2023年に巨人へ復帰した長野氏は、若手中心のチーム編成のなかで経験豊富な外野手としてプレーした。そして2024年、巨人は阿部慎之助監督の就任1年目にセ・リーグ優勝を果たした。
2024年9月28日、巨人は敵地のマツダスタジアムで広島に8対1で勝利し、4年ぶり39度目のリーグ優勝を決めた。球団創設90周年の節目となるシーズンだった。
このシーズンの長野氏は54試合に出場し、23安打、打率.258、14打点を記録した。本塁打はなかった。全試合に出場する主力ではなく、出場機会が限られる立場だったが、経験を持つベテランとしてチームに加わり、優勝を経験した。
特に注目すべきなのは、巨人が優勝した2024年が、長野氏にとって単なるタイトル獲得以上の意味を持っていたことだ。人的補償で離れた古巣に戻り、広島時代を経て、再び巨人のユニホームで優勝を味わったのである。
2025年10月14日、16年間のプロ生活に終止符2025年は長野氏にとって現役最後のシーズンとなった。出場は17試合にとどまり、3安打、打率.136という成績だった。
10月14日、長野氏は現役引退を発表し、都内で記者会見を開いた。会見では、ファームで過ごす時間が長くなり、若い選手と一緒にプレーするなかで引退を考えるようになったと説明した。
本人は、まだ野球を続けたい気持ちもあったとしながら、若い選手に将来を託す決断をしたと語っている。引退の理由は、単純な年齢や成績の問題だけではなく、チームの世代交代を見据えた判断でもあった。
また、引退会見では大学院への進学を表明。スポーツマネジメントなどを学び、将来的には指導者や球団運営に関わるための知識を身につけたいという考えを明らかにした。
2025年11月23日のジャイアンツ・ファンフェスタでは引退セレモニーが行われ、16年間の現役生活を振り返る映像や選手たちからの花束贈呈が実施された。長年ともに戦った仲間やファンに見送られ、選手としてのキャリアを締めくくった。
巨人で始まったプロ生活は、広島での4年間を経て、再び巨人で終わった。2024年の優勝は、その長い野球人生を象徴する出来事の一つとなった。
【2026年最新】長野久義は現在何をしている?編成本部参与の仕事内容

2026年現在、長野久義氏は読売巨人軍の編成本部参与を務めている。選手としての契約を終えた後も巨人に所属し、球団の将来を支えるフロント業務に携わっている。
球団は2025年12月19日、長野氏と編成本部参与の契約を結んだと発表した。契約は2026年1月1日付で、主な業務は次のとおりだ。
- スカウト部のサポート:将来の巨人を担うアマチュア有望選手の調査。
- 国際部のサポート:外国人選手の調査や情報収集。
- 大学院での学習:野球界やスポーツマネジメントに関する知識の習得。
つまり、単なる球団OBや名誉職ではなく、選手獲得やチーム編成に関係する実務を担う立場だ。
なぜ編成本部参与に就任したのか長野氏が大学院進学を希望した背景には、将来的な指導者や球団運営に関する仕事への関心がある。
2025年10月の引退会見では、コーチのマネジメントやスポーツマネジメントを学び、理論的に話ができるようになりたいという考えを明かしていた。
現役時代に経験した巨人と広島の両球団での活動は、選手の育成やチームづくりを考えるうえでも貴重な経験になる。特に巨人の主力だった時期と、広島で出場機会や役割が変わった時期の両方を知ることは、選手のキャリア形成を考える際の強みになるはずだ。
2026年3月14日には引退試合に出場2026年の長野氏を語るうえで、3月14日に東京ドームで行われた日本ハムとのオープン戦も忘れられない。
この試合は長野氏の引退試合として開催された。背番号7のユニホームを着て一日限定でグラウンドに戻り、8回に代打で登場。日本ハムの柳川大晟投手から中前打を放った。
さらに9回には右翼の守備にも就き、飛球を捕球。現役時代と変わらないプレーを披露した。
試合は巨人が1対8で敗れたものの、長野氏自身は安打を記録し、ファンの前で最後のプレーを見せた。引退後も巨人とのつながりが続いていることを象徴する一日だった。
2026年の長野氏は、選手として再びレギュラーを目指す立場ではない。現場で培った経験を、スカウトや国際部門の仕事、そして大学院での学びに生かす新しい野球人生を歩んでいる。
【下平さやかと結婚】長野久義の妻や家族に関する情報
長野久義氏の妻は、テレビ朝日のアナウンサーとして知られる下平さやかさんだ。
2人は2015年3月に結婚を発表した。2015年3月29日、巨人球団を通じて長野氏の入籍が公表され、下平さんもテレビ朝日を通じて結婚を報告している。
当時、長野氏は前年に右膝半月板の修復手術と右肘の手術を受けていた。結婚発表時には、下平さんが手術後の苦しい時期を支えてくれたことを明かしている。
結婚発表時のコメントからも、競技生活におけるパートナーの存在が大きかったことがうかがえる。
一方、夫婦のプライベートや家族構成については、公表されている情報と報道内容を区別する必要がある。結婚の事実や下平さんの職業は確認できるが、家族の日常生活に関する情報を、本人たちの発信や公的な発表を超えて広げるべきではない。
長野氏は現役引退後も巨人の仕事に携わっており、選手時代から続く家庭生活と新しい職業生活を両立させている。
【長野久義巨人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:長野久義は2026年現在、巨人で何をしている?
A1:2026年1月1日付で読売巨人軍の編成本部参与に就任している。スカウト部や国際部をサポートし、アマチュア有望選手や外国人選手の調査を中心とする編成業務に携わっている。大学院でも学んでいる。
Q2:長野久義はなぜ広島カープに移籍した?
A2:2019年、丸佳浩選手が広島から巨人にFA移籍した際の人的補償として、広島が長野氏を獲得したため。本人が自ら希望して巨人を退団したわけではない。2022年オフには広島からの無償トレードで巨人に復帰した。
Q3:長野久義の通算成績と獲得タイトルは?
A3:2025年の現役最終シーズン終了時点で、通算1651試合、1512安打、163本塁打、623打点、打率.280。2010年新人王、2011年首位打者、2012年最多安打を獲得している。なお、通算安打数は1521本ではなく1512本がNPB公式記録である。
長野久義氏と巨人の関係は、単なる選手と球団という枠を超えた長い歴史を持っている。
2009年のドラフト1位入団から、新人王、首位打者、最多安打の獲得。2019年の人的補償による広島移籍、2023年の巨人復帰、そして2024年のリーグ優勝を経て、2025年に16年間の現役生活を終えた。
2026年は編成本部参与として、スカウトや国際部門のサポートを担当する新しい立場に就いている。さらに大学院でスポーツマネジメントを学び、選手時代とは異なる視点から野球界に関わろうとしている。
長野氏のキャリアを理解するうえで押さえておきたい判断基準は、次の3点だ。
- 選手としての評価:新人王、首位打者、最多安打に加え、通算1512安打という実績。
- 巨人との関係:人的補償による移籍を経験しながら、最後は古巣で引退した経緯。
- 2026年以降の役割:現場経験を生かした選手調査や球団編成への貢献。
長野久義氏の野球人生は、巨人で始まり、広島で新たな経験を積み、再び巨人で幕を閉じた。そして現在は、未来のジャイアンツをつくる側へと立場を変えている。2024年の優勝を経験したベテランが、これからどのような形で球団の発展に関わっていくのか。編成本部参与としての今後の活動にも注目したい。