フィギュアスケート女子のトップ選手として世界選手権4度の優勝を果たした坂本花織さん。彼女が進学した大学は、兵庫県神戸市にある神戸学院大学です。2019年に入学し、経営学部経営学科で学びながら、北京オリンピックや世界選手権などの国際大会で活躍。競技生活と大学の授業を両立させ、2023年9月30日に卒業しました。
大学進学の背景には、現役引退後にフィギュアスケートの指導者になりたいという将来への明確な考えがありました。組織論やリーダーシップ論、スポーツマネジメントなどを学んだ学生時代は、2026年の引退後の活動にもつながっています。2026年5月13日の引退会見では結婚も公表。10月28日には共同通信のインタビューで指導者としての近況も明らかになりました。
【坂本花織の大学は神戸学院大学】何学部・何学科に在籍していた?

坂本花織さんが進学したのは、神戸学院大学の経営学部経営学科です。
2019年春、神戸野田高校を卒業した坂本さんは、同年に神戸学院大学へ進学しました。当時すでに平昌オリンピックで6位入賞を果たしており、日本を代表するフィギュアスケート選手として注目されていました。
一般的にトップアスリートが大学へ進学する場合、スポーツ科学や体育系の学部を選ぶケースもあります。しかし、坂本さんが選んだのは経営学部でした。
その理由は、競技者として自分自身の技術を高めるだけでなく、将来は選手を育てる立場になりたいという目標を持っていたからです。
大学の授業ではマーケティングやスポーツマネジメントなどを学び、競技を取り巻く環境や組織の仕組みにも理解を深めました。
なお、神戸学院大学は坂本さんにとって地元とのつながりも深い大学です。神戸新聞の2022年の報道によると、両親も同大学の卒業生であり、練習拠点から大学のキャンパスが近かったことも進学環境として利点になっていました。
学業と競技を続けるうえで、地元神戸を拠点にできることは大きな意味を持っていたと考えられます。
【大学進学の理由】坂本花織が経営学部を選んだ本当の目的
坂本花織さんが大学へ進学した最大の理由は、将来的にフィギュアスケートの指導者になることを見据えていたためです。
共同通信が2026年2月20日に配信した記事では、坂本さんは2019年の神戸学院大学入学時から指導者を志しており、将来のために組織論やリーダーシップ論を学びたいという希望を持っていたと紹介されています。
当時の坂本さんは、すでに平昌オリンピックで入賞した実績を持つトップアスリートでした。それでも競技者としてのキャリアだけに目を向けるのではなく、引退後の人生まで考えて大学で学ぶ道を選んでいたのです。
特に注目したいのは、フィギュアスケートの指導者に必要な能力を、技術面だけで捉えていなかったことです。
選手を育てるには、練習メニューを考えるだけでは十分ではありません。選手の個性を理解し、目標を共有し、チームをまとめ、長期的な成長を支える能力も必要になります。
組織論やリーダーシップ論は、こうした指導者としての役割を考えるうえで関連性の高い学問です。
つまり、坂本さんにとって大学進学は、競技生活から離れた別の時間を過ごすためだけの選択ではありませんでした。現役時代の経験を次世代の選手育成に生かすための準備でもあったのです。
また、大学の恩師として知られるのが、経営学部の田中康介教授です。神戸学院大学が2026年2月に掲載した紹介記事でも、田中教授へのインタビューを通して、坂本さんが学生時代から将来の指導者像を意識して学んでいたことが紹介されています。
【大学時代の実態】競技と学業をどう両立していた?
