スノーボード男子ハーフパイプで北京オリンピック金メダルを獲得した平野歩夢選手。実は、歩夢選手には兄の英樹さんと弟の海祝(かいしゅう)選手がおり、3人ともスノーボードやスケートボードに取り組んできた競技一家です。特に弟の平野海祝選手は、2022年北京オリンピックに兄とともに出場し、男子ハーフパイプで9位に入賞しました。
2026年10月現在、歩夢選手はミラノ・コルティナ冬季オリンピックを経験し、海祝選手も次の競技活動に向けた転換期を迎えています。兄弟それぞれのプロフィール、年齢、競技経歴、家族構成、そして新潟県村上市で育まれた強さの原点を整理します。
【結論】平野歩夢の弟は平野海祝!兄・英樹を含む三兄弟の関係

平野歩夢選手の弟は、スノーボード男子ハーフパイプで活躍する平野海祝(ひらの・かいしゅう)選手です。
歩夢選手は三兄弟の次男。兄の英樹(えいじゅ)さんと弟の海祝選手も、それぞれスノーボードに取り組んできました。
つまり、平野家は単に有名なオリンピック選手を輩出した家庭ではありません。幼少期から兄弟3人が同じボード競技に打ち込み、互いの滑りを見ながら成長してきた家庭です。
2022年北京オリンピックでは、歩夢選手と海祝選手がそろって男子ハーフパイプに出場。兄が金メダルを獲得する一方、弟も決勝に進出して9位という結果を残しました。
日本テレビが2022年11月に放送した平野三兄弟の特集でも、英樹・歩夢・海祝の3人が紹介されています。長男の英樹さんはジュニア時代から実力を発揮し、12歳でプロスノーボーダーになった人物です。
歩夢選手が世界のトップ選手へ成長するまでには、兄の存在も大きく関係していました。
【プロフィール比較】平野歩夢・平野海祝・平野英樹の年齢と家族構成
平野歩夢の兄弟構成は、長男・英樹、次男・歩夢、三男・海祝です。3人の生年月日や競技歴を整理すると、それぞれの立ち位置が分かります。
| 人物 | 生年月日・年齢 | 続柄・プロフィール | 競技・実績 |
|---|---|---|---|
| 平野英樹 | 2026年4月の報道時点で30歳 | 長男・歩夢の兄 | プロスノーボーダー。ジュニア時代から活躍 |
| 平野歩夢 | 1998年11月29日生まれ・27歳 | 次男・三兄弟の真ん中 | 北京五輪ハーフパイプ金メダル、ソチ・平昌五輪銀メダル |
| 平野海祝 | 2002年10月14日生まれ・24歳 | 三男・歩夢の弟 | プロスノーボーダー。北京五輪ハーフパイプ9位 |
※年齢は2026年10月31日時点。英樹さんの年齢は日刊スポーツが2026年4月15日に報じた時点のものです。
歩夢選手と海祝選手の年齢差は約4歳。兄の英樹さんは歩夢選手より年上で、歩夢選手が幼い頃から競技の手本となっていました。
家族構成については、父・平野英功(ひらの・ひでのり)さん、母・富美子さん、長男・英樹さん、次男・歩夢選手、三男・海祝選手という関係が、新潟県の公式発表などから確認できます。
なお、歩夢選手は2024年3月19日に結婚を発表しています。その後、第1子の誕生も2026年の報道で伝えられました。現在は自身の家庭も築いており、幼少期の家族構成と現在の家族構成は分けて考える必要があります。
【弟・平野海祝の現在】北京五輪9位から2026年の競技状況まで
平野海祝選手は2002年10月14日生まれ、新潟県村上市出身のスノーボーダーです。専門種目は兄と同じハーフパイプ。日本オリンピック委員会(JOC)の選手プロフィールにも掲載されています。
北京オリンピックで兄とともに世界へ海祝選手が大きく注目されたのは、2022年北京オリンピックです。
兄の歩夢選手と同じ男子ハーフパイプに出場し、予選を突破。決勝では9位、得点75.5を記録しました。
特に話題になったのが、高さのあるエアです。日本テレビの平野三兄弟特集では、海祝選手が7.4メートルの高いエアを見せ、世界に強い印象を残したことが紹介されています。
歩夢選手の金メダルだけでなく、弟も同じ舞台で決勝に進出したことは、平野家にとって大きな出来事でした。
2025/2026シーズンは強化指定A選手全日本スキー連盟(SAJ)の2025/2026シーズンのハーフパイプ強化指定選手一覧では、海祝選手は強化指定Aに登録されていました。
所属はTOKIOインカラミ、出身地は新潟県村上市です。兄の歩夢選手と同じ所属先で競技に取り組んでいたことも確認できます。
