2026年10月現在、女優の佐久間良子(さくま・よしこ)さんは87歳を迎え、長年にわたる日本映画・テレビドラマ・舞台での功績を評価されながら、現在も公の場で自身の歩みを語っています。2026年3月には第49回日本アカデミー賞の会長功労賞を受賞。さらに、同年8月31日にはBS12のトーク番組「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」にゲスト出演しました。
佐久間良子さんといえば、東映初の女性主演映画『五番町夕霧楼』や、NHK大河ドラマ史上初の単独女性主演となった『おんな太閤記』で知られる昭和を代表する女優です。一方、俳優・平幹二朗さんとの結婚、1984年の離婚、息子の平岳大さんとの親子共演など、波乱に満ちた人生も注目されてきました。現在の活動から若い頃の代表作、家族の歴史まで、時系列に沿って整理します。
【2026年最新】佐久間良子の現在は87歳!今の活動状況と近況

佐久間良子さんは1939年2月24日生まれ。2026年2月24日に87歳の誕生日を迎えました。
2026年の大きなニュースとして挙げられるのが、3月13日に開催された第49回日本アカデミー賞授賞式です。佐久間さんは、長年にわたって日本映画界に貢献した映画人に贈られる会長功労賞を受賞しました。
授賞式には紫色の着物姿で登壇し、これまでの俳優人生を振り返るスピーチを披露。長年にわたって厳しい仕事にも取り組んできた経験が、自身にとって大切な財産になっているという趣旨の言葉を述べました。
この登壇は、久しぶりに佐久間さんの姿を見た視聴者や映画ファンの間でも話題になりました。87歳という年齢に驚く声や、変わらない気品ある姿を評価する反応が報道されています。
2026年8月にはBS12のトーク番組に出演2026年8月31日には、BS12 トゥエルビの「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」にゲストとして出演しました。
番組では、戦時中の疎開体験、東映時代の映画界の思い出、女性初の東映映画主演作となった『五番町夕霧楼』の舞台裏などを回想。さらに、大河ドラマ『おんな太閤記』で主演を務めた当時のエピソードや、元夫・平幹二朗さん、息子・平岳大さんとの舞台共演についても語りました。
この番組出演は、佐久間さんが現在も自身の経験を伝える活動を続けていることを示す出来事です。
2025年には初の自伝的エッセイを出版2025年1月24日には、小学館から初めての著書『ふりかえれば日々良日』を刊行しました。
この本には、映画界での経験、共演した俳優たちとの思い出、平幹二朗さんとの結婚や出産、子どもたちのために離婚を決断した経緯、息子との親子共演などが収められています。
また、85歳当時の暮らしについても紹介。1日40分歩く習慣や、寝る前に音楽を聴くことなど、健やかに日々を過ごすための工夫も明かしています。
2025年1月のテレビ朝日系『徹子の部屋』の番組紹介では、子どもが幼稚園に通っていた頃からの友人5人と、月に1回麻雀を楽しんでいることも紹介されました。
現在の佐久間さんは、映画やドラマへの出演だけに活動を限定するのではなく、著書やテレビ出演、映画界からの顕彰を通じて、長い俳優人生を伝える存在となっています。俳優業からの引退を正式に発表したという情報は確認できません。
【若い頃の経歴】佐久間良子は東映初の女性主演女優だった
佐久間良子さんの若い頃を振り返ると、現在の落ち着いた気品ある姿とはまた違う、映画界の第一線で活躍した華やかな女優としての顔が見えてきます。
1939年、東京都に生まれた佐久間さんは、1957年に東映第4期ニューフェースとして映画界に入りました。当時の東映は、男性スターを中心とした任侠映画やアクション映画などが人気を集めていた時代です。
そのような環境で、佐久間さんは女優として頭角を現していきます。
1963年『五番町夕霧楼』で東映初の女性主演を実現大きな転機となったのが、1963年公開の映画『五番町夕霧楼』です。
水上勉の小説を原作とし、田坂具隆監督が手がけた同作で、佐久間さんは主人公を演じました。女性スターが中心ではなかった当時の東映において、女性が初めて主演を務める作品として大きな意味を持つ映画でした。
