木竜麻生の出身地は新潟県新発田市。芸能界に入るきっかけとなったのは、中学2年生だった14歳のときに原宿でスカウトされたことだった。
所属事務所の公式プロフィールによると、大学進学を機に上京し、本格的に芸能活動をスタートさせた。それ以前から芸能界との接点はあったものの、学業と並行しながら俳優としての道を歩み始めた経緯がある。
映画情報を扱う「イイ俳優セレクション」の紹介記事では、2010年にデンソーの企業CMに出演したことが初期の活動として取り上げられている。また、バンダイの「ドラえもん ふわチョコモナカ」などのCMにも出演していた。
ここで押さえておきたいのが、芸能活動のスタートと映画デビューは別の出来事だという点だ。
木竜は2010年ごろからCMなどに出演し、2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で映画デビューを果たしている。単に映画出演歴だけを追うと、初期のキャリアを見落としてしまう。
【木竜麻生の経歴】2018年の『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』が転機に

木竜麻生のキャリアを語るうえで、大きな節目となったのが2018年だ。
この年、瀬々敬久監督の映画『菊とギロチン』で映画初主演を務めた。演じたのは、女相撲の一座に加わる花菊役。所属事務所の紹介によると、約300人が参加した選考の中から役を射止めたという。
さらに同年、野尻克己監督の『鈴木家の嘘』ではヒロインの鈴木富美役に抜擢された。こちらも約400人が参加したワークショップ形式の選考を経て決まった役だった。
2作品で演じた人物像は異なる。『菊とギロチン』では時代や社会の制約の中で生きる女性を、『鈴木家の嘘』では家族の問題と向き合う娘を演じた。
この2作品への出演によって、木竜は複数の映画賞で新人賞を受賞。新人という肩書だけでは収まらない演技力を評価されるきっかけになった。
2018年から2019年にかけての主な受賞歴- 第31回東京国際映画祭・東京ジェムストーン賞
- 第92回キネマ旬報ベスト・テン・新人女優賞
- 第73回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞
- 第40回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞
- おおさかシネマフェスティバル2019・新人女優賞
- 2018年度全国映連賞・女優賞
- 第33回高崎映画祭・最優秀新進女優賞(『鈴木家の嘘』)
これらの受賞歴は、映画『菊とギロチン』の公式受賞記録や所属事務所のプロフィールにも掲載されている。特に、異なる映画賞で複数の評価を得た点は、2018年が木竜にとって重要な転機だったことを示している。
木竜麻生は、映画を中心に活動しながら、NHK作品や民放ドラマ、配信作品にも出演している。
出演作品を振り返ると、特定のジャンルだけに活動を限定していないことが分かる。
主な映画出演作品| 公開年 | 作品名 | 主な情報 |
|---|---|---|
| 2014年 | まほろ駅前狂騒曲 | 映画デビュー作 |
| 2018年 | 菊とギロチン | 花菊役・映画初主演 |
| 2018年 | 鈴木家の嘘 | 鈴木富美役・ヒロイン |
| 2022年 | わたし達はおとな | 主演・優実役 |
| 2022年 | ヘルドッグス | 映画出演 |
| 2023年 | Winny | 映画出演 |
| 2023年 | 福田村事件 | 恩田楓役 |
| 2024年 | 熱のあとに | 映画出演 |
| 2024年 | かくしごと | 映画出演 |
| 2024年 | 十一人の賊軍 | 映画出演 |
| 2025年 | 見はらし世代 | 高野恵美役 |
| 2025年 | 秒速5センチメートル | 水野理紗役 |
| 2025年 | 無明の橋 | 吉田夏葉役 |
1.『菊とギロチン』(2018年)
監督:瀬々敬久
女相撲を題材に、当時の社会で生きる女性たちの姿を描いた作品。木竜は花菊役で映画初主演を務めた。
この作品での演技は、東京国際映画祭の東京ジェムストーン賞や毎日映画コンクールの新人賞などにつながった。俳優としての評価を大きく高めた作品の一つだ。
2.『わたし達はおとな』(2022年)
監督・脚本:加藤拓也
木竜麻生が主演を務めた映画。思いがけない妊娠をきっかけに揺れ動く大学生・優実を演じた。
所属事務所の公式プロフィールによると、本作は北京国際映画祭のフォワード・フューチャー部門で最優秀女優賞を受賞した実績を持つ。
3.『福田村事件』(2023年)
監督:森達也
関東大震災直後に起きた実際の事件を題材とした映画で、木竜は新聞記者の恩田楓を演じた。
2023年のNumero TOKYOのインタビューでは、実際に起きた事件を劇映画として描く意味や、新聞記者という役柄への向き合い方について語っている。
木竜は、事件について映画をきっかけに知り、さらに調べることで理解を深めることの意味にも触れていた。作品のテーマと俳優としての役作りの双方を知ることができるインタビューだ。
【2026年最新】朝ドラ『ブラッサム』や『ラムネモンキー』にも出演
2026年の木竜麻生を語るうえで注目したいのが、テレビドラマでの活動だ。
映画を中心にキャリアを重ねてきた木竜だが、2025年から2026年にかけて、NHK作品や民放の連続ドラマで重要な役を担当している。
NHK連続テレビ小説『ブラッサム』2026年度後期・NHK連続テレビ小説
2026年9月28日に放送が始まったNHK連続テレビ小説『ブラッサム』は、木竜にとって朝ドラ初出演となる作品だ。
木竜が演じるのは、主人公・葉野珠(石橋静河)の高等女学校時代の同級生、角田忍。
物語の舞台となる時代は大正期。女性の生き方が社会的な制約を受けていた時代に、自分の考えを持ち、行動する女性を演じている。
