2026年11月1日、第58回全日本大学駅伝で早稲田大学が5時間03分31秒の大会新記録を樹立し、16大会ぶり6度目の優勝を果たした。10月の出雲駅伝に続く2冠達成で、大学駅伝界に早稲田の存在感を強く印象づけた。今回の快挙を支えたのは、工藤慎作や小平敦之ら4年生の経験と、新妻遼己、増子陽太、本田桜二郎ら1年生の勢いが融合したチーム力だ。
気になるのは、早稲田大学競走部の駅伝メンバー16人の顔ぶれと、実際に全日本大学駅伝を走った8人の違いだろう。さらに、出雲駅伝の優勝メンバーとの共通点、2027年の箱根駅伝で注目される選手、歴代の箱根駅伝実績まで、2026年11月1日時点の大会結果と公式選手情報をもとに整理する。
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> - 登録メンバー16人: 4年生4人、3年生3人、2年生4人、1年生5人。駅伝主将は小平敦之。
> - 全日本の実際の出走メンバー: 1区本田桜二郎、2区増子陽太、3区新妻遼己ら8人。当日変更で新妻と鈴木琉胤が起用された。
> - 2026年の実績: 出雲駅伝と全日本大学駅伝で2冠。箱根駅伝2027では4年生の集大成と若手の成長が焦点となる。
【2026年最新】早稲田大学競走部の駅伝メンバー16人を学年別に紹介

2026年度の早稲田大学競走部は、経験豊富な上級生と実力ある下級生がそろう陣容となっている。
10月8日に発表された第58回全日本大学駅伝のチームエントリーでは、16人が登録された。早稲田大学競走部の公式発表に基づく学年別一覧は次のとおりだ。
【4年生:4人】
- 工藤慎作
- 小平敦之
- 増子陽季
- 山﨑一吹
【3年生:3人】
- 瀬間元輔
- 山口竣平
- 吉倉ナヤブ直希
【2年生:4人】
- 佐々木哲
- 鈴木琉胤
- 堀野正太
- 山田晃央
【1年生:5人】
- 上杉敦史
- 新妻遼己
- 本田桜二郎
- 増子陽太
- 若狭奏汰
合計16人で、最も人数が多いのは1年生の5人。新戦力の充実がうかがえる構成だ。
なお、この16人は全日本大学駅伝の大会エントリーメンバーであり、競走部の長距離部門に所属する全選手を意味するものではない。
駅伝主将は4年生の小平敦之チームをまとめる駅伝主将は小平敦之だ。
政治経済学部4年で、早稲田実業高校出身。競走部の公式プロフィールでは、10000mの自己最高記録は28分59秒94、ハーフマラソンは1時間01分54秒となっている。
2026年の箱根駅伝では9区を担当し、区間2位の好走を記録。全日本大学駅伝でも4区を走り、優勝チームの中核を担った。
最終学年を迎えた主将が、チームの精神的な支柱としてどのような役割を果たすかも、今季の早稲田を追ううえで見逃せないポイントだ。
間違えやすい「増子陽季」と「増子陽太」選手名で注意したいのが、増子陽季と増子陽太の違いだ。
増子陽季は4年生、増子陽太は1年生で、別の選手である。
今回の全日本大学駅伝で2区を走り、区間新記録をマークしたのは1年生の増子陽太。4年生の増子陽季は大会エントリー16人に含まれているが、当日の出走8人には入っていない。
同じ「増子」という名字でも、学年と名前を確認することが大切だ。
【全日本大学駅伝2026】登録16人と当日出走8人・区間配置を完全整理
2026年11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝は、愛知県の熱田神宮西門前から三重県の伊勢神宮内宮宇治橋前までを結ぶ、8区間106.8kmの大会だった。
早稲田大学は10月30日に発表された当初の区間配置から、当日に2人を変更。最終的に次の8人が出走した。
当日変更のポイントは3区・新妻、5区・鈴木当初の区間配置では、3区が吉倉ナヤブ直希、5区が山田晃央だった。
しかし、当日の変更で3区に新妻遼己、5区に鈴木琉胤が入った。