国立映画アーカイブの作品解説でも、男性スターがひしめく東映が女優陣を充実させるため、新人女優の佐久間さんを起用した背景が紹介されています。
この作品の成功によって、佐久間さんは東映を代表する看板女優の一人として存在感を強めていきました。
『湖の琴』『人生劇場 飛車角』など代表作が続くその後も『人生劇場 飛車角』『湖の琴』『越後つついし親不知』など、映画史に残る作品に出演しました。
特に1966年公開の『湖の琴』は、佐久間さんの代表作の一つです。人間の内面や複雑な感情を丁寧に表現する演技が評価され、映画女優としての地位を確かなものにしました。
小学館の著者紹介では、佐久間さんの映画出演歴は140本以上とされています。映画だけでなくテレビドラマや舞台にも活躍の場を広げ、長年にわたって幅広い役柄を演じてきました。
【出演歴・年表】大河ドラマ初の単独女性主演から現在まで
佐久間良子さんのキャリアを語るうえで欠かせないのが、1981年のNHK大河ドラマ『おんな太閤記』です。
佐久間さんは豊臣秀吉の正室・ねねを演じました。大河ドラマ史上初めて単独で女性が主人公を務める作品となり、当時41歳だった佐久間さんが主演を担当しました。
それまでの大河ドラマでは男性を中心に物語が展開する作品が多かったなか、女性の視点から戦国時代を描いた点も画期的でした。
同作は橋田壽賀子さんが脚本を担当し、西田敏行さん、赤木春恵さん、中村雅俊さん、夏目雅子さんら豪華俳優陣が出演。劇中で秀吉がねねを呼ぶ「おかか」という言葉も広く知られるようになりました。
主な経歴を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・作品 | 主な実績・意味 |
|---|---|---|
| 1939年2月24日 | 東京都に誕生 | 後の日本映画界を代表する女優となる |
| 1957年 | 東映第4期ニューフェース | 映画界に入る |
| 1963年 | 映画『五番町夕霧楼』 | 東映初の女性主演女優として注目される |
| 1963年 | 映画『人生劇場 飛車角』 | 代表的な出演作品の一つ |
| 1966年 | 映画『湖の琴』 | 映画女優としての評価を高める |
| 1970年4月 | 平幹二朗さんと結婚 | 俳優同士の結婚として話題に |
| 1981年 | NHK大河ドラマ『おんな太閤記』 | 大河ドラマ史上初の単独女性主演 |
| 1983年 | 舞台『唐人お吉』など | 菊田一夫演劇大賞を受賞 |
| 1984年 | 平幹二朗さんと離婚 | 離婚記者会見を開く |
| 2002年 | 舞台『鹿鳴館』 | 平幹二朗さん、平岳大さんと親子共演 |
| 2004年 | 舞台『鹿鳴館』再演 | 親子三人の共演が再び実現 |
| 2012年 | 旭日小綬章 | 長年の芸術文化への貢献が評価される |
| 2025年 | 『ふりかえれば日々良日』刊行 | 初の自伝的エッセイを出版 |
| 2026年3月 | 第49回日本アカデミー賞 | 会長功労賞を受賞 |
| 2026年8月 | BS12『鶴瓶ちゃんとサワコちゃん』 | 87歳でテレビ出演 |
この年表から分かるのは、佐久間さんが映画女優としての成功にとどまらず、テレビドラマや舞台でも長く第一線を歩んできたことです。
特に『おんな太閤記』の主演は、単なる代表作ではありません。女性の人生や視点を大河ドラマの中心に据えるという、テレビドラマ史における重要な転換点でもありました。
【結婚・離婚の真相】平幹二朗との結婚から1984年の離婚会見まで
佐久間良子さんの私生活で大きな注目を集めたのが、俳優・平幹二朗さんとの結婚と離婚です。
平幹二朗さんは、舞台・映画・テレビドラマで活躍した実力派俳優。二人は1970年4月16日、東京・赤坂の霊南坂教会で結婚式を挙げました。
当時、人気俳優同士の結婚として大きく報じられ、1974年7月には男女の双子が誕生しました。
1984年に離婚を発表した背景結婚生活は14年ほど続きましたが、1984年に二人は離婚を決断します。
