1998年の長野オリンピックで女子モーグルの金メダルを獲得し、日本女子スキー界に歴史的な快挙をもたらした里谷多英さん。2002年のソルトレークシティオリンピックでも銅メダルを獲得し、5大会連続で冬季オリンピックに出場した日本を代表するモーグル選手です。
2026年現在、里谷多英さんは何をしているのでしょうか。実は2013年に競技生活を引退した後も、入社以来在籍しているフジテレビで会社員として働き続けています。2026年3月には、現在の仕事や引退後の生活について本人がインタビューで語り、イベント事業局イベント販売企画部の副部長を務めていることも紹介されました。
【2026年最新】里谷多英の現在はフジテレビのイベント事業部門で活躍

2026年11月現在、里谷多英さんは50歳。現役モーグル選手としての活動は2013年に終えており、現在はフジテレビの社員として仕事を続けています。
2026年3月18日に公開されたスポーツ総合メディア「Sportiva」のインタビューでは、里谷さんの現在の所属と役職が紹介されました。肩書きはフジテレビ・イベント事業局イベント販売企画部の副部長です。
このインタビューは、トップアスリートのセカンドキャリアを取り上げる連載企画の一環です。ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックを振り返りながら、里谷さん自身の競技生活や引退後の仕事についても詳しく語っています。
注目したいのは、金メダリストという肩書きを生かしながらも、競技の世界にとどまらず、一般企業の社員として新しい仕事に取り組んできた点です。
現在の主な仕事は、テレビ番組への出演やスキーの指導ではなく、イベント関連の企画・販売・営業などの事業活動です。
2024年8月に掲載された女性誌「STORY」のインタビューでも、フジテレビの事業局販売企画部の副部長として紹介されていました。舞台、歌舞伎、美術展、クラシック音楽など、スポーツ以外の文化イベントにも携わっていることが明かされています。
つまり、里谷多英さんは競技引退後に芸能活動へ転身したのではなく、フジテレビの社員としてキャリアを築いてきた人物です。
【現在の仕事】フジテレビ入社からイベント部門への転身まで
里谷多英さんがフジテレビに入社したのは1999年4月です。長野オリンピックで金メダルを獲得した翌年、大学卒業後の進路として同社を選びました。
2026年3月のSportivaのインタビューでは、入社当初から競技を続けることを決めていたわけではなかったと本人が説明しています。
長年スキーに打ち込んできたため、大学4年生のときには競技から離れて普通の生活を送ってみたいと考えていたそうです。しかし、実際にスキーを休んでみると、何もしない生活に物足りなさを感じ、再び競技を続けたいという気持ちが強くなりました。
会社に競技継続の希望を伝えたところ、フジテレビ側もそれを認め、社員として働きながら競技を続ける道が開かれました。
入社後の最初の配属先は人事部でした。本人のインタビューによると、1999年から2014年まで約16年間、人事部に所属していたといいます。
当時は採用の補助や書類整理、入社式の運営などを担当。新入社員への辞令交付を手伝った経験も語っています。
36歳で始めた会社員としての再スタート2013年1月、里谷さんはモーグル競技からの引退を発表しました。その後、同年4月から会社の仕事に専念する勤務体系へ移行します。
現役時代は競技に集中できる環境が整えられていましたが、引退後は他の社員と同じように、会社の業務を中心とした生活が始まりました。
2020年の「女性自身」のインタビューでは、競技引退後に36歳で新人社員と同様の研修を受けたことが紹介されています。
本人も社会人として仕事をこなせるのか不安だったと振り返っています。
2026年のSportivaの取材では、希望していたイベント制作部門に配属されたものの、最初は業界用語も分からず、Excelの教室にも通ったと明かしました。
最初に担当したのは、スポーツイベントではありませんでした。クラシック音楽や舞台など、それまで競技者として接点の少なかった文化系イベントだったのです。
イベントの企画や販売に関する仕事を覚えるため、研修を受け直し、必要な知識を一つずつ身につけていきました。
金メダリストの経験が営業活動にも生きている里谷さんが現在の仕事で生かしているのが、オリンピックで培った知名度や人脈です。
2024年のSTORYのインタビューでは、イベントの協賛を企業に依頼する際、メダリストとしての知名度が営業活動を進める助けになると語っています。
また、実際に会場へ足を運び、イベントを楽しむお客さんの表情や反応を直接見られることにもやりがいを感じているそうです。
2026年のインタビューでは、今後もフジテレビで働き続ける意向を示し、将来的にはスポーツ、特にスキー関連のイベントにも携わりたいという希望を明かしました。
