2026年10月31日、読売ジャイアンツを取り巻く状況が大きく動いている。最大のニュースは、10月23日に発表された松井秀喜氏の新監督就任だ。背番号90を背負い、2027年シーズンから指揮を執る松井新監督は、10月30日に秋季キャンプをスタート。高橋由伸氏のヘッドコーチ就任も決まり、球団OBを中心とした新しい指導体制が具体化してきた。
一方、甲斐拓也捕手の楽天への金銭トレードは、巨人の捕手陣と来季の戦力構想に影響する大きな動きとなった。坂本勇人、田中将大、山瀬慎之助、主将の岸田行倫らの現状も気になるところだ。2026年の最終順位やクライマックスシリーズの結果を踏まえながら、10月31日時点で判明している最新情報を整理する。
【巨人の最新ニュース速報】2026年10月31日に何が起きている?

10月31日の巨人で注目されているのは、松井新監督体制による秋季キャンプと、甲斐拓也の移籍を受けた捕手陣の動向だ。
秋季キャンプは10月30日に川崎市の読売ジャイアンツ球場などで始まった。松井新監督が25年ぶりに球団へ復帰したこともあり、初日はスタンドに約3000人のファンが集結。新しい指揮官の船出を見守った。
球団関連施設の公式レポートによると、松井監督は選手たちに対し、それぞれが自分の成長できる部分を見つけ、さらに良い選手になるために取り組むよう呼びかけた。チームとして新たな強いジャイアンツをつくるという方向性も示している。
そして10月31日のキャンプ2日目には、松井監督が星稜高校の後輩でもある山瀬慎之助捕手の打撃練習を見守った。山瀬は柵越えの打球を披露し、1軍定着へアピール。松井監督も選手の特徴を把握するため、観察と情報収集を続けている。
デイリースポーツの報道によれば、松井監督はキャンプ序盤について、まずは選手をしっかり見ることに徹する考えを説明。必要に応じて助言する姿勢を示している。新監督が最初から技術指導を全面的に行うのではなく、選手の現状把握を優先している点は注目したい。
秋季キャンプは11月13日まで、ジャイアンツ球場とジャイアンツタウンスタジアムで実施される予定だ。
なお、2026年の公式戦はすでに全日程が終了している。したがって、10月31日の巨人の速報で中心となるのは試合結果ではなく、新体制の準備、選手の状態、移籍・編成に関するニュースである。
【松井秀喜新監督の就任】背番号90と3年契約、新体制の狙いとは?
巨人の2027年シーズンに向けた最大の転換点が、松井秀喜氏の監督就任だ。
球団は2026年10月23日、松井氏の新監督就任を正式に発表した。契約期間は3年、背番号は90。現役時代の2002年以来、24年ぶりに巨人のユニホームを着て、今度は監督としてチームを率いることになった。
松井氏は1993年に星稜高校からドラフト1位で巨人に入団。長嶋茂雄監督の下で主力打者として成長し、その後はメジャーリーグでも活躍した。日米通算507本塁打を記録した球団を代表するレジェンドであり、監督としての実績はこれから積み上げていく段階にある。
就任会見で示したチームづくりの方向性
10月23日の就任会見で松井監督が強調したのは、巨人の原点に立ち返ることと、選手自身が成長できる環境を整えることだった。
監督一人の力だけでチームを強くするのではなく、選手、コーチ、球団関係者が知恵を出し合う。そのうえで選手が自ら成長していける環境をつくるという考え方だ。
この方針は、秋季キャンプでの姿勢にも表れている。まずは各選手の特徴や課題を把握し、チーム全体の現状を理解する。そこから来季の役割や競争の方向性を具体化していく流れだ。
2026年の監督と2027年の監督は区別が必要
ここで押さえておきたいのが、松井監督は2027年シーズンからの指揮官だという点である。
NPBの2026年度監督・コーチ公示では、巨人の監督として阿部慎之助氏が登録され、5月26日以降の監督代行は橋上秀樹氏となっている。松井氏の就任発表は2026年10月23日であり、2026年シーズンの公式戦を松井監督が指揮したわけではない。
この区別は、シーズン成績や監督交代のニュースを読む際に重要だ。松井新体制の評価は、これから始まる2027年シーズンに向けて行われることになる。
