山根ことみ(やまね・ことみ)は、愛媛県松山市出身の日本将棋連盟所属の女流棋士です。1998年3月9日生まれで、野田敬三七段門下。女流棋士番号は49、2026年現在の段位は女流三段です。2021年には女流王位戦でタイトル挑戦を果たし、2019年にはYAMADA女流チャレンジ杯で優勝するなど、実力と実績を備えた棋士として活動を続けています。
プライベートでは、2023年5月2日に将棋棋士の本田奎(ほんだ・けい)との結婚を日本将棋連盟を通じて発表しました。小学生時代から将棋を通じて接点があった同学年の棋士同士という点でも話題になりました。2026年10月現在の対局成績にも注目が集まっています。プロフィール、経歴、結婚の経緯、夫婦の関係、現在の活動まで、公開されている情報をもとに整理します。
【山根ことみはどんな女流棋士?】プロフィールと基本情報を紹介

山根ことみは、10代で女流棋士としてのキャリアをスタートさせ、着実に昇段と実績を積み上げてきた実力派です。愛媛県松山市で育ち、将棋に打ち込んだ少女時代を経て、現在は女流三段として数々の公式棋戦に参加しています。
日本将棋連盟の棋士データベースでは、生年月日、出身地、師匠、段位、女流棋士番号が公表されています。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 山根ことみ(やまね・ことみ) |
| 生年月日 | 1998年3月9日 |
| 年齢 | 28歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 愛媛県松山市 |
| 所属 | 日本将棋連盟 |
| 女流棋士番号 | 49 |
| 段位 | 女流三段 |
| 師匠 | 野田敬三七段 |
| 出身高校 | 新田高等学校 |
| 夫 | 本田奎 |
| プロ入りの歩み | 2013年に女流3級、2014年に女流2級 |
検索されることの多い「女流棋士番号49」は、山根ことみを識別するための番号です。段位や順位、タイトル獲得数を表す数字ではありません。
日本将棋連盟の女流棋士データベースでも、山根ことみの登録情報として49が掲載されています。女流三段という段位とは別の情報であり、両者を混同しないことが大切です。
新田高等学校を卒業した松山出身の女流棋士山根ことみの学歴については、新田高等学校卒業というプロフィール情報が紹介されています。新田高等学校は愛媛県松山市にある学校です。
出身地である松山市は、山根にとって将棋人生の原点でもあります。幼少期に地元の将棋道場へ通い、そこで実力を伸ばした経験が、後のプロ入りにつながりました。
なお、日本将棋連盟の公式プロフィールは棋士としての基本情報を中心に構成されており、学校生活や家族の日常について詳しく掲載しているわけではありません。
【経歴・年表】松山で将棋と出会い、女流三段に昇段するまで
山根ことみの経歴を語るうえで欠かせないのが、松山市にある松山将棋センターでの経験です。
2021年の文春オンラインのインタビューでは、小学4年生の夏に幼なじみの藤岡隼太さんから将棋の団体戦に誘われたことが、将棋を本格的に始めるきっかけだったと紹介されています。
当初は大会への参加ではなく応援が目的でしたが、会場で武市三郎七段の指導対局を受けたことから将棋の面白さに引き込まれました。その後、松山将棋センターに通い始め、詰将棋や実戦を繰り返す日々を送ります。
Number Webの2023年のインタビューでも、幼少期から詰将棋に夢中になり、母親が迎えに来ても問題を解き続けるほど熱中していたエピソードが紹介されています。
主な経歴と昇段履歴日本将棋連盟の公式プロフィールに掲載された昇段履歴と、主要な棋戦実績を時系列で整理すると、次のようになります。
| 年月・年度 | 出来事 | 内容・実績 |
|---|---|---|
| 小学4年生 | 将棋を本格的に開始 | 松山将棋センターで研鑽を積む |
| 2013年10月1日 | 女流3級 | 女流棋士としてのキャリアを開始 |
