小牧加矢太(こまき・かやた)騎手は、1996年12月24日生まれ、兵庫県出身のJRA障害専門騎手です。父は元JRA騎手で、現在は兵庫県競馬で活躍する小牧太騎手。2020年には全日本障害飛越選手権を制し、馬術競技の日本一に輝いた実績を持っています。
注目される理由は、単に父親が有名騎手だからではありません。高校を卒業して馬術選手として実績を積み、競馬学校を経由せず、25歳でJRA騎手免許を取得したという異例の経歴にあります。2026年10月には父との親子エピソードも報じられ、改めて関心を集めています。
- プロフィール: 1996年12月24日生まれ、兵庫県出身。父は兵庫県競馬でも活躍する小牧太騎手。
- 馬術の実績: 2020年11月、全日本障害飛越選手権で優勝。2013年と2016年にも全日本ジュニア大会を制している。
- 異例の騎手デビュー: 光泉カトリック高校を卒業後、馬術選手として活動。2022年にJRA障害専門騎手としてデビューした。
【小牧加矢太のプロフィール】生年月日・年齢・出身地・現在の所属は?

まず、小牧加矢太騎手の基本プロフィールを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 小牧加矢太(こまき・かやた) |
| 生年月日 | 1996年12月24日 |
| 年齢 | 29歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 血液型 | A型 |
| 職業 | JRA騎手・馬術選手 |
| 騎手免許取得 | 2022年 |
| 騎手免許区分 | 障害 |
| 所属 | 栗東・フリー |
| 父親 | 小牧太 |
| 主な馬術実績 | 2020年全日本障害飛越選手権優勝 |
生年月日や出身地、馬術競技での実績はJRAの騎手紹介ページにも掲載されています。
2026年10月現在29歳で、同年12月24日に30歳を迎えます。
JRAの女性向け競馬情報サイト「UMAJO」の騎手紹介では、趣味はドライブ、好きな食べ物は和食、競馬以外で好きなスポーツはサッカーと紹介されています。
また、騎手としてうれしい瞬間については、勝利を関係者と分かち合えることを挙げています。
こうしたプロフィールから見えてくるのは、競馬だけでなく、馬との関わりそのものを大切にしてきた人物像です。
特に注目したいのは、一般的なJRA騎手とは異なるキャリアを歩んできた点です。
【経歴を時系列で解説】高校卒業から馬術日本一、JRA騎手への転身
小牧加矢太騎手の経歴を理解するうえで重要なのが、競馬学校への進学を断念した後も、馬に関わる道を諦めなかったことです。
中学生時代に騎手を志す小牧騎手は幼い頃から馬に親しみ、小学6年生頃から本格的に乗馬を始めました。
2022年に掲載されたnetkeibaの本人インタビューによると、京都のカシオペアライディングパークで乗馬を始め、その後は栗東トレーニングセンターの乗馬苑にも通っていました。
当初の目標は父と同じ騎手になることでした。
しかし、中学3年間で身長が約30センチ伸び、体重管理が難しくなったことなどから、JRA競馬学校への進学は実現しませんでした。
ここで競馬の世界を離れる選択肢もありましたが、小牧騎手は馬術競技に進みます。
光泉カトリック高校を卒業小牧騎手の学歴については、光泉カトリック高等学校の公式サイトが重要な情報源です。
同校は2024年10月、卒業生として小牧加矢太さんを紹介し、2014年度卒業であることを公表しました。
同校の中学・高校出身であり、高校卒業後は馬術競技の選手として活躍したことも記されています。
JRA騎手には競馬学校で専門教育を受けてデビューするルートが一般的に知られていますが、小牧騎手は高校を卒業してから馬術選手としてキャリアを形成しました。
高校卒業という経歴は、彼の異例の騎手デビューを理解するうえでも重要なポイントです。
主な経歴・実績を年表で整理| 年 | 出来事 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1996年 | 誕生 | 12月24日、兵庫県生まれ |
| 小学6年頃 | 乗馬を開始 | 京都の乗馬施設で本格的に活動 |
| 2013年 | ジュニア大会優勝 | ジュニアライダー障害飛越選手権 |
| 2014年度 | 高校卒業 | 光泉カトリック高等学校 |
| 2016年 | ジュニア大会優勝 | ヤングライダー障害飛越選手権 |