競技生活を終えてもスキーへの愛着は変わっていません。会社員としての経験を積みながら、これまでとは違った形でスキー界に関わる可能性を考えているようです。
【五輪経歴】長野金メダルとソルトレーク銅メダルを獲得した競技人生
現在の仕事を知るうえでも、里谷多英さんがどのような競技人生を歩んできたのかは欠かせません。
里谷さんは1976年6月12日生まれ、北海道出身。幼少期からスキーに親しみ、小学5年生のころからフリースタイルスキーのモーグルに本格的に取り組みました。
小学6年生で全日本選手権を制し、その後も6連覇を達成。早い段階から国内トップクラスの選手として注目されていました。
長野オリンピックで日本女子初の冬季金メダル1994年のリレハンメルオリンピックで17歳にして初出場を果たし、女子モーグルで11位に入りました。
そして1998年、地元開催となった長野オリンピックで大きな歴史を残します。
女子モーグル決勝で力強い滑りとダイナミックなエアを披露し、見事に優勝。日本女子として初めて冬季オリンピックの金メダルを獲得しました。
21歳での快挙は、日本のフリースタイルスキー界にとっても大きな転換点となりました。
ソルトレークシティオリンピックでも銅メダル長野での金メダル獲得後も競技を続けた里谷さんは、2002年のソルトレークシティオリンピックに出場しました。
金メダリストとして迎えた大会で、女子モーグルの銅メダルを獲得。2大会連続でオリンピックの表彰台に立ちました。
その後も2006年のトリノ大会、2010年のバンクーバー大会に出場。合計5大会連続で冬季オリンピックに出場した実績を持っています。
バンクーバー大会では決勝で転倒し19位という結果でしたが、長年にわたって世界のトップレベルで競技を続けたこと自体が大きな功績です。
里谷多英のプロフィール・競技歴一覧| 時期 | 出来事・実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 1976年6月12日 | 北海道で誕生 | 2026年現在50歳 |
| 小学生時代 | モーグルを本格的に開始 | 小学6年生で全日本選手権優勝 |
| 1994年 | リレハンメル五輪 | 女子モーグル11位 |
| 1998年 | 長野オリンピック | 女子モーグル金メダル |
| 1999年4月 | フジテレビ入社 | 人事部に所属 |
| 2002年 | ソルトレークシティ五輪 | 女子モーグル銅メダル |
| 2003年11月 | 一般男性と結婚 | 建設会社勤務の男性と報道 |
| 2005年3月 | 離婚 | 結婚生活に終止符 |
| 2006年 | トリノオリンピック | 女子モーグル15位 |
| 2010年 | バンクーバーオリンピック | 女子モーグル19位 |
| 2013年1月 | 現役引退を発表 | フジテレビの業務に専念 |
| 2026年 | フジテレビで勤務 | イベント販売企画部の副部長として紹介 |
上記の経歴は、日本オリンピック委員会(JOC)の大会記録、講談社の「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」、笹川スポーツ財団の競技史資料、フジテレビ入社後の本人インタビューなどを基に整理しています。
【結婚と離婚】2003年の結婚から2005年の離婚までの経緯
里谷多英さんのプライベートについて検索されることが多いのが、結婚歴と元夫に関する情報です。
里谷さんは2003年11月、建設会社に勤務する一般男性と結婚しました。結婚相手は芸能人やスポーツ選手ではなく、一般企業に勤める男性として当時の報道で紹介されています。
しかし、結婚生活は長く続きませんでした。2005年3月には離婚が伝えられています。結婚から約1年4か月で夫婦関係に終止符を打ったことになります。
元夫はどのような人物だったのか元夫について確認できる基本的な情報は、建設会社に勤務していた一般男性ということです。
当時の報道では、里谷さんの高校時代の同級生と紹介されることもありました。競技生活を続けるアスリートと一般企業で働く男性という組み合わせだったため、生活環境の違いにも関心が集まりました。
一部の過去記事では元夫の氏名まで取り上げられていますが、一般人である元夫の現在の生活や職業について、近年の信頼できる公的情報は確認できません。
そのため、現在の勤務先や生活状況などを過去の報道から推測することはできません。
離婚理由は何だったのか2005年当時の報道では、夫婦間の価値観の違いや、里谷さんが海外遠征を繰り返す競技生活によるすれ違いなどが取り上げられました。
また、2005年2月には東京都内のクラブでのトラブルが報じられ、競技活動にも影響が及びました。この出来事と離婚の時期が近かったことから、両者を関連づける記事も見られます。
