栗林良吏は、広島東洋カープに所属する右腕投手です。1996年7月9日生まれで、2026年11月現在は30歳。愛知県海部郡佐織町(現在の愛西市)にルーツを持ち、地元の野球チームから高校、大学、社会人野球を経てプロ入りしました。
広島東洋カープの公式選手プロフィールと日本野球機構(NPB)の登録情報によると、身長177cm、体重88kg、投打は右投右打。背番号は20です。名城大学、トヨタ自動車を経て、2021年から広島でプレーしています。
出身地の愛西市が公開している紹介資料にも、佐織町出身であることや、勝幡小学校、佐織中学校、愛知黎明高校、名城大学という歩みが記されています。地元とのつながりも深く、2020年12月にはドラフト1位指名を受けて愛西市長を表敬訪問しました。
同市の紹介記事では、当時の栗林投手が最速153km/hの直球と精度の高い変化球を持つ本格派右腕として紹介されています。地元から期待を背負ってプロの世界に進んだ選手です。
参照:広島東洋カープ公式選手プロフィール、NPB選手名鑑、愛西市公式サイト。
【栗林良吏の経歴】名城大学からトヨタ自動車、そして広島へ

栗林の野球人生を語るうえで欠かせないのが、名城大学での成長とトヨタ自動車での社会人野球経験です。高校時代からプロ入りまで一直線に進んだわけではなく、大学時代の指名漏れを経て実力を磨き、2年越しでドラフト1位をつかみました。
野球を始めたのは小学校2年生のころです。愛知黎明高校時代は主に遊撃手としてプレーしており、大学入学後に本格的に投手へ転向しました。日本サッカー協会の夢先生プロフィールでも、大学で投手として成長した経歴が紹介されています。
名城大学では1年生から公式戦に登板。愛知大学野球リーグで通算32勝を挙げ、ベストナイン4回、最優秀防御率2回という実績を残しました。2016年と2017年には明治神宮野球大会に出場し、2018年秋にはチームのリーグ優勝にも貢献しています。
大学4年時の2018年にはプロ志望届を提出したものの、ドラフト指名には至りませんでした。その後、社会人野球の強豪であるトヨタ自動車に進み、実戦経験を積み重ねます。社会人野球での活躍が評価され、2020年10月26日のドラフト会議で広島東洋カープから1位指名を受けました。
2020年12月には名城大学でドラフト報告会が開催され、母校の後輩たちにプロ入りへの決意を伝えています。大学時代に果たせなかったプロ入りを、社会人での成長によって実現した形です。
プロ1年目の2021年は、開幕から救援投手として起用されました。53試合に登板し、37セーブ、防御率0.86という圧倒的な数字を記録。セ・リーグの新人王にも選ばれています。
さらに、2021年には東京2020オリンピックの野球日本代表にも選出されました。大会では2勝3セーブを挙げ、日本の金メダル獲得に貢献しています。プロ入り初年度から国内外の大舞台で結果を残したことは、栗林のキャリアにおける大きな転換点でした。
名城大学の公式発表やNPBの表彰記録を見ると、栗林の実績は大学時代の成長、社会人での経験、プロでの即戦力としての活躍という段階を踏んで形成されています。
【栗林良吏の結婚相手は誰?】妻・沙耶さんとの結婚の経緯
栗林良吏の結婚相手は、名城大学時代の同級生である沙耶さんです。2020年12月のスポーツニッポンの報道で、妻の名前や大学時代からの交際、結婚時期が紹介されました。
2人が結婚したのは2020年7月です。栗林は当時、トヨタ自動車に所属する社会人野球の投手でした。つまり、広島への入団が決まる前に結婚しており、プロ入り後に結婚したわけではありません。
大学1年生から交際していた2人スポーツニッポンの2020年12月16日付の記事によると、2人は名城大学の同学年で、大学1年生のころから交際していました。
2021年1月4日付のデイリースポーツのインタビューでは、栗林自身が妻との交際について語っています。知り合ってから約2か月で交際を始めたこと、大学3~4年生のころには妻が「いて当たり前の存在」になっていたことを明かしました。