| 2020年11月 | 馬術日本一 | 全日本障害飛越選手権優勝 |
| 2022年2月 | JRA騎手免許合格 | 障害専門騎手として免許取得 |
| 2022年3月 | JRAデビュー | 阪神競馬場で初騎乗 |
| 2022年4月 | JRA初勝利 | ヴァーダイトで勝利 |
| 2024年 | 国スポ優勝 | SAGA2024国スポ成年男子ダービー |
| 2026年10月 | 現役活動 | 父・小牧太騎手との交流が話題に |
この年表から分かるのは、馬術選手としての実績を積み重ねた後に、競馬の世界へ戻ってきたというキャリアの特徴です。
【2020年全日本障害飛越選手権優勝】小牧加矢太の馬術実績がすごい理由
小牧加矢太騎手を語るうえで欠かせないのが、2020年の全日本障害飛越選手権優勝です。
この大会は、公益社団法人日本馬術連盟が主催する全日本障害馬術大会の主要競技です。
2020年11月15日に日本一を達成2020年11月13日から15日にかけて開催された第72回全日本障害馬術大会2020 PartⅠ。
最終日の11月15日に実施された全日本障害飛越選手権で、小牧加矢太選手はガルーファンデスケンメルスベルグ号とコンビを組み、優勝を果たしました。
日本馬術連盟の公式競技速報によると、この選手権は2回走行で行われました。
小牧選手と同馬は、第1走行に続いて第2走行もクリアラウンドを達成。最終的にトータル減点0で優勝しています。
障害馬術では、障害物の落下や飛越の失敗などによって減点が発生します。2回の走行を安定してまとめ、減点0で競技を終えることは、高い技術と人馬の連携が必要です。
つまり、この優勝は単にスピードが速かったというだけではなく、馬の状態を理解しながら、正確な飛越を2回続けた結果でした。
優勝後に語った「日本一」という自信日本馬術連盟の公式発表には、優勝後の小牧選手のコメントも掲載されています。
本人は、これまでジュニアライダー選手権やヤングライダー選手権、全日本の大障害Bで優勝した経験があることに触れたうえで、今回の全日本障害飛越選手権については、胸を張って日本一と言えると喜びを語りました。
このコメントからも、本人にとって2020年の優勝が特別な意味を持つ大会だったことが分かります。
さらに、JRAの公式騎手紹介にも、次の実績が記録されています。
- 2013年:全日本ジュニア障害馬術大会・ジュニアライダー障害飛越選手権優勝
- 2016年:全日本ジュニア障害馬術大会・ヤングライダー障害飛越選手権優勝
- 2020年:全日本障害馬術大会・全日本障害飛越選手権優勝
この3つの実績は、単発の成功ではなく、ジュニア世代から継続して国内トップレベルの競技力を維持してきたことを示しています。
JRA騎手になった後も馬術で優勝さらに見逃せないのが、2024年のSAGA2024国スポです。
光泉カトリック高等学校の公式発表によると、小牧選手は滋賀県代表として馬術競技に出場し、成年男子ダービーの部で優勝しました。
すでに2022年からJRA騎手として活動していた時期にも、馬術競技で結果を残していたことになります。
競馬と馬術の両方に関わってきた小牧騎手のキャリアを象徴する実績です。
【JRA騎手デビューの真相】競馬学校を経由しなかった異例の経歴
小牧加矢太騎手が競馬ファンから注目された大きな理由の一つが、JRA騎手になるまでの道のりです。
一般的なJRA騎手は、競馬学校で騎乗技術や競馬に必要な知識を学び、騎手免許を取得してデビューします。
しかし、小牧騎手はそのルートを通っていません。
父・小牧太の助言が再挑戦のきっかけに2022年の本人インタビューでは、騎手への再挑戦を決めた経緯が紹介されています。
馬術選手として活動していた頃、父と一緒に入浴施設へ行った際、体重が53~54キロ程度だったことをきっかけに、父から再び騎手を目指せるのではないかと提案されたそうです。
当初は本人も突然の話に戸惑っていたものの、父から何度か勧められるうちに受験を考えるようになりました。
背景には、障害専門騎手の体重条件があります。
平地競走の騎手と比べ、障害専門騎手には異なる体重基準が設けられており、当時は55キロ以下という条件が一つのポイントになっていました。
馬術選手として体重を維持していた小牧騎手にとって、これまで難しかった騎手への道が現実的な選択肢になったのです。
2022年に障害専門騎手として合格2022年2月8日、JRAは新規騎手免許試験の合格者を発表しました。
