2026年1月現在、男子バレーボール日本代表を率いるのは、フランス出身のロラン・ティリ監督です。東京2020オリンピックでフランス男子代表を史上初の金メダルに導いた実績を持ち、日本代表の新たな指揮官としてロサンゼルス2028オリンピックを目指しています。2024年パリオリンピックまで日本代表を指揮したフィリップ・ブラン前監督もフランス出身であり、男子日本代表は2代続けてフランス人指導者を迎えたことになります。
日本男子バレーの歴代監督には、ミュンヘン1972オリンピックで金メダルを獲得した松平康隆氏をはじめ、植田辰哉氏、中垣内祐一氏など、時代ごとのチーム強化を担った指導者がいます。今回は歴代監督の変遷を整理したうえで、ティリ監督の経歴、就任理由、東京2020での実績、ブラン前監督との違いを詳しく解説します。
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> - 現在の監督: 2026年1月時点の男子日本代表監督は、2025年から指揮を執るロラン・ティリ。
> - 就任理由: 東京2020でフランスを金メダルに導いた実績に加え、日本のクラブチームで指導した経験が評価された。
> - 前任者との違い: フィリップ・ブランは日本代表の守備力と攻撃力を高め、ティリは国際大会での優勝経験を生かしたさらなる飛躍を担う。
【2026年最新】男子バレー日本代表の監督はロラン・ティリ!

2026年1月現在、男子バレー日本代表の監督を務めているのは、ロラン・ティリ(Laurent Tillie)氏です。
日本バレーボール協会(JVA)は2024年11月25日、男子日本代表の次期監督にティリ氏が就任することを内定したと発表しました。
新監督の選考は、ロサンゼルス2028オリンピックを目指す強化方針のもと、監督候補者選考委員会によって進められました。
ティリ氏は2025年シーズンから日本代表の指揮を執っています。
ロラン・ティリ監督のプロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ロラン・ティリ |
| 英語表記 | Laurent Tillie |
| 生年月日 | 1963年12月1日 |
| 出身国 | フランス |
| 現役時代のポジション | ウィングスパイカー |
| 選手時代の代表歴 | フランス代表 |
| 主な監督経験 | チェコ代表、フランス代表、日本のクラブチーム |
| 日本代表監督就任 | 2025年 |
| 最大の実績 | 東京2020オリンピック金メダル |
JVAが公開した2026年度男子日本代表の登録情報にも、監督としてロラン・ティリ氏の名前が掲載されています。
注目したいのは、ティリ監督が単に海外で実績を残した指導者ではないという点です。日本のクラブチームでも指揮を執っており、日本人選手の特徴や国内バレーボールの環境を理解していることが、代表監督への就任を後押ししました。
なぜフランス人監督が続いているのか?男子日本代表では、2021年から2024年までフィリップ・ブラン氏が監督を務めていました。
ブラン氏もフランス出身で、ティリ氏とは同じ国のバレーボール界でキャリアを積んできた指導者です。
外国人監督を続けて起用した背景には、国際バレーボールの戦術や世界トップレベルの競争環境を理解した指導者を迎えたいという強化上の狙いがあります。
特に、日本代表が世界の強豪国と対等に戦い、オリンピックの表彰台を目指すうえで、国際経験豊富な指導者の存在は大きな意味を持っています。
【歴代監督一覧】男子バレー日本代表を率いた指導者たち
男子バレー日本代表の歴史を振り返ると、日本人監督が中心だった時代から、海外の指導者を積極的に迎える時代へと変化してきました。
特に1960年代から1970年代は日本男子バレーの黄金期であり、松平康隆氏の指導のもと、オリンピックで金・銀・銅のすべてのメダルを獲得しています。
男子バレー日本代表の歴代監督一覧以下は、歴代監督の主な担当年を時系列で整理したものです。戦前から1950年代の一部は大会ごとの代表編成だったため、連続した在任期間ではなく、監督を担当した年を示しています。
| 時期・担当年 | 監督名 | 主な特徴・実績 |
|---|---|---|
| 1923・1925・1927・1930年 | 多田徳雄 | 初期の代表チームを指導 |