また、妻について、良くないことをきちんと指摘してくれる、自分を律してくれる存在として話しています。大学時代の野球生活を支えたパートナーであり、単なる学生時代の交際相手という関係にとどまらなかったことがうかがえます。
2020年7月に結婚した理由とタイミング結婚した2020年7月は、栗林がトヨタ自動車でプレーしていた時期です。同年10月には広島からドラフト1位指名を受け、12月には新入団選手として正式に球団に迎えられました。
プロ入りが決まる前に結婚していたことから、夫婦としての生活は社会人野球時代から始まっていたことになります。プロ入りを機に新たに結婚したのではなく、すでに築いていた家庭生活と新しい野球人生が重なった形です。
なお、妻の沙耶さんは報道で名前と大学時代の関係が紹介されていますが、職業や詳しいプロフィール、夫婦の日常生活などについては広く公表されていません。結婚相手に関する情報は、報道で確認できる範囲にとどめておくのが適切です。
参照:スポーツニッポン2020年12月16日付、デイリースポーツ2021年1月4日付。
【2021年の入寮から退寮まで】なぜ栗林良吏は単身で大野寮に入った?
栗林の結婚生活を調べる読者が特に気になるのが、2020年7月に結婚していたにもかかわらず、2021年1月に広島の大野寮へ単身で入寮したという経緯です。
これは結婚を公表していなかったからではありません。2020年12月の新入団選手発表の時点で、妻の存在や結婚した事実は報道されていました。栗林自身も妻について語っており、既婚者としてプロ生活をスタートさせています。
結婚・ドラフト・入寮・退寮の時系列この流れで重要なのは、入寮した時点ですでに結婚していたという点です。球団への入団に伴う新生活の準備と、プロ野球選手としての寮生活が優先され、当初は単身で生活する形になりました。
退寮した理由は夫婦関係の問題ではない2021年3月3日付の日刊スポーツは、栗林がキャンプ打ち上げ翌日の3月2日から、妻の沙耶さんと広島での生活を始めたと報じています。1月の入寮から約2か月で生活環境が変わったことになります。
同記事では、栗林が妻との生活について、プロ野球選手としての生活と夫婦で暮らす生活の両方がここから始まるという趣旨を語っています。
つまり、退寮の背景として確認できるのは、入団直後の単身寮生活から、春季キャンプ終了を機に妻との同居生活へ移行したという流れです。夫婦関係の悪化や離婚などを示す話ではありません。
また、退寮に関して、球団との特別な取り決めや家庭内の事情があったとする具体的な報道はありません。入寮から同居開始までの期間が短かったことだけを理由に、夫婦関係を推測するのは適切ではありません。
プロ野球では、選手が入団直後に寮で生活し、球団施設や練習環境に慣れていくケースがあります。栗林の場合も、既婚者でありながら新人選手としての生活を優先し、その後に家庭生活との両立へ移ったという経緯が特徴的です。
参照:日刊スポーツ2021年3月3日付、スポーツニッポン2020年12月16日付。
【栗林良吏の現在】2026年は守護神から先発投手へ転向
2026年の栗林を語るうえで最大のトピックは、長年務めてきた抑えから先発投手へ転向したことです。
プロ入り後は主に救援投手として起用され、広島の守護神として数々の試合を締めくくってきました。2021年には新人最多タイの37セーブを記録。その後も2022年に31セーブ、2024年には38セーブを挙げています。
2025年までの救援登板は通算271試合で、通算セーブ数は134。広島のブルペンを支える存在として確かな実績を積み上げてきました。
2026年3月29日、プロ初先発でマダックス達成先発転向後の最初の大きな話題は、2026年3月29日の中日戦でした。マツダスタジアムでプロ初先発を務めた栗林は、9回を95球、被安打1、無失点で投げ抜き、1-0の完封勝利を挙げました。
100球未満で完封することは、野球界で「マダックス」と呼ばれます。栗林はプロ初先発でこの記録を達成しました。7回まで完全投球を続け、8回に初安打を許したものの、その後も崩れることなく最後まで投げ切っています。
