本田望結が『家政婦のミタ』で演じたのは、阿須田希衣(あすだ・きい)役です。阿須田家の4人きょうだいのうち、女の子では次女にあたり、家族全体では一番年下の末っ子です。
ドラマの阿須田家には、父親の恵一と4人の子どもが暮らしています。母親を亡くした家族の中で、希衣は幼い子どもならではの率直な感情を表現する存在でした。
主要な家族の配役は次のとおりです。
- 阿須田恵一:長谷川博己
- 阿須田結:忽那汐里
- 阿須田翔:中川大志
- 阿須田海斗:綾部守人
- 阿須田希衣:本田望結
ここで押さえておきたいのが、希衣は家政婦の役ではないという点です。松嶋菜々子が演じる家政婦・三田灯の派遣先である阿須田家の娘を演じています。
また、本田望結の生年月日は2004年6月1日。2011年10月の放送開始時点では7歳でした。つまり、幼い子どもとして登場する希衣と、当時の本田望結の年齢はほぼ重なっています。
所属事務所のオスカープロモーションの公式プロフィールにも、同作のレギュラー出演者として「阿須田希衣役」と記載されています。
【2011年放送】『家政婦のミタ』の放送期間と松嶋菜々子・遊川和彦

『家政婦のミタ』は、日本テレビ系の水曜ドラマとして放送された連続ドラマです。
放送期間は2011年10月12日から12月21日まで。主演は松嶋菜々子、脚本は遊川和彦が担当しました。放送ライブラリーの番組記録でも、初回と最終回の放送日、出演者、制作スタッフが確認できます。
物語の中心となるのは、母親を事故で亡くした阿須田家です。そこへ派遣された家政婦・三田灯は、料理や洗濯、掃除などの家事を完璧にこなす一方、ほとんど感情を表に出しません。
さらに、依頼されたことには何でも応じようとする三田の行動が、家族それぞれの問題を浮き彫りにしていきます。
作品の基本情報
作品名
家政婦のミタ
放送期間
2011年10月12日~12月21日
放送局
日本テレビ系
主演
松嶋菜々子
脚本
遊川和彦
音楽
池頼広
主題歌
斉藤和義「やさしくなりたい」
放送回数
全11回
主演の松嶋菜々子にとっては、感情を表に出さない謎めいた家政婦という難しい役柄が大きな見どころでした。一方、遊川和彦の脚本は、家族の問題を一つずつ表面化させながら、三田自身の過去にも迫る構成となっています。
本田望結が演じる希衣は、こうした重い物語の中で、母親を失った子どもの悲しみや家族への思いを伝える役割を担いました。大人の登場人物が抱える複雑な事情とは異なる、子ども目線の感情が作品に奥行きを与えています。
【本田望結の演技評判】7歳の涙の演技が視聴者の印象に残った理由
本田望結の希衣役が注目された理由の一つが、泣くシーンで見せた自然な感情表現です。
2011年12月14日公開のWEBザテレビジョンのインタビュー記事では、当時7歳だった本田望結が、希衣の泣く場面をどのように演じているのかについて質問を受けています。
その際、本田望結は、演じる女の子の気持ちを想像すると涙が出てくるという趣旨の説明をしています。
「その女の子の気持ちを考えたら、泣けてきます」
2011年12月14日 WEBザテレビジョン掲載インタビューより
この回答から分かるのは、単に泣く動作を再現するのではなく、希衣という人物の感情を想像しながら演技に取り組んでいたことです。
当時のWEBザテレビジョンも、本田の演技を「大人顔負けの名演技」と紹介していました。幼い子役でありながら、作品の悲しい場面を視聴者に伝える存在として注目されていたことが分かります。
さらに、2023年6月の集英社オンラインのインタビューでは、本人が当時のオーディションについて振り返っています。
本田望結によると、オーディションは大規模なもので、3次面接ほどまで進んだとのこと。もともと忽那汐里のファンで、忽那が阿須田結役を演じると知り、その妹役を演じたいと思ったことも応募の理由だったそうです。
最終オーディションでは、兄役の候補者も含めて組み合わせを変えながら演技を試したと語っています。
このエピソードは、単に偶然大役を得たのではなく、本人が希衣役を演じたいという明確な気持ちを持って選考に臨んでいたことを示しています。
