2026年の読売ジャイアンツは、レギュラーシーズン143試合を76勝64敗3分、勝率.543のセ・リーグ2位で終えた。リーグ優勝には届かなかったものの、シーズンを通して上位争いを続け、投手陣を中心に安定した戦いを見せた。一方、10月のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは横浜DeNAベイスターズに2連敗。東京ドームでの2試合を落とし、今季の戦いに幕を下ろした。
NPB(日本野球機構)の公式記録を基に、2026年の巨人の試合結果、セ・リーグ順位、月別の勝敗、阪神・DeNAとの対戦成績、戸郷翔征や井上温大ら投手陣の成績を整理する。レギュラーシーズンの最終順位だけでなく、CSで何が起きたのかまで振り返る。
【2026年最新】巨人の試合結果とレギュラーシーズン最終順位

2026年の巨人は、143試合を76勝64敗3分で終えた。勝率は.543。阪神タイガースに次ぐセ・リーグ2位で、優勝した阪神とのゲーム差は2.5だった。
NPBの2026年度公式戦成績によると、セ・リーグの最終順位は次のとおりだ。
- 1位:阪神タイガース 79勝62敗2分、勝率.560
- 2位:読売ジャイアンツ 76勝64敗3分、勝率.543
- 3位:横浜DeNAベイスターズ 71勝69敗3分、勝率.507
- 4位:広島東洋カープ 61勝78敗4分、勝率.439
- 5位:東京ヤクルトスワローズ 61勝80敗2分、勝率.433
- 6位:中日ドラゴンズ 60勝81敗2分、勝率.426
巨人は3位DeNAに5ゲーム差をつけて2位を確保した。一方、阪神とは2.5ゲーム差。シーズン終盤まで優勝争いに踏みとどまったものの、最終的には阪神を上回れなかった。
注目したいのは、巨人の勝率.543が決して低い数字ではないことだ。勝ち越し12の成績を残しながら優勝を逃した背景には、首位阪神の79勝という高い勝利数がある。
また、143試合の内訳は勝利76、敗北64、引き分け3。引き分けは勝率の計算に含まれないため、単純に勝利数から敗北数を差し引いた数字だけでは、順位を正確に理解できない。
【月別試合結果】2026年の巨人はいつ強く、いつ苦しんだのか
年間76勝という数字だけでは、シーズンの流れは見えてこない。月別の勝敗を追うと、春の立ち上がりから夏場の苦戦、そして9月の巻き返しまで、チーム状態の変化が浮かび上がる。
NPBの月間試合結果と2026年の公式戦記録を整理すると、勝敗は以下のようになる。
| 期間 | 試合数 | 勝敗・引分 | 勝率 | シーズンの動き |
|---|---|---|---|---|
| 3・4月 | 27 | 15勝12敗 | .556 | 開幕後の順位争い |
| 5月 | 25 | 12勝13敗 | .480 | 負け越しで苦戦 |
| 6月 | 18 | 10勝6敗2分 | .625 | 交流戦を含めて好調 |
| 7月 | 23 | 14勝9敗 | .609 | 首位争いに加わる |
| 8月 | 26 | 12勝14敗 | .462 | 夏場に負け越し |
| 9月 | 21 | 13勝8敗 | .619 | 終盤に巻き返し |
| 10月 | 3 | 0勝2敗1分 | .000 | 公式戦最終盤で失速 |
| 通算 | 143 | 76勝64敗3分 | .543 | セ・リーグ2位 |
※勝率は引き分けを除いた勝敗から算出。3・4月は合算。10月の3試合は引き分け1試合、敗戦2試合。
3・4月:開幕から上位を狙う展開開幕直後の3月27日、巨人は阪神に3-1で勝利。竹丸和幸が先発し、開幕戦を白星で飾った。しかし、3月29日の阪神戦では6-12と大敗。序盤から投手陣が失点を重ねる試合もあり、開幕直後から安定感を課題として残した。
