柴咲コウの現在を語るうえで見逃せないのが、映画監督としての活動だ。
2026年3月1日、短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season10』に監督として参加することが公式発表された。
公開は2027年を予定している。
初監督作品は『巫.KANNAGI』柴咲コウが初めて映画監督を務めたのは、2022年公開の『MIRRORLIAR FILMS Season2』に収録された短編映画『巫.KANNAGI』だ。
この作品では監督だけでなく、自身も出演している。
前作では貧困をテーマに、社会が抱える見えにくい問題と、目に見えない世界との交わりを描いた。
今回のSeason10では、前作とは異なるアプローチを採用する予定だ。
本人の公式コメントでは、今回も「因果や縁」という自身が大切にしている感覚を作品の中で表現したいという意向が示されている。
今回の舞台は茨城県下妻市Season10の短編映画は、茨城県下妻市を舞台に撮影される予定だ。
2026年9月には、柴咲コウが監督する作品のエキストラ募集も公式サイトで告知された。
注目したいのは、出演者としてカメラの前に立つだけでなく、作品のテーマや演出を考える立場にも挑戦している点である。
俳優として長年培ってきた人物理解や感情表現の経験を、今度は監督として映像に落とし込む。これは活動領域の拡張として意味がある。
また、短編映画という比較的自由度の高い形式を選んでいることも興味深い。大規模な商業映画とは違うテーマや表現方法を試せる場だからだ。
2027年の公開時には、初監督作『巫.KANNAGI』からどのような変化が見られるのかが注目点になる。
【実業家としての現在】レトロワグラースCEOとサステナブルな取り組み

柴咲コウの活動で、女優業と同じくらい特徴的なのが実業家としての顔だ。
2016年11月18日に設立されたレトロワグラース株式会社は、柴咲コウが代表取締役を務める企業である。
公式企業情報によると、本社は東京都港区にあり、事業概要はエンターテインメント・コマース事業となっている。
レトロワグラースが展開する事業同社の特徴は、環境や社会との調和を意識した事業展開にある。
代表的な取り組みは次のとおりだ。
- MES VACANCES: サステナブルな考え方とデザインを組み合わせたファッションブランド。
- HAFURI-ME: ビューティー関連の事業。
- SUSTAINABLE BEAUTY: 心身の美しさと地球環境の健やかさを両立させるプロジェクト。
- 公式メディア: ライフスタイル、環境、エンターテインメントなどの情報を発信。
企業のコンセプトとして掲げているのは「人は、地球と美しくなれる」という考え方だ。
単に環境に配慮した商品を販売するだけでなく、衣食住や日常生活の選択を通じて、持続可能な暮らしを広げようとしている。
柴咲コウ自身が環境問題や地域文化に関心を持ち、企業活動と個人の発信を結びつけている点が特徴といえる。
2026年5月にはサステナビューティーフェスの総合プロデューサーに2026年5月23日・24日には、山梨県の河口湖ステラシアターで「SUSTAINABLE BEAUTY FES 2026」が開催された。
柴咲コウは総合プロデューサーを担当。
音楽や食、ファッションなどを楽しむことから、持続可能な社会について考えるきっかけをつくるイベントだ。
環境問題というと、節電やリサイクルなどの行動を思い浮かべる人も多い。しかし、このフェスでは音楽やファッションなど、日常の楽しみを入口にしている。
女優や歌手として培ってきた知名度と表現力を、社会的なテーマに結びつける活動といえる。
浜松市・久留女木の棚田で綿花収穫を体験2026年10月6日には、柴咲コウが静岡県浜松市浜名区の久留女木(くるめき)の棚田を訪問した。
この場所は、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で柴咲コウが井伊直虎を演じた際のロケ地として知られている。
今回の訪問では、棚田の保全活動に取り組む「久留女木竜宮小僧の会」と、遠州織物のブランド「HUIS」が栽培する綿花の収穫を体験した。
中日新聞などの報道によると、柴咲コウが棚田を訪れるのは2023年の田植え体験以来、およそ3年ぶり。
綿花を手に取り、その柔らかさに驚きながら収穫を進めたという。
さらに、同市中央区雄踏町にある織物メーカー「古橋織布」にも足を運んだ。シャトル織機の見学や、糸を一本ずつ通していく作業にも挑戦している。
この訪問には、単なるロケ地への再訪以上の意味がある。
綿花の栽培から糸づくり、織布、衣服の製造まで、地域の産業がつながっていることを体験する機会になったからだ。
2017年の大河ドラマで井伊直虎を演じた柴咲コウが、約10年の時を経て、その土地に根付く農業や織物文化に触れている。
女優としての過去の仕事が、地域との継続的なつながりに発展している点は興味深い。
報道では、棚田を守る人々や遠州織物の技術を受け継ぐ人々との交流も紹介されている。
柴咲コウのInstagram最新情報は?
