「くぼりん」という愛称で検索されているのは、女子800mの日本記録保持者として活躍する陸上選手・久保凛(くぼ・りん)だ。2008年1月20日生まれ、和歌山県出身。2026年10月現在は18歳で、積水化学に所属する実業団選手として競技を続けている。
高校時代から日本の女子800mをけん引し、2025年には自己記録であり日本記録でもある1分59秒52を樹立。2026年6月には日本選手権3連覇を達成した。一方、9月の愛知・名古屋アジア大会では4位となり、国際大会でのメダル獲得にはあと一歩届かなかった。
中学・高校時代の経歴、サッカーから陸上への転向、久保建英との親族関係、積水化学への入社、横田真人コーチとの関係まで、2026年の最新成績を交えて整理する。
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> - プロフィール: 久保凛は2008年1月20日生まれの18歳。和歌山県出身で、女子800m日本記録1分59秒52の保持者。
> - 2026年の実績: 積水化学に入社し、日本選手権女子800mで3連覇。名古屋アジア大会では4位に入賞した。
> - 現在の競技環境: 積水化学に所属し、TWOLAPSを練習拠点として横田真人氏らの指導体制のもとで競技に取り組んでいる。
【くぼりんとは?】久保凛のプロフィール・年齢・身長・出身地

「くぼりん」は、女子800mの日本記録保持者・久保凛を親しみを込めて呼ぶ際に使われる愛称だ。スポーツメディアでも「くぼりん」という表現が使われており、検索上では本名の久保凛と結び付けて調べる人が多い。
まずは基本プロフィールを確認したい。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 久保凛(くぼ・りん) |
| 生年月日 | 2008年1月20日 |
| 年齢 | 18歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 和歌山県 |
| 出身市町村 | 和歌山県串本町 |
| 出身中学校 | 串本町立潮岬中学校 |
| 出身高校 | 東大阪大学敬愛高等学校 |
| 所属 | 積水化学工業 |
| 練習拠点 | TWOLAPS TRACK CLUB |
| 専門種目 | 女子800m |
| 自己ベスト | 1分59秒52 |
| 日本記録 | 女子800m |
| 主な実績 | 日本選手権3連覇(2024~2026年) |
日本陸上競技連盟の公式選手プロフィールでは、生年月日、出身地、出身校、所属、自己ベストが掲載されている。
身長については167cmと168cmの両方の表記が報道プロフィールに見られる。 日刊スポーツのプロフィールでは167cm、スポニチの2025年の選手紹介では168cmとされている。日本陸連やTWOLAPSの現行選手紹介には身長の記載がないため、最新の確定値として一方に断定することはできない。
また、2026年9月19日のアジア大会開会式時点で18歳だったことは、日本オリンピック委員会の選手名鑑でも確認できる。
久保凛を知るうえで押さえておきたいのは、単に若い日本記録保持者というだけではない点だ。中学生の頃から全国大会で結果を残し、高校年代ではシニアのトップ選手を相手に勝利を重ねてきた。現在は高校生から実業団選手へと競技環境を移し、国際大会での上位進出を目指している。
【出身中学・高校・学歴】サッカー少女から日本記録保持者へ
久保凛の競技人生を振り返ると、興味深いのが小学生時代のサッカー経験だ。
現在は800mの選手として知られるが、もともとはサッカーに取り組んでいた。小学校1年生から6年生までプレーし、地元の串本ジュニアFC(串本JFC)に所属。ポジションは右サイドハーフだったと報じられている。
小学生時代はサッカーと陸上を並行スポニチの2025年のインタビュー記事によると、久保は小学1年生からサッカーを始めた一方、祖母の浩子さんが指導する陸上クラブにも通っていた。
小学校高学年になると、地元の駅伝大会で区間賞や区間新記録を出すなど、走力を発揮するようになる。
サッカーへの愛着はあったものの、自身でも陸上の方が向いていると感じるようになり、中学校進学を機に競技の軸を陸上へ移した。
サッカー日本代表の久保建英がいとこであることも知られている。両者は親族関係にあるが、競技は異なる。それぞれが別の競技で活躍している点が興味深い。
潮岬中学校で本格的に陸上を開始久保凛の出身中学校は、和歌山県串本町立潮岬中学校だ。
中学時代は陸上部と祖母が指導する陸上クラブで練習を重ねた。当初はハードル種目にも取り組んでいたが、中学1年生の途中から中距離種目へと軸足を移した。
転機となったのが、2022年の全国中学校体育大会だ。
