2026年10月31日現在、実業家・投資家の与沢翼氏は、X(旧Twitter)とYouTubeでの情報発信を続けている。2026年10月29日には、フィリピン・セブでの滞在を終えて日本に帰国したことを報告。YouTubeではライブ配信や海外生活、購入品の紹介などを公開しており、現在もインターネット上で存在感を示している。
一方、与沢翼氏をめぐって大きな関心を集めたのが、2025年4月の妻・相原麻美さんとの別居と離婚、本人が公表した覚醒剤使用やDV・モラルハラスメント、そして約2か月間にわたる精神科での治療だ。離婚時の金額についても、当初の「4億円」から「1億円」へと説明が変化した経緯がある。ネオヒルズ族として一世を風靡した実業家に何が起きたのか。本人の発信と報道内容を時系列で整理する。
【経歴】与沢翼とは何者?ネオヒルズ族から海外投資家への転身

与沢翼(よざわ・つばさ)氏は、1982年11月11日生まれの日本人実業家・投資家だ。早稲田大学社会科学部を卒業し、インターネットビジネスや投資の分野で知名度を高めた。
彼の名前を一躍有名にしたのが、2010年代前半に登場した「ネオヒルズ族」という呼称である。
秒速で1億円を稼ぐ男と呼ばれた理由与沢氏は大学在学中に起業し、アパレル関連の事業を展開した。出版社の著者プロフィールによると、23歳で立ち上げた会社は、わずか3年半で月商1億5,000万円規模に成長したという。しかし、事業開始から6年目に経営破綻を経験している。
その後、2011年9月にネットビジネスの世界へ参入。本人の著者プロフィールでは、手持ち資金10万円からスタートし、半年間で5億円を稼いだと紹介されている。
2012年にはFree Agent Styleを創業。情報商材、アフィリエイト、セミナーなどを通じて事業を拡大し、派手な生活ぶりとともにメディアの注目を集めた。
高級タワーマンション、高級車、豪華な食事、シャンパンタワーなどを公開するスタイルは、当時のインターネットビジネス界を象徴するものだった。「秒速で1億円稼ぐ男」というキャッチフレーズも、この時期に定着した。
2014年の経営破綻から海外移住へ華やかな生活の一方で、2014年には再び資金繰りが悪化。与沢氏は自身の会社が資金ショートしたことを公表した。税金の支払い、不良債権、投資上の問題などが重なったと説明している。
その後、2014年12月にシンガポールへ移住。個人投資家として株式や為替などのトレードに取り組むようになった。2016年にはドバイへ生活拠点を移し、海外での資産運用を続けた。
2022年に出演したABEMAの番組では、当時の収入について年5億円程度と説明していた。かつてのネットビジネス経営者から、海外を拠点とする個人投資家へと活動の軸を移していたことが分かる。
ただし、過去に本人が公表した資産額や収入は、それぞれ発表時点の自己申告であり、2026年現在の純資産や投資収益を示す確定資料ではない。
【時系列】相原麻美との結婚から2025年の別居・離婚まで
与沢翼氏の私生活で大きな節目となったのが、モデルとして活動していた相原麻美さんとの結婚だ。
2人は2016年7月に結婚。同年12月に長男、2021年5月に長女、2023年7月に次女が誕生し、3人の子どもを育てる家庭を築いていた。
しかし、2025年4月、与沢氏自身のSNS発信によって別居と離婚の問題が明らかになった。
主な出来事を一覧で整理| 時期 | 出来事 | 公表内容・ポイント |
|---|---|---|
| 2016年7月 | 相原麻美さんと結婚 | モデルとして活動していた相原さんと結婚。 |
| 2016年12月 | 第一子誕生 | 長男が誕生。 |
| 2021年5月 | 第二子誕生 | 長女が誕生。 |
| 2023年7月 | 第三子誕生 | 次女が誕生。 |
| 2025年4月18日 | 別居と問題を公表 | 覚醒剤使用や妻へのDV・モラルハラスメントを本人が告白。 |