2025年12月のワールドカップ開幕戦では12位となるなど、国際大会にも出場していました。
2026年ミラノ五輪には出場できず、強化指定からも外れる海祝選手の2026年の状況で注目したいのが、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックです。
2026年7月16日付のデイリースポーツによると、海祝選手は2025/2026シーズンにけがの影響を受け、ミラノ五輪代表から外れました。
さらに、全日本スキー連盟が発表した2026/2027シーズンのスノーボード・ハーフパイプ強化指定選手一覧にも、海祝選手の名前は掲載されていません。
一方、兄の歩夢選手は同シーズンも強化指定Sに選ばれています。
この違いは、兄弟それぞれの競技状況を考えるうえで重要です。ただし、強化指定から外れたことは引退発表を意味するものではありません。海祝選手の今後については、本人や所属先からの発表、大会への出場状況を見ていく必要があります。
【兄・平野英樹の存在】歩夢が追いかけた最初の背中
平野歩夢選手の競技人生を語る際、弟の海祝選手と同じくらい重要なのが兄の英樹さんです。
英樹さんはジュニア時代からスノーボード界で頭角を現し、12歳でプロになった実績を持つスノーボーダーです。
2011年のバートンUSオープンにも出場するなど、早い時期から海外の大会を経験していました。
歩夢が競技を始めたきっかけは兄だったスノーボード専門メディア「BACKSIDE」が2026年8月に公開した過去のインタビュー特集では、2007年秋に平野家を取材した当時のエピソードが紹介されています。
そのときの年齢は英樹さんが12歳、歩夢選手が9歳、海祝選手が5歳。すでに英樹さんはジュニア選手として注目されていました。
歩夢選手自身も、ソチ五輪前のインタビューで、兄が言われていることを聞き、兄の行動を見ながら後ろについていったという趣旨の話をしています。
つまり、歩夢選手にとって英樹さんは、単なる年上の兄ではなく、競技を始めるきっかけとなった存在でした。
2026年4月には三兄弟そろってイベント出演2026年4月15日、日刊スポーツは歩夢選手、英樹さん、海祝選手が都内のトークイベントにそろって出演したことを報じました。
記事では、幼い頃のスケートボードの練習についても紹介されています。雪が降る寒い日にも3人で練習を続け、毎日誰が1位になるかを競っていたそうです。
歩夢選手は兄について、自分はついていく側であり、兄が先頭を進んで背中を見せてくれたという趣旨の振り返りをしています。
英樹さんも、毎日順位を決めていたことが楽しかったと話しています。
このエピソードから分かるのは、歩夢選手の強さが本人だけの努力によって形成されたわけではないということです。幼い頃から兄弟で競い合う環境があり、自然に技術や勝負への意識を磨いていったのです。
【新潟県村上市の原点】平野家の家族構成と父・英功さんの支え
平野歩夢選手と兄弟の出身地は、新潟県村上市です。日本海に面したこの地域で、3人は幼少期からスケートボードとスノーボードに親しんできました。
その競技環境を整えるうえで大きな役割を果たしたのが、父・英功さんです。
父が800万円の借金をして整えた練習環境2018年2月15日の日刊スポーツには、父・英功さん本人による手記が掲載されています。
英功さんはもともとサーフィンに打ち込んでおり、息子たちも自然とボード競技に興味を持つようになりました。
当時、新潟県内には十分なスケートボードの練習施設がありませんでした。そこで父は、村上市の老朽化した体育館を借りて改修し、日本海スケートパークを整備しました。
その際に負担した借金は800万円。息子たちが練習できる環境をつくるため、大きな経済的負担を引き受けたのです。
遠征でも交通費や宿泊費を節約するため、車中で過ごしたことがあったと手記で明かしています。雪山で息子たちの滑りを撮影する際には、自分のリフト代を節約するために歩いて山を登ったことも紹介されていました。
母・富美子さんも含めた家族の支え2022年3月、新潟県が公開した北京五輪出場選手の知事表敬訪問の記録には、歩夢選手と海祝選手だけでなく、父・英功さんと母・富美子さんも訪問者として記載されています。
両親が息子たちの競技生活を見守ってきたことは、公的な記録からも確認できます。
ただし、母親の詳しい経歴や日常生活については、父親ほど多くの情報が公表されているわけではありません。
