2人の仕事上の出会いは、2002年4月期に日本テレビ系で放送されたドラマ『ごくせん』だ。
仲間由紀恵が主演した同作で、松本潤は沢田慎、小栗旬は内山春彦を演じた。当時、松本は18歳、小栗は19歳。若手俳優として、それぞれが存在感を発揮していた時期だった。
日本テレビの番組公式情報でも、2人が同じ白金学院高校の生徒役として出演していたことが確認できる。
ところが、現場での関係は決して良好ではなかった。
2026年6月21日放送の『メシドラ』で、小栗は当時の松本について「生意気でさ、すげえ嫌いだったんだよね」と率直に振り返った。
小栗は当時、俳優として結果を残さなければならないという強い気持ちで撮影に臨んでいたという。
そのような状況で出会った松本に対して、「こいつ、気に入らねぇな」という印象を抱いていた。
一方、松本自身も2019年4月放送の『嵐にしやがれ』で、小栗との当時の関係について「ごくせんの時、超仲悪かった」と語っている。
つまり、2人の不仲は一方だけの認識ではなかった。双方が後年になって当時の距離感を認めている。
ただし、特定の大きな喧嘩や決定的なトラブルがあったという話ではない。
当時の2人は若く、仕事に対する自意識や競争心が強かった。小栗も2026年の『ZIP!』で、若手俳優同士が互いに負けたくないという緊張感を持っていた時代だったと説明している。
この時点では、後に芸能界でも知られる親友関係が生まれるとは想像しにくい状況だった。
【友情が生まれた瞬間】2005年『花より男子』の部屋飲みが転機に

2人の関係を大きく変えたのが、2005年10月からTBS系で放送されたドラマ『花より男子』だった。
原作は神尾葉子の人気漫画。貧しい家庭に育った牧野つくしと、名門英徳学園を牛耳る御曹司グループF4を中心に展開する青春恋愛ドラマだ。
松本潤が道明寺司、小栗旬が花沢類を演じ、2人は再び共演することになった。
しかし、小栗は当初、松本との再共演に不安を抱えていたという。
『メシドラ』で語ったところによると、松本の出演を知ったときには「俺、あいつとうまくやっていけるかな」と思いながら撮影現場に向かったそうだ。
そんな2人の関係が変わったのは、撮影開始から約2週間が経過した頃だった。
転機となったのは、羽田空港近くのホテルでの部屋飲みだった。
地方ロケを控え、2人が空港近くのホテルに前泊することになった際、松本から小栗に声がかかった。
「ちょっと部屋で飲もうや」
松本の部屋を訪れた小栗が目にしたのは、意外な光景だった。
そこには、ドラマの原作漫画『花より男子』全巻と撮影用の台本が置かれていた。
松本は原作漫画を撮影現場に持ち歩き、台本と照らし合わせながら役作りを進めていたという。
さらに、漫画の内容をどのようにドラマの演技へ反映させるか、小栗に何度も相談していた。
当時の松本は、人気アイドルグループ嵐のメンバーとしても多忙な日々を送っていた。それでも、出演作品に対して妥協せず、原作を読み込み、役について真剣に考えていた。
その姿を見た小栗は、松本に対する印象を大きく変えた。
小栗は『メシドラ』で、松本の仕事への向き合い方に感銘を受けたと語り、「この人のために頑張ろう」と思うようになったことを明かしている。
それが、現在まで続く友情の出発点だった。
注目したいのは、単に一緒にお酒を飲んだから仲良くなったわけではないという点だ。
松本の真剣な仕事ぶりを目の当たりにした小栗が、俳優としての敬意を抱いたことが大きかった。
最初は相性が悪いと思っていた相手でも、仕事に対する姿勢を知ることで評価が変わる。2人の関係は、まさにその典型的な例といえる。
松本潤と小栗旬の共演歴を振り返ると、単発の共演ではなく、複数年にわたって同じ作品世界を共有してきたことが分かる。
| 年 | 作品名 | 松本潤の役 | 小栗旬の役 |
|---|---|---|---|
| 2002年 | ごくせん | 沢田慎 | 内山春彦 |
| 2005年 | 花より男子 | 道明寺司 | 花沢類 |
| 2007年 | 花より男子2(リターンズ) | 道明寺司 | 花沢類 |
| 2008年 | 花より男子ファイナル | 道明寺司 | 花沢類 |
※上記は確認できる主なドラマ・映画の共演作品。
1. 2002年『ごくせん』2人が共演した最初の代表作。松本は沢田慎、小栗は内山春彦を演じた。
この作品では、同じ学園ドラマの若手キャストとして出演していたものの、プライベートで親しくなるまでには至らなかった。
2. 2005年『花より男子』2人の関係が変わるきっかけとなった作品。
松本がF4のリーダー・道明寺司、小栗が花沢類を演じた。原作漫画の人気に加え、キャストの魅力も話題になった作品だ。
TBSの番組情報によると、2005年版は全9話。井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力が主要キャストとして出演した。
3. 2007年『花より男子2(リターンズ)』前作の人気を受けて制作された続編。
松本と小栗は引き続きF4のメンバーとして出演した。物語の舞台が進展する中でも、道明寺と花沢類の関係は作品の重要な要素となっていた。
4. 2008年『花より男子ファイナル』ドラマシリーズの完結編となる劇場映画。
井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力ら、ドラマ版の主要キャストが再集結した。
道明寺司と花沢類という役柄で共演した期間は、2005年から2008年まで続いたことになる。
なお、2018年には松本のバラエティー企画「THIS IS MJ」に小栗が出演し、親友同士の対決も話題になった。こちらはドラマや映画ではなく、テレビ番組での共演だ。
【不仲だった理由と真相】嫌いだった相手が親友に変わったのはなぜ?