また、2024年の双葉社THE CHANGEのインタビューでは、子役時代について、当時は演じることを仕事というより純粋に楽しいものとして捉えていたと振り返っています。大人の俳優になった現在は、意識を変えていこうとしているとも語っています。
こうした本人の言葉を踏まえると、希衣役の魅力は、年齢に見合わない技巧だけではありません。役柄への共感を大切にしていたことが、視聴者に伝わる演技につながったと考えられます。
【本田望結のプロフィール・経歴】子役時代から2026年までの年表
ほんだ・みゆ
- 生年月日:2004年6月1日
- 出身地:京都府
- 所属:オスカープロモーション
- 特技:フィギュアスケート・水泳
- 2026年11月1日時点:22歳
本田望結は、3歳ごろから芸能活動を始めました。『家政婦のミタ』に出演する前からドラマなどに出演しており、同作だけが芸能活動のスタートだったわけではありません。
所属事務所の公式プロフィールを中心に、代表的な出演歴を整理すると次のようになります。
特に大きな転機となったのが、2015年公開の映画『ポプラの秋』です。所属事務所の出演歴では、星野千秋役で主演を務めた作品として掲載されています。
さらに2017年には『探偵少女アリサの事件簿』で主演を経験。子役としての知名度にとどまらず、物語を中心で支える役柄にも挑戦するようになりました。
2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』に槙野千鶴役で出演。2025年にはドラマ『ふたりソロキャンプ』で草野雫役を務め、映画『きさらぎ駅 Re:』などにも出演しています。
2026年1月8日公開の映画『高校生家族』では赤井琴音役を担当。所属事務所の公式プロフィールには、2023年から2026年まで『ABCお笑いグランプリ』のMCを務めた実績も記載されています。
ドラマ、映画、バラエティーと活動領域が広がっていることからも、子役時代のイメージだけでは現在のキャリアを捉えきれません。
【2026年現在の本田望結】女優とフィギュアスケートの二つの顔
2026年11月現在、本田望結は22歳。女優として映像作品に出演しながら、フィギュアスケートにも関わる活動を続けています。
この二つの活動は、幼少期から並行して取り組んできたものです。双葉社THE CHANGEのインタビューでは、芸能活動を始めたのと同じ3歳ごろに、兄や姉の練習を見てフィギュアスケートにも興味を持ったと本人が振り返っています。
つまり、本田望結にとってフィギュアスケートは、女優として注目された後に始めた趣味ではありません。幼いころから続いてきた、もう一つの大切な活動です。
フィギュアスケートの競技実績所属事務所の公式プロフィールには、フィギュアスケートの大会成績も掲載されています。
確認できる主な実績には、2013年の西日本中小学生フィギュアスケート競技会ノービスBでの3位、2016年の全日本フィギュアスケートノービス選手権大会ノービスAでの6位、2020年の全大阪フィギュアスケート選手権大会ジュニア選手権女子での優勝などがあります。
また、2022年には全国高等学校スケート競技選手権大会に出場しています。
一方、所属事務所の競技歴欄に掲載されている大会記録は2022年までです。2026年現在もフィギュアスケーターとして紹介されていますが、競技会への継続的な出場状況と、スケートに関わる活動全般は分けて捉える必要があります。
女優としての現在の評価女優としては、子ども時代のかわいらしい役柄だけでなく、成長した人物を演じる作品にも出演しています。
2024年公開の主演映画『カーリングの神様』は、フィギュアスケートと同じ氷上競技を題材とした作品です。競技経験を持つ本田望結にとって、これまでの活動と俳優としての表現を結び付ける作品となりました。
また、2024年10月には、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2024のヌーヴェル・エトワール賞ベル・アクトリース賞を受賞したことが、所属事務所のプロフィールに記録されています。