平野家の特徴は、競技の才能だけに頼らず、地元に練習場所を整え、兄弟が一年を通してボードに取り組める環境をつくってきたことです。
スノーボードとスケートボードを並行して練習できた経験は、歩夢選手が夏冬両方のオリンピックを目指す土台にもなりました。
【平野歩夢の五輪経歴】ソチ・平昌の銀メダルから北京の金メダルへ
弟の海祝選手や兄の英樹さんとともに競技を続けてきた歩夢選手は、10代の頃から世界のトップ選手として活躍しました。
オリンピックでの成績を時系列で整理すると、北京大会の金メダルがどれほど大きな意味を持つのかが分かります。
2014年ソチ五輪:15歳で銀メダル歩夢選手が初めて出場した冬季オリンピックは、2014年のソチ大会です。
男子ハーフパイプで銀メダルを獲得。当時15歳74日という若さでのメダル獲得は、スノーボードのオリンピック最年少メダリスト記録としてギネス世界記録にも認定されました。
この大会で日本のスノーボード界に新しい歴史を刻み、一躍世界的な注目を集めました。
2018年平昌五輪:2大会連続の銀メダル2018年の平昌大会でも、男子ハーフパイプで銀メダルを獲得しました。
ソチに続く2大会連続の表彰台です。15歳で世界のトップに立った選手が、4年後も第一線で戦い続けたことを示す結果でした。
2020年東京五輪:スケートボードにも挑戦歩夢選手は冬季競技だけでなく、スケートボードにも取り組んできました。
2021年に開催された東京オリンピックでは、男子パークに出場して14位。夏冬両方のオリンピックに出場するという異例の挑戦を実現しました。
2022年北京五輪:悲願の金メダル2022年北京オリンピックでは、男子ハーフパイプで金メダルを獲得しました。
ソチ、平昌と2大会連続で銀メダルを獲得していた歩夢選手にとって、3度目の冬季五輪でつかんだ悲願の金メダルです。
この大会には弟の海祝選手も出場しており、兄弟そろって決勝に進出しました。兄が頂点に立ち、弟も世界の舞台で存在感を示した大会となりました。
2026年ミラノ・コルティナ五輪:男子ハーフパイプ7位2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックにも、歩夢選手は日本代表として出場しました。
JOCの公式競技記録によると、男子ハーフパイプの最終成績は7位、86.50点です。
北京大会の金メダリストとして臨んだ大会でしたが、連覇には届きませんでした。なお、弟の海祝選手は前述のけがの影響で代表入りを果たしていません。
2026年4月のイベントでは、歩夢選手は今後について、2030年のフランス・アルプス五輪を見据えながらも、新しい挑戦を探す可能性について語っています。
北京五輪の金メダルで競技人生が完成したわけではなく、次の目標を模索する段階に入っていることがうかがえます。
【誤解を整理】平野歩夢の弟・兄弟関係で知っておきたいポイント
平野歩夢選手の名前が広く知られるようになったことで、兄弟関係や家族についてもさまざまな情報が検索されています。特に間違えやすい点を整理します。
弟は平野流佳ではなく平野海祝スノーボード界には平野流佳選手もいます。同じ「平野」という名字で、同じハーフパイプ競技に取り組んでいるため、兄弟と勘違いされることがあります。
しかし、歩夢選手の実の弟は平野海祝選手です。平野流佳選手は歩夢選手の弟ではありません。
兄の英樹もスノーボーダー歩夢選手の兄は英樹さんです。一般人として扱われることもありますが、実際にはプロスノーボーダーとして活動してきた人物です。
ジュニア時代の実績や歩夢選手への影響を考えると、平野家の競技史を語るうえで欠かせない存在です。
海祝は北京五輪の金メダリストではない北京五輪で金メダルを獲得したのは兄の歩夢選手です。海祝選手は男子ハーフパイプで9位でした。
兄弟が同じ大会に出場したことと、同じメダルを獲得したことは別の話です。成績を混同しないようにしたいところです。
2026年の強化指定外は引退を意味しない海祝選手が2026/2027シーズンのSAJ強化指定選手から外れたことは事実です。ただし、強化指定の有無だけで競技人生の終了を判断することはできません。
今後の活動を知るには、本人や所属先の発表、公式大会の出場記録などを確認することが適切です。
【平野歩夢弟】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平野歩夢の弟の名前と年齢は?
