100均3社を比較すると、それぞれ得意なアイテムが異なります。ダイソーは完成品の移動ポケットやバンドクリップ、セリアはクリップを使ったハンドメイド用品、キャンドゥはバッグに貼り付けるタイプが選択肢になります。
1. ダイソー:完成品の移動ポケットが便利ダイソーでは、服やバッグに取り付けられる移動ポケットが公式ネットストアに掲載されています。
確認できた「移動ポケット」は税込220円。本体サイズは約13×12cmで、クリップが付属しています。バッグ・服飾雑貨カテゴリーの商品で、ハンカチや小物を収納する用途です。
また、バンドクリップも税込110円で販売されています。2本入りの商品があり、手持ちの布製ポーチに取り付ければ、自分専用の移動ポケットを作れます。
ダイソーの公式商品情報では、移動ポケットは洗濯不可、重いものや詰め込みすぎにも注意とされています。衣類に取り付けたまま洗濯する商品ではありません。
ダイソーがおすすめなのは、こんな人です。
- 裁縫をせずにすぐ使いたい人
- ズボンやスカートにポケットを追加したい人
- 子どものハンカチやティッシュを収納したい人
- 手持ちのポーチを移動ポケットに作り替えたい人
セリアでは、移動ポケット用のバンドクリップが注目アイテムです。
2026年2月の販売情報を調べた記事では、セリアの「バンドクリップ モノトーン4個入り」や、ハート・スター型のクリップが紹介されています。既製品のポーチや自作した布袋に取り付ければ、クリップ式の収納アイテムに変えられます。
一方、完成品の移動ポケットについては、2024年5月に「移動ポケット 縦型」が税込110円、約18×13cmの商品として紹介されました。ただし、2026年2月の別の販売調査では、セリアの移動ポケットは確認されず、バンドクリップが選択肢として挙げられています。過去に販売された商品が現在も全店舗にあるとは限りません。
セリアを利用するなら、完成品だけに絞らず、手芸用品売り場でクリップと布製ポーチを別々に探す方法もあります。
特に、シンプルなデザインのポーチを使って大人向けの後付けポケットを作りたい人に向いています。
3. キャンドゥ:バッグ内ポケットなら「貼るだけポケット」キャンドゥで注目したいのは「貼るだけポケット 大」です。
公式ネットショップの商品情報によると、価格は税込110円、本体サイズは約12×13cm。ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ナイロンを使用した商品で、バッグの内側などに貼り付けて使います。
仕組みは、付属の面ファスナーをバッグ側とポケット側にそれぞれ貼り付ける方式です。ポケット自体をバッグに直接縫い付ける必要がなく、取り外しもできます。
バッグの中に鍵やイヤホン、リップクリームなどを収納する場所が欲しい人には便利です。
ただし、公式商品ページには、剥がす際に糊が残ったり、取り付け部分の表面が傷ついたりする可能性があると記載されています。また、公式通販では販売期間外と表示されるページもあるため、店舗での取り扱いを確認してください。
なお、キャンドゥのバンドクリップを探している場合は、名札用クリップなどと混同しないようにしましょう。現在の公式ネットショップに掲載されている「名札用クリップ6P」は事務用品であり、移動ポケット専用のバンドクリップとは別の商品です。
【価格・費用を比較】100均の後付けポケットはどれが安い?