ただし、時期が重なっていることだけで、離婚の原因を特定の出来事に結びつけることはできません。
2022年の「Number Web」のインタビューでは、里谷さん自身が2005年の騒動を振り返り、当時の経験から人との接し方や自分の行動について考えるようになったと語っています。一方、離婚の理由について、本人が一つの原因を明確に説明したものではありません。
したがって、結婚と離婚について確実に押さえておきたいのは、2003年11月に結婚し、2005年3月に離婚したという時系列です。
【引退後の近況】再婚・子ども・テレビ出演について分かっていること
里谷多英さんの現在を調べると、結婚や子ども、再婚、テレビ出演など、競技成績以外の情報も検索されています。
しかし、これらの情報は仕事に関する公開インタビューとは事情が異なります。
現在は再婚している?2005年の離婚後、再婚したという公式発表や、本人による確かな結婚報告は確認できません。
2026年のSportivaのインタビューでも、仕事や今後のキャリアについて詳しく語られていますが、再婚に関する具体的な発言は掲載されていません。
そのため、再婚していると断定する根拠はありません。一方で、現在も独身であると断定できる最新の本人発表も確認できないため、婚姻状況については公表情報の範囲にとどめる必要があります。
子どもはいる?子どもの有無や家族構成についても、近年の本人インタビューで詳しく説明されているわけではありません。
過去の結婚歴だけを根拠に、子どもの有無や現在の家族構成を決めつけることはできません。公に紹介されている近況の中心は、フジテレビでの仕事とイベント事業への取り組みです。
フジテレビの番組に出演している?里谷さんはフジテレビの社員ですが、アナウンサーやタレントとして番組にレギュラー出演している人物ではありません。
2026年に確認できる近況の中心は、イベント事業局での社内業務です。
一方、オリンピックの金メダリストとして競技経験を持っているため、スポーツに関する取材やインタビューで話を聞かれる機会はあります。
2026年3月のSportivaの取材でも、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのモーグル競技についてコメントしています。
ただし、こうした取材への登場と、テレビ番組への継続的な出演やレギュラー解説者としての活動は別のものです。
【プロの結論】里谷多英の現在から見えるアスリートのセカンドキャリア
里谷多英さんの引退後の歩みで注目したいのは、金メダリストという実績を持ちながら、競技とは異なる分野で長く働き続けていることです。
一般的に、オリンピック選手の引退後の進路には、指導者、競技解説者、スポーツ団体職員、一般企業への就職など、さまざまな選択肢があります。
しかし、競技で優れた成績を残したからといって、企業での実務経験やビジネススキルが最初から備わっているわけではありません。
里谷さんの場合も、36歳で本格的に会社の業務に専念する際、研修を受け直し、Excelなどの実務スキルを学ぶところから始めています。
さらに、スポーツとは異なる文化イベントの企画や販売に携わり、企業との協賛交渉などにも取り組んできました。
競技実績を仕事に転換できた理由里谷さんのキャリアから読み取れるのは、オリンピックのメダルそのものだけが仕事上の価値ではないということです。
競技者として世界の舞台を経験したこと、国内外の関係者と接してきたこと、長年にわたり目標に向かって取り組んできたことなども、会社員として働くうえで生かせる経験になります。
特にイベント事業は、多くの関係者と協力しながら一つの催しを実現する仕事です。個人競技のモーグルとは異なる環境ですが、オリンピックや大会運営に関わってきた経験が、仕事への理解につながる部分もあるでしょう。
今後はスキー関連の仕事に戻る可能性も2026年のSportivaのインタビューでは、里谷さんは今後もフジテレビで働き続ける意向を示しています。
また、これまでイベントに携わってきた経験を生かし、将来的にはスポーツイベント、特にスキー関連のイベントを手掛けたいという希望も明かしました。
現役選手として雪上で競い合う立場から、イベントを企画し、競技の魅力を届ける立場へ。スキーとの関わり方が変わっても、その経験を次の仕事につなげようとしていることが分かります。
里谷多英さんの現在を理解するうえでは、過去の結婚や騒動だけに注目するのではなく、2013年の引退以降、どのように仕事を学び、キャリアを積み重ねてきたのかを見ることが大切です。
【里谷多英現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:里谷多英は2026年現在、何をしている?