この変更によって、1区から3区までを1年生3人が連続して担当する形になった。
全日本大学駅伝2026・早稲田大学の最終区間配置| 区間・距離 | 出走選手 | 学年 | 区間タイム・成績 |
|---|---|---|---|
| 1区・9.5km | 本田桜二郎 | 1年 | 27分47秒・2位 |
| 2区・11.1km | 増子陽太 | 1年 | 30分51秒・1位、区間新 |
| 3区・11.9km | 新妻遼己 | 1年 | 32分45秒・1位、区間新 |
| 4区・11.8km | 小平敦之 | 4年 | 33分24秒・4位 |
| 5区・12.4km | 鈴木琉胤 | 2年 | 34分31秒・1位、区間新 |
| 6区・12.8km | 堀野正太 | 2年 | 36分55秒・3位 |
| 7区・17.6km | 山口竣平 | 3年 | 50分58秒・3位 |
| 8区・19.7km | 工藤慎作 | 4年 | 56分20秒・1位 |
※早稲田大学競走部の公式大会結果に基づく。
特に注目したいのは、序盤の1年生トリオだ。
本田が1区を区間2位でつなぎ、増子が2区で区間新記録を樹立。続く新妻も3区で区間新を記録し、早稲田のリードを拡大した。
一方、後半は小平、鈴木、堀野、山口、工藤と、異なる学年の選手がそれぞれの役割を果たした。
登録16人と当日出走8人は同じではない。 大会のメンバー情報を確認するときは、チームエントリーと当日変更後の最終オーダーを区別する必要がある。
【大会新で16大会ぶり6度目】全日本大学駅伝2026で早稲田が優勝した理由
早稲田大学の総合タイムは5時間03分31秒。
従来の大会記録は2022年に駒澤大学が記録した5時間06分47秒だった。早稲田はこれを3分16秒更新し、16大会ぶり6度目の優勝を達成した。
2位の國學院大學は5時間07分05秒。早稲田は3分34秒の差をつけてゴールした。
全日本大学駅伝の公式大会発表でも、早稲田の大会新記録と優勝が確認されている。
1年生の連続区間新がレースの流れを変えた優勝の大きな要因は、序盤の1年生3人による好走だった。
1区の本田桜二郎は区間2位でレースを進め、2区の増子陽太が30分51秒の区間新記録でトップに浮上した。
続く新妻遼己は32分45秒で走り、従来の区間記録を更新。大会公式発表によると、新妻は大会MVPにも選出された。
大学駅伝で1年生が序盤の重要区間を担うこと自体は珍しくないが、今回の早稲田は3人が連続して結果を残した点が際立つ。
鈴木琉胤と工藤慎作が中盤・終盤を支えた序盤の勢いを優勝につなげたのが、2年生の鈴木琉胤と4年生の工藤慎作だ。
鈴木は5区で34分31秒を記録。従来の区間記録を30秒更新する区間新で、早稲田の優位を維持した。
そしてアンカーの工藤は19.7kmの8区を担当。56分20秒で区間賞を獲得し、最後まで安定した走りを見せた。
1年生の爆発力だけで勝ったわけではない。中盤以降を支える経験者がいたからこそ、チーム全体の力が大会記録につながった。
2026年全日本大学駅伝の主な記録- 総合タイム:5時間03分31秒
- 総合順位:1位
- 大会記録:更新
- 優勝回数:通算6回目
- 前回の大会記録との差:3分16秒
- 2位・國學院大學との差:3分34秒
- 区間新記録:2区、3区、5区
- 大会MVP:新妻遼己
今回の優勝は、単なる接戦の勝利ではない。序盤で主導権を握り、中盤でリードを維持し、アンカーが最後まで崩れないという、完成度の高いレースだった。
【出雲駅伝2026】早稲田大学の優勝メンバー6人と全日本との共通点
2026年10月12日に開催された第38回出雲駅伝でも、早稲田大学は2時間05分56秒の大会新記録で優勝している。
16年ぶり3度目の出雲路制覇だった。
全日本大学駅伝との共通点は、主力選手が複数の大会で継続して結果を残していることだ。
出雲駅伝2026の優勝メンバー1区:吉倉ナヤブ直希(3年)