| 2025年4月22日 | 離婚への合意を報告 | 財産分与に合意し、離婚に応じたとXで発表。 |
| 2025年4月26日 | 協議離婚成立を報告 | YouTubeとXで離婚成立を公表。 |
| 2025年4月30日 | 4億円の支払いを宣言 | 離婚合意内容として現金一括で支払うと投稿。 |
| 2025年5月8日~11日 | 契約金の説明を変更 | 婚姻契約上の金額は1億円で、4億円は演出だったと説明。 |
| 2025年5月13日~7月6日 | 精神病院で治療 | 本人が後日、約2か月間の入院を公表。 |
| 2025年7月6日 | 退院を報告 | Xで退院を発表し、YouTubeでも近況を説明。 |
| 2026年10月29日~30日 | 日本帰国と配信活動 | セブから日本に戻ったことを報告し、YouTube配信を継続。 |
この時系列で特に重要なのは、2025年4月18日の告白から、わずか8日後の4月26日には協議離婚成立が発表されている点だ。
4月22日の段階で、与沢氏はXに「財産分与に合意し、離婚に応じました」と投稿。4月26日にはYouTubeでも協議離婚の成立を報告した。
テレビ朝日や日刊スポーツなどの報道でも、本人の発表内容と結婚・子どもの誕生時期が伝えられている。
なお、離婚後の元妻や子どもたちの生活について、詳細な情報が継続的に公表されているわけではない。家族の現在を、本人のSNS投稿だけから推測することはできない。
【離婚理由】覚醒剤使用とDV・モラルハラスメントを本人が告白
2025年4月の別居・離婚騒動で最も大きな衝撃を与えたのは、与沢氏自身が家庭内での問題を公表したことだった。
4月18日に明かした覚醒剤使用2025年4月18日、与沢氏はXに長文を投稿。タイに移住してから覚醒剤を使用していたと告白した。
本人は「仕事をやめてタイに来てから『覚せい剤』にどっぷりはまっていました」と説明し、すでに使用をやめたとも主張した。
この投稿は、長年にわたり投資家や実業家として成功をアピールしてきた人物の突然の告白として、大きな反響を呼んだ。
特に注目されたのは、薬物使用の問題だけではない。本人は、妻が3人の子どもを連れて日本へ帰国したことも明かしていた。
妻へのDV・モラルハラスメントを認めて謝罪同じ4月18日の発信で、与沢氏は妻に対する過去の行為についても言及した。
本人は、妻に対してDV的な行為やモラルハラスメントをしてきたと認め、怒鳴るなどして恐怖心を植え付けてしまったことを謝罪した。
また、4月21日に公開したYouTube動画でも、自身の薬物問題や妻との関係について説明。妻との関係が悪化した背景を語っている。
ここで重要なのは、離婚理由を単純に「薬物使用だけ」と捉えないことだ。本人の発信では、薬物問題に加え、長期間にわたる夫婦関係の悪化や、妻に対する威圧的な言動などが語られている。
本人が自ら認めた内容は、離婚の背景を理解するうえで重要な情報だ。一方、DVやモラルハラスメントについて、報道された本人の告白と、司法機関による法的認定は別のものである。
離婚はどちらから申し出たのか日刊スポーツなどの報道によると、与沢氏は4月18日の投稿で、妻から離婚したいと申し出を受けたことを明かしている。
4月22日のYouTube動画では、離婚について自分自身の複雑な心境を語りながらも、妻の意思を受け入れ、財産分与に合意したと説明した。
同時に、妻に対して感謝と謝罪の言葉を発信している。
つまり、本人の説明に沿って整理すると、妻子との別居、本人が認めた家庭内の問題、妻からの離婚申し出、財産分与の協議、協議離婚成立という流れになる。
なお、元妻本人による詳細な離婚理由の説明と、与沢氏の説明が完全に一致しているかどうかを示す公的な資料は確認できない。離婚の背景については、本人の自己申告を中心とした情報が報道されている。
【1億円と4億円】離婚契約金はなぜ説明が変わったのか?