| 1954年 | 前田豊 | 戦後の代表強化期 |
| 1955・1958・1960・1962年 | 長崎重芳 | 戦後の代表チームを指導 |
| 1955年 | 和田助則 | 大会単位で代表を指導 |
| 1957・1958・1961~1964年 | 坂上光男 | 東京五輪前後の代表を指導 |
| 1965~1972年 | 松平康隆 | ミュンヘン五輪金メダル |
| 1973~1976年 | 小山勉 | 黄金期後の代表を指導 |
| 1977~1980年 | 中村祐造 | 1970年代後半の代表を指導 |
| 1980~1984年 | 中野尚弘 | 1984年ロサンゼルス五輪7位 |
| 1984~1986年 | 斎藤勝 | 1980年代の代表を指導 |
| 1986~1988年 | 小山勉 | 再び代表監督に就任 |
| 1989~1990年 | 南将之 | 1980年代末の代表を指導 |
| 1991~1995年 | 大古誠司 | 1990年代前半の代表を指導 |
| 1996年 | 辻合真一郎 | 代表監督を担当 |
| 1997~2000年 | 寺廻太 | 1990年代後半の代表を指導 |
| 2001~2004年 | 田中幹保 | 2000年代初頭の代表を指導 |
| 2005~2013年 | 植田辰哉 | 長期政権を担当 |
| 2013~2014年 | ゲーリー・サトウ | 外国人監督として指導 |
| 2014~2016年 | 南部正司 | 日本人監督として代表を指導 |
| 2017~2021年 | 中垣内祐一 | フィリップ・ブランが一時監督代行を担当 |
| 2021~2024年 | フィリップ・ブラン | VNL銅・銀メダルなど |
| 2025年~ | ロラン・ティリ | 東京五輪金メダルの実績を持つ監督 |
1. 松平康隆氏
男子日本代表の歴史を語るうえで欠かせない人物です。
1965年から1972年まで監督を務め、ミュンヘン1972オリンピックで日本を金メダルに導きました。
日本男子バレーが世界の頂点に立った時代を象徴する指導者です。
2. 植田辰哉氏
2005年から2013年まで代表を率いた指導者です。
長期間にわたって代表チームの強化に取り組み、日本男子バレーの国際競争力を高める時代を担いました。
3. 中垣内祐一氏
2017年から2021年まで代表監督を務めました。
この時期にはフィリップ・ブラン氏もコーチとしてチームに参加し、後の代表強化につながる指導体制が構築されました。
4. フィリップ・ブラン氏
2021年から2024年まで監督を務めたフランス人指導者です。
2023年のネーションズリーグで日本を銅メダルに導き、2024年には銀メダルを獲得。日本代表が世界トップクラスと競い合うための土台を強化しました。
こうした歴代監督の変遷を見ると、現在のティリ体制は突然始まったものではありません。過去の指導者が積み上げてきた強化の成果を引き継ぐ新しい段階に位置づけられます。
【経歴を徹底解説】ロラン・ティリ監督は東京2020でフランスを金メダルに導いた名将
ティリ監督の最大の実績は、東京2020オリンピックでフランス男子バレー代表を金メダルに導いたことです。
フランス男子バレーにとって、これはオリンピック史上初の金メダルでした。
それまでオリンピックでメダルを獲得した経験がなかったフランスを、世界の頂点に押し上げた指導力は国際的にも高く評価されています。
選手時代はフランス代表の中心選手ティリ監督は1963年12月1日生まれのフランス人です。
現役時代はウィングスパイカーとしてプレーし、1982年から1995年までフランス代表に所属しました。
国際バレーボール連盟(FIVB)の紹介によると、代表出場は407試合に及び、1991年から1992年には代表キャプテンも務めています。
選手として参加した主な国際大会は次のとおりです。
- 1985年ヨーロッパ選手権:銅メダル
- 1987年ヨーロッパ選手権:銀メダル
- 1988年ソウルオリンピック:8位
- 1992年バルセロナオリンピック:11位
国際大会で長くプレーした経験は、指導者としてのキャリアにも生かされています。
監督としてのキャリア現役引退後、ティリ氏はフランスのASカンヌで指導者としてのキャリアをスタートさせました。