松本潤と小栗旬の関係を理解するうえで、重要なのが「なぜ最初は仲が悪かったのか」という疑問だ。
2人の発言から読み取れるのは、当時の若手俳優特有の競争意識と、相手に対する第一印象の問題である。
若手俳優としての強い競争心小栗は『メシドラ』で、『ごくせん』の撮影当時について、結果を残さなければならないという思いが強かったと説明している。
一方、松本も2019年の『嵐にしやがれ』で、当時の若手俳優はそれぞれが気持ちを張っていたと振り返った。
同じ世代の俳優が集まる現場では、自分の存在感を示したいという気持ちが強くなることもある。
お互いに自分の仕事に集中していたからこそ、相手を理解する余裕がなかった可能性もある。
松本潤の華やかなイメージが誤解を生んだ2026年10月23日放送の日本テレビ系『ZIP!』では、小栗が当時の松本に対する印象を改めて語った。
水卜麻美アナウンサーとのインタビューで、小栗は松本について「いけ好かねぇヤツと思ってました」と笑いながら告白。
さらに、当時の松本について、嵐として活躍していた姿を「100メートル先から肩で風切っていましたもん」とユーモアを交えて表現した。
しかし、ここで重要なのは、小栗がその印象を後に誤解だったと認識したことだ。
『花より男子』が始まってすぐ、2人で過ごす時間があり、そこで松本に対するイメージが変わったと説明している。
決定的だったのは仕事への敬意結局、2人の関係を変えた最大の要因は、松本が作品に向き合う姿勢だった。
小栗にとって、松本は最初、近寄りがたい印象の人物だった。しかし、実際には原作を読み込み、役について真剣に考え、共演者にも相談する俳優だった。
その姿勢に触れたことで、個人的な印象よりも仕事人としての評価が上回った。
ここには、単なる芸能人同士の交友関係を超えた、俳優同士の信頼形成がある。
【2026年最新】メシドラとZIP!で明かされた現在の関係
2026年は、松本潤と小栗旬の関係を改めて知ることができる発言が相次いだ年でもある。
特に注目されたのが、6月の『メシドラ』と10月の『ZIP!』だ。
2026年6月21日『メシドラ』で部屋飲みの真相を告白6月21日放送の日本テレビ系『メシドラ 兼近&真之介のグルメドライブ』スペシャルに、小栗が出演した。
番組では、2002年の『ごくせん』から2005年の『花より男子』まで、松本との関係が変化した経緯を紹介。
特に注目されたのは、羽田空港近くのホテルでの部屋飲みの話だ。
小栗は、松本が原作漫画を全巻持ち歩き、台本と照らし合わせながら役作りをしていたことを説明した。
そして、その姿を見て「この人のために頑張ろう」と思ったことを明かした。
さらに、松本について「今もずっと仲良し」と語り、20年以上にわたる友情が続いていることを伝えた。
嵐のラストライブにも言及同番組では、2026年5月31日に東京ドームで開催された嵐のラストライブに関する話題も登場した。
嵐はこの公演をもってグループとしての活動を終了している。
小栗によると、松本はライブの演出を手掛けていた。
小栗が公演について「うまくいってんの?」と尋ねたところ、松本は「やっぱ俺天才だね」と返したという。
それに対して小栗は「さすがだね!」と応じた。
このエピソードからも、2人が互いの仕事をよく理解し、率直な言葉を交わせる関係であることがうかがえる。
2026年10月23日『ZIP!』で過去の印象を再告白10月23日放送の日本テレビ系『ZIP!』では、水卜麻美アナウンサーによる小栗へのインタビュー企画「MITO_MEETS」が展開された。
話題は『花より男子』での松本との共演に及び、小栗は当時の第一印象について「いけ好かねぇヤツと思ってました」と振り返った。
また、若手俳優同士が互いに競争心を持っていた時代背景にも触れた。
興味深いのは、6月の『メシドラ』と10月の『ZIP!』で、同じ出来事を異なる角度から説明している点だ。
『メシドラ』では部屋飲みと松本の努力が中心となり、『ZIP!』では小栗が抱いていた先入観と、それが変わった瞬間が中心となった。
2つの発言を合わせると、友情が生まれた理由がより具体的に理解できる。
家族ぐるみの付き合いも知られている2人の友情は、仕事の現場だけにとどまらない。