2区:本田桜二郎(1年)
3区:鈴木琉胤(2年)
4区:新妻遼己(1年)
5区:山口竣平(3年)
6区:工藤慎作(4年)
出雲駅伝の公式結果では、次のような好成績が記録されている。
- 本田桜二郎:2区区間賞
- 鈴木琉胤:3区区間3位、区間新記録
- 新妻遼己:4区区間賞、区間新記録
- 山口竣平:5区区間賞、区間新記録
- 工藤慎作:6区区間賞
特に4区の新妻と5区の山口が連続して区間新を記録したことは、優勝を決定づける大きな要素だった。
出雲と全日本で共通した5人2大会の出走メンバーを比較すると、次の5人が共通している。
- 本田桜二郎
- 鈴木琉胤
- 新妻遼己
- 山口竣平
- 工藤慎作
一方、出雲では吉倉ナヤブ直希が1区を担当し、全日本では増子陽太、小平敦之、堀野正太が新たに出走メンバーに加わった。
この違いは、単に同じ選手を固定しているわけではないことを示している。
出雲駅伝は6区間45.1km、全日本大学駅伝は8区間106.8km。距離も区間構成も大きく異なるため、選手の適性やチーム全体のバランスを考えた配置が必要になる。
早稲田は大会ごとにメンバーを組み替えながら、両大会で優勝をつかんだ。
【箱根駅伝2027の注目選手】工藤慎作・鈴木琉胤・新妻遼己らの展望
2027年1月に開催される第103回箱根駅伝は、出雲・全日本で2冠を達成した早稲田にとって、学生三大駅伝の最後の大きな目標となる。
2026年の第102回箱根駅伝では、早稲田は総合4位。総合タイムは10時間44分29秒だった。
往路は5時間18分26秒で2位、復路は5時間26分03秒で8位。往路で上位につける力を示した一方、復路で順位を維持する難しさも残した。
箱根駅伝2027で注目したい5人1.工藤慎作
4年生の中心選手。全日本大学駅伝では最長の8区を担当し、区間賞を獲得した。
2026年箱根駅伝では5区を走って区間3位。出雲駅伝でもアンカーとして区間賞を獲得しており、長い距離への対応力が強みだ。
2027年箱根駅伝は大学生活最後の大会となる。チームの優勝を目指すうえで、重要な存在になる。
2.小平敦之
駅伝主将としてチームを引っ張る4年生。
2026年箱根駅伝では9区区間2位、全日本大学駅伝では4区を担当した。
大会の勝敗だけでなく、チームをまとめる役割も担う。最終学年として、どのように若手を支えるかにも注目したい。
3.鈴木琉胤
2026年箱根駅伝の4区で区間賞を獲得した実力者だ。
同大会の4区では1時間00分01秒を記録。全日本大学駅伝でも5区区間新をマークしており、ロードでの強さを証明している。
2027年大会では、主要区間を任される可能性のある注目選手だ。
4.新妻遼己
2026年度の1年生ながら、出雲駅伝と全日本大学駅伝の両方で区間新記録を樹立した。
全日本では3区32分45秒の区間新で大会MVPに選ばれた。
距離の長い箱根駅伝でどのような走りを見せるかは、チームの今後を占う大きなポイントとなる。
5.増子陽太
全日本大学駅伝2区で30分51秒の区間新記録を樹立した1年生。
5000mの自己最高記録は13分20秒35で、早稲田大学競走部の公式プロフィールにも記載されている。
スピードを生かした走りが魅力で、今後は長距離への対応力も注目される。
2027年に向けたチームの課題早稲田の2027年箱根駅伝では、4年生の工藤、小平、山﨑、増子陽季らが最終学年を迎える。
一方、山口竣平、鈴木琉胤、堀野正太、吉倉ナヤブ直希らの下級生にも実績がある。
さらに、新妻遼己、本田桜二郎、増子陽太ら2026年入学組が2年生として成長すれば、戦力の厚みは増していく。
ただし、全日本大学駅伝の出走メンバーが、そのまま箱根駅伝の登録メンバーや区間配置になるわけではない。
箱根駅伝は10区間217.1kmの長丁場であり、山登りや山下り、20kmを超える距離への適性も問われる。トラックや短い駅伝区間の記録だけでは判断できない部分がある。