その中に、小牧加矢太さんの名前がありました。
25歳での合格であり、同年3月から障害専門騎手としてデビューすることになりました。
競馬学校を卒業せず、地方競馬や海外の競馬機関で騎手経験を積んだわけでもない人物がJRA騎手になったケースとして、当時の競馬報道でも大きく取り上げられました。
馬術で培った技術を、競馬の障害レースへ応用するという異例の挑戦でした。
初騎乗から初勝利まで小牧騎手のJRA初騎乗は2022年3月19日、阪神競馬場の障害未勝利戦です。
騎乗馬はブルベアペスカで、結果は4着でした。
そして、デビューから約1か月後の4月24日、福島競馬場の障害未勝利戦でヴァーダイトに騎乗し、JRA初勝利を達成しました。
この初勝利について、ラジオNIKKEIがJRA発表に基づいて報じています。
勝利後のコメントでは、調教師や馬主関係者への感謝を述べ、人馬ともにけがなくゴールを駆け抜けることを大切にしたいという姿勢を示していました。
馬術競技で培った経験だけに頼るのではなく、競馬という新しい舞台で一頭一頭と向き合う姿勢がうかがえます。
【父親は小牧太】親子関係と兵庫県競馬への復帰を解説
小牧加矢太騎手の父親は、競馬ファンにはおなじみの小牧太騎手です。
父も息子も騎手という親子ですが、それぞれが歩んできた競技人生は異なります。
父・小牧太のプロフィール小牧太騎手は1967年9月7日生まれ、鹿児島県出身です。
1985年に兵庫県競馬で騎手デビューし、2004年にJRAへ移籍しました。
JRAでは桜花賞や朝日杯フューチュリティステークスなどのGⅠ競走を制した実績があります。
その後、2024年に地方競馬への復帰を決断しました。
兵庫県競馬組合は2024年7月24日、小牧太騎手の兵庫競馬復帰を正式に発表。8月1日付で地方競馬の騎手免許が交付され、同月14日に園田競馬場で復帰後初騎乗を迎えました。
さらに2026年3月18日付で園田の中塚猛厩舎所属から兵庫県騎手会のフリーへ所属変更しています。
親子関係は良好?2026年10月の最新エピソード2026年10月29日、スポーツ報知の報道を通じて、小牧加矢太騎手が父との関係について語った内容が紹介されました。
阪神アーバン競馬の公式YouTube配信「HUK CAMPUS LIVE」に出演した際のエピソードです。
加矢太騎手によると、父が園田へ移籍してからは以前より交流する機会が減ったものの、休日が合えば一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりすることがあるそうです。
また、親子の間には家族LINEがあり、加矢太騎手が人気のない馬で勝利すると、父から「やるやんけ」といった祝福のメッセージが届くこともあると明かしています。
さらに、阪神競馬場のパドックで父が「加矢太!」と声援を送ってきたというエピソードも披露しました。
本人は恥ずかしいというより、父のほうが恥ずかしくないのかと心配したそうです。
こうした話からは、競技者としての関係だけでなく、親子として自然な交流が続いていることが伝わります。
父と息子は同じ騎手でも専門分野が違う小牧太騎手は主に平地競走を舞台に活躍してきた騎手です。一方、加矢太騎手は障害専門のJRA騎手です。
2026年10月の配信でも、加矢太騎手は障害競走と父の騎乗について、別物であるという認識を示しています。
親子だからといって同じ技術や競技スタイルを共有しているわけではありません。
むしろ、父の長年の競馬経験と、息子の馬術競技で培った専門性は、それぞれ異なる強みとして捉えるべきでしょう。
2026年10月29日には、父が第4回ネクストスター園田をジョイドールで制し、プレゼンターを務めた加矢太騎手と父子で並ぶ場面も実現しました。
親子それぞれが別の競馬の舞台で活動しながら、同じ競馬場で喜びを共有した象徴的な出来事です。
【小牧加矢太の現在】2026年の活動と今後の注目ポイント
2026年現在、小牧加矢太騎手はJRAの障害専門騎手として活動を続けています。
父が兵庫県競馬に復帰した一方で、息子は中央競馬の障害レースを主戦場としており、親子で異なる競馬の舞台に立っています。
現在の小牧騎手を評価する際には、次の3つのポイントが重要です。
1. 馬術経験を障害競走に生かせるか障害馬術と競馬の障害競走には共通点があります。
どちらも馬の飛越能力を引き出しながら、安全かつ正確に障害を越えることが求められます。