4月にはDeNAや広島との対戦で勝ち星を積み重ねる一方、4月28日の広島戦では1-11と大きく崩れる試合もあった。3・4月合計では15勝12敗。まずまずのスタートだった。
5月:阪神、中日との対戦で苦戦5月は12勝13敗。月間勝率.480で負け越した。
5月1日の阪神戦は5-3で勝利したが、翌2日は5-7、3日は0-3と連敗。ヤクルトや中日とのカードでも勝ち切れない試合があり、チームの勢いを維持できなかった。
この時期は、打線の得点力と投手陣の失点を抑える力がかみ合わない試合が目立った。
6月:交流戦で持ち直し、月間勝率.6256月は10勝6敗2分。シーズン中でも好調だった期間の一つだ。
6月2日のオリックス戦で3-2、3日の同カードで5-4、4日も2-1と勝利。続く5日のロッテ戦も8-2で制し、4連勝を記録した。
交流戦では10勝6敗2分の成績を残し、他リーグの球団との対戦でも勝ち越した。シーズンを通じた交流戦の成績は、チームの戦力を測るうえで評価できるポイントだ。
7月:首位争いに加わるも、阪神戦で明暗7月は14勝9敗。6月に続いて勝ち越し、首位争いに加わった。
7月7日の阪神戦は4-3で勝利。24日、25日の阪神戦もそれぞれ4-2、5-1で制し、重要なカードで勝ち星を挙げた。
ただし、7月9日の阪神戦では2-10と大敗。好調な月でも試合ごとの得点差には大きな開きがあり、安定して勝ち切る難しさが残った。
8月:夏場の負け越しが優勝争いに影響8月は12勝14敗。月間勝率.462で、シーズンの中でも厳しい時期となった。
8月1日、2日のDeNA戦は7-8、1-2と連敗。11日から13日の阪神戦も1-9、1-5、2-3で3連敗した。
一方、広島戦では8月21日に2-0、22日に5-0と連勝するなど、投手陣が相手打線を抑え込む試合もあった。カードごとの成績に波があり、連勝を長く維持できなかったことが月間負け越しにつながった。
9月:13勝8敗で2位を確保9月は13勝8敗。勝率.619と再び調子を上げた。
9月19日の中日戦では14-1、27日のヤクルト戦では11-0と大勝。29日の広島戦も3-1で勝利し、終盤に白星を重ねた。
しかし、9月の巻き返しだけでは首位阪神との差を逆転するには至らなかった。10月1日の阪神戦は2-2の引き分け。続くヤクルト戦、DeNA戦に敗れ、レギュラーシーズンを締めくくった。
【チーム成績を比較】巨人の強みは投手力と機動力、課題は得点力
2026年の巨人を評価する際、勝敗だけでなくチーム打撃と投手成績を比較することが欠かせない。
NPBの年度別チーム成績によると、巨人の主な数字は次のとおりだ。
- チーム打率:.234
- 総得点:486
- 本塁打:103本
- 盗塁:99
- チーム防御率:2.80
- 総失点:444
- 奪三振:1,172
チーム打率.234はセ・リーグ4位。本塁打103本もリーグ4位だった。一方、盗塁99はリーグトップの数字であり、機動力を使った攻撃には強みがあった。
投手成績では、防御率2.80がリーグ2位。失点444も阪神に次ぐ少なさだった。つまり、2026年の巨人は投手陣が試合をつくり、走塁で得点機会を広げる一方、打線全体の長打力や打率ではリーグ上位との差を残したチームだった。
得点486、失点444で得失点差はプラス42。数字だけを見れば、投打のバランスは一定の水準に達していた。ただし、リーグ優勝を狙うには、接戦であと1点を奪う攻撃力や、相手の好投手を攻略する力が求められる。
【注目投手の成績】戸郷翔征・井上温大・竹丸和幸の2026年
2026年の巨人投手陣では、井上温大、竹丸和幸、戸郷翔征らの成績が注目される。
井上温大:防御率2.02、146奪三振井上温大は23試合に先発し、10勝8敗、防御率2.02を記録した。投球回147、奪三振146という数字も残している。
NPBの個人成績では、防御率2.02はセ・リーグ3位。規定投球回以上の投手の中でも優れた成績だった。シーズンを通じて失点を抑える力を示し、巨人投手陣の中心的な存在となった。