中学3年生で女子800mを制し、全国中学校大会の優勝を経験。中距離選手としての才能を全国に示した。
東大阪大学敬愛高校で全国トップへ2023年に進学したのが、大阪府の東大阪大学敬愛高等学校だ。
高校1年生から全国高校総体(インターハイ)の女子800mで優勝。高校年代の有力選手として存在感を高めた。
その後も800mで好成績を積み重ね、2024年には日本選手権で初優勝。高校生でありながら日本のシニアトップ選手を破り、女子中距離界の新星として注目を集めた。
久保凛の主な経歴・年表| 時期 | 出来事 | 主な実績 |
|---|---|---|
| 2008年1月 | 和歌山県で誕生 | 1月20日生まれ |
| 小学生時代 | サッカーを経験 | 串本JFCでプレー |
| 中学時代 | 潮岬中で陸上に本格転向 | 2022年全中800m優勝 |
| 2023年 | 東大阪大学敬愛高校へ進学 | インターハイ800m優勝 |
| 2024年 | 日本選手権初優勝 | 2分03秒13 |
| 2024年 | 女子800mで2分を突破 | 1分59秒93 |
| 2025年 | 日本選手権2連覇 | 1分59秒52の日本記録 |
| 2025年 | 世界選手権東京大会に出場 | シニア世界選手権初出場 |
| 2026年4月 | 積水化学に入社 | 実業団選手として活動開始 |
| 2026年6月 | 日本選手権3連覇 | 2分01秒54 |
| 2026年8月 | U20世界選手権 | 女子800m5位 |
| 2026年9月 | 名古屋アジア大会 | 女子800m4位・2分05秒46 |
こうして見ると、久保凛は中学時代から高校、そして実業団へと、比較的短い期間で競技レベルを引き上げてきた選手だ。
【女子800m日本記録1分59秒52】久保凛の強さと記録の価値
久保凛の最大の実績は、女子800mの日本記録1分59秒52だ。
この記録は2025年7月5日、第109回日本選手権の女子800m決勝で樹立された。
当時17歳。前年に自身が記録した日本記録1分59秒93をさらに0秒41更新し、日本選手権2連覇と日本新記録を同時に達成した。
日本女子初の2分切りから自己記録更新へ久保が初めて大きく注目されたのは2024年だ。
同年6月の日本選手権で女子800mを2分03秒13で制し、高校2年生で日本一となった。
さらに同年7月には1分59秒93をマーク。日本女子選手として初めて800mで2分の壁を突破した。
その翌年、2025年7月の日本選手権では再び自己記録を更新。1分59秒52という数字を残した。
この0秒41の更新は、単なる記録の上積みではない。すでに日本記録保持者だった選手が、翌シーズンも競技力を伸ばしたことを示す結果だった。
800mで求められる能力とは?女子800mは400mトラックを2周する競技だ。
短距離のように最初から全力で走り切るわけではなく、持久力、スピード、位置取り、ペース配分、ラストスパートのすべてが結果に影響する。
特に重要なのが、最後の200mに向けてどれだけ余力を残せるかという点だ。
久保凛はサッカー経験を持ち、中学時代から中距離種目に取り組んできた。800mでは単純なスピードだけでなく、他選手との駆け引きや最後の切り替えが勝負を左右する。
月刊陸上競技のインタビューでも、本人は800mの魅力として、駆け引きや最後の切り替え、粘りを挙げている。
世界大会での経験も積み重ねる主な国際大会の成績も確認しておきたい。
- 2024年U20世界選手権:女子800m6位
- 2025年アジア選手権:女子800m銀メダル
- 2025年東京世界陸上:女子800m予選出場
- 2026年U20世界選手権:女子800m5位
- 2026年名古屋アジア大会:女子800m4位
2025年には高校生ながらシニアの世界選手権にも出場した。
日本国内ではすでに頂点に立つ実力を持つ一方、国際大会では世界のトップ選手との競争を経験している段階だ。
日本記録保持者という肩書きに加え、国際大会でどこまで安定して力を発揮できるかが、今後の評価を左右する。
【積水化学に入社】TWOLAPSと横田真人コーチを選んだ理由
2026年の大きな転換点は、東大阪大学敬愛高校を卒業し、積水化学に入社したことだ。
2026年1月12日、久保は高校卒業後の進路として積水化学に進むことを明らかにした。
そして同年4月1日、積水化学の入社式に出席。女子陸上競技部「セキスイフェアリーズ」の所属選手として新しい競技生活をスタートさせた。
大学進学ではなく実業団を選択久保が積水化学を選んだ理由は、800mでさらに強くなるためだった。
日刊スポーツの2026年1月のインタビューでは、大学進学などの選択肢もある中で、800mの競技力を高められる環境を重視したことを説明している。