当時は夫婦そろって記者会見を開くという異例の対応を取り、芸能ニュースでも大きく取り上げられました。会見での二人の表情ややり取りが注目され、離婚に至る背景についてもさまざまな報道がありました。
しかし、当時の会見で話題になった場面だけを、離婚の原因そのものと結び付けることはできません。
本人の著書から見える離婚理由離婚の背景を理解するうえで重要な資料が、2025年に出版された佐久間さん自身の著書『ふりかえれば日々良日』です。
小学館が公表した書籍内容には、平幹二朗さんとの新婚旅行における「すれ違い」や、「子供たちのために離婚を決めた日」というテーマが含まれています。
つまり、後年の本人の回想では、夫婦間のすれ違いと、子どもたちへの影響を考えた決断が重要な位置を占めています。
夫婦それぞれが俳優として多忙な生活を送り、家庭と仕事を両立させる難しさもあったことが、当時の報道や後年の回想から読み取れます。
離婚の理由を単純な男女関係の噂だけで説明するのは適切ではありません。本人が自伝的な著作で振り返った内容を踏まえると、家庭環境や子どもたちの将来を考慮した判断だったことが分かります。
離婚後も俳優としての敬意は残っていた二人は離婚後、長く私生活で交流する関係ではありませんでした。しかし、互いの俳優としての実力を否定していたわけではありません。
2016年10月に平幹二朗さんが82歳で亡くなった際、佐久間さんは通夜に参列しました。
スポーツ紙の報道によると、佐久間さんは平さんについて、近くて遠い存在だったという趣旨の言葉を残し、最後の別れを惜しみました。
離婚から30年以上が経過しても、長い時間を共にした相手への複雑な思いと、俳優としての敬意が残っていたことがうかがえます。
【息子・娘】平岳大との親子関係と双子の子どもたち
佐久間良子さんと平幹二朗さんの間には、1974年7月に誕生した男女の双子がいます。
長男は俳優の平岳大(ひら・たけひろ)さん。長女については、芸能活動を公にしている人物ではなく、現在の詳しい生活や個人的な情報は広く公表されていません。
長男・平岳大はアメリカ留学を経て俳優に平岳大さんは、両親と同じ俳優の道に進むまで、かなり異なる進路を歩んでいました。
高校時代からアメリカに留学し、ブラウン大学で学んだ後、コロンビア大学大学院にも進学。帰国後は一般企業で働いていました。
しかし、最終的には俳優への道を選択します。
2025年1月の『徹子の部屋』に関するテレビ朝日の紹介記事では、佐久間さんは息子が俳優になることに当初強く反対していたことを振り返っています。
両親が有名俳優であるため、何をしても親の名前と比較される環境を心配していたことも、その背景にありました。
2002年の『鹿鳴館』で実現した親子三人の共演平岳大さんの俳優デビューを語るうえで欠かせないのが、三島由紀夫原作の舞台『鹿鳴館』です。
ここで一つ、年代について整理しておきたい点があります。親子三人の初共演は2002年の公演であり、2004年は再演に当たります。
つまり、2002年の『鹿鳴館』が平岳大さんの初舞台であり、両親との共演を実現した記念すべき作品でした。
舞台では、母親の佐久間さんが影山朝子役、父親の平幹二朗さんが影山伯爵役を務め、岳大さんも息子役として出演しました。
離婚から18年ほどが経過していた元夫婦が、実際の息子と舞台上で共演するという珍しい出来事でした。
佐久間さんは当初、息子が俳優になることに反対していました。さらに、舞台で息子役を演じるのが岳大さんだと、記者発表の直前まで知らされていなかったというエピソードも、2020年のテレビ番組『サワコの朝』で紹介されています。
息子の俳優デビューをめぐって母子の間に複雑な感情があったことも明かされましたが、結果として『鹿鳴館』は親子三人の俳優人生が交差する特別な作品となりました。
2004年の再演でも共演し、この舞台は佐久間さんと平さんの関係を振り返る際にも重要な出来事として報じられています。
【プロの視点】佐久間良子の現在を理解するために知っておきたい3つの事実
佐久間良子さんについて調べる際には、現在の活動、過去の出演歴、家族に関する情報を混同しないことが大切です。