日刊スポーツやスポーツニッポンは、この登板を大きく報道しました。抑えとして実績を積んできた投手が、先発としても長いイニングを投げ切る能力を示した試合でした。
2026年シーズンの最終成績NPBの2026年シーズン終了時点の個人成績によると、栗林は19試合に先発し、7勝6敗、防御率2.89を記録しました。投球回は121回1/3、奪三振は101です。
この数字から読み取れるのは、単なる配置転換ではなく、投手としての役割そのものを変える挑戦だったということです。
救援投手は短いイニングで最大限の力を発揮することが求められます。一方、先発投手には試合序盤から打者と対戦し、球数やスタミナを管理しながら複数のイニングを投げる能力が必要です。
栗林は2026年に121回1/3を投げ、100奪三振を超えました。プロ初先発での鮮烈な完封だけでなく、シーズンを通して先発ローテーションを担ったことにも意味があります。
一方、防御率2.89、7勝6敗という成績は、先発投手としてさらに安定感を高める余地も示しています。今後は登板ごとの投球内容に加え、シーズンを通じてどれだけ長いイニングを安定して投げられるかが評価のポイントになります。
2026年11月現在、栗林は広島東洋カープの投手として、守護神時代とは異なる役割に挑んだシーズンを終えています。
【栗林良吏】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:栗林良吏の結婚相手は誰ですか?
A1:妻は沙耶さんです。名城大学時代の同級生で、大学1年生のころから交際し、2020年7月に結婚しました。
Q2:栗林良吏はいつ結婚しましたか?
A2:2020年7月です。広島東洋カープからドラフト1位指名を受ける前で、当時はトヨタ自動車に所属していました。
Q3:栗林良吏が2021年に入寮したのはなぜですか?
A3:広島への入団に伴い、プロ1年目の生活を始めるためです。結婚していましたが、当初は単身で大野寮に入りました。
Q4:栗林良吏はなぜ短期間で退寮したのですか?
A4:2021年3月2日から妻の沙耶さんと広島で同居生活を始めたためです。春季キャンプ終了を機に、単身での寮生活から夫婦での生活へ移行しました。
Q5:栗林良吏は子供がいますか?
A5:子供の有無や人数について、広く確認できる公式発表はありません。公表されている結婚情報と、非公表の家族情報は分けて考える必要があります。
Q6:栗林良吏は2026年現在も抑えですか?
A6:2026年は先発投手に転向しました。3月29日のプロ初先発では95球の1安打完封を達成し、シーズンを7勝6敗、防御率2.89で終えています。
栗林良吏は、1996年7月9日生まれ、愛知県愛西市出身の右投右打の投手です。名城大学で実績を積み、トヨタ自動車を経て2020年のドラフト1位で広島東洋カープに入団しました。
プライベートでは、名城大学時代の同級生である沙耶さんと2020年7月に結婚しています。2021年1月には単身で大野寮へ入寮しましたが、同年3月2日から妻と広島での同居生活を始めました。入寮から退寮までの期間は約2か月で、プロ入り直後の生活環境を整えるための移行期間だったことが分かります。
野球面では、2021年の新人王と37セーブという実績を持つ守護神から、2026年には先発投手へと役割を変えました。プロ初先発での95球完封という鮮烈な結果に加え、シーズンを通じて121回1/3を投げたことは、投手としての新たな可能性を示しています。
2027年以降の注目点は、先発投手としての安定性と継続性です。登板数や勝利数だけでなく、投球回、防御率、クオリティースタートの割合、試合終盤まで投げられるスタミナにも注目したいところです。
栗林良吏の歩みは、大学時代の挑戦、社会人野球での成長、結婚を経たプロ入り、そして守護神から先発への転身という節目の連続です。家庭を築きながら野球選手として新しい役割に挑む姿は、2027年以降の広島東洋カープを追ううえでも見逃せないポイントになります。