| 2014年5月24日 | 女流2級 | 昇級し、連盟正会員となる |
| 2014年6月26日 | 女流1級 | 倉敷藤花戦ベスト8などの実績 |
| 2015年4月1日 | 女流初段 | 初段に昇段 |
| 2019年10月23日 | 女流二段 | 勝数規定による昇段 |
| 2019年度 | YAMADA女流チャレンジ杯優勝 | 第5回大会で優勝 |
| 2020年度 | 将棋大賞受賞 | 優秀女流棋士賞 |
| 2021年度 | 女流王位戦挑戦 | 初の女流タイトル戦登場 |
| 2023年5月2日 | 結婚発表 | 本田奎との入籍を公表 |
| 2023年11月24日 | 女流三段 | 女流二段昇段後100勝により昇段 |
| 2026年10月 | 現役女流三段 | 公式棋戦で引き続き活動 |
この経歴で注目したいのは、2013年の女流3級から2023年の女流三段まで、継続的に昇段を重ねていることです。
特に2023年11月24日の三段昇段は、女流二段昇段後の通算100勝を達成したことによるものです。結婚発表と同じ2023年に昇段も果たしており、棋士として大きな節目を迎えた年でした。
【将棋棋士としての実績】タイトル挑戦・優勝歴と棋風を分析
山根ことみの評価を考える際、単に女流三段という段位を見るだけでは十分ではありません。タイトル戦への登場経験、棋戦優勝、将棋大賞の受賞歴など、複数の実績を合わせて見る必要があります。
2019年:YAMADA女流チャレンジ杯で初優勝山根ことみは2019年、第5回YAMADA女流チャレンジ杯で優勝しました。
同棋戦は若手女流棋士が活躍する機会の一つであり、ここでの優勝は山根の競技者としての成長を示す実績です。日本将棋連盟の公式プロフィールにも優勝履歴として記録されています。
2020年度:優秀女流棋士賞を受賞2021年4月に発表された第48回将棋大賞では、2020年度の優秀女流棋士賞に選ばれました。
将棋大賞は、その年度の将棋界で優れた成績や活躍を見せた棋士を表彰する制度です。山根の受賞は、一つの大会での優勝だけでなく、年間を通じた競技実績が評価されたことを示しています。
2021年:第32期女流王位戦で初のタイトル挑戦山根ことみのキャリアにおける大きな転換点が、2021年の第32期女流王位戦です。
2021年3月2日、挑戦者決定戦で伊藤沙恵女流三段を破り、里見香奈女流王位への挑戦権を獲得しました。女流タイトル戦の五番勝負に登場するのは初めてでした。
五番勝負では、当時の里見香奈女流王位に0勝3敗で敗れ、タイトル獲得には至りませんでした。
ただし、タイトル挑戦権を獲得するまでには、予選や挑戦者決定リーグを勝ち抜く必要があります。山根が強豪との対局を重ね、タイトル戦の舞台にたどり着いたこと自体が重要な実績です。
山根ことみの棋風は?振り飛車と詰将棋へのこだわり山根は、もともと振り飛車党として知られています。特に四間飛車を長く指してきたことが、過去のインタビューでも明らかになっています。
2013年のリコー杯女流王座戦中継ブログでも、四間飛車を採用した対局について本人が振り飛車党であることを語っています。
その後は戦術の幅を広げ、雁木などの居飛車も取り入れるようになりました。2021年の文春オンラインのインタビューでは、四間飛車だけでは対策されやすいため、別の戦法も研究していることが紹介されています。
もう一つの特徴が詰将棋への強い関心です。
本人はインタビューで、序盤より終盤のほうが得意だと語り、詰将棋についても義務的な勉強というより楽しんで取り組んでいると説明しています。
幼少期に詰将棋を繰り返し解いた経験が、現在の終盤力の土台になっていることがうかがえます。
【結婚相手は本田奎】2023年の入籍発表と夫婦の関係
山根ことみの結婚相手は、将棋棋士の本田奎です。2023年5月2日、日本将棋連盟が2人の入籍を公式発表しました。
発表時の年齢はともに25歳。若手の実力者同士の結婚として将棋界でも大きな話題になりました。
