2026年10月現在、ロサンゼルス・ドジャースに所属する佐々木朗希は、メジャー2年目のシーズンを終えた。2026年は日米を通じて自己最多となる26登板を記録し、先発ローテーションの一角として5勝5敗、防御率4.49、123奪三振という成績を残した。一方、シーズン終盤には右手中指のマメで負傷者リスト(IL)入りし、復帰後は救援投手として起用されるなど、順風満帆とはいえない1年でもあった。
日本では2022年の完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振という歴史的な記録で知られ、2025年には一般女性との結婚も発表。岩手県から千葉ロッテマリーンズを経て、世界最高峰のMLBに挑戦した「令和の怪物」は、現在どのような立ち位置にいるのか。2026年最新の成績、ロバーツ監督による起用変更の理由、結婚相手に関する公表情報、NPB時代からの経歴まで詳しく整理する。
【2026年最新】佐々木朗希の現在は?ドジャースでの成績と登板状況

佐々木朗希は2026年10月31日現在、ロサンゼルス・ドジャースに所属する右投右打の投手だ。2001年11月3日生まれで、現在24歳。メジャー2年目となった2026年は、先発投手としての実績を積み上げながら、シーズン終盤には救援投手としてもマウンドに立った。
2026年のレギュラーシーズン成績は、MLB公式データやスポーツナビの選手成績によると、次のとおりだ。
2026年レギュラーシーズン成績
登板数
26
勝敗
5勝5敗
防御率
4.49
奪三振
123
投球回
122回1/3
WHIP
1.32
出典:MLB公式選手成績、スポーツナビ。2026年レギュラーシーズン終了時点。
26試合のうち23試合が先発登板だった。2025年のメジャー1年目は10試合(8先発)だったため、登板機会を大きく増やしたことが分かる。
注目したいのは、登板数だけでなく投球回も122回1/3まで伸ばした点だ。奪三振は123個で、9イニング当たりの奪三振数は9.05。持ち味である三振を奪う能力は、メジャーでも一定の存在感を示している。
ただし、防御率4.49という数字は、エース級の先発投手として定着するには改善の余地がある。48四球、22被本塁打という数字も、制球力と失投の少なさが今後の課題であることを示している。
つまり、2026年の佐々木は登板機会を増やすことには成功したものの、先発投手としての安定感を完成させる段階には至っていない。
2026年のポストシーズンはどうだった?ドジャースは2026年のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でミルウォーキー・ブルワーズと対戦したが、4連敗で敗退した。
佐々木はポストシーズンで3試合に救援登板。合計3回1/3を投げ、2奪三振、1失点、防御率2.70だった。
10月13日(日本時間)の第2戦では1イニングを無安打無失点に抑えた一方、10月15日(日本時間)の第3戦では8回に登板し、1死を取った後に2安打を許して降板。後続投手の暴投によって、佐々木に1失点が記録された。
10月16日にはチームの敗退が決まり、佐々木のメジャー2年目も終了した。
【26登板はキャリアハイ】右手のマメとロバーツ監督の交代理由
2026年の佐々木朗希を語るうえで欠かせないのが、シーズン終盤の負傷と起用方法の変更だ。
開幕から先発ローテーションを担っていた佐々木は、8月26日(現地時間)のアトランタ・ブレーブス戦で右手中指のマメがつぶれ、3回1/3を6安打4失点で途中降板した。
翌27日には15日間の負傷者リスト(IL)入り。約1カ月にわたって戦列を離れることになった。
9月22日(日本時間)に復帰した際、デーブ・ロバーツ監督は救援投手として起用する方針を明らかにした。
この配置転換には、複数の理由がある。
- 右手中指の負傷から復帰した直後だったこと
- 長いイニングを投げる先発よりも、短いイニングから状態を確認できること
- チームの終盤戦とポストシーズンに向けた投手運用が必要だったこと
MLB公式サイトも、佐々木が復帰後にブルペンへ加わったことを報じている。復帰登板では4回に2三振を奪い、無失点で役割を果たした。
ロバーツ監督が1イニングで交代させた本当の理由2026年10月のブルワーズ戦では、佐々木の交代をめぐっても注目が集まった。