柴咲コウ公式Instagram
@ko_shibasaki
柴咲コウはInstagramでも情報を発信している。
公式アカウントのプロフィールでは、俳優・歌手としての肩書に加え、レトロワグラースのFounderとしての立場も示されている。
また、「旅するように暮らす」というライフスタイルを感じさせるプロフィール表現も特徴だ。
Instagramをチェックする際は、次の3つの情報に注目すると活動の全体像をつかみやすい。
1. 女優活動: 映画やドラマの出演情報、撮影に関連する告知。
2. 音楽活動: EPのリリース、ライブツアー、ステージ関連の情報。
3. ライフスタイル・事業: 旅、自然、ファッション、環境に関する発信。
特に2026年10月は、11月の全国ツアーを控えた時期に当たる。公式サイトでは10月14日の映画とのコラボレーション発表、10月23日のツアーグッズ発表、10月26日の事前販売開始など、具体的な活動情報が相次いでいる。
Instagramで日常的な発信を追いながら、開催日時や出演作品などの確定情報は公式サイトのNEWSで照合するのが分かりやすい。
【芸能活動の経緯と経歴】柴咲コウはどうキャリアを築いてきた?
柴咲コウの現在を理解するには、これまでのキャリアの転換点を振り返る必要がある。
女優として知名度を高め、歌手としてヒット曲を生み出し、その後は会社設立や映画監督にも挑戦してきた。
主な歩みを時系列で整理すると、次のようになる。
- 2007年: 映画『どろろ』『舞妓Haaaan!!!』に出演。異なるジャンルの作品で存在感を示す。
- 2008年: 『少林少女』『容疑者Xの献身』が公開され、映画出演の幅を広げる。
- 2015年: 日本テレビ系ドラマ『○○妻』で、女優歴17年目にして初めて単独で連続ドラマの主演を務める。
- 2016年: 持続可能な調和社会の実現を目指し、レトロワグラース株式会社を設立。
- 2017年: NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で主演の井伊直虎役を務める。
- 2018年: 環境省の環境特別広報大使に任命される。
- 2022年: 『MIRRORLIAR FILMS Season2』の『巫.KANNAGI』で映画監督デビュー。
- 2023~2025年: 「ACTOR'S THE BEST」の全国ライブツアーを3年連続で開催。
- 2026年: EP『泡沫』をリリースし、全国ツアー、Netflix映画、映画監督業などを展開。
特に重要なのは、2016年の会社設立と2017年の『おんな城主 直虎』だ。
会社設立によって、芸能事務所に所属して出演するだけでなく、自ら事業を運営する立場へと活動を広げた。
そして『おんな城主 直虎』では主演を務め、俳優としての代表的な実績を残した。
その後、音楽ツアー、映画監督、環境関連のプロジェクトへと活動が広がっている。
公式プロフィールにも、俳優・歌手にとどまらず、プロデュースやディレクションを手がけるクリエイターとしての側面が紹介されている。
柴咲コウの現在を理解するための3つの視点ここまでの経歴を踏まえると、柴咲コウの活動を理解するうえで押さえたいポイントは3つある。
第一に、女優業を活動の中心に置きながら、表現方法を増やしていること。
映画やドラマへの出演を続けながら、歌手や映画監督としても作品を発表している。異なる分野の仕事が、それぞれ独立しているわけではない。
第二に、事業を通じて価値観を形にしていること。
レトロワグラースのファッションやビューティー事業、サステナビューティーフェスなどは、環境や暮らしに対する考え方を具体的な活動へつなげる試みだ。
第三に、過去の出演作との関係を大切にしていること。
『おんな城主 直虎』の舞台となった浜松への再訪や、俳優として出演した作品の楽曲を取り入れる「ACTOR'S THE BEST」は、その代表例といえる。
過去の作品を単なる出演歴で終わらせず、現在の活動に結びつけている点が、柴咲コウのキャリアの特徴だ。
【柴咲コウ最近】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柴咲コウは2026年現在、何をしている?