後付けポケットの価格は、完成品を購入するか、クリップや接着用品を組み合わせてDIYするかによって変わります。
2026年10月時点で確認できた商品情報を整理すると、次のようになります。
価格は各社の商品掲載情報・販売紹介記事に基づくものです。店舗、時期、在庫によって異なる場合があります。
出典:ダイソー公式ネットストア、ダイソー公式企業サイト、キャンドゥ公式ネットショップ、セリア商品の販売紹介記事。
110円から始めるなら何を買う?最も安く始めるなら、すでに持っているポーチや布を活用する方法です。
- ポーチがある人:バンドクリップ110円
- 布から作りたい人:アイロン接着シート110円+手持ちの布
- バッグに収納を増やしたい人:キャンドゥの貼るだけポケット110円
- 完成品が欲しい人:ダイソーの移動ポケット220円
価格差だけで選ぶと、必要なパーツを買い足して結果的に高くなることがあります。最初に完成品かDIYかを決めておくと、余計な出費を抑えられます。
【取り付け方を解説】ズボン・服にポケットを後付けする3つの方法
服にポケットを追加する場合は、着脱できるクリップ式が手軽です。洗濯のたびに外せるため、衣類そのものに接着剤を付けたくない人にも適しています。
方法1:クリップ式ポケットを取り付ける最も簡単なのは、完成品の移動ポケットをズボンやスカートのウエスト部分に挟む方法です。
取り付け手順は次のとおりです。
- ズボンやスカートのウエスト部分など、クリップを挟める場所を選ぶ。
- 移動ポケットのクリップを開く。
- 生地を挟み、クリップが奥まで固定されていることを確認する。
- 実際に歩いたり座ったりして、ポケットがずれないか確認する。
ベルトループがあるズボンなら、ループ部分を利用する方法もあります。
薄手のTシャツや柔らかいニット生地は、クリップの重さで生地が引っ張られることがあります。できるだけ縫い目やウエスト部分など、比較的しっかりした場所に取り付けましょう。
方法2:バンドクリップでオリジナルポケットを作るセリアやダイソーのバンドクリップを使えば、市販の小さなポーチを移動ポケットとして活用できます。
用意するものは次の3つです。
- バンドクリップ2本
- 布製ポーチまたは手作りの布袋
- 必要に応じて取り付け用の補強布
ポーチの上部にクリップを取り付けるための布部分があれば、そこにバンドを通します。クリップが左右に配置されるように調整すると、ポーチが傾きにくくなります。
バンドを通す部分がないポーチの場合は、上部に布製の取り付けタブを縫い付ける方法が確実です。クリップだけを購入しても、ポーチの構造によってはそのまま取り付けられないため注意してください。
この方法なら、好みの色や大きさのポーチを利用できるので、大人向けのシンプルな後付けポケットにも仕上げられます。
方法3:アイロン接着シートで縫わないポケットDIY裁縫が苦手な人には、アイロン接着シートを使う方法もあります。
ダイソー公式企業サイトでは、2024年7月14日にアイロン接着シートを紹介しています。税込110円の商品で、アイロンの熱によって溶ける両面接着フィルムです。布同士の貼り合わせやアップリケなどに使用できます。
この商品は完成したポケットではありませんが、布を接着してポケットの形を作る材料として利用できます。
基本的な作り方は以下のとおりです。
- ポケットにしたい布を2枚用意する。
- ポケットの口になる部分を残して、左右と底の接着部分を決める。
- 説明書に従って接着シートを配置する。
- ドライ中温など指定された温度で、あて布や剥離紙を使いながら圧着する。
- 完全に冷めてから接着状態を確認する。
ポイントは、ポケットの入り口まで接着しないことです。左右と底を固定し、上部を開けた状態にしておけば、収納スペースとして使えます。
ただし、アイロン接着シートは素材を選びます。防水・撥水加工品、熱に弱い生地、凹凸の大きい素材などには使用できない場合があります。ポケットの口や角には力が集中しやすいため、長期間使うなら縫い付けによる補強も検討してください。
【バッグ内ポケット後付け】100均の貼るタイプは本当に便利?
