畠世周(はたけ・せいしゅう)は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手で、右投左打の投手です。1994年5月31日生まれ、広島県呉市出身。近大福山高校、近畿大学を経て、2016年のドラフト2位で読売ジャイアンツに入団しました。2024年の現役ドラフトで阪神へ移籍し、2025年から新天地でプレーしています。
2026年10月30日には、右中指の靭帯性腱鞘再建術を受け、無事に退院したことが球団から発表されました。今季は11試合に登板して防御率2.53、3ホールドを記録。故障と向き合いながら、再びマウンドに戻るためのリハビリが今後の焦点となっています。
【畠世周のプロフィール】生年月日・出身地・身長・投打を紹介

畠世周は、恵まれた体格を持つ右腕投手です。読み方は「はたけ・せいしゅう」。阪神タイガースでは背番号36を着用しています。
阪神タイガースの2026年公式選手プロフィールと日本野球機構(NPB)の登録情報を整理すると、基本データは次のとおりです。
- 名前:畠 世周(はたけ・せいしゅう)
- 生年月日:1994年5月31日
- 年齢:32歳(2026年10月現在)
- 出身地:広島県呉市
- 身長:186cm
- 体重:94kg
- 投打:右投左打
- ポジション:投手
- 背番号:36
- 所属球団:阪神タイガース
- ドラフト:2016年ドラフト2位
- 出身高校:近大福山高校
- 出身大学:近畿大学
出身地については、阪神の公式プロフィールでは「広島」と表記されています。一方、近畿大学が2016年12月に公表した卒業関連のニュースリリースでは、出身地を「広島県呉市」と具体的に紹介しています。そのため、呉市出身という情報には大学の公式資料による裏付けがあります。
また、身長186cmという体格は、プロ野球の投手としても存在感のあるサイズです。右腕から投げる一方で打席では左打ちという特徴も持っています。なお、投打の左右は投球する腕と打席に立つ方向を示すもので、左投手という意味ではありません。
2026年の阪神公式プロフィールでは、体重94kg、NPB在籍10年目とされています。学生時代のプロフィールでは体重78kgと記載されており、現在の登録情報とは時期が異なります。
【畠世周の経歴】近大福山高校から巨人ドラフト2位へ
畠世周の野球人生は、広島県での学生時代から始まります。近大福山高校を経て近畿大学に進学し、大学野球で実績を積み上げました。
近畿大学時代は3試合連続完封を記録近畿大学が2016年12月に公表した資料によると、畠は2015年秋季リーグで3試合連続完封を記録しました。これは当時の新リーグタイ記録に当たる実績です。
同資料には、右投手として最速152km/hを記録したことも紹介されています。大学時代から力のある速球を武器にしていたことが分かります。
大学での活躍を評価され、2016年のプロ野球ドラフト会議では読売ジャイアンツから2位指名を受けました。近畿大学からは66人目のプロ野球選手として送り出される選手でもありました。
巨人時代の2017年に一軍デビュープロ入り後の畠は、2017年7月6日の広島戦で一軍初登板・初先発を果たしました。同年7月19日の中日戦ではプロ初勝利を記録しています。
NPBの年度別成績によると、ルーキーイヤーの2017年は13試合に登板し、6勝4敗、防御率2.99。72回1/3を投げて72奪三振を記録しました。新人ながら先発投手として結果を残したシーズンです。
2020年には12試合に登板して4勝4敗、防御率2.88を記録。プロ初完投勝利と初完封勝利も達成しました。
2021年は自己最多52試合に登板畠のプロキャリアで特に注目したいのが2021年です。この年は先発だけでなく、中継ぎやロングリリーフ、セットアッパー、抑えなど複数の役割を経験しました。
NPB公式記録では、2021年の成績は52試合登板、4勝3敗、11ホールド、1セーブ、防御率3.07。投球回は96回2/3、奪三振は97個でした。
この数字からも、畠が単なる先発候補ではなく、試合展開に応じて幅広い役割を担える投手として起用されていたことが分かります。
その後、2022年は27試合に登板しましたが、2023年3月には右肘の関節鏡視下クリーニング術を受け、一軍登板がありませんでした。2024年も一軍登板は1試合にとどまり、プロ生活の転換点を迎えます。
【畠世周の年度別成績】巨人時代から阪神移籍後までを比較
畠の実績を理解するには、登板数だけでなく、勝敗、防御率、ホールドなどを年度ごとに確認することが大切です。
以下はNPB公式記録を中心に整理した一軍公式戦の主な年度別成績です。
| 年度 | 所属球団 | 登板 | 勝敗 | ホールド・セーブ | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年 | 巨人 | 13試合 | 6勝4敗 | 0H・0S | 2.99 |
| 2018年 | 巨人 | 9試合 | 2勝0敗 | 3H・0S | 2.79 |