本人が特に注目したのが、TWOLAPSと横田真人氏の指導体制だった。
TWOLAPSと横田真人氏の関係TWOLAPSは、中距離を中心とした陸上競技の活動や選手育成に取り組むクラブチームだ。
代表兼ヘッドコーチを務めるのが横田真人氏である。
横田氏は男子800mの元日本記録保持者で、2012年ロンドン五輪にも出場した経歴を持つ。
久保は高校卒業後、積水化学に所属しながらTWOLAPSを練習拠点として競技に取り組んでいる。
この体制は、所属企業と日々のトレーニング環境を分けて考えると理解しやすい。
- 積水化学: 企業・実業団としての所属先
- セキスイフェアリーズ: 積水化学の女子陸上競技部
- TWOLAPS: 競技活動の練習拠点となるクラブチーム
- 横田真人氏: TWOLAPSの代表兼ヘッドコーチ
つまり、積水化学に所属する選手として活動しながら、TWOLAPSの指導環境を活用している。
高校卒業後も競技に集中できる環境を選んだことは、世界で戦える800m選手を目指す久保にとって大きな転換点といえる。
【2026年最新成績】日本選手権3連覇と名古屋アジア大会4位
2026年の久保凛を語るうえで外せないのが、国内大会での3連覇と国際大会での経験だ。
日本選手権では優勝した一方、U20世界選手権と名古屋アジア大会ではメダルに届かなかった。
6月13日:日本選手権で史上6人目の3連覇2026年6月12~14日に愛知県のパロマ瑞穂スタジアムで開催された第110回日本選手権。
女子800m決勝は6月13日に行われた。
久保は2分01秒54で優勝。2024年、2025年に続く3連覇を達成した。
主な上位成績は次のとおり。
- 1位:久保凛(積水化学)2分01秒54
- 2位:塩見綾乃(岩谷産業)2分01秒67
- 3位:勝くるみ(筑波大)2分03秒77
2位との差はわずか0秒13だった。
この優勝でアジア大会の派遣設定記録2分01秒67も突破し、代表に内定した。
日本陸上競技連盟の公式コメントでは、久保は大会前に調子が上がらず、不安を感じていたことを明かしている。
予選で前半に力みが出たことを反省し、決勝では前半と後半をイーブンに走る方針へ変更。先頭に立つのではなく、後方でリラックスして走る作戦を採った。
結果的に最後の直線で逆転し、3連覇を達成した。
これは、単に自己ベストの速さだけで勝ったわけではない。レース展開に合わせて戦術を修正したことも、今回の勝利を支えた要素だ。
8月:U20世界選手権は5位2026年8月5~9日に米国オレゴン州で開催されたU20世界選手権では、女子800mに出場した。
久保は予選を2分03秒27で1着通過。準決勝も2分04秒37で決勝に進出した。
しかし決勝では2分04秒00で5位。優勝を目指していた本人にとって、悔しさの残る結果となった。
大会後の報道では、予選後に右太もも前部を痛めていたことも明らかになった。
高校時代から国際大会を経験してきた久保にとって、U20世界選手権は若い世代の世界トップと競い合う重要な舞台だった。
9月29日:名古屋アジア大会は4位2026年9月29日、愛知・名古屋アジア大会の女子800m決勝が行われた。
久保の結果は、2分05秒46で4位。
銅メダルを獲得したフィリピンのビクトリア・ボッソン選手は2分05秒34。久保との差はわずか0秒12だった。
このレースは序盤からスローペースで進み、最初の400mを先頭が1分06秒67で通過。残り300m付近からペースが上がり、最後はスパート勝負となった。
久保は最後までメダル争いに食らいついたが、惜しくも4位でフィニッシュした。
日本陸上競技連盟や積水化学の大会結果でも、4位・2分05秒46という記録が確認できる。
ここで注目したいのは、1分59秒52の日本記録を持つ選手が、アジア大会で4位になったという事実だけではない。
800mはレース展開によって記録が大きく変わる種目だ。序盤から速いペースで進むレースと、終盤まで集団が密集するスローペースのレースでは、求められる能力が異なる。
今回の4位は、久保が今後取り組むべき課題を具体的に示した結果でもある。
【久保凛の現在の実力と今後】世界でメダルを狙うための課題
2026年10月31日時点で、久保凛は18歳。積水化学所属の実業団選手として、女子800mの日本記録を保持している。
2026年の主な実績を整理すると、次のようになる。
- 日本選手権:優勝・3連覇、2分01秒54
- U20世界選手権:5位、2分04秒00
- 名古屋アジア大会:4位、2分05秒46
自己ベストは1分59秒52。2026年のシーズンベストは日本選手権で記録した2分01秒54だ。
評価ポイント1:国内での勝負強さ2024年から2026年まで日本選手権を3連覇したことは、大きな実績だ。