バッグは衣類と違って、毎回洗濯する必要がないため、貼り付け式の後付けポケットと相性がよいアイテムです。
特に、ポケットがないトートバッグや内側の収納が少ないリュックには、面ファスナー式のポケットが役立ちます。
キャンドゥの面ファスナー式を使うキャンドゥの貼るだけポケットは、バッグの内側に収納場所を増やしたいときに使えます。
取り付け手順は次のとおりです。
- バッグの内側から、ポケットを設置する場所を決める。
- 取り付け面の汚れやほこりを取り除き、乾燥させる。
- 説明書に従って、面ファスナーの片側をポケットに貼る。
- もう片側をバッグ側に貼り付ける。
- 位置を合わせて面ファスナー同士を固定する。
財布や鍵などの小物を入れる場所を決めておけば、バッグの底を探し回る手間を減らせます。
ただし、粘着面がバッグの素材に合わないと、使用中に剥がれたり、取り外した際に跡が残ったりすることがあります。
バッグの素材別に選ぶことも大切特に高価なバッグやお気に入りのブランドバッグには、粘着式を直接貼らないほうが無難です。内側に別のポーチを入れる方法なら、バッグ本体を傷めるリスクを抑えられます。
バッグ内ポケットの後付けは、収納量を増やすことだけが目的ではありません。鍵や交通系ICカードなど、使用頻度の高い小物の定位置を決めることで、取り出しやすさも改善できます。
【洗濯・耐久性を検証】後付けポケットが剥がれにくい選び方
後付けポケットを長く使うためには、購入時の価格よりも固定方法と使用環境が重要です。
特に服の場合は、着用中の動きや洗濯による負荷を考慮する必要があります。
クリップ式は洗濯前に必ず取り外すクリップ式の最大のメリットは、必要なときだけ装着できることです。
一方、クリップ付き移動ポケットを服に取り付けたまま洗濯するのは避けてください。ダイソーの公式商品情報でも、移動ポケットは洗濯不可と案内されています。
バンドクリップ単体についても、洗濯機や乾燥機を使用するときには取り外すよう注意書きがある商品があります。
毎日着る服に使用するなら、着脱しやすいクリップ式にして、洗濯の際にポケットを別に保管する方法が現実的です。
アイロン接着式は洗濯回数に注意アイロン接着は縫い付ける手間がなく、見た目も比較的すっきり仕上がります。
ただし、洗濯を繰り返すと接着部分が弱くなる可能性があります。
ダイソーのアイロン接着ワッペンにも、洗濯によって剥がれる可能性があり、しっかり固定したい場合は縫い付けるよう案内されている商品があります。手洗いや乾燥機の使用制限なども商品によって異なります。
そのため、洗濯頻度の高いズボンや子ども服にポケットを後付けする場合は、接着だけで済ませず、縫い付けによる補強を加える方法が安心です。
粘着式は剥がすときのダメージにも注意面ファスナー式はバッグの内側に収納を増やせる反面、粘着剤が素材に残ることがあります。
キャンドゥ公式商品も、取り外す際の糊残りや取り付け面の損傷について注意を促しています。
粘着式を使う場合は、目立たない部分で素材との相性を確認してから取り付けるとよいでしょう。
長持ちさせるためのチェックポイント- クリップ式は厚みのある生地や縫い目に取り付ける。
- 重いスマートフォンや大量の小物を入れない。
- アイロン接着は説明書の温度・圧着時間を守る。
- 洗濯する服には必要に応じて縫い付け補強を加える。
- 粘着式は取り付け面の素材と表面加工を確認する。
- 洗濯機や乾燥機に入れる前に、取り外せる部品を外す。
【100均後付けポケットの売り場】見つからないときはどこを探す?