| 2019年 | 巨人 | 5試合 | 0勝1敗 | 0H・0S | 6.89 |
| 2020年 | 巨人 | 12試合 | 4勝4敗 | 0H・0S | 2.88 |
| 2021年 | 巨人 | 52試合 | 4勝3敗 | 11H・1S | 3.07 |
| 2022年 | 巨人 | 27試合 | 3勝0敗 | 5H・1S | 3.14 |
| 2024年 | 巨人 | 1試合 | 0勝0敗 | 0H・0S | 3.00 |
| 2025年 | 阪神 | 12試合 | 0勝0敗 | 4H・0S | 0.00 |
| 2026年 | 阪神 | 11試合 | 0勝1敗 | 3H・0S | 2.53 |
出典:日本野球機構(NPB)個人年度別成績。2026年はシーズン終了時の記録。
この表で目立つのは、2021年の52試合登板と、阪神移籍後の2025年の防御率0.00です。
2025年は12試合、投球回12回1/3で自責点ゼロ。4ホールドを記録しました。登板数や投球回は限られていますが、移籍後の一軍で結果を残したことは、畠のキャリアを考えるうえで重要なポイントです。
2026年は11試合で防御率2.53、3ホールド。投球回10回2/3、被安打6、奪三振7という成績でした。2025年と比較すると防御率は上昇していますが、短い投球回数だけで投手としての実力を断定することはできません。
2026年終了時点の通算成績は、142試合登板、19勝13敗、26ホールド、2セーブ、防御率3.06です。巨人時代の先発実績と阪神移籍後の救援実績が、現在のキャリアを形作っています。
【阪神タイガースへの移籍】現役ドラフトで巨人から新天地へ
畠世周のキャリアにおける大きな転換点は、2024年12月9日に開催された現役ドラフトです。
阪神タイガースは同日、読売ジャイアンツに所属していた畠の入団が決まったと公式発表しました。阪神からは浜地真澄が横浜DeNAベイスターズへ移籍しています。
12月19日に行われた入団会見で、畠は巨人で8年間プレーしてきたことを振り返り、阪神での新たな挑戦について語りました。
会見で特に注目したいのは、自身の投手としての特徴について説明した部分です。
畠は中継ぎで期待されることについて、もともと先発を経験しているため、長いイニングを投げられる点が持ち味だと説明しました。
つまり、1イニングを任される一般的なリリーフだけでなく、複数イニングを投げるロングリリーフにも対応できることをアピールしていたのです。
甲子園との相性にも期待入団会見では、阪神甲子園球場についても言及しています。
畠は自身を「フライピッチャー」と表現し、風があり、広い甲子園は投手に有利な球場だという見方を示しました。自分の投球スタイルを新しい本拠地で生かしたいという考えです。
この発言は、移籍後の起用法を考えるうえでも興味深いポイントです。先発経験があり、長いイニングを投げられることに加え、打球を打たせてアウトを取る投球スタイルを持つ畠には、救援陣の中で複数の役割を担う可能性があります。
実際、2025年は右中指のコンディション不良によって出遅れたものの、シーズン終盤に一軍へ昇格しました。9月3日の中日戦で移籍後初登板を果たし、その後は12試合連続無失点を記録。クライマックスシリーズのファイナルステージにも登板しています。
さらに日本シリーズ第4戦では、先発の高橋遥人が打球を受けて降板した際、二番手として緊急登板。一死満塁のピンチを最少失点で切り抜けました。
2025年の12試合登板、防御率0.00という記録は、限られた登板機会の中で存在感を示した結果です。移籍1年目は、故障による出遅れから一軍での信頼を取り戻したシーズンだったと整理できます。
【2026年最新】畠世周の現在と右中指の手術・復帰への課題
2026年10月31日現在、畠世周に関する最も大きなニュースは、10月30日に阪神タイガースが発表した右中指の手術と退院です。
球団発表によると、畠は「右中指靭帯性腱鞘再建術」を受け、手術を無事に終えた後、大阪府内の病院を退院しました。
手術を決断した理由畠本人は球団を通じて、次のようにコメントしています。
「昨シーズンから離脱を繰り返してしまい、今シーズンも思ったようにパフォーマンスが上がらない状況もあり手術することにしました。しっかりとリハビリをしてレベルアップした姿を見せられるように頑張りたいと思います。」
このコメントから読み取れるのは、今回の手術が単なる一時的な治療ではなく、繰り返す離脱やパフォーマンスの問題を改善するための決断だったということです。
2025年にも右中指のコンディション不良による離脱があり、移籍初年度の一軍昇格はシーズン終盤まで持ち越されました。2026年もコンディションの問題を抱え、最終的には手術を選択しています。
2026年シーズンの成績と離脱時期NPBの公式記録による2026年の畠の成績は、次のとおりです。
- 登板:11試合
- 勝利:0勝
- 敗北:1敗
- ホールド:3
- 投球回:10回2/3
- 被安打:6
- 奪三振:7
- 防御率:2.53