A1:弟は平野海祝(ひらの・かいしゅう)選手です。2002年10月14日生まれで、2026年10月31日時点では24歳です。
Q2:平野歩夢は三兄弟の何番目ですか?
A2:三兄弟の次男です。長男が英樹さん、次男が歩夢選手、三男が海祝選手です。
Q3:平野海祝は北京オリンピックで何位でしたか?
A3:2022年北京オリンピックの男子ハーフパイプで9位でした。兄の歩夢選手は同種目で金メダルを獲得しています。
Q4:平野海祝は2026年ミラノ五輪に出場しましたか?
A4:出場していません。2025/2026シーズンのけがの影響で代表から外れたと2026年7月の報道で伝えられています。
Q5:平野英樹もスノーボード選手ですか?
A5:はい。英樹さんもプロスノーボーダーです。ジュニア時代から活躍し、歩夢選手が競技を始めるきっかけにもなりました。
Q6:平野歩夢の出身地はどこですか?
A6:新潟県村上市です。兄弟3人が幼少期からスケートボードやスノーボードに取り組んだ場所であり、父・英功さんが練習環境の整備にも力を注ぎました。
Q7:平野歩夢は北京オリンピック以外でもメダルを獲得していますか?
A7:はい。2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪の男子ハーフパイプで銀メダルを獲得しています。北京五輪の金メダルと合わせて、冬季五輪では金1個、銀2個の実績があります。
平野歩夢選手の弟は、同じスノーボード男子ハーフパイプで活躍してきた平野海祝選手です。そして兄の英樹さんもプロスノーボーダーであり、平野家は三兄弟全員がボード競技に取り組んできた家庭です。
歩夢選手にとって、兄の英樹さんは競技を始めるきっかけとなった存在でした。弟の海祝選手とは北京オリンピックにそろって出場し、兄弟それぞれの実力を世界に示しました。
また、新潟県村上市で父・英功さんが整えた練習環境や、母・富美子さんを含む家族の支えも、三兄弟の競技人生を語るうえで欠かせません。
2026年10月現在、歩夢選手は北京五輪金メダリストとしてミラノ五輪も経験し、次の挑戦を模索しています。一方、海祝選手はけがの影響で代表選考や強化指定の面で厳しい状況を迎えています。
兄弟の実績を比較するだけでなく、それぞれが異なる競技人生を歩んでいる点にも注目したいところです。
平野歩夢選手の強さを理解するには、北京五輪の金メダルだけでなく、兄の背中を追い、弟と競い合い、家族とともに新潟県村上市で積み重ねてきた時間を知ることが大切です。今後も三兄弟それぞれの活動に注目が集まりそうです。
主な事実確認資料
- JOC:平野歩夢・平野海祝の公式選手プロフィール、オリンピック成績。
- 全日本スキー・スノーボード連盟:2025/2026、2026/2027シーズンの強化指定選手一覧。
- 新潟県:北京2022出場後の平野歩夢・海祝両選手の知事表敬訪問記録。
- 日刊スポーツ:2026年4月の三兄弟イベント、2018年の父・英功さんの手記。
- BACKSIDE:2026年8月公開の平野歩夢と家族に関するインタビュー特集。
- デイリースポーツ:2026年7月の平野海祝選手の強化指定に関する報道。
主要な裏付け資料:
JOCの公式競技記録。
SAJの2025/2026・2026/2027シーズン選手一覧。
2026年7月の海祝選手の状況に関する報道。
日刊スポーツの三兄弟イベント取材とBACKSIDEの家族インタビュー。
新潟県の公式記録と父・英功さんの手記。