特にNLCS第2戦では、先発の山本由伸が3回途中で降板した後、佐々木が4回に3番手として登板。1イニングを無安打無失点に抑えたにもかかわらず、5回から別の投手に交代した。
好投した投手をなぜ続投させなかったのか。
試合後、ロバーツ監督は、残り6イニング以上をどうカバーするかを考えていたと説明した。
次に投入する予定だった左腕ブービックは、相手打線の5人中4人が左打者となる場面を迎える予定だった。監督は、この打順の並びがブービックに適した状況だと判断したという。
つまり、佐々木の投球内容が悪かったから交代したわけではない。試合全体の投手運用と左右の相性を考えた継投だった。
もっとも、そのブービックが同点本塁打を浴び、結果的には監督の判断が裏目に出た。ロバーツ監督は継投について「私が下した決断」と説明している。
一方、第3戦では事情が異なる。佐々木は8回に登板して1死を取った後、内野安打と中前打を許して1死一、三塁となり、交代を告げられた。
この2つの交代は混同されやすいが、第2戦は戦術的な継投、第3戦はピンチを招いた状況での交代という違いがある。
2026年の起用変更を理解するには、単に「監督に信頼されていない」と判断するのではなく、負傷からの復帰、試合状況、対戦打者の左右、チームの短期決戦という条件を分けて見る必要がある。
【NPB時代の伝説】佐々木朗希の完全試合・13者連続奪三振・19奪三振
佐々木朗希の名前を全国的に知らしめた最大の出来事が、2022年4月10日のオリックス・バファローズ戦で達成した完全試合だ。
千葉ロッテマリーンズの本拠地ZOZOマリンスタジアムで先発した佐々木は、相手打線を一人も出塁させず、9回を投げ切った。
日本プロ野球史上16人目、16度目となる完全試合だった。
特筆すべきなのは、単に27人で試合を終わらせたことではない。奪三振の内容も歴史的だった。
13者連続奪三振という日本プロ野球新記録佐々木は試合序盤から圧倒的な投球を見せ、5回までに13者連続三振を記録した。
それまでの日本プロ野球記録は9者連続奪三振。佐々木はこの記録を一気に更新した。
直球は160キロを超え、150キロ近いフォークも打者の対応を難しくした。ストレートとフォークの組み合わせが、相手打線に攻略の糸口を与えなかった。
1試合19奪三振はプロ野球タイ記録さらに、佐々木は9回を通じて19個の三振を奪った。
これは日本プロ野球の1試合最多奪三振タイ記録に当たる。
完全試合と19奪三振を同時に達成したことも、この試合の価値を際立たせている。
NPB公式記録と千葉ロッテの完全試合特設資料では、当日の投球数は105球。19奪三振のうち15個が空振り三振、4個が見逃し三振だったと記録されている。
佐々木朗希の主な記録- 完全試合:2022年4月10日、オリックス戦で達成
- 13者連続奪三振:日本プロ野球新記録
- 1試合19奪三振:日本プロ野球タイ記録
- 完全試合の年齢:20歳5カ月で史上最年少
- 2023年:ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として世界一に貢献
この完全試合は、単なる一試合の好成績ではない。若くしてプロ野球の歴史に残る記録を複数同時に打ち立てたことで、佐々木の評価を決定づけた出来事だった。
【NPBからMLBへ】ロッテ入団からドジャースデビューまでの経歴
佐々木朗希は2001年11月3日、岩手県陸前高田市に生まれた。
高校時代は大船渡高校でプレーし、最速163キロを記録。2019年のドラフト会議では、北海道日本ハム、東北楽天、埼玉西武、千葉ロッテの4球団が1位指名で競合し、抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得した。
プロ入り後は身体づくりと段階的な育成を経て、2021年に一軍デビュー。2022年には完全試合、2023年にはWBC優勝を経験し、日本を代表する若手投手へと成長した。
佐々木朗希のNPB・MLB経歴年表| 時期 | 出来事 | 主な実績・意味 |
|---|---|---|
| 2001年 | 岩手県陸前高田市で誕生 | 11月3日生まれ |
| 2019年 | ロッテがドラフト1位指名 | 4球団競合 |
| 2021年 | 千葉ロッテで一軍デビュー | プロとして本格始動 |
| 2022年 | 完全試合を達成 | 13者連続奪三振、19奪三振 |