【早稲田大学の箱根駅伝歴代メンバー】13回の優勝と名選手たち
早稲田大学は箱根駅伝の歴史を語るうえで欠かせない伝統校だ。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録によると、総合優勝は通算13回。初優勝は1922年の第3回大会で、直近の優勝は2011年の第87回大会となっている。
2011年の優勝は18年ぶり13度目。早稲田大学はこの年、出雲駅伝、全日本大学駅伝も制し、大学駅伝三冠を達成した。
歴代の早稲田を代表する選手には、次のような名前がある。
- 瀬古利彦
- 櫛部静二
- 武井隆次
- 花田勝彦
- 渡辺康幸
- 大迫傑
早稲田大学の公式紹介でも、瀬古利彦や「早大三羽ガラス」と呼ばれた櫛部静二、武井隆次、花田勝彦、そして渡辺康幸や大迫傑らが、競走部の歴史を彩った選手として紹介されている。
2026年現在の監督は花田勝彦。かつて箱根駅伝を走った選手が指導者としてチームを率い、2026年の出雲・全日本2冠につなげたことも興味深い。
歴史を振り返ると、早稲田には長距離の名選手を育ててきた伝統がある。2027年の箱根駅伝で目指すのは、2011年以来となる総合優勝14回目だ。
【駅伝早稲田メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の早稲田大学の全日本大学駅伝メンバーは何人ですか?
A1:10月8日に発表されたチームエントリーは16人です。学年別では4年生4人、3年生3人、2年生4人、1年生5人。当日実際に出走したのは8人で、当日変更によって3区に新妻遼己、5区に鈴木琉胤が入りました。
Q2:2026年の早稲田大学の駅伝主将は誰ですか?
A2:4年生の小平敦之です。政治経済学部に所属し、2026年の全日本大学駅伝では4区を担当しました。箱根駅伝でも9区区間2位の実績があります。
Q3:2026年の全日本大学駅伝で早稲田大学は優勝しましたか?
A3:優勝しました。5時間03分31秒の大会新記録で、16大会ぶり6度目の優勝です。10月の出雲駅伝に続く2冠を達成し、新妻遼己が大会MVPに選ばれました。
Q4:箱根駅伝2027で注目される早稲田の選手は誰ですか?
A4:工藤慎作、小平敦之、鈴木琉胤、山口竣平、新妻遼己、増子陽太らが注目選手です。特に、箱根駅伝で区間賞を獲得した鈴木や、全日本大学駅伝で区間新を連発した新妻・増子の成長が期待されます。最終的な登録メンバーと区間配置は大会前の発表で確認する必要があります。
Q5:早稲田大学は箱根駅伝で何回優勝していますか?
A5:2026年11月現在、通算13回です。最後の総合優勝は2011年の第87回大会で、2026年の第102回大会は総合4位でした。
2026年の早稲田大学競走部は、出雲駅伝と全日本大学駅伝を連続で制し、大学駅伝界の中心に躍り出た。
全日本大学駅伝の登録16人には、4年生の工藤慎作、小平敦之をはじめ、2年生の鈴木琉胤、1年生の新妻遼己や増子陽太など、実績と将来性を兼ね備えた選手がそろっていた。
特に印象的だったのは、1年生が1区から3区までを担当し、増子と新妻が連続して区間新記録を打ち立てたこと。そして鈴木の5区区間新、工藤の8区区間賞が続いたことだ。
次の大きな舞台は箱根駅伝2027。4年生の集大成と下級生のさらなる成長が、13回の優勝実績を持つ早稲田に14回目の栄冠をもたらすのか。
大会エントリー16人、実際の出走8人、当日変更後の区間配置を区別しながら選手を追うことで、早稲田大学の駅伝チームの強さと今後の可能性がより明確に見えてくる。
主な情報確認資料: 早稲田大学競走部公式大会記録・部員紹介、全日本大学駅伝公式大会発表、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、TBS NEWS DIGの大会報道。