【高橋由伸ヘッドコーチ就任】2027年の巨人コーチ陣と役割を整理
松井監督の就任と並んで大きなニュースとなったのが、高橋由伸氏のヘッドコーチ就任だ。
巨人は10月30日、2027年シーズンに向けたコーチングスタッフを発表した。高橋氏は現役時代に松井監督とともにプレーし、2016年から2018年には巨人の監督を務めた経験も持つ。
高橋由伸ヘッドコーチに期待される役割
球団の説明によれば、高橋ヘッドコーチの主な役割は、各部門の責任者をまとめることだ。
具体的には、得点力の向上と失点の抑制を目指し、打撃、投手、守備、バッテリーなど各部門のコーチを統括する。監督経験者である高橋氏が現場全体を把握し、松井監督を支える構図となる。
スポーツ報知の報道では、水野雄仁編成本部長が高橋氏について、監督の立場も理解し、松井監督に対しても意見を伝えられる人物であることを起用理由として説明している。
2027年の主なコーチングスタッフ
このほか、内野守備走塁コーチには吉川大幾氏、外野守備走塁コーチには亀井善行氏が配置される。二軍には金城龍彦氏、野上亮磨氏らが入り、三軍では大田泰示氏、大竹寛氏、西村健太朗氏らが指導に当たる。
なお、発表時点では一軍打撃コーチの追加枠と三軍内野守備走塁コーチが調整中と報じられている。全ポストが確定した完成形ではなく、今後の追加発表にも注目が必要だ。
新体制の注目点は育成部門の強化
今回の組閣で見逃せないのが、二軍監督に会田有志氏、三軍監督に高木康成氏を配置したことだ。
球団はファームの育成責任者にフロント経験者を据え、中長期的な視野でスケールの大きな選手を育てる狙いを説明している。
一軍の勝利だけでなく、二軍・三軍から継続的に戦力を供給できる仕組みを整えることが、2027年以降のチームづくりにおける重要なテーマになりそうだ。
【甲斐拓也が楽天へ移籍】金銭トレードの経緯と巨人への影響
2026年10月30日に発表された甲斐拓也捕手の楽天移籍は、今オフの巨人の編成を考えるうえで大きな出来事だ。
読売ジャイアンツと東北楽天ゴールデンイーグルスは、甲斐選手の金銭トレードについて合意した。楽天側も同日に獲得を発表しており、移籍は両球団の公式発表で確認されている。
なぜ巨人を離れることになったのか?
甲斐は2024年オフにFA権を行使し、ソフトバンクから巨人へ移籍した。報道によれば、契約は5年総額15億円規模。2025年は68試合に出場し、打率.260、4本塁打を記録した。
しかし、2026年は出場機会が大きく減少。13試合の出場にとどまり、スタメンマスクは3試合だった。打率は.100、OPSは.543。2本の安打はいずれも決勝本塁打という勝負強さを見せたものの、捕手として継続的に出場する機会は限られていた。
日刊スポーツによると、水野編成本部長は移籍の背景について、巨人で十分な出場機会を確保できなかったことを挙げ、選手が今後も活躍できる場を考えた結果だと説明している。
つまり、今回の移籍は単純な戦力外通告ではなく、選手の出場機会と今後の活躍の場を考慮した金銭トレードという位置づけだ。
楽天移籍によって変わる巨人の捕手争い
甲斐の移籍によって、巨人の捕手陣には新たな競争環境が生まれる。
2026年の秋季キャンプメンバーには、岸田行倫、山瀬慎之助、松井蓮太朗、李健熙、亀田啓太、坂本達也らが名を連ねた。捕手のポジションをめぐる競争は、来季のレギュラー構想を左右するポイントになる。
特に注目されるのが山瀬慎之助だ。10月31日の報道では、山瀬は甲斐から自主トレへの参加を誘われたことや、甲斐を師匠として尊敬していることを明かした。甲斐から将来的に背番号10を受け継いでほしいと言われていることも語っている。
チームを離れても師弟関係が続くという点は、今回のトレードを象徴するエピソードだ。巨人にとっては捕手陣の再編が必要になる一方、山瀬にとっては経験豊富な捕手から学んだ技術や考え方を生かす機会となる。
【坂本勇人・田中将大・山瀬慎之助・岸田行倫】注目選手の最新状況
新体制の評価を考えるうえでは、監督やコーチだけでなく、選手それぞれの現状も確認しておきたい。2026年の公式成績と10月末の報道から、特に注目される4人を整理する。