その後、クラブチームだけでなく各国の代表チームでも経験を積みます。
特に大きな転換点となったのが、2012年のフランス男子代表監督への就任でした。
監督としての主な実績は以下のとおりです。
- 2005~2006年:チェコ男子代表監督
- 2005年:ASカンヌでフランス国内リーグ優勝
- 2007年:ASカンヌで国内カップ優勝
- 2012年:フランス男子代表監督に就任
- 2014年:世界選手権4位
- 2015年:ワールドリーグ優勝
- 2015年:ヨーロッパ選手権優勝
- 2017年:ワールドリーグ優勝
- 2018年:ネーションズリーグ準優勝
- 2021年:ネーションズリーグ3位
- 2021年:東京2020オリンピック金メダル
特に2015年は、ワールドリーグとヨーロッパ選手権の両方で優勝するという輝かしい結果を残しました。
さらに2017年にもワールドリーグを制覇しています。
東京2020オリンピックで達成した歴史的快挙ティリ監督の評価を決定づけたのが、2021年に開催された東京2020オリンピックです。
フランス男子代表は大会を勝ち進み、決勝でROCを破って優勝しました。
この結果、フランスは男子バレーボールで初めてオリンピック金メダルを獲得しました。
FIVBによると、ティリ監督が率いたフランス代表は2016年のリオデジャネイロオリンピックでは9位でしたが、東京大会では一気に頂点へ到達しています。
また、2021年には欧州バレーボール連盟(CEV)から年間最優秀男子チーム監督にも選出されました。
この実績が、日本代表の次期監督選考で大きく評価された理由の一つです。
日本のクラブチームでの指導実績も豊富ティリ監督は日本代表監督に就任する前から、日本のクラブバレーボール界で活動していました。
2020年にパナソニックパンサーズの監督に就任し、国内リーグでチームを上位に導いています。
JVAが公表したプロフィールには、次の成績が記載されています。
- 2020-21シーズン:Vリーグ準優勝
- 2021-22シーズン:Vリーグ3位
- 2022-23シーズン:Vリーグ3位
- 2023-24シーズン:Vリーグ準優勝
海外の代表チームだけでなく、日本国内のクラブでも結果を残してきたことが、ティリ監督の強みです。
【監督交代の真相】フィリップ・ブランからロラン・ティリへ変わった理由
男子日本代表の監督交代は、2024年パリオリンピック終了後の強化方針と深く関係しています。
フィリップ・ブラン氏は、コーチ時代を含めて約8年間、日本男子代表の強化に携わりました。
その後、2024年のパリオリンピックを最後に日本代表を離れ、後任としてティリ氏が選ばれました。
フィリップ・ブラン前監督の功績ブラン氏は1960年5月20日生まれのフランス人指導者です。
現役時代はフランス代表選手として活動し、引退後はフランス代表監督やポーランド代表のコーチなどを経験しました。
日本代表には2017年にコーチとして加わり、中垣内祐一監督を支えました。
その後、2021年に男子日本代表の新監督に内定し、2022年以降の強化を本格的に指揮しました。
ブラン体制の大きな成果は、守備力の強化です。
JOCの報道では、ブラン氏は堅守を構築し、速攻などコート中央を重視する攻撃を日本代表に浸透させたと紹介されています。
実際に日本代表は次のような成果を残しました。
- 2021年東京2020オリンピック:7位
- 2023年アジア選手権:優勝
- 2023年ネーションズリーグ:銅メダル
- 2024年ネーションズリーグ:銀メダル
- 2024年パリオリンピック:7位
特に2023年のネーションズリーグ銅メダルは、日本男子代表にとって同大会初のメダルでした。
2024年にはさらに銀メダルを獲得し、世界ランキングでも2位に到達するなど、チームの成長を示しました。
ブラン監督が退任した経緯2024年7月12日、JOCはブラン監督がパリオリンピックを最後に退任する見通しを報じました。
ブラン氏自身もパリ大会を集大成とする意向を固めていたと伝えられています。
その後、パリオリンピックで日本は準々決勝に進出しましたが、イタリアに2対3で敗れ、最終順位は7位でした。
大会終了後の8月16日、JVAはブラン監督のシーズン総括コメントを公表しました。
ブラン氏は、日本代表の監督を任せられたことへの感謝を述べ、今後も日本代表と選手たちのファンであり続けるという趣旨のコメントを残しています。