| 2023年 | WBC日本代表 | 日本の世界一に貢献 |
| 2024年12月 | ポスティングによるMLB挑戦 | ロッテから移籍を目指す |
| 2025年1月 | ドジャースと契約 | マイナー契約でスタート |
| 2025年3月19日 | MLBデビュー | 東京ドームでカブスと対戦 |
| 2026年 | メジャー2年目 | 自己最多26登板 |
出典:NPB、日本野球機構、MLB公式発表、球団発表、各年度の公式成績。
なぜドジャースとの契約はマイナー契約だったのか2025年1月、佐々木はポスティングシステムを利用してドジャースへの移籍を決めた。
ここで注目されたのが、契約形態だった。
佐々木は当時23歳で、NPBでのプロ経験も6シーズン未満だったため、MLBの国際選手契約に関する年齢・経験年数の規定によって、25歳以上の外国人選手のような通常の大型メジャー契約を結ぶことができなかった。
そのため、ドジャースとはマイナー契約を締結。MLB公式によると、契約金は650万ドルだった。
これは佐々木の実力が低く評価されたという意味ではない。契約時の年齢と制度上の制約によるものだった。
むしろ、MLB.comは契約時点で佐々木を非常に高い将来性を持つ投手として紹介し、MLB Pipelineのプロスペクトランキングでも高い評価を与えていた。
MLBデビューは2025年3月19日佐々木のメジャーデビューは、2025年3月19日のシカゴ・カブス戦だった。
東京ドームで開催された開幕シリーズ第2戦に先発し、3回を投げて1失点、3奪三振を記録した。
一方で、5四球を与え、56球のうちストライクは25球にとどまった。
MLB公式の記事も、球威の高さと制球面の課題が同時に表れたデビュー戦として伝えている。
2025年のレギュラーシーズン成績は10試合(8先発)、1勝1敗、防御率4.46、36回1/3、28奪三振。メジャーの打者に対する適応を進めながら、シーズン終盤には救援へ配置転換され、ポストシーズンでもブルペンの一角を担った。
【結婚発表】佐々木朗希の結婚相手は一般女性?公表された情報を整理
佐々木朗希は2025年2月、一般女性との結婚を発表した。
発表があったのは、日本時間2025年2月22日未明。本人がInstagramを更新し、結婚したことをファンに報告した。
投稿では、ドジャースの帽子を2つ並べた写真とともに、次のようなメッセージを掲載した。
いつも応援ありがとうございます。先日、一般女性の方と入籍致しました。 公私共に新たなスタートで期待と不安でいっぱいですが、夫婦で力を合わせて頑張っていきますので、温かく見守っていただけると幸いです。
この発表は日刊スポーツ、スポニチ、テレビ朝日など複数の報道機関が伝えた。
結婚相手はどんな女性?公表されている情報で確実なのは、結婚相手が一般女性であるという点だ。
氏名や年齢、職業、顔写真など、詳細なプロフィールは本人の結婚発表では明らかにされていない。
そのため、ネット上で見かける特定の人物との結び付けや、交際期間、馴れ初めなどを確定情報として扱うことはできない。
なぜメジャー挑戦前に結婚を発表したのか結婚発表のタイミングも注目された。
2025年は佐々木にとって初めてのメジャーリーグ挑戦の年。新しいチーム、新しい生活環境、異なる野球文化への適応が始まる時期だった。
本人は発表の中で「公私共に新たなスタート」と表現し、夫婦で力を合わせていく意向を示した。
日刊スポーツの報道では、本人が結婚の決断について、一緒にいて落ち着き、自分らしくいられることを理由として語ったことも紹介されている。
結婚相手の詳細を積極的に公表するのではなく、野球選手としての活動と家庭生活を分けている点も特徴的だ。
【令和の怪物の評判】佐々木朗希の強みとMLBで克服すべき課題
佐々木朗希が「令和の怪物」と呼ばれる理由は、単に球速が速いからではない。
高校時代から160キロを超える速球を投げ、NPBでは圧倒的な奪三振能力を証明。20歳で完全試合を達成し、21世紀生まれの選手として早くから歴史的な実績を積み重ねた。
MLB公式の選手紹介でも、高校時代から「The Monster of the Reiwa Era」という愛称で知られていたことが紹介されている。
佐々木朗希の最大の武器は直球とフォーク佐々木の投球を支えるのは、威力のある直球と落差の大きいフォークだ。