一度の好記録だけではなく、異なるシーズンで日本一を維持していることに価値がある。
特に2026年は社会人1年目。高校卒業後の環境変化やコンディションの問題がある中でも、国内最高峰の大会で優勝した。
評価ポイント2:国際大会でのレース対応力一方、U20世界選手権5位、アジア大会4位という結果からは、国際大会で表彰台に立つための課題も見えてくる。
日本選手権のように自分の得意な展開に持ち込めるとは限らない。
世界の選手はスピードだけでなく、レース全体の組み立てにも優れている。前半が遅い場合には、終盤の瞬発力と位置取りが勝敗を決める。
久保自身もアジア大会後、想定以上のスローペースや最後の切れ味が足りなかったことを振り返っている。
評価ポイント3:日本記録の更新と安定性現在の自己ベストは1分59秒52。
今後の注目点は、この記録を更新できるかだけではない。
2分を切る水準を安定して再現し、国際大会の決勝でも勝負できるかが重要になる。
日本選手権3連覇という実績があるからこそ、次の目標は国内タイトルの維持から、アジアや世界の表彰台へと移っていく。
【プロの結論】
久保凛を評価するときは、次の3つの軸を分けて見るべきだ。
1. 記録の実力: 1分59秒52という日本記録は、女子800mで2分を切る高い競技力を証明している。
2. 国内での安定性: 日本選手権3連覇は、一時的な好調ではなく、継続的に勝てる能力を示す。
3. 国際舞台への適応: アジア大会4位という結果は、メダルまで0秒12という距離と、レース展開への対応という課題を同時に示した。
まだ18歳という年齢を考えれば、今後の成長余地は大きい。日本記録保持者という現在の肩書きだけでなく、海外の強豪との勝負でどこまで成績を伸ばせるかに注目したい。
【くぼりん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:くぼりんとは誰のこと?
A1:陸上競技の女子800m日本記録保持者・久保凛の愛称として使われる言葉だ。日本選手権3連覇を達成した若手選手で、2026年は積水化学に所属している。
Q2:久保凛は2026年現在何歳?
A2:2008年1月20日生まれで、2026年10月31日現在は18歳。高校を卒業し、実業団選手として活動している。
Q3:久保凛の身長は何cm?
A3:報道プロフィールには167cmと168cmの両方の表記がある。日本陸連の現行公式プロフィールでは身長が掲載されていないため、確定値としては扱いにくい。
Q4:久保凛と久保建英は兄妹?
A4:兄妹ではなく、いとこ同士だ。久保凛は小学生時代にサッカーを経験しており、久保建英と同じくサッカーに親しんでいた時期がある。
Q5:久保凛の出身中学・高校は?
A5:出身中学校は和歌山県の串本町立潮岬中学校。高校は大阪府の東大阪大学敬愛高等学校だ。中学3年生で全国中学校大会の800mを制している。
Q6:久保凛の日本記録は何分何秒?
A6:女子800mの日本記録は1分59秒52。2025年7月の日本選手権で樹立した自己ベストでもある。
Q7:久保凛は2026年にどこの会社へ入社した?
A7:2026年4月1日に積水化学へ入社した。女子陸上競技部「セキスイフェアリーズ」に所属し、TWOLAPSを練習拠点として活動している。
Q8:久保凛の2026年最新成績は?
A8:2026年9月29日の名古屋アジア大会女子800m決勝で4位、記録は2分05秒46だった。同年6月の日本選手権では2分01秒54で優勝し、3連覇を達成している。
「くぼりん」として検索される久保凛は、女子800mの日本記録1分59秒52を持つ、18歳の陸上選手だ。
和歌山県串本町で育ち、小学生時代はサッカーに取り組んだ。その後、潮岬中学校、東大阪大学敬愛高校を経て陸上選手として成長。2024年に日本選手権を初制覇し、2025年には日本記録を更新した。
2026年4月には積水化学に入社。TWOLAPSと横田真人氏の指導体制のもとで新たな競技生活を始め、日本選手権では3連覇を達成した。
名古屋アジア大会では4位となり、銅メダルまで0秒12という結果に終わったものの、国際舞台で上位を争う実力を示している。
これから注目したいのは、日本記録の更新だけではない。海外の強豪と競り合うレースで、持ち味のスピードと終盤の勝負強さをどこまで発揮できるかだ。
国内タイトルを積み重ねてきた久保凛が、次に世界の表彰台へ届くのか。2027年以降のシーズンに向けても、女子800mの中心選手として目が離せない。
主な参照資料: 日本陸上競技連盟の公式選手プロフィール・大会記録、日本オリンピック委員会のアジア大会選手名鑑、積水化学の公式競技結果、TWOLAPSの選手・スタッフ紹介、日刊スポーツおよびスポニチのインタビュー・大会報道。