なお、ブラン氏は退任後、韓国のクラブチームである現代キャピタルの監督に就任しました。
なぜ後任にロラン・ティリが選ばれたのか?2024年11月25日、JVAはティリ氏の監督就任内定を発表しました。
12月2日の就任内定会見では、川合俊一会長が選考の経緯について説明しています。
会長によると、候補者は複数いましたが、最終的にティリ氏が全会一致で選ばれました。
評価されたポイントは主に2つです。
1. 東京2020オリンピックでの金メダル獲得
フランス男子代表を初のオリンピック金メダルに導いた実績は、世界トップレベルの指導力を示すものです。
日本代表が目指す世界大会でのメダル獲得という目標にも合致していました。
2. 日本のクラブチームでの指導経験
ティリ氏は2020年から日本のクラブチームで指導していました。
そのため、日本人選手の気質や日本のバレーボール文化に対する理解があり、代表チームにも適応しやすいと判断されたのです。
つまり、単にオリンピックで優勝した監督だから選ばれたわけではありません。
世界での実績と日本国内での指導経験を兼ね備えていたことが、選考の決め手になりました。
【徹底比較】ロラン・ティリとフィリップ・ブランは何が違う?評判も検証
2人はともにフランス出身の指導者ですが、日本代表で果たした役割や、それぞれのキャリアには違いがあります。
ティリ監督とブラン前監督の比較| 比較項目 | ロラン・ティリ | フィリップ・ブラン |
|---|---|---|
| 生年月日 | 1963年12月1日 | 1960年5月20日 |
| 出身国 | フランス | フランス |
| 日本代表での役割 | 2025年から監督 | 2017年からコーチ、2021年から監督 |
| 代表監督としての主な実績 | フランスを東京五輪金メダルに導く | 日本をVNL銅・銀メダルに導く |
| 日本での指導経験 | パナソニックパンサーズなど | 日本男子代表 |
| 得意分野として評価される点 | 国際大会の優勝経験、チーム構築 | 守備力の強化、速攻を含む攻撃構築 |
| 日本代表での目標 | LA2028で表彰台を目指す | パリ2024までの強化を担当 |
ティリ監督は、国際大会での優勝実績とチームをまとめる能力が評価されている指導者です。
特に、東京2020オリンピックでフランス代表を金メダルに導いたことは、監督としての評価を語るうえで欠かせません。
また、JVAの川合会長は就任内定会見で、ティリ氏について現役時代から頭脳的なプレーをする選手と評価していたことを明かしています。
さらに、指導者になってからも良いチームを作る監督だと見ていたと説明しました。
こうした発言からも、単純な勝敗だけでなく、戦術的な判断力やチーム構築能力が評価されていたことが分かります。
一方、フランス代表での金メダル実績が、そのまま日本代表での成功を保証するわけではありません。
選手構成や対戦国、国際大会の環境は異なります。日本代表の選手たちの長所をどう生かし、チーム全体の競争力につなげられるかが問われます。
ブラン前監督の評判ブラン氏の評価を支えているのは、日本代表の継続的な成長です。
特に守備面の改善は大きな成果でした。
強力なサーブやスパイクを受け止め、レシーブから攻撃につなげるスタイルは、日本代表の特徴を強化するうえで重要な役割を果たしました。
2023年のネーションズリーグ銅メダル、2024年の同大会銀メダルという結果も、その成果を裏付けています。
また、ブラン氏は2017年から日本代表に携わっていたため、選手の特徴やチームの強みを深く理解していました。
2人を単純に優劣で比較できない理由ティリ監督とブラン前監督は、同じフランス出身でも担当した時代とチームの状況が異なります。
ブラン氏は日本代表の基盤を強化し、世界大会でメダルを狙えるチームへと成長させました。
一方のティリ氏には、その土台を引き継ぎ、オリンピックで実際に表彰台へ到達するという期待が寄せられています。
そのため、どちらが優れた監督なのかを単純に決めるよりも、各監督が置かれた状況と達成した成果を分けて評価することが大切です。
【日本代表の歴代成績】監督交代で目指すのは再びオリンピックのメダル
男子日本代表は、かつてオリンピックで世界トップクラスの実績を残していました。
