなく、タケちゃんマンとの対決という構造があったからこそ、キャラクターの個性が際立った。

また、今回の2026年の再披露から分かるのは、長く愛されるキャラクターには、視聴者の記憶に残る強い記号性があるということだ。衣装や声、動きが少し登場するだけで、当時の番組や二人の掛け合いを思い出すことができる。

ブラックデビルの魅力を知りたい人には、次の3つの視点から映像や記録を見比べることをおすすめしたい。

  • 初代・高田純次:さんま版とは異なる、オリジナルのブラックデビルの姿を知る。
  • 1981~1982年のさんま版:代役から人気キャラクターへ定着していく初期の変化を確認する。
  • 2026年の再披露:当時のキャラクターが、現在のさんまによってどのように表現されるかを見る。

特に、初代とさんま版を混同せずに比較することが重要だ。ブラックデビルの歴史は、高田純次から明石家さんまへと受け継がれた、テレビバラエティーならではの偶然と創造の物語なのである。

【ブラックデビルさんま】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ブラックデビルの初代は誰ですか?

A1:初代ブラックデビルを演じたのは高田純次です。その後、高田のおたふく風邪による休演をきっかけに明石家さんまが代役を務め、人気キャラクターとして定着しました。

Q2:ブラックデビルがさんまに交代した理由は何ですか?

A2:高田純次がおたふく風邪になり、急きょ出演できなくなったためです。当時、別のコーナーの収録で現場に残っていたさんまに、三宅恵介ディレクターが代役を依頼しました。出演後の反応が良かったため、継続して担当することになりました。

Q3:ブラックデビルのさんま版は1981年に登場したのですか?

A3:はい。番組キャラクターの放送記録を整理した資料では、さんま版の登場は1981年11月21日放送分とされています。

Q4:ブラックデビルとタケちゃんマンはどのような関係ですか?

A4:タケちゃんマンはビートたけしが演じたヒーローで、ブラックデビルはその敵役です。二人の対決を中心に、パロディーや掛け合いを展開するのが「タケちゃんマン」の基本的な構成でした。

Q5:ブラックデビルは2026年にも再登場しましたか?

A5:はい。2026年7月11日放送のテレビ東京『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で、明石家さんまがブラックデビルを披露しました。スーパーの店長からのリクエストに応じた登場でした。

ブラックデビルの正体は、『オレたちひょうきん族』の「タケちゃんマン」に登場した怪人キャラクターである。初代を演じたのは高田純次で、その後、おたふく風邪による休演をきっかけに明石家さんまが担当することになった。

さんま本人の証言によれば、最初から正式な交代を予定していたわけではなく、あくまで一日限りの代役だった。しかし、その偶然の出演が好評を博し、さんま版ブラックデビルは番組を代表する存在へと成長した。

そして2026年7月11日、テレビ東京の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で再び披露されたことで、このキャラクターが現在もさんまの芸の中に息づいていることが明らかになった。

高田純次から始まり、明石家さんまによって全国的な人気を獲得し、ビートたけしとの名コンビネーションによって完成したブラックデビル。その歴史は、偶然の出来事を笑いに変え、長く記憶されるキャラクターへと育て上げた、日本のテレビバラエティー史を象徴するエピソードである。

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早瀬 智也
トレンドリサーチャー 早瀬 智也
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芸能担当12年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典が確認できない話は記事に載せない方針で編集しています。

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