1. 87歳でも公の場に登場している2026年3月の日本アカデミー賞授賞式、8月のBS12出演など、現在も公の場で姿を見せています。
ただし、テレビ番組への出演や功労賞の受賞と、新作映画・ドラマへの出演は別の活動です。現在の姿が確認できたからといって、新作への出演が決定していると解釈することはできません。
2. 大河ドラマの功績は「初の女性単独主演」『おんな太閤記』については、「大河ドラマ初の女性主人公」とだけ紹介されることもありますが、より正確には大河ドラマ史上初の単独女性主演です。
女性が主人公となる作品と、女性が単独で主演を務める作品は意味が異なります。この違いを押さえることで、佐久間さんが果たした役割をより正確に理解できます。
3. 家族の情報は本人が公表した範囲で理解する平幹二朗さんとの結婚・離婚、男女の双子の誕生、平岳大さんとの共演は、本人の著書や報道で確認できる事実です。
一方、長女の現在の生活や個人的な情報は、広く公表されているものではありません。家族についての情報を調べる場合は、本人の発言や信頼できる報道と、出所が不明なネット上の噂を区別する必要があります。
また、佐久間さんの現在の暮らしについては、2025年の著書やテレビ出演で本人が語った内容が参考になります。散歩や音楽、友人との交流など、日々の生活を大切にしている様子が伝わってきます。
女優としての華やかな経歴だけでなく、一人の人間として人生を重ねてきた姿も、現在の佐久間さんを理解するうえで欠かせない要素です。
【佐久間良子現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:佐久間良子は2026年現在何歳ですか?
A1:1939年2月24日生まれで、2026年10月現在87歳です。2026年3月には第49回日本アカデミー賞の会長功労賞を受賞しています。
Q2:佐久間良子と平幹二朗が離婚した理由は何ですか?
A2:1984年に離婚しました。本人の著書『ふりかえれば日々良日』では、夫婦間のすれ違いや子どもたちのために離婚を決断した経緯が取り上げられています。離婚会見で話題になった場面だけでは、決断の背景を説明できません。
Q3:佐久間良子の息子と娘は誰ですか?
A3:1974年7月に誕生した男女の双子です。長男は俳優の平岳大さんで、2002年の舞台『鹿鳴館』で佐久間良子さん、平幹二朗さんと親子三人の共演を果たしました。長女については詳しい近況が広く公表されていません。
佐久間良子さんは、2026年に87歳を迎えた現在も、日本映画界を代表する女優として多くの人に記憶されています。
若い頃には『五番町夕霧楼』で東映初の女性主演を務め、1981年には『おんな太閤記』で大河ドラマ史上初の単独女性主演を実現しました。その後も映画、テレビ、舞台で活躍し、2026年には日本アカデミー賞の会長功労賞を受賞しています。
私生活では、1970年に平幹二朗さんと結婚し、男女の双子を出産。1984年の離婚を経て、長男の平岳大さんとは2002年の舞台『鹿鳴館』で親子三人の共演を果たしました。
2025年の初著作『ふりかえれば日々良日』や2026年のテレビ出演からは、過去の栄光だけにとどまらず、自身の経験や日々の暮らしを大切にする現在の姿も伝わってきます。
佐久間良子さんの現在を知るうえで注目したいのは、単なる年齢や出演作品の数ではありません。日本映画史に残る実績、家族と向き合ってきた人生、そして87歳になった今も自分の言葉で歩みを語り続けていることです。長年にわたる女優人生は、これからも多くの映画ファンに受け継がれていくでしょう。
主な事実確認資料
- 小学館:著書『ふりかえれば日々良日』の刊行情報・著者紹介・収録内容。
- 日本アカデミー賞協会:第49回会長功労賞の公式受賞者情報。
- デイリースポーツ:2026年3月の授賞式登壇・スピーチ報道。
- BS12運営会社:2026年8月の番組出演告知。
- テレビ朝日:2025年『徹子の部屋』出演に関する紹介記事。
- 国立映画アーカイブ・放送ライブラリー:『五番町夕霧楼』『おんな太閤記』の作品記録。
- 日刊スポーツ・スポニチ:平岳大さんの俳優デビューと『鹿鳴館』親子共演の報道。