日本男子バレーの黄金期を象徴するのが、1960年代から1970年代のオリンピックでのメダル獲得です。
日本男子代表のオリンピック成績| 大会 | 開催年 | 日本の最終順位 |
|---|---|---|
| 東京オリンピック | 1964年 | 3位・銅メダル |
| メキシコオリンピック | 1968年 | 2位・銀メダル |
| ミュンヘンオリンピック | 1972年 | 1位・金メダル |
| モントリオールオリンピック | 1976年 | 4位 |
| ロサンゼルスオリンピック | 1984年 | 7位 |
| ソウルオリンピック | 1988年 | 10位 |
| バルセロナオリンピック | 1992年 | 6位 |
| 北京オリンピック | 2008年 | 11位 |
| 東京オリンピック | 2021年 | 7位 |
| パリオリンピック | 2024年 | 7位 |
1972年のミュンヘンオリンピックでは、松平康隆監督率いる日本が優勝しました。
しかし、その後は世界の強豪国との競争が激しくなり、オリンピックでメダルを獲得できない期間が続きます。
2012年ロンドン大会と2016年リオデジャネイロ大会では出場権を獲得できませんでした。
東京2020では開催国として出場し、準々決勝まで進出しましたが、ブラジルに敗れて7位となっています。
2024年パリ大会も7位という結果でした。
ブラン体制で見えた復活の兆しオリンピックの結果だけを見ると、東京2020とパリ2024はともに7位です。
しかし、ブラン体制ではネーションズリーグで2023年に銅メダル、2024年に銀メダルを獲得しています。
これは、日本男子代表が世界大会でメダルを争える実力を備えつつあることを示す成果です。
特に2023年の銅メダルは、世界レベルの男子国際大会で日本が2009年以来となるメダルを獲得したという意味でも大きな出来事でした。
つまり、現在のティリ体制は、かつてのように日本代表を一から作り直す段階ではありません。
ブラン体制が築いた守備力や攻撃の組み立てを引き継ぎ、世界の強豪国との接戦を勝ち切る力を伸ばすことが重要になります。
ロサンゼルス2028に向けた課題ティリ監督に期待されるのは、東京2020でフランスを優勝に導いた経験を日本代表の強化に生かすことです。
特に注目したいポイントは次の3つです。
- 国際大会での勝負強さ: 接戦や勝負どころで相手を上回る判断力をチームに浸透させられるか。
- 選手の能力を最大限に引き出すこと: 日本代表が持つ技術力や守備力を、世界トップレベルの戦術に結びつけられるか。
- チームの継続的な強化: ベテランと若手を組み合わせ、次のオリンピックまで競争力を維持できるか。
JVAの就任内定会見で、ティリ監督自身もロサンゼルス2028オリンピックで表彰台を目指す考えを示しています。
東京2020の金メダル獲得経験が、日本代表の次の大きな目標にどう生かされるかが注目されます。
【プロの結論】男子バレー監督の評価は実績とチーム強化の両面で見る
男子バレー日本代表の監督を評価する際には、オリンピックの順位だけで判断しないことが重要です。
監督の役割は、選手の能力を引き出し、チーム全体の戦術を構築し、長期的に国際競争力を高めることにあります。
その観点から見ると、歴代監督にはそれぞれ異なる功績があります。
松平康隆氏は日本男子バレーを世界一に導き、ブラン氏は守備力を中心としたチーム強化によって世界大会でのメダル獲得を実現しました。
そしてティリ氏は、フランス代表でオリンピック金メダルを獲得した経験を持ち、日本のクラブチームでの指導経験も備えています。
今後の評価を左右するのは、こうした過去の実績を日本代表の結果につなげられるかどうかです。
特に注目すべきなのは、次の3つの判断基準です。
1. ネーションズリーグや世界選手権で安定して上位に進出できるか。
2. 強豪国との試合で戦術的な対応力を発揮できるか。
3. ロサンゼルス2028オリンピックでメダルを獲得できるチームを作れるか。
東京2020でフランスを金メダルに導いた名将が、日本代表でも同じような成果を残せるのか。これがティリ体制最大の注目点です。
【男子バレーの監督】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、男子バレー日本代表の監督は誰ですか?