A1:フジテレビの社員として勤務しています。2026年のSportivaのインタビューでは、イベント事業局イベント販売企画部の副部長として紹介されました。
Q2:里谷多英はフジテレビを退社した?
A2:退社したという情報はありません。2013年の競技引退後もフジテレビに残り、イベント関連の仕事に携わっています。
Q3:里谷多英のオリンピックの成績は?
A3:1998年長野オリンピックで女子モーグル金メダル、2002年ソルトレークシティオリンピックで銅メダルを獲得しています。1994年から2010年まで5大会連続で出場しました。
Q4:里谷多英はいつ結婚して、いつ離婚した?
A4:2003年11月に建設会社勤務の一般男性と結婚し、2005年3月に離婚したと伝えられています。
Q5:里谷多英の元夫は誰?
A5:当時の報道では、高校時代の同級生で建設会社に勤める一般男性とされています。元夫は一般人であり、現在の職業や生活について詳しい公的情報はありません。
Q6:里谷多英は現在再婚している?
A6:2026年11月現在、再婚を公表したという確かな情報は確認できません。現在の婚姻状況についても、本人による最新の明確な公表は確認できないため、断定はできません。
Q7:里谷多英はいつモーグルを引退した?
A7:2013年1月18日に現役引退を発表しました。ワールドカップへの昇格基準を満たせなかったことなどを受け、25年間の競技生活に区切りをつけています。
里谷多英さんは2026年現在、50歳。長野オリンピックの女子モーグル金メダリスト、ソルトレークシティオリンピックの銅メダリストとしての輝かしい競技歴を持ちながら、現在はフジテレビの社員としてイベント事業に携わっています。
1999年の入社後は人事部に所属し、2013年の競技引退を機に会社員として本格的な再スタートを切りました。現在はイベント販売企画部の副部長として、舞台や文化イベントなどの仕事にも取り組んでいます。
私生活では2003年11月に一般男性と結婚し、2005年3月に離婚した経歴があります。ただし、離婚の詳しい理由や現在の婚姻状況については、本人の公表情報から断定できる範囲が限られています。
2026年の本人インタビューで特に印象的なのは、将来的にスキー関連のイベントにも携わりたいという希望です。
長野で金メダルを獲得した競技者から、企業のイベント事業を担う会社員へ。里谷多英さんの現在は、現役引退がキャリアの終わりではなく、新しい挑戦の始まりにもなり得ることを示しています。
今後、スキーイベントなどを通じて競技の魅力を伝える機会が生まれるのか。その新たな活動にも注目が集まりそうです。
主な参照資料: JOC公式大会記録、講談社『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』、笹川スポーツ財団、Sportiva(2026年3月18日掲載・5月21日更新)、STORY(2024年8月)、女性自身(2020年6月)、Number Web(2022年2月)、国立国会図書館の雑誌記事書誌情報。