坂本勇人:2026年は出場機会と打撃成績が課題
坂本勇人内野手は2026年、67試合に出場。打率.175、5本塁打、19打点という成績でシーズンを終えた。打席数は173で、かつての主力としての実績と比較すると、出場機会の減少が目立つシーズンとなった。
2027年の松井新体制で坂本がどのような役割を担うのかは、ファンの大きな関心事だ。
ただし、現時点で引退や退団が決まったという発表はない。今後の契約や起用方針と、実際のキャンプ・オープン戦での状態を分けて確認する必要がある。
田中将大:4勝、防御率3.42でシーズン終了
田中将大投手は2026年、巨人で13試合に登板し、4勝4敗、防御率3.42を記録した。投球回は68回1/3、奪三振49、被安打74、自責点26だった。
日米通算200勝を達成した経験を持つ田中は、実績面でチームに大きな価値をもたらす投手だ。一方、2027年にどのような起用法になるかは、新しい投手コーチ陣の方針や本人のコンディションが判断材料になる。
松井監督の下で先発ローテーションを担うのか、登板間隔を調整しながら起用されるのか。来季の投手陣を考えるうえで見逃せない存在である。
山瀬慎之助:甲斐移籍で捕手争いの注目度が上昇
山瀬慎之助捕手は2001年生まれ。2019年ドラフト5位で巨人に入団した右投右打の捕手だ。
NPB公表の2026年シーズン成績は10試合出場、20打数4安打、打率.200、1本塁打、2打点。まだ一軍で十分な出場機会を得たとはいえないが、捕手としての成長が期待される選手である。
10月31日の秋季キャンプでは、松井監督が山瀬の打撃を見守り、山瀬自身も練習からアピールして出場機会を増やしたいという姿勢を示した。
甲斐の楽天移籍は、山瀬にとって競争環境が変わる出来事だ。ただし、移籍によって自動的に正捕手の座が決まるわけではない。岸田らとの競争を勝ち抜き、打撃と守備の両面で結果を残す必要がある。
岸田行倫:主将としてチームの結束を担う
岸田行倫捕手は、2026年シーズンから第21代主将を務めている。阿部慎之助監督が主将制度を復活させ、岸田を指名したことが2025年12月に報じられた。
NPBの2026年最終成績では58試合に出場し、打率.239、4本塁打、15打点を記録した。
岸田が掲げてきたチーム方針の一つは、選手同士が必要なことを率直に話し合える組織づくりだ。以前の取材では、負けが続いたときにチームの雰囲気を停滞させないためにも、選手同士が意見を伝え合うことの必要性を語っている。
10月30日の秋季キャンプ初日にも、岸田は選手を代表してあいさつした。来季の優勝と日本一を目指すためには、選手一人ひとりのレベルアップが必要だという趣旨を伝えている。
松井監督が掲げる選手の自主的な成長と、岸田が目指す風通しの良いチームづくりには共通する部分がある。主将として選手間のコミュニケーションをどう促すかも、来季の注目点だ。
【巨人の2026年最終順位と来季の展望】2位から優勝へ何が必要か
新体制への期待が高まる一方、2026年シーズンの結果を冷静に振り返ることも必要だ。
NPBの公式記録によると、巨人の2026年レギュラーシーズン成績は76勝64敗3分け、勝率.543でセ・リーグ2位。優勝には届かなかった。
2026年シーズンの最終結果
セ・リーグ順位2位
勝率.543
勝利76勝
敗戦・引き分け64敗・3分
クライマックスシリーズ
10月10日・第1戦
巨人 1-2 DeNA
10月11日・第2戦
巨人 1-4 DeNA
出典:日本野球機構(NPB)2026年度公式記録
クライマックスシリーズでは、10月10日に1対2、翌11日に1対4でDeNAに連敗。2試合で得点はわずか2点にとどまり、ファーストステージで敗退した。
2027年に向けた3つの重要課題
今回の組閣と選手の動向を踏まえると、巨人が来季に向けて取り組むべき課題は大きく3つある。
1. 得点力の回復
高橋由伸ヘッドコーチと清水隆行打撃チーフコーチの役割は、打線の改善という点で重要になる。2026年のCSで2試合連続して得点が伸びなかったことも踏まえ、出塁、長打、得点圏での対応を含めた攻撃全体の改善が求められる。