A1:2026年1月時点では、フランス出身のロラン・ティリ監督です。2024年11月に次期監督への就任が内定し、2025年シーズンから日本代表を率いています。
Q2:ロラン・ティリ監督はオリンピックで金メダルを獲得したことがありますか?
A2:あります。2021年開催の東京2020オリンピックでフランス男子代表を率い、同国初となる男子バレーボールの金メダルを獲得しました。
Q3:フィリップ・ブラン前監督はなぜ退任したのですか?
A3:ブラン氏はパリ2024オリンピックを自身の日本代表での活動の集大成とする意向を固め、大会終了後に退任しました。後任には、東京五輪金メダルの実績と日本国内での指導経験を持つティリ氏が選ばれました。
Q4:男子バレー日本代表で金メダルを獲得した歴代監督は誰ですか?
A4:日本代表では、松平康隆氏が率いた1972年ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得しています。なお、ティリ監督が獲得した2021年東京五輪の金メダルは、フランス代表の実績です。
Q5:ロラン・ティリ監督とフィリップ・ブラン監督はどちらが優秀ですか?
A5:両者には異なる強みがあります。ティリ氏はフランス代表をオリンピック金メダルに導いた実績があり、ブラン氏は日本代表の守備力を強化し、ネーションズリーグで銅メダルと銀メダルを獲得しました。単純な優劣ではなく、それぞれの指導期間と成果を比較することが適切です。
2026年1月現在、男子バレー日本代表を率いているのはロラン・ティリ監督です。
歴代監督には松平康隆氏、植田辰哉氏、中垣内祐一氏、フィリップ・ブラン氏などが名を連ね、それぞれの時代に日本男子バレーの強化を担ってきました。
ティリ監督は、2021年の東京2020オリンピックでフランス代表を初の金メダルに導いた実績を持ち、日本国内のクラブチームでの指導経験もあります。
一方、前任のブラン監督も、ネーションズリーグでの銅メダルと銀メダル獲得など、日本代表の成長に大きく貢献しました。
ティリ監督に託された目標は、こうした過去の成果を受け継ぎ、男子日本代表を再びオリンピックの表彰台へ導くことです。
東京2020で金メダルを獲得した指導者が、日本代表でも世界一を目指す。
ロサンゼルス2028オリンピックに向けて、ティリ監督がどのようなチームを作り上げるのか、今後の男子バレー日本代表から目が離せません。
主な事実確認資料
- 日本バレーボール協会:2026年度男子日本代表登録情報、監督就任内定発表・記者会見。
- 国際バレーボール連盟(FIVB):ロラン・ティリの選手・指導者経歴。
- 日本オリンピック委員会(JOC):パリ2024大会記録、ブラン監督の退任報道。
- Volleyball World:東京2020のフランス金メダル、ネーションズリーグの大会記録。