A1:女優・歌手・実業家として活動している。2026年はNetflix映画『余命一年、男をかう』への主演、全国ライブツアー「ACTOR'S THE BEST ~泡沫~」、映画『MIRRORLIAR FILMS Season10』の監督業などが注目されている。レトロワグラースの代表取締役として事業にも携わっている。
Q2:柴咲コウの2026年ライブツアーはいつから?
A2:2026年11月7日に埼玉県の三郷市文化会館でスタートする。2027年1月31日まで、全国14都市・全15公演を予定している。ツアータイトルは「KO SHIBASAKI LIVE TOUR 2026 ACTOR'S THE BEST ~泡沫~」。
Q3:Netflix映画『余命一年、男をかう』はいつ配信される?
A3:2026年11月5日からNetflixで世界独占配信される。柴咲コウと赤楚衛二がW主演を務め、柴咲コウは余命一年を宣告された40歳の女性・片倉唯を演じる。
Q4:柴咲コウは映画監督もしている?
A4:している。2022年の『MIRRORLIAR FILMS Season2』に収録された短編映画『巫.KANNAGI』で初監督を務めた。2026年には『MIRRORLIAR FILMS Season10』への2度目の監督参加が発表され、2027年公開予定となっている。
Q5:柴咲コウは会社を経営している?
A5:レトロワグラース株式会社の代表取締役を務めている。2016年11月18日に設立された同社は、エンターテインメント・コマース事業を展開し、ファッションやビューティー関連の事業にも取り組んでいる。
Q6:柴咲コウは浜松市とどのような関係がある?
A6:2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で井伊直虎を演じたことから、浜松市の久留女木の棚田と縁がある。2026年10月6日には同地を再訪し、綿花収穫や遠州織物のものづくりを体験した。
2026年10月現在の柴咲コウは、女優として新作映画に出演する一方、歌手として全国ツアーを開催し、実業家として環境や暮らしに関する事業を展開している。
特に注目すべき最新情報は次の4つだ。
- 11月5日: Netflix映画『余命一年、男をかう』が世界独占配信。
- 11月7日: 全国ライブツアー「ACTOR'S THE BEST ~泡沫~」が開幕。
- 2027年: 『MIRRORLIAR FILMS Season10』で監督作の公開を予定。
- 継続的な事業活動: レトロワグラースを通じてファッション、ビューティー、環境関連の取り組みを推進。
また、10月の浜松訪問からも分かるように、過去の出演作や地域とのつながりを現在の活動に生かしている。
柴咲コウの最近の動向を追うなら、映画やドラマの出演情報だけを見るのでは不十分だ。音楽活動、会社経営、映画監督、環境や地域文化への取り組みまで視野を広げることで、その活動の全体像が見えてくる。
今後はNetflix映画の配信と全国ツアー、そして2027年公開予定の監督作品が大きな注目ポイントになる。女優としての実績を土台に、表現者・プロデューサーとしてどのような新しい作品や事業を生み出していくのか。2026年後半から2027年にかけても、柴咲コウの動向から目が離せない。