後付けポケットは、必ずしも「ポケット」という商品名で陳列されているわけではありません。
店舗によって売り場が異なるため、目的の商品に合わせて探すことが大切です。
主に探したいのは、次の3つのコーナーです。
- 手芸・ハンドメイド用品:バンドクリップ、接着シート、布用接着用品。
- バッグ・ポーチ用品:移動ポケット、貼るだけポケット、収納ポーチ。
- キッズ・入園入学用品:子ども向け移動ポケットやクリップ関連用品。
特に入園・入学準備の時期は、季節商品として専用コーナーに並ぶ場合もあります。ママテナの販売調査でも、2月から4月ごろは入園・入学準備用品のコーナーで移動ポケットを見つけやすいことが紹介されています。
見つからない場合は、店員に「移動ポケット用のバンドクリップ」や「バッグに貼る内ポケット」と具体的に伝えると探しやすくなります。
【プロの結論】100均の後付けポケットは用途別に選ぶのが正解
今回の比較から分かるのは、100均の後付けポケットは、価格だけでなく、取り付ける対象によって選ぶべき商品が違うということです。
服にはクリップ式、バッグには面ファスナー式、長期間固定したい布製品にはアイロン接着や縫い付けを組み合わせる方法が適しています。
判断基準を整理すると、次のようになります。
- 手軽さを優先する人:ダイソーの完成品移動ポケット
- 自分好みにアレンジしたい人:セリアやダイソーのバンドクリップ
- バッグの収納を増やしたい人:キャンドゥの貼るだけポケット
- 縫わずに布製ポケットを作りたい人:アイロン接着シート
- 洗濯頻度が高い服に使いたい人:縫い付け補強を組み合わせた方法
- 高価なバッグに使いたい人:粘着剤を使わない取り外し式ポーチ
一方、重いスマートフォンを収納したい場合や、毎日洗濯する衣類に使いたい場合は、110円の商品だけで耐久性を求めるのは難しいことがあります。収納する物の重さや使う頻度を考え、必要なら手芸店の丈夫なクリップや専用の移動ポケットも比較しましょう。
【ポケット後付け100均】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ズボンにポケットを後付けするなら、100均のどの商品がおすすめ?
A1:手軽さを優先するなら、ダイソーのクリップ付き移動ポケットがおすすめです。税込220円の商品が公式ネットストアに掲載されています。手持ちのポーチを活用したい場合は、バンドクリップを使う方法もあります。
Q2:100均の後付けポケットは縫わずに取り付けられる?
A2:取り付けられます。クリップ式なら服のウエスト部分に挟むだけで使えます。バッグならキャンドゥの面ファスナー式、布製ポケットを自作するならアイロン接着シートも選択肢です。
Q3:100均の後付けポケットは洗濯しても剥がれない?
A3:固定方法によって異なります。クリップ式は洗濯前に取り外してください。アイロン接着式も洗濯回数によって剥がれる可能性があるため、必要に応じて縫い付け補強を行いましょう。
Q4:キャンドゥの貼るだけポケットはズボンにも使える?
A4:商品はバッグの内側などへの取り付けを想定しています。ズボンは着用中に生地が伸縮し、摩擦や汗、水濡れも発生するため、衣類にはクリップ式を選ぶほうが実用的です。
Q5:セリアにバンドクリップや移動ポケットは売っている?
A5:バンドクリップは販売情報があり、手持ちのポーチに取り付けて活用できます。移動ポケット縦型も過去に税込110円で紹介されていますが、2026年の店舗在庫は店舗ごとに確認してください。
Q6:100均の後付けポケットはどの売り場にある?
A6:手芸・ハンドメイド用品、バッグ・ポーチ用品、キッズ・入園入学用品の各コーナーを探してください。店舗によって陳列場所が違うため、商品名を伝えて店員に確認する方法もあります。
ポケットがないズボンや服、収納スペースが少ないバッグも、100均グッズを使えば手軽に使い勝手を改善できます。
2026年10月時点で確認できる商品では、ダイソーの移動ポケットが税込220円、バンドクリップやアイロン接着シートが税込110円、キャンドゥの貼るだけポケット大も税込110円です。
セリアはバンドクリップを使ったDIYが選択肢になります。過去に紹介された完成品の移動ポケットについては、現在の取り扱い状況を確認してから購入するのがおすすめです。
最後に覚えておきたいのは、服には着脱しやすいクリップ式、バッグには面ファスナー式、洗濯する衣類には縫い付け補強という使い分けです。
安さだけで決めず、収納する物の重さや生地の素材、洗濯の頻度まで考えて選べば、100均アイテムでも満足度の高い後付けポケットを作れます。 (出典: ポケット後付け 100均(Yahoo!ニュース))