一方で、競馬では複数の馬が同時に走り、順位を競います。レース展開や他馬との位置関係、ペース配分など、競馬独自の判断力も必要です。
馬術の日本一という肩書だけで競馬の勝利が保証されるわけではありません。
しかし、馬の動きや飛越の特徴を理解する経験は、障害騎手としての大きな土台になります。
2. 障害専門騎手としての継続的な成長小牧騎手の特徴は、デビュー時から障害競走に特化していることです。
平地競走との兼業ではなく、障害競走に専門性を集中できる点は、キャリアを考えるうえで重要です。
馬術競技で培った技術を競馬に応用しながら、実戦経験を通じて競馬特有の判断力を磨いていく必要があります。
今後は障害重賞での活躍や、継続的な勝利数の積み上げが注目されます。
3. 馬術競技とのつながり2024年のSAGA2024国スポで成年男子ダービーの部を制した実績は、JRA騎手になった後も馬術の技術を維持していることを示しています。
競馬と馬術の双方に関わる経験は、小牧騎手ならではの特徴です。
今後も両分野の経験をどのように競馬の騎乗へ生かしていくのかが、注目点になります。
【プロの結論】小牧加矢太の最大の強みは馬術と競馬をつなぐ経験小牧加矢太騎手を評価する際、父親が有名騎手であることや、2020年の日本一という実績だけを見るのでは十分ではありません。
本当に注目すべきなのは、競馬学校への進学が実現しなかった後も、馬術選手として実力を積み上げ、全日本選手権を制し、その後にJRA騎手という目標を実現した点です。
この経歴は、単なる競馬界の二世騎手という枠には収まりません。
馬術選手として身につけた飛越技術と馬への理解を、競馬の障害レースでどう発揮するか。そこに小牧騎手の独自性があります。
競馬ファンが今後の騎乗を見る際には、着順だけでなく、馬の飛越の安定性、レース中の位置取り、障害を越えた後の加速などにも注目すると、彼の持ち味がより理解しやすくなります。
【小牧加矢太】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小牧加矢太の生年月日はいつですか?
A1:1996年12月24日です。兵庫県出身で、2026年10月現在29歳です。
Q2:小牧加矢太の父親は誰ですか?
A2:父親は小牧太騎手です。父は2004年に兵庫競馬からJRAへ移籍し、2024年8月に兵庫競馬へ復帰しました。2026年現在は兵庫県騎手会のフリーとして活動しています。
Q3:小牧加矢太はどこの高校を卒業しましたか?
A3:光泉カトリック高等学校です。同校の公式サイトでは、2014年度卒業のOBとして紹介されています。
Q4:小牧加矢太はなぜ競馬学校を卒業していないのですか?
A4:中学卒業時にJRA競馬学校を目指しましたが、身長の伸びや体重管理などの問題もあり、進学は実現しませんでした。その後は馬術競技に進み、実績を積んでから障害専門騎手としてJRA騎手免許を取得しています。
Q5:2020年の全日本障害飛越選手権では何に乗って優勝しましたか?
A5:ガルーファンデスケンメルスベルグ号です。2020年11月15日の競技で2回走行をともにクリアし、トータル減点0で優勝しました。
Q6:小牧加矢太は現在も馬術選手として活動していますか?
A6:JRA騎手としての活動を続ける一方、2024年にはSAGA2024国スポの馬術競技で成年男子ダービーの部を制しています。馬術競技で培った経験は、現在の障害騎手としてのキャリアにもつながっています。
小牧加矢太騎手は、1996年12月24日生まれのJRA障害専門騎手です。
父・小牧太騎手の影響もあり幼い頃から騎手を志しましたが、中学卒業時に競馬学校への進学が実現せず、馬術競技の道へ進みました。
光泉カトリック高等学校を卒業し、2013年と2016年の全日本ジュニア大会で優勝。さらに2020年には全日本障害飛越選手権を制し、馬術競技の日本一に輝きました。
その後、2022年に25歳でJRA騎手免許を取得。障害専門騎手としてデビューし、同年4月には初勝利を挙げています。
2026年10月には父との交流や親子で競馬に関わる姿も報じられました。
小牧加矢太の魅力は、父親の知名度だけでは説明できません。馬術で積み上げた確かな実績と、異例の経歴を経てJRA騎手になった挑戦の歩みこそが、人物像を理解する最大の手掛かりです。
今後も障害競走でどのような結果を残すのか、そして馬術で培った技術をどこまで競馬に生かしていくのか。小牧加矢太騎手の挑戦は、引き続き注目に値します。