坂本花織さんの大学生活は、一般的な大学生と比べても非常に忙しいものでした。
フィギュアスケートのトップ選手には、毎日の練習だけでなく、国内外の大会への遠征、体調管理、コンディショニングなど、多くの時間が必要です。その一方で、大学生として授業に出席し、課題を提出し、単位を取得しなければなりません。
2023年9月30日の卒業式に関するスポーツ報知やスポニチなどの報道では、坂本さんは練習や大会の合間を縫い、多いときには週5回大学へ通っていたと伝えられています。
朝の練習を終えてから大学の授業を受けることもあり、競技と学業の両立は簡単ではありませんでした。
それでも大学生活には、競技以外の世界と接する貴重な時間がありました。坂本さんは卒業時の取材で、大学ではスケート以外の友人もでき、一緒に授業を受けたり、学園祭に参加したりしたことを振り返っています。
特に学園祭は印象に残った大学生活の思い出の一つでした。競技の結果や順位だけではない、学生としての経験も大切にしていたことがうかがえます。
卒業時期については、入学当初に予定していた4年間より約半年延びました。2023年9月30日に開催された神戸学院大学の2023年度前期学位記授与式で、正式に学位記を受け取っています。
卒業後の取材では、大学でマーケティングなどを勉強したことや、多くの友人ができたことについても喜びを語りました。
神戸学院大学の公式発表によると、坂本さんはスポーツ活動を通じて大学の名誉を高めたことなどが評価され、学長賞も受賞しています。
【大学時代の年表】坂本花織の高校から卒業までを整理
坂本さんの学生時代を理解するには、フィギュアスケート選手としての成長と、大学での学びを時系列で確認すると分かりやすくなります。
| 時期 | 学歴・主な出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2018年2月 | 平昌オリンピック | 初出場で6位入賞 |
| 2019年2月 | 神戸野田高校を卒業 | 4月から大学へ進学 |
| 2019年 | 神戸学院大学に入学 | 経営学部経営学科 |
| 2022年2月 | 北京オリンピック | 個人銅メダル、団体銀メダル |
| 2022年・2023年 | 世界選手権で連続優勝 | 大学在学中に世界の頂点へ |
| 2023年9月30日 | 神戸学院大学を卒業 | 前期学位記授与式で学位記を受領 |
| 2026年2月 | ミラノ・コルティナ五輪 | 個人・団体ともに銀メダル |
| 2026年3月 | 世界選手権 | 日本勢最多となる4度目の優勝 |
| 2026年5月13日 | 引退会見 | 現役引退と結婚を公表 |
この年表から分かるのは、大学在学中に坂本さんの競技人生が大きく飛躍していることです。
2022年の北京オリンピックでは個人戦の銅メダルと団体戦の銀メダルを獲得。さらに2022年と2023年の世界選手権で連覇を達成しました。
学業を続けながら世界のトップに立ち続けた4年間は、坂本さんのキャリアの中でも重要な時期だったといえます。
【田中康介教授との関係】組織論・リーダーシップ論は指導者への準備だった
坂本さんの大学生活を語るうえで欠かせない人物が、神戸学院大学経営学部の田中康介教授です。
田中教授は、坂本さんの学生時代を知る指導者の一人です。神戸新聞が2022年に報じた内容によると、教授は坂本さんの学業への取り組みについて、忙しい時期でも期限を守ってレポートを提出する姿勢を評価していました。
特に、競技で結果を残すために努力する姿勢と、大学の課題に取り組む姿勢に共通するものがあったといいます。
北京オリンピックを控えた時期には、休学という選択肢も示されましたが、坂本さんは大学での学びを続けることを選びました。
ここで注目したいのが、経営学部で学んだ組織論とリーダーシップ論です。
フィギュアスケートは個人競技というイメージが強いものの、実際には選手一人だけで成立する競技ではありません。
コーチ、振付師、トレーナー、医療関係者、所属企業、競技団体など、多くの人々が関わっています。選手が最大限の力を発揮するためには、それぞれの役割を理解し、協力関係を築くことが必要です。
また、指導者になれば、年齢も性格も異なる選手たちと向き合わなければなりません。選手自身が考えて行動できる環境を整えることも、指導者に求められる能力です。
坂本さんが大学で経営学を学んだ経験は、こうした組織運営や人材育成を考えるための土台になったと考えられます。
さらに、2026年5月13日の引退会見では、恩師の中野園子コーチのように、技術だけでなく人間性も伝えられる指導者になりたいという考えを示しました。
大学時代に学んだ理論と、長年トップ選手として経験してきた実践。その両方を次世代の育成に生かしていくことが、坂本さんの新しい目標です。
【2026年最新】引退後の進路と結婚公表、その後の活動
2026年の坂本花織さんは、現役選手としてのキャリアを終え、新しい立場でフィギュアスケートに関わっています。
2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、女子シングルと団体の両方で銀メダルを獲得しました。そして3月の世界選手権では、日本勢単独最多となる4度目の優勝を達成。現役最後の大会を優勝で締めくくりました。
5月13日には神戸市内で引退会見を開催。所属先のシスメックスの公式発表でも、21年4か月に及んだスケート人生を振り返り、今後は神戸を拠点に子どもたちへスケートの楽しさを伝えるコーチとして活動していく意向が示されています。
引退後の進路として注目されるのは、主に次の3つです。
1.フィギュアスケートの指導者
坂本さんは、長年師事してきた中野園子コーチのもとで指導者としての道を歩み始めています。
2026年7月4日には、全日本シニア合宿にコーチとして同行。神戸クラブ所属の三宅咲綺選手をサポートする姿が日刊スポーツで報じられました。現役時代に培った経験を、実際の選手指導へとつなげています。
2.プロスケーター・アイスショーへの出演
現役を引退したからといって、リンクから完全に離れるわけではありません。アイスショーへの出演やスケート教室など、演技を披露する機会や競技の普及活動も続ける考えを示しています。
3.次世代の選手育成とスケート普及
坂本さんが目指しているのは、単に技術を教えるコーチではありません。選手の人間性や自立を支えられる指導者です。
2026年10月28日に共同通信の専門サイトDeep Edge Plusで公開されたロングインタビューでは、引退から半年を経た近況が紹介されました。コーチ業やプロスケーターとしての活動に加え、テレビ出演やイベントなどにも取り組み、多忙な日々を送っていると伝えられています。
同インタビューのテーマの一つは「自立できる選手」の育成でした。競技成績だけでなく、スケート以外の人生も見据えて選手を育てたいという方向性は、大学で学んだ組織論やリーダーシップ論とも重なる部分があります。
結婚公表について
2026年5月13日の引退会見では、坂本さんからもう一つ大きな報告がありました。結婚していたことを公表したのです。
日刊スポーツやFNNプライムオンラインなどの報道によると、お相手は大学時代に知り合った同い年の一般男性で、2026年5月5日に婚姻届を提出したと説明されています。
坂本さんは、お相手について自分とは性格が正反対で、冷静に物事を考えながらも一緒に楽しむことを忘れない人だと紹介しました。
お相手はフィギュアスケート関係者ではない一般男性です。氏名などの詳細は公表されていません。
ここで興味深いのは、大学時代が学業や競技だけでなく、人生の大切な出会いにもつながっていたことです。神戸学院大学で過ごした時間は、現在の坂本さんの人生を形づくる重要な期間だったといえます。
【よくある誤解を整理】坂本花織の大学について知っておきたいこと
坂本さんの大学について調べる際には、学部名や卒業時期、引退後の活動などで情報が混同されることがあります。
誤解1:スポーツ系の学部に進学した?