結婚発表は2023年5月2日日本将棋連盟の公式発表によると、本田奎六段と山根ことみ女流二段が入籍しました。2人は連名で、日々を大切にしながら互いを支え合っていくという趣旨のコメントを発表しています。
また、朝日新聞の報道では、婚姻届を提出した日は2023年4月22日とされています。いわゆる「良い夫婦の日」に入籍したという点も注目されました。
ここで区別したいのは、4月22日が報道された入籍日であり、5月2日が日本将棋連盟を通じた公式発表日だということです。
夫・本田奎はどんな棋士?本田奎は1997年7月5日生まれの将棋棋士です。山根ことみとは同学年にあたります。
本田は2018年10月に四段へ昇段し、2019年度の第45期棋王戦でタイトル挑戦者となりました。プロ入り後、早い段階でタイトル戦に登場した実力者です。
2023年5月には竜王ランキング戦の連続昇級規定により六段へ昇段し、その翌日に山根との入籍が発表されました。
2人はそれぞれ異なる棋戦で実績を積んできたプロ同士です。夫婦でありながら、互いに独立した競技者として活動しています。
山根ことみと本田奎の結婚の経緯・馴れ初め2人の関係については、2023年11月のNumber Webの記事や集英社の紹介記事で、小学生時代から対局経験があった同学年の棋士同士として紹介されています。
つまり、結婚発表によって初めて接点が生まれたわけではなく、将棋を通じて以前からつながりがあった2人です。
同じ将棋界で活動し、幼少期から競技者として接点を持っていたことは、2人の関係を理解するうえで興味深い背景です。
ただし、交際開始の正確な時期や恋愛に発展した具体的な出来事については、結婚発表そのものでは説明されていません。結婚式の詳細や家庭内での生活についても、公式発表の中心的な内容ではありません。
結婚後も山根ことみの名前で活動日本将棋連盟は結婚発表の際、山根が引き続き山根姓で活動することを明記しました。
2026年現在も、日本将棋連盟の公式棋士データベースには山根ことみの名前で登録されています。
夫婦ともに将棋の世界で仕事をしているため、それぞれが棋士としての活動を続けている点が特徴です。結婚によって山根の棋士名や段位が変わったわけではありません。
なお、子どもの有無や家族の日常など、プライベートに関する詳細は、公式発表で明らかにされていません。
【2026年現在】山根ことみの最新成績と今後の活動
2026年10月現在、山根ことみは日本将棋連盟所属の現役女流三段として活動しています。28歳を迎え、プロ入りから10年以上が経過した現在も、公式戦で結果を残しています。
2026年10月30日時点の公式成績日本将棋連盟が公表する2026年度の女流棋士ランキングによると、10月30日対局分までの山根の成績は次のとおりです。
- 勝数:11勝
- 敗数:4敗
- 勝率:.733(73.3%)
- 勝率ランキング:5位
勝率ランキングでは西山朋佳、伊藤沙恵と同じ.733を記録しています。上位に名を連ねる数字であり、2026年度も高い競争力を維持していることが分かります。
ただし、これは10月30日までの年度途中の成績です。年間最終成績やタイトル獲得を意味する数字ではありません。
2026年も注目したい棋士としての現在地山根の現在地を理解するには、過去のタイトル挑戦と直近の勝率を分けて見ることが重要です。
2021年には女流王位戦でタイトル挑戦者となり、2019年にはYAMADA女流チャレンジ杯を制しました。さらに2020年度には優秀女流棋士賞を受賞しています。
一方、2026年10月時点の日本将棋連盟のタイトル保持者一覧には山根の名前はありません。女流タイトルの獲得経験とタイトル挑戦経験は別のものとして整理する必要があります。
現状は、タイトル獲得を目指しながら公式戦で実績を積み重ねていく段階です。
今後の注目点は、2026年度の好調をどこまで維持できるか、そして女流王位戦や清麗戦などの主要棋戦で再び上位に進出できるかという点です。