2025年4月末から5月にかけて、もう一つ大きな注目を集めたのが離婚に伴う金銭の問題だ。
当初、与沢氏は元妻に対して4億円を現金一括で支払うと発信していた。しかし、その後、婚姻契約に基づく金額は1億円だと説明を変更。さらに4億円という数字はYouTube上の演出だったと説明した。
4億円の支払いを発表した経緯2025年4月30日、与沢氏はXで、離婚成立後に協議離婚の合意内容として4億円を現金一括で振り込むと宣言した。
その前には、生命保険の契約についても発信していた。本人は、死亡時に元妻へ2,000万ドルが支払われる生命保険に加入していたと説明し、その保険を解約することにも言及していた。
4億円という金額は、離婚協議の規模を印象づける数字として大きな話題になった。
婚姻契約では1億円だったという説明ところが、5月8日、与沢氏は日本へ帰国したことを報告。その日のXで、妻との間には婚姻契約があり、離婚時の支払いは1億円と定められていたと説明した。
さらに5月11日には、離婚時の契約金は1億円であり、4億円という金額はYouTube上の演出だったと説明した。
5月12日には、婚姻契約の原本に関する説明とともに、契約書の画像をXに公開。この投稿については、個人情報が記載された状態で公開したことが日刊スポーツなどで報じられ、批判も集まった。
1億円は実際に支払われたのかここで注意したいのが、契約金額の説明と実際の送金は別の問題だという点だ。
本人が婚姻契約に基づく金額を1億円と説明したことは報道されている。しかし、1億円が実際に支払われたことを裏付ける銀行の送金記録や、第三者による確認資料が公表されたわけではない。
したがって、2025年の一連の発信から整理できるのは、4億円の支払いを宣言した後、本人が婚姻契約上の金額を1億円と説明し直したという経緯だ。
4億円が実際の確定した支払額だった、あるいは1億円の送金が完了したと断定することはできない。
この騒動は、SNSやYouTubeで発信される金額が、必ずしも契約書や実際の資金移動と一致するわけではないことを示す事例でもある。
【精神病院への入院】2025年7月6日の退院報告とその後
離婚問題と薬物使用の告白に続き、与沢氏は約2か月間、SNSやYouTubeでの発信が途絶える期間を経験した。
その空白期間について本人が明かしたのが、精神病院での治療だった。
5月13日から精神病院で治療2025年5月8日、与沢氏は日本へ帰国したと報告。その後、5月12日のYouTube配信を最後に、SNSでの発信が途絶えた。
7月6日、約2か月ぶりにXを更新し、入院していたことを公表した。
本人の投稿には、次のように記されていた。
「5月13日~7月6日まで精神病院にて治療していただきまして、先ほど退院しました。この度は大変ご迷惑をおかけしました」
この報告によって、発信が止まっていた期間に精神科で治療を受けていたことが明らかになった。
入院の経緯について本人が説明7月6日以降のYouTube配信では、入院に至った経緯についても説明している。
本人によると、5月13日に両親が強く入院を勧め、病院へ連れて行くことになったという。入院中は携帯電話を使えず、規則正しい生活を送っていたと説明した。
また、入院前には妄想の症状があったことにも触れている。
特に重要なのが、4月28日のYouTube動画で語っていた生命保険をめぐる疑惑についての説明だ。
当時、与沢氏は生命保険金を目的に自分が殺される可能性があると主張していた。しかし、退院後の配信では、元妻に関する疑念などについて「僕の勝手な妄想です」と謝罪している。
つまり、4月末に発信した生命保険をめぐる危険性の主張は、その後の本人の説明によって大きく修正されたことになる。
退院後に薬物との決別を宣言7月7日には、Xで入院中の経験を振り返り、薬物について二度と使用しないと宣言した。
本人は、約2か月の入院が自分にとって大きな反省の機会になったと説明し、薬物との決別を誓っている。
また、7月9日には、離婚した元妻と3人の子どもたちに約3か月ぶりに会えたことを報告。家族との再会について、金銭では買えない大切なものを失ったという趣旨の心境をつづった。
ただし、家族との再会は復縁を意味するものではない。離婚後の関係については、本人の発信で確認できる範囲と、家族のプライベートを区別して考える必要がある。
精神病院への入院は本人が公表した事実だが、診断名や具体的な治療内容のすべてが明らかになっているわけではない。また、退院したことだけで薬物問題が医学的・社会的に完全に解決したと判断することもできない。
【2026年最新】与沢翼の現在は?X・YouTubeでの活動を調査
2026年10月31日現在、与沢翼氏はSNSと動画配信を継続している。2025年の離婚・薬物問題・入院を経て、インターネット上での活動を再び活発化させている。
2026年10月29日に日本帰国を報告2026年10月29日、与沢氏はXでフィリピン・セブから日本に到着したことを報告した。
本人は、セブでの滞在を終えて日本に戻ったことや、しばらく日本で過ごす予定について発信している。
翌10月30日には、YouTubeでも「日本帰ってきたよ」というライブ配信を公開。動画配信データを集計するユーチュラによると、同動画は翌30日時点で約31万回再生されていた。
YouTubeの現在の主なコンテンツ2026年10月の公開動画を見ると、現在の与沢氏のYouTubeでは、以前のような投資・ビジネス情報だけでなく、海外生活や日常の紹介が目立つ。
具体的には、次のような内容が公開されている。
- 海外滞在先でのライブ配信
- 高級ホテルやプールヴィラの紹介
- ルームツアーや海外生活の様子
- ティファニーやブルガリなどのジュエリー紹介
- ファッションや高級ブランドの購入品紹介
- 日本と海外を移動する際の近況報告
10月27日には「プールヴィラを撮影。YouTuber与沢の爆誕。」という動画も公開。10月28日にはライブ配信を行い、10月29日には日本帰国をテーマにした配信を公開している。
これらの内容から、少なくとも公開されている動画活動は継続的であり、現在は海外生活と個人のライフスタイルを中心にした発信にも力を入れていることが分かる。
ネオヒルズ族時代と現在の発信スタイルの違い興味深いのは、発信のテーマが変わっても、自分自身の生活や所有物、考え方をコンテンツにするという基本的なスタイルが続いている点だ。
ネオヒルズ族時代は、ビジネスの成功や高級車、豪邸などを通じて成功者としてのイメージを発信していた。
2026年のYouTubeでは、海外生活やジュエリー、ホテル、ファッションなど、日常を切り取ったコンテンツが目立つ。
つまり、かつてのビジネス成功者としてのセルフブランディングが、現在はライフスタイルを軸にした動画発信へと形を変えている。
一方、YouTubeの再生数や高級品の紹介だけで、現在の投資収益や純資産、経営状況を判断することはできない。本人の現在の収入源や資産総額について、2026年時点で確定した情報が公開されているわけではない。
【与沢翼】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:与沢翼は2026年現在、何をしている?