竹丸和幸:チーム最多の11勝竹丸和幸は2026年の巨人でチーム最多となる11勝を挙げた。先発22試合で11勝9敗、防御率3.27、奪三振142を記録している。
勝利数ではチームトップ。シーズン終盤にも先発として登板し、10月11日のCSファーストステージ第2戦でも先発を務めた。
戸郷翔征:14試合で5勝、防御率2.48戸郷翔征は14試合に先発し、5勝3敗、防御率2.48。投球回80、奪三振82だった。
登板数は例年と比較して多くないものの、防御率2点台を記録。先発投手として安定した内容を残した。
打線の主な個人成績打撃陣では、松本剛が打率.274を記録。ダルベックは25本塁打、81打点、124安打でチームの打撃部門をけん引した。
泉口友汰は出塁率.345、浦田俊輔は36盗塁を記録。打率や本塁打だけでなく、出塁と走塁にも注目すべき数字が並んだ。
こうした個人成績を見ると、投手陣にはリーグ上位の実績があり、野手にも個人タイトル級の数字を残した選手がいた。しかし、チーム全体の打率と本塁打数がリーグ4位だった点は、来季に向けた改善課題として残る。
【阪神・DeNA戦の結果】対戦成績に表れた巨人の課題
巨人の2026年を振り返るうえで、阪神とDeNAとの対戦成績は重要だ。特に優勝した阪神との直接対決は、年間順位に大きな影響を与えた。
NPBの公式勝敗表に記録された対戦成績は以下のとおり。
- 阪神:8勝16敗1分
- DeNA:13勝12敗
- 広島:16勝9敗
- ヤクルト:14勝11敗
- 中日:15勝10敗
最も厳しい数字となったのが阪神戦だ。25試合で8勝16敗1分。勝率は.333にとどまった。
優勝した阪神に対して年間で8勝しか挙げられなかったことは、2位に終わった要因を考えるうえで見逃せない。
巨人は他のセ・リーグ4球団に対して勝ち越している。特に広島には16勝9敗、中日には15勝10敗と好成績だった。それでも、優勝争いの直接のライバルである阪神との対戦で負け越したことが、最終順位に影響した。
DeNA戦は13勝12敗で勝ち越しレギュラーシーズンのDeNA戦は13勝12敗。ほぼ互角ながら、巨人がわずかに勝ち越した。
ところが、10月のクライマックスシリーズでは状況が一変する。レギュラーシーズンの対戦成績だけでは測れない短期決戦の難しさが、最後の2試合に表れた。
【CS結果】巨人はDeNAに1-2、1-4で連敗しファーストステージ敗退
2026年の巨人にとって、最後の公式戦となったのがクライマックスシリーズのファーストステージだ。
セ・リーグ2位の巨人は、3位DeNAと東京ドームで対戦。10月10日の第1戦、11日の第2戦をともに落とし、0勝2敗で敗退した。
NPB公式の試合結果に記録されたスコアは次のとおり。
- 10月10日・第1戦:巨人1-2 DeNA。巨人先発は井上温大。
- 10月11日・第2戦:巨人1-4 DeNA。巨人先発は竹丸和幸。
第1戦はDeNAが初回に先制。巨人もその裏に1点を返して同点としたが、9回にDeNAが勝ち越し、1-2で敗れた。
第2戦はDeNAが初回に2点を先取。巨人は4回に1点を返したものの、7回と8回に追加点を許し、1-4で敗戦した。
2試合を通じて巨人の得点は合計2点。レギュラーシーズンではDeNAに勝ち越していたが、ポストシーズンでは相手の先制を許し、追いかける展開から抜け出せなかった。
両試合とも東京ドームで開催され、第1戦は42,232人、第2戦は42,248人が来場。ホームでの開催にもかかわらず、打線が十分な得点を挙げられなかったことが結果に直結した。
特に注目すべきなのは、井上温大と竹丸和幸というシーズンを支えた先発投手を起用しながら、連敗を止められなかった点だ。先発投手の実績だけで短期決戦の勝敗が決まるわけではなく、打線の援護、継投、終盤の得点機会の活用が勝ち上がりを左右する。