2026年にも映画祭関連の活動が掲載されており、俳優としてのキャリアを継続していることが分かります。
【誤解しやすいポイント】希衣役・出演年齢・オーディションの真相
『家政婦のミタ』と本田望結について調べる際には、役柄や当時のエピソードを正しく理解しておくことが大切です。
1.本田望結は三田さん役ではない
三田灯を演じたのは松嶋菜々子です。本田望結は三田が派遣された家庭の娘、阿須田希衣役として出演しています。
2.希衣は阿須田家の次女であり、末っ子
希衣は阿須田家の4人きょうだいの中で一番年下です。長女の結がいるため、女の子の中では次女にあたります。「次女」と「第2子」は同じ意味ではありません。
3.出演当時の年齢は7歳
本田望結の誕生日は2004年6月1日で、ドラマの放送開始は2011年10月12日です。そのため、出演当時は7歳という計算になります。
4.オーディションは大規模だったが、倍率の数字には注意
本人は2023年の集英社オンラインのインタビューで、オーディションは大規模で、3次面接ほどまであったと振り返っています。ただし、倍率が数百倍だったという具体的な数字は、同インタビューでは語られていません。
また、涙の演技についても、数秒で必ず泣ける特殊な訓練を受けていたという話ではなく、本人は役の女の子の気持ちを考えることを説明しています。
こうした違いを理解すると、実際のインタビューに基づく本田望結の子役時代が、より具体的に見えてきます。
【本田望結・家政婦のミタ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田望結は『家政婦のミタ』で何役を演じましたか?
A1:阿須田家の次女・希衣(きい)役です。4人きょうだいの末っ子で、母親を亡くした家族の中で暮らす幼い娘を演じました。
Q2:本田望結が『家政婦のミタ』に出演した当時は何歳でしたか?
A2:7歳です。2004年6月1日生まれで、ドラマは2011年10月12日に放送が始まりました。
Q3:『家政婦のミタ』の主演と脚本家は誰ですか?
A3:主演は松嶋菜々子、脚本は遊川和彦です。2011年10月12日から12月21日まで日本テレビ系で放送されました。
Q4:本田望結は現在もフィギュアスケートをしていますか?
A4:2026年現在もフィギュアスケーターとして紹介されています。子どものころから競技会に出場し、全国大会などにも参加してきました。ただし、近年の競技会への継続的な出場状況は、所属事務所の公開競技歴だけでは判断できません。
Q5:本田望結は現在も女優として活動していますか?
A5:はい。映画『高校生家族』への出演など、2026年も俳優活動を続けています。テレビ番組のMCなど、ドラマや映画以外の仕事にも活動を広げています。
【プロの結論】本田望結の原点は希衣役、現在は多彩な表現者へ
本田望結と『家政婦のミタ』の関係を振り返ると、阿須田家の次女・希衣役は、彼女の知名度を大きく高めた代表的な出演作だったことが分かります。
2011年、7歳で出演した本作では、母親を亡くした幼い女の子の感情を丁寧に表現しました。本人が当時のインタビューで語った、役柄の気持ちを想像して演じる姿勢も印象的です。
その後は映画主演、連続ドラマ、朝ドラ、映画祭での受賞、テレビ番組のMCなど、活動の幅を広げてきました。フィギュアスケートとの両立も、彼女のキャリアを語るうえで欠かせない要素です。
2026年現在、本田望結を評価する際には、7歳の希衣役だけに注目するのではなく、その後の出演作や本人が積み重ねてきた経験にも目を向ける必要があります。
『家政婦のミタ』は本田望結の原点の一つであり、現在の彼女は子役時代のイメージを超えて、女優とフィギュアスケートの両面で自分の表現を追求する存在へと成長しています。
希衣役をもう一度見返すときは、当時7歳だった本田望結の演技だけでなく、その後のキャリアを知ったうえで作品を見直してみると、また違った魅力を感じられるはずです。