A1:2026年10月現在、XとYouTubeで情報発信を続けている。海外生活やホテル、ジュエリー、ファッションの紹介、ライブ配信などが中心。10月29日にはセブから日本に帰国したことを報告している。
Q2:与沢翼と相原麻美は離婚した?離婚金額はいくら?
A2:与沢氏は2025年4月26日に協議離婚が成立したと発表している。離婚時の金額については、当初4億円の支払いを宣言したが、後に婚姻契約に基づく金額は1億円で、4億円はYouTube上の演出だったと説明した。実際の送金完了については公表資料で確認できない。
Q3:与沢翼は覚醒剤使用後、精神病院に入院した?
A3:本人は2025年4月18日に覚醒剤使用を告白し、同年5月13日から7月6日まで精神病院で治療を受けたとXで報告している。7月7日には薬物を二度と使用しないと宣言した。その後もYouTubeやXでの発信を続けており、2026年10月現在も活動が確認できる。
与沢翼氏の歩みは、ネオヒルズ族としての成功、2014年の経営破綻、海外投資家への転身、家庭生活の変化、そして2025年の薬物使用告白と離婚・入院という、大きな転換の連続だった。
2026年10月現在は、YouTubeやXを通じた発信を再開・継続しており、海外生活や日常を紹介するコンテンツを公開している。
一連の騒動から読み取れるポイントは、次の3つだ。
1. 本人の発信と確定した事実を区別すること。
覚醒剤使用やDV・モラルハラスメントについては本人の告白、4億円と1億円については本人による金額説明の変更というように、情報の性質を分けて理解する必要がある。
2. 金額や派手な生活だけで経済状況を判断しないこと。
高級品の購入や動画の再生数は、本人の資産総額や収益を直接証明するものではない。特に4億円の離婚契約金をめぐる経緯は、SNS上の発言と実際の契約・送金を区別する重要性を示している。
3. 退院や活動再開と、問題の完全な解決を同一視しないこと。
精神科での治療や薬物との決別宣言は本人が公表した重要な節目だが、長期的な回復や生活の安定については、継続的な状況を見る必要がある。
かつて「秒速で1億円稼ぐ男」と呼ばれた与沢翼氏は、2026年も動画とSNSを通じて自らの生活を発信している。今後、投資家として再び事業面で大きな展開を見せるのか、それともライフスタイルを中心とした発信を続けるのかが注目される。
華やかな成功談だけでも、2025年の騒動だけでも人物像の全体は捉えられない。過去の経歴、本人の告白、その後の訂正や説明、そして2026年の実際の活動を時系列で追うことが、現在の与沢翼を理解するための最も確かな判断材料となる。
主な参照資料・報道
- フォレスト出版:与沢翼氏の著者プロフィール・経歴
- スポニチアネックス:2022年の経営破綻と海外投資家への転身に関する報道
- 日刊スポーツ・テレビ朝日:2025年4月の別居・離婚発表
- J-CASTニュース・日刊スポーツ:4億円と1億円の婚姻契約をめぐる報道
- 日刊スポーツ・J-CASTニュース:2025年7月の入院・退院と本人の説明
- ユーチュラ:2026年10月のYouTube公開動画・配信状況