【プロの結論】2026年の巨人は投手力を生かし切れる打線が必要
2026年の読売ジャイアンツを数字から評価すると、投手力と走塁に強みを持ちながら、打線の総合力に課題を残したシーズンだった。
防御率2.80はリーグ2位、盗塁99はリーグ1位。井上温大の防御率2.02や竹丸和幸の11勝など、投手陣には確かな実績があった。守備と投手を軸に試合を組み立てる能力は、年間76勝を挙げた背景の一つだ。
しかし、打率.234と本塁打103本はいずれもリーグ4位。阪神との対戦でも8勝16敗1分と大きく負け越した。得点力の底上げと、優勝を争う相手との直接対決で勝ち切る力が求められる。
また、レギュラーシーズンの2位とCS敗退は、分けて評価する必要がある。143試合を通じて76勝を挙げた実績は変わらない一方、短期決戦では2試合連続で1得点にとどまった。年間の安定感と、一発勝負に近いポストシーズンの勝負強さは別の能力だ。
2027年以降の巨人を見る際は、次の3点が判断基準になる。
- 得点力の改善:チーム打率と本塁打数をリーグ上位に引き上げられるか。
- 先発投手の継続性:井上温大、戸郷翔征、竹丸和幸らの力をシーズン全体で生かせるか。
- 阪神との対戦改善:優勝争いを左右する直接対決で勝ち越せるか。
2026年の巨人は、投手力を中心に優勝を狙える土台を示した。その一方で、阪神との直接対決やCSでの得点力不足という課題も明確になった。76勝64敗3分という最終成績は、強みと改善点の両方を映し出している。
【ジャイアンツの試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年レギュラーシーズン最終成績は?
A1:143試合で76勝64敗3分、勝率.543。セ・リーグ2位で、優勝した阪神とのゲーム差は2.5でした。
Q2:巨人の2026年CSの試合結果は?
A2:10月10日の第1戦はDeNAに1-2、10月11日の第2戦は1-4で敗れました。2連敗により、ファーストステージで敗退しました。
Q3:2026年の巨人で最も成績が良かった投手は?
A3:投手部門では、竹丸和幸がチーム最多の11勝を記録。井上温大は10勝8敗、防御率2.02、146奪三振という好成績を残しました。戸郷翔征は5勝3敗、防御率2.48でした。
Q4:巨人は2026年に阪神とDeNAに何勝した?
A4:阪神には8勝16敗1分で負け越し、DeNAには13勝12敗で勝ち越しました。ただし、CSファーストステージではDeNAに2連敗しています。
Q5:2026年の巨人の試合日程はまだ残っている?
A5:巨人の2026年レギュラーシーズンは全143試合が終了しています。CSファーストステージも10月11日に終了しており、2026年の巨人の一軍公式戦はすべて終了しました。
2026年の読売ジャイアンツは、76勝64敗3分、勝率.543でセ・リーグ2位。6月と7月に好調を維持し、8月の負け越しを9月の巻き返しで補ったものの、阪神には年間8勝16敗1分と苦戦した。
投手陣では井上温大が防御率2.02、竹丸和幸が11勝、戸郷翔征が防御率2.48を記録。チーム防御率も2.80とリーグ2位だった。一方、チーム打率.234、本塁打103本はリーグ4位にとどまった。
最後は10月のCSファーストステージでDeNAに1-2、1-4と連敗。レギュラーシーズンの2位という実績を、ポストシーズンの勝利につなげることはできなかった。
2026年の巨人を振り返るキーワードは、投手力、機動力、得点力、そして阪神との直接対決だ。来季の優勝争いを占ううえでも、この4つのポイントを押さえておきたい。
主な参照資料: 日本野球機構(NPB)の2026年度公式戦勝敗表、読売ジャイアンツ月別試合結果、CSファーストステージ公式記録、年度別チーム成績および個人投手成績。