【プロフィールと評判】山根ことみについて知っておきたい3つのポイント
山根ことみについて調べると、プロフィール、結婚、夫、現在の成績といった情報が多く検索されています。しかし、人物像を正しく理解するには、話題性と競技実績を切り分ける必要があります。
1. 結婚したから棋士としての活動を休止したわけではない2023年に本田奎と結婚した後も、山根は女流棋士として活動を継続しています。2026年の公式ランキングにも成績が掲載されており、現役で対局を続けていることが分かります。
結婚と競技活動は別の事柄です。夫婦であることだけで棋士としての評価を判断するのではなく、対局結果や昇段履歴を見ることが適切です。
2. 女流棋士番号49と女流三段は別の意味女流棋士番号49は登録上の識別番号であり、実力ランキングではありません。女流三段は昇段規定に基づく段位です。
検索結果でこの2つが並んで表示されることがありますが、意味は明確に異なります。
3. 詰将棋への情熱と戦術の幅が特徴山根の競技者としての特徴は、詰将棋を通じて培った終盤力と、振り飛車を軸にしながら居飛車も取り入れてきた柔軟性にあります。
Number Webや文春オンラインのインタビューからは、幼少期から将棋そのものを楽しみ、地道な問題演習を積み重ねてきた姿が伝わります。
また、2024年2月号の『将棋世界』では、山根ことみ女流三段のインタビューが掲載されました。将棋への向き合い方や自分らしい棋風を追求する姿勢も、棋士としての人物像を知る手がかりになります。
こうした情報を踏まえると、山根ことみの評判を考える際には、見た目や結婚といった話題だけでなく、タイトル戦出場歴、棋戦優勝、受賞歴、年度別成績を総合的に確認することが重要です。
【山根ことみ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山根ことみは何歳ですか?
A1:1998年3月9日生まれです。2026年10月31日現在、28歳です。
Q2:山根ことみの結婚相手は誰ですか?
A2:将棋棋士の本田奎です。2023年5月2日に日本将棋連盟を通じて入籍を発表しました。
Q3:山根ことみの現在の段位は?
A3:2026年現在は女流三段です。2023年11月24日に女流二段昇段後100勝を達成し、三段に昇段しました。
Q4:山根ことみの女流棋士番号49とは何ですか?
A4:日本将棋連盟における女流棋士の識別番号です。段位やランキングとは関係ありません。
Q5:山根ことみはタイトルを獲得していますか?
A5:YAMADA女流チャレンジ杯で優勝しています。また、2021年には第32期女流王位戦でタイトル挑戦を果たしました。ただし、女流王位などの女流タイトル獲得歴とは区別されます。
Q6:山根ことみと本田奎の馴れ初めは?
A6:2人は同学年で、小学生時代から将棋を通じて対局経験がありました。詳しい交際開始時期や恋愛に発展した経緯については、公式発表で詳述されていません。
山根ことみは、1998年3月9日生まれ、愛媛県松山市出身の女流棋士です。野田敬三七段門下で、女流棋士番号49。新田高等学校卒業と紹介され、幼少期から将棋に打ち込んできました。
2019年のYAMADA女流チャレンジ杯優勝、2020年度の優秀女流棋士賞、2021年の女流王位戦挑戦など、着実に競技実績を積み上げています。
プライベートでは2023年に本田奎と結婚しましたが、結婚後も山根ことみの名前で活動を続けています。
2026年10月30日時点では、年度成績11勝4敗、勝率.733を記録。女流棋士の勝率ランキングでも上位に位置しています。
山根ことみを理解するうえで大切なのは、夫・本田奎との結婚だけに注目するのではなく、将棋を始めた松山での日々、詰将棋への情熱、タイトル挑戦、そして現在の対局成績まで一貫して見ることです。
今後も女流三段としてどのような成績を残し、再びタイトル戦の舞台に立つのか。棋士としてのさらなる活躍に注目が集まります。