2021年12月放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』では、松本が小栗との親交について語っている。
松本によれば、小栗家の親族の誕生日会に招かれることが多く、小栗家の家族写真に自分が写っていることもあるという。
また、松本の家族のお祝いに小栗を招待したエピソードも披露された。
小栗も同番組で、松本、生田斗真、笠原秀幸とともに、正月にそれぞれの実家を訪問していた時期があったと説明している。
その頃は松本の実家ですき焼きを食べることが恒例になっていたという。
こうした交流は、2人が単なる仕事仲間ではなく、家族ぐるみで付き合う関係だったことを示すエピソードだ。
2026年11月現在、公開された番組発言から確認できる範囲では、2人の友情は継続している。嵐のグループ活動終了によって、2人の関係が終わったという事実もない。
【松本潤と小栗旬】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松本潤と小栗旬が仲良くなったきっかけは何ですか?
A1:2005年のドラマ『花より男子』での再共演です。羽田空港近くのホテルで松本の部屋飲みに誘われた小栗が、原作漫画を読み込み、台本と照らし合わせて役作りをする松本の姿を見て感銘を受けたことが転機になりました。
Q2:松本潤と小栗旬は『ごくせん』の頃、本当に仲が悪かったのですか?
A2:はい。小栗は当時の松本を生意気に感じ、苦手意識を持っていたと2026年の『メシドラ』で告白しています。松本も2019年の『嵐にしやがれ』で「超仲悪かった」と振り返っています。ただし、深刻なトラブルがあったという話ではありません。
Q3:松本潤と小栗旬は2026年現在も親友ですか?
A3:2026年6月の『メシドラ』で、小栗は松本について「今もずっと仲良し」と語っています。10月の『ZIP!』でも過去の関係を振り返っており、現在まで続く交流が話題になりました。
Q4:松本潤と小栗旬は『花より男子』で何の役を演じましたか?
A4:松本はF4のリーダーである道明寺司、小栗は花沢類を演じました。2005年の連続ドラマ、2007年の『花より男子2』、2008年の映画『花より男子ファイナル』で共演しています。
Q5:2人の友情は家族ぐるみなのですか?
A5:はい。2021年の『金スマ』では、小栗家の親族の誕生日会に松本が招待されていたことや、松本の家族のお祝いに小栗が参加したことが紹介されました。正月に共通の友人とそれぞれの実家を訪問していたエピソードも語られています。
松本潤と小栗旬の関係は、最初から親密だったわけではない。
2002年の『ごくせん』では、互いに距離があり、小栗は松本に苦手意識を持っていた。しかし、2005年の『花より男子』で再共演したことが、2人の関係を変えるきっかけになった。
特に、羽田空港近くのホテルでの部屋飲みは象徴的な出来事だ。
松本が原作漫画を全巻持ち歩き、台本と照らし合わせながら役作りに取り組んでいた姿。その真剣さに小栗が感銘を受け、俳優としての敬意を抱いたことが友情の出発点となった。
その後、家族ぐるみの交流やテレビ番組での共演を通じて、2人の親交は長く続いてきた。
2026年6月の『メシドラ』、10月の『ZIP!』で小栗が語った内容は、かつての苦手意識が現在の信頼関係へと変わった過程を改めて浮き彫りにした。
松本潤と小栗旬が親友になった最大の理由は、互いの仕事に対する姿勢を理解し、俳優として尊敬できる相手だと認め合ったことにある。
道明寺司と花沢類という作品の中での関係を超えて、現実でも長い時間を共有してきた2人。今後、それぞれの俳優活動でどのような新しい展開を見せるのかにも注目したい。
主な参考資料・報道
- 日本テレビ『ごくせん』公式番組情報
- TBS『花より男子』『花より男子2』『花より男子ファイナル』番組情報
- スポニチアネックス(2026年6月22日)
- マイナビニュース(2026年6月21日)
- スポーツ報知(2026年10月23日)
- モデルプレス(2026年10月23日)
- TBS公式『中居正広の金スマスペシャル』関連情報
- Real Sound(2019年4月21日)