坂本さんが卒業したのはスポーツ科学系の学部ではなく、神戸学院大学の経営学部経営学科です。スポーツマネジメントなどを学んだことは報道されていますが、学部そのものは経営学部です。
誤解2:2023年3月に卒業した?
卒業した年は2023年ですが、卒業式に出席したのは2023年9月30日です。予定より約半年遅れて前期学位記授与式で学位記を受け取りました。
誤解3:引退後はスケートを完全に辞めた?
現役競技からは引退しましたが、スケート活動そのものは続けています。2026年7月にはコーチとして合宿に同行し、10月時点でも指導者やプロスケーターとして活動していました。
誤解4:結婚相手もフィギュアスケート関係者?
報道では、相手は大学時代に知り合った同い年の一般男性で、スケート関係者ではないとされています。
情報を見極める際には、大学の公式発表、所属企業の発表、共同通信や全国紙・スポーツ紙の本人取材などを優先すると、学歴や活動について正確に理解しやすくなります。
【坂本花織大学】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:坂本花織が通っていた大学はどこですか?
A1:兵庫県神戸市にある神戸学院大学です。2019年に入学し、経営学部経営学科で学びました。
Q2:坂本花織は大学の何学部を卒業しましたか?
A2:経営学部経営学科です。組織論やリーダーシップ論、マーケティング、スポーツマネジメントなどを学んでいました。
Q3:坂本花織は何年に大学を卒業しましたか?
A3:2023年です。2023年9月30日の前期学位記授与式に出席し、学位記を受け取りました。予定より約半年遅れての卒業でした。
Q4:坂本花織が大学で経営学を学んだ理由は何ですか?
A4:将来フィギュアスケートの指導者になることを見据えていたためです。選手を育てるために必要な組織運営やリーダーシップについて学ぶことを希望していました。
Q5:坂本花織は2026年現在、何をしていますか?
A5:現役引退後は、中野園子コーチのもとで指導者として活動しています。アイスショーへの出演やスケート普及活動、テレビ・イベント出演などにも取り組んでいます。
Q6:坂本花織は結婚していますか?
A6:はい。2026年5月5日に同い年の一般男性と入籍し、5月13日の引退会見で結婚を公表しました。お相手とは大学時代に知り合ったと説明しています。
坂本花織さんが進学した神戸学院大学は、単に競技生活と並行して通った大学ではありませんでした。
2019年に経営学部経営学科へ入学した背景には、将来スケートの指導者になりたいという明確な目標がありました。組織論やリーダーシップ論、マーケティングなどを学びながら、世界選手権優勝や北京オリンピックのメダル獲得という大きな実績も残しています。
2023年9月に卒業した後も競技者として成長を続け、2026年にはミラノ・コルティナオリンピックで2つの銀メダルを獲得。世界選手権4度目の優勝を最後に現役を引退しました。
さらに、2026年5月の結婚公表、7月のコーチ活動開始、10月のインタビューで明らかになった指導者としての近況からも、新しい人生が着実に動き始めていることが分かります。
大学で学んだ経営学と、世界の頂点で戦い続けた経験。その2つを組み合わせ、次世代の選手を育てていくことが坂本花織さんのこれからの大きなテーマです。
神戸学院大学で過ごした4年半は、世界女王としての実績だけでなく、未来の指導者としての基礎を築いた時間でもあったのです。
主な根拠資料・報道
- 神戸学院大学公式発表(2023年卒業・学長賞)
- 神戸学院大学公式掲載・共同通信記事(田中康介教授と大学時代の学び)
- 神戸新聞・スポニチ(進学背景・学業と競技の両立)
- シスメックス公式発表・JOC(2026年引退会見)
- 日刊スポーツ・共同通信Deep Edge Plus(指導者活動・2026年10月の近況)
- 日刊スポーツ・FNN(2026年の結婚公表)