2. 捕手陣の再構築
甲斐の移籍により、捕手の起用方針は改めて検討する必要がある。主将の岸田を中心に、山瀬や若手捕手がどのような競争を見せるかが焦点だ。捕手の役割は打撃だけではなく、投手の特徴を理解し、試合を組み立てる能力も問われる。
3. 若手選手の底上げ
二軍・三軍の監督交代やコーチ陣の再編は、若手育成を強化するための重要な変更だ。秋季キャンプには石塚裕惺、中田歩夢、荒巻悠ら若手選手も参加している。
こうした選手が一軍の競争に加わり、実際の試合で戦力となるかどうかが、チームの中長期的な強さを左右する。
特に、松井監督が掲げる自主的な成長という方針を、個々の選手の技術向上や一軍への昇格につなげられるかが重要になる。
移籍・補強情報を見るときの判断基準
オフシーズンは巨人の補強や移籍をめぐる情報が増える時期でもある。情報を見極める際は、次の区別が大切だ。
- 球団公式発表: 契約、トレード、監督・コーチ就任などが正式に決まった情報。
- 報道各社の取材記事: 関係者の説明や交渉状況など、発表前の動向を伝える情報。
- SNSや掲示板の情報: ファンの予想や意見であり、正式決定とは異なる。
例えば、甲斐の楽天移籍は両球団が発表した確定事項。一方、坂本の来季の起用法や新たな外国人補強の具体的な内容などは、球団の正式発表が出るまでは決定事項として扱えない。
ニュースの見出しだけで判断せず、発表主体、発表日、契約内容を確認することが、巨人の最新動向を正しく理解する近道になる。
【巨人のニュース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松井秀喜監督はいつから巨人を指揮する?
A1:2026年10月23日に新監督就任が発表され、10月30日から秋季キャンプで指揮を執っている。2027年シーズンから正式にチームを率いる予定で、契約期間は3年、背番号は90。
Q2:高橋由伸氏は巨人の何の役職に就任した?
A2:2027年シーズンの一軍ヘッドコーチに就任した。松井監督を補佐し、打撃・投手・守備など各部門のコーチをまとめる役割を担う。
Q3:甲斐拓也はなぜ巨人から楽天へ移籍した?
A3:2026年10月30日に金銭トレードが両球団から発表された。巨人での出場機会が限られていたことが背景にあり、水野編成本部長は甲斐が今後も活躍できる場を考えたと説明している。
Q4:巨人の2026年シーズンの順位は何位?
A4:セ・リーグ2位。76勝64敗3分け、勝率.543でレギュラーシーズンを終えた。クライマックスシリーズはDeNAに連敗し、ファーストステージで敗退した。
Q5:山瀬慎之助は2027年の正捕手候補?
A5:注目される捕手の一人だ。甲斐の楽天移籍によって捕手陣の競争環境は変わるが、正捕手が決定したわけではない。岸田らとの競争や秋季キャンプ、春季キャンプでのアピールが重要になる。
2026年10月31日時点の巨人のニュースを整理すると、チームは大きな転換期を迎えている。
松井秀喜氏の監督就任、高橋由伸氏のヘッドコーチ復帰、甲斐拓也の楽天移籍。これらは単独のニュースではなく、2027年に向けた球団の編成方針やチームづくりの変化として捉える必要がある。
特に重要なのは、松井監督が掲げる選手の自主的な成長と、高橋ヘッドコーチを中心としたコーチ陣の連携だ。二軍・三軍の育成体制も含め、目先の勝利と将来の戦力づくりを両立できるかが問われる。
選手では、主将の岸田行倫、捕手争いに挑む山瀬慎之助、復活が期待される坂本勇人、投手陣を支える田中将大に注目したい。若手がどこまで成長し、ベテランがどのような役割を担うかも見どころになる。
2026年はリーグ2位という結果に終わり、CSでも早期敗退を喫した巨人。2027年に目指すのは、単なる順位の改善ではなく、リーグ優勝と日本一を実現できるチームへの再構築だ。
今後のニュースを追う際は、秋季キャンプの成果、コーチ陣の追加発表、選手の契約・移籍、春季キャンプでの競争という4つのポイントを押さえておきたい。松井新監督がどのようなジャイアンツをつくり上げるのか。新体制の本当の評価は、これから始まる。