日刊スポーツなどの報道によると、畠は6月14日に出場選手登録を抹消され、その後、一軍に再昇格することはありませんでした。
防御率2.53という数字だけを見ると、一定の結果を残したようにも見えます。しかし、登板数は11試合にとどまり、投球回も10回2/3です。シーズンを通して安定して登板できたわけではなく、コンディションの維持が課題として残りました。
投球再開まで3か月以上との報道2026年10月31日付のスポニチアネックスの報道では、投球再開まで3か月以上かかる見込みとされています。
ただし、投球練習を再開する時期と、一軍公式戦に復帰する時期は別の問題です。リハビリの進み具合や実戦形式の調整など、復帰までには複数の段階があります。
球団が発表したのは手術の実施と退院、そして本人のコメントです。具体的な一軍復帰日が決まったわけではありません。
2027年に向けて注目されるのは、右中指の状態が安定するかどうか、そして投球時の感覚や球威を取り戻せるかという点です。
【プロの結論】畠世周の評価は実績・役割の幅・稼働率で見る
畠世周を評価するとき、単純に勝利数や防御率だけを見てしまうと、投手としての特徴を十分に理解できません。
注目したいのは、巨人時代の先発実績、2021年の救援での幅広い起用、そして阪神移籍後に見せたリリーフとしての適応力です。
評価ポイント1:先発と中継ぎの両方を経験2017年には6勝を挙げ、2020年には完封勝利を記録。2021年には52試合に登板して11ホールド、1セーブを記録しました。
先発投手として試合を組み立てた経験と、救援投手として短いイニングを任された経験の両方を持っています。この経験は、試合展開に応じた起用を考えるうえで強みになります。
評価ポイント2:阪神移籍後に防御率0.00を記録2025年の一軍成績は12試合、防御率0.00、4ホールドでした。登板数は多くありませんが、移籍後に一軍で無失点を継続し、日本シリーズでも登板したことは評価できる材料です。
ただし、12試合という限られた登板数で、長期的な安定性まで証明されたわけではありません。2026年も11試合の登板にとどまったことから、今後は継続的にマウンドへ立てるかが大きな評価基準になります。
評価ポイント3:最大の課題はコンディションの安定2023年の右肘手術、2025年から続く右中指の不調、2026年10月の再建術と、畠のキャリアには故障による離脱が複数回ありました。
球威や過去の実績だけでなく、年間を通して登板できる状態を維持できるかどうかが、今後の評価を左右します。
阪神にとっても、畠が健康な状態で復帰すれば、先発経験を持つ救援投手という選択肢が増えることになります。特にロングリリーフや複数イニングを任せられる投手としての価値は、今後も注目すべき部分です。
【畠世周】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:畠世周はどこの球団に所属していますか?
A1:2026年現在、阪神タイガースに所属しています。2024年12月の現役ドラフトで巨人から移籍し、2025年から阪神でプレーしています。背番号は36です。
Q2:畠世周の出身地と生年月日は?
A2:1994年5月31日生まれで、広島県呉市出身です。近大福山高校、近畿大学を卒業し、2016年のドラフト2位で巨人に入団しました。
Q3:畠世周の2026年の成績は?
A3:一軍公式戦で11試合に登板し、0勝1敗、3ホールド、防御率2.53でした。投球回は10回2/3、奪三振は7です。
Q4:畠世周は2026年にどのような手術を受けましたか?
A4:2026年10月30日に右中指靭帯性腱鞘再建術を受けました。手術後は大阪府内の病院を退院しています。
Q5:畠世周の復帰時期はいつですか?
A5:2026年10月31日時点で、一軍復帰の具体的な日程は発表されていません。報道では投球再開まで3か月以上かかる見込みとされています。今後はリハビリの進捗が焦点です。
畠世周は、広島県呉市出身、1994年5月31日生まれの右投左打の投手です。近大福山高校、近畿大学を経て2016年ドラフト2位で巨人に入団し、2021年には自己最多の52試合に登板しました。
2024年の現役ドラフトで阪神へ移籍すると、2025年は12試合で防御率0.00、4ホールドを記録。クライマックスシリーズや日本シリーズにも登板し、新天地で存在感を示しました。
一方、2026年は11試合、防御率2.53にとどまり、10月30日には右中指の靭帯性腱鞘再建術を受けて退院しました。
今後の注目点は、手術後のリハビリを順調に進め、再び安定して登板できる状態を取り戻せるかどうかです。先発と中継ぎの両方を経験した投手としての能力は、これまでの成績が示しています。
2027年以降、畠世周が阪神のブルペンでどのような役割を担うのか。復帰時期だけでなく、球威、登板間隔、継続的な稼働状況にも注目したい選手です。
主な情報源: 阪神タイガース公式選手プロフィール・球団ニュース、NPB公式年度別成績、近畿大学公式ニュースリリース、週刊ベースボールONLINE、日刊スポーツ、スポニチアネックス。