2026年10月13日付のMANTANWEBのインタビューでは、木竜自身が角田忍を「反骨心とたくましさを持つ女性」と捉えていることを説明。さらに、男装する場面についても、性別による枠組みではなく、一人の人間として自分らしくありたいという人物像を考えたと語っている。
同作では、2025年に主演したNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』のスタッフとの再会もあったという。映画中心だった活動に、NHKの連続ドラマという新たな接点が加わったことも注目点だ。
フジテレビ系『ラムネモンキー』2026年1月14日から放送された『ラムネモンキー』では、宮下未散(みやした・みちる)役を担当した。
反町隆史、大森南朋、津田健次郎が演じる主人公3人の中学時代の憧れの女性教師で、愛称は「マチルダ」。
中学校に赴任した美術教員で、主人公たちの青春時代に強い影響を与えた後、謎の失踪を遂げるという役どころだ。
フジテレビの公式発表によると、木竜にとって同局制作ドラマへのヒロインとしての初レギュラー出演となった。映画で培ってきた演技を、連続ドラマの物語を動かす人物として見られる機会になった。
『いつか、無重力の宙で』では主演2025年のNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』では、木竜が主演を担当した。
演じたのは望月飛鳥。森田望智らと共演し、かつて抱いていた夢や仲間との関係を見つめ直していく女性を演じた。
2026年の『ブラッサム』では、前作とは異なる性格の人物を演じている。MANTANWEBの取材でも、角田忍と望月飛鳥はタイプの異なる役柄だと本人が説明している。
こうした役の幅は、木竜の出演歴を確認する際に見逃せないポイントだ。
【プロの結論】木竜麻生の魅力は作品ごとに変化する役への対応力
木竜麻生のキャリアを整理すると、いくつかの特徴が浮かび上がる。
第一に、映画のオーディションを通じて重要な役を獲得してきたこと。『菊とギロチン』と『鈴木家の嘘』では、それぞれ異なる作品の中でヒロイン級の役を演じ、映画賞で評価された。
第二に、出演ジャンルの広さだ。社会的なテーマを扱う映画から、青春ドラマ、サスペンス、歴史を題材にした作品まで、さまざまな世界観の作品に参加している。
第三に、映画だけに活動を限定していないこと。『いつか、無重力の宙で』での主演、『ラムネモンキー』でのヒロイン役、そして『ブラッサム』への初出演と、テレビドラマでも役柄を広げている。
木竜麻生の出演作を選ぶなら?初めて作品を見る人には、次のような順番がおすすめだ。
- 演技力の評価を知りたい人:『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』
- 主演としての表現を見たい人:『わたし達はおとな』
- 社会派作品に関心がある人:『福田村事件』
- 近年のドラマでの活躍を知りたい人:『いつか、無重力の宙で』『ブラッサム』
- 幅広いキャラクター表現を楽しみたい人:『ラムネモンキー』『秒速5センチメートル』
作品選びで大切なのは、単純な出演本数や知名度だけで判断しないことだ。木竜の場合、映画初主演作と近年のテレビドラマでは、役柄も作品の性質も異なる。それぞれを見比べることで、俳優としての変化を把握しやすくなる。
また、プロフィール情報を調べる際は、所属事務所の公式情報を基本にし、受賞歴は映画賞の記録、出演時期や役名はテレビ局・制作側の発表で確認するのが確実だ。
【木竜麻生】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:木竜麻生は何と読みますか?
A1:木竜麻生は「きりゅう・まい」と読みます。「麻生」は「まい」と読む名前です。
Q2:木竜麻生は2026年現在何歳ですか?
A2:1994年7月1日生まれのため、2026年10月31日現在は32歳です。
Q3:木竜麻生の出身地はどこですか?
A3:新潟県新発田市です。所属事務所のプロフィールでは新潟県、KINENOTEでは新潟県新発田市と掲載されています。
Q4:木竜麻生の所属事務所はどこですか?
A4:モノポライズです。所属事務所の公式サイトにはプロフィールや映画・ドラマの出演歴が掲載されています。
Q5:木竜麻生の代表作は何ですか?
A5:『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』『わたし達はおとな』『福田村事件』などが挙げられます。2026年にはNHK連続テレビ小説『ブラッサム』にも出演しています。
木竜麻生は、1994年7月1日生まれ、新潟県新発田市出身の女優だ。名前は「きりゅう・まい」と読み、2026年10月現在32歳。所属事務所はモノポライズである。
14歳でスカウトされたことをきっかけに芸能界に入り、2014年の『まほろ駅前狂騒曲』で映画デビュー。2018年の『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』で新人賞を相次いで受賞し、俳優としての評価を高めた。
その後も『わたし達はおとな』『福田村事件』『熱のあとに』『秒速5センチメートル』などに出演。2025年のNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』では主演を務め、2026年には『ラムネモンキー』や朝ドラ『ブラッサム』にも出演している。
プロフィールの基本情報だけでなく、作品ごとに異なる役柄や受賞歴をたどると、木竜麻生が映画とテレビの双方でキャリアを積み重ねてきたことが分かる。今後の出演作をチェックする際も、モノポライズの公式プロフィールや各作品の公式発表が有力な情報源となる。
参照した主な情報源:モノポライズ公式プロフィール、KINENOTE、映画『菊とギロチン』公式受賞歴、フジテレビ公式番組発表、NHK連続テレビ小説『ブラッサム』関連情報、MANTANWEB、Numero TOKYO。