直球で打者の反応を遅らせ、フォークで空振りを奪う。NPBで13者連続奪三振や19奪三振を記録した背景にも、この組み合わせがあった。
MLBでも2026年の123奪三振という数字は、三振を奪う能力が通用していることを示す。
一方、MLBの打者は日本時代よりも球速への対応力が高く、失投を本塁打に変える能力も高い。
そのため、速球の威力だけでなく、変化球の精度、ストライクゾーンの使い方、カウントを有利に進める技術が求められる。
2026年の数字から見える課題特に注目したいのは、次の3点だ。
1. 与四球を減らすこと
2026年は122回1/3で48四球。投球回数に対して四球が少ないとはいえず、制球が安定すれば球数を抑え、より長いイニングを投げられる可能性がある。
2. 長いシーズンを通して故障を防ぐこと
2026年は右手中指のマメによって約1カ月離脱した。先発としてシーズンを通して投げるには、投球技術だけでなく、指先の状態やコンディション管理も重要になる。
3. 先発としての評価を確立すること
2025年に続いて2026年もポストシーズンでは救援起用となった。先発としてレギュラーシーズンで安定した結果を残すことが、短期決戦でも先発を任されるための条件になる。
本人が語った2027年への目標2026年10月16日、ドジャースのNLCS敗退後、佐々木は来季への考えを報道陣に語った。
本人は、シーズンで良い成績を残し、個人タイトルを狙うことを目標として挙げている。
また、シーズンを先発で投げ抜き、そのままポストシーズンでも先発を任されるような投球をしたいという意欲も示した。
球速についてはシーズン終盤に戻ってきた手応えがあり、今後は変化球の質をさらに高めたい考えも明かしている。
【プロの結論】佐々木朗希を評価するときに見るべき3つの数字佐々木の将来性を判断する際、奪三振数だけを見ていては全体像をつかめない。
重要なのは、次の3つの指標だ。
- 防御率:実際にどれだけ失点を防いだか。
- WHIP:1イニング当たりにどれだけ走者を許したか。
- 投球回数:先発投手としてどれだけ長く試合を任せられたか。
2026年は123奪三振を記録した一方、防御率4.49、WHIP1.32だった。
この組み合わせから分かるのは、三振を奪う能力と、試合を安定して支配する能力は必ずしも同じではないということだ。
「令和の怪物」という評価を本当の意味でMLBでも確立するには、圧倒的な球威を維持しながら、四球や失点を減らし、年間を通して先発ローテーションを守ることが求められる。
【佐々木朗希】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:佐々木朗希は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:ロサンゼルス・ドジャースに所属しています。2026年はメジャー2年目で、レギュラーシーズン26試合に登板し、5勝5敗、防御率4.49、123奪三振を記録しました。
Q2:佐々木朗希の結婚相手は誰ですか?
A2:2025年2月に一般女性との結婚を発表しています。相手の氏名や詳しいプロフィールは公表されていません。
Q3:佐々木朗希の完全試合はいつ達成されましたか?
A3:2022年4月10日のオリックス・バファローズ戦です。日本プロ野球史上16人目の完全試合を達成し、13者連続奪三振と1試合19奪三振も記録しました。
Q4:佐々木朗希の13者連続奪三振は何がすごいのですか?
A4:日本プロ野球の従来の9者連続奪三振記録を更新した新記録だからです。完全試合を達成した試合で記録した点でも歴史的な価値があります。
Q5:佐々木朗希のMLBデビューはいつですか?
A5:2025年3月19日です。東京ドームで行われたカブス戦に先発し、3回1失点、3奪三振でメジャー初登板を終えました。
Q6:佐々木朗希の2026年26登板はキャリアハイですか?
A6:はい。2026年の26登板は、NPBとMLBを通じて自己最多です。内訳は23先発、3救援でした。
Q7:佐々木朗希はなぜロバーツ監督に交代させられたのですか?
A7:2026年NLCS第2戦の1イニング交代は、相手打線の左右の並びと残りイニングを考慮した戦術的な継投でした。第3戦の交代は、連打を浴びてピンチを招いたことによるものです。両者は異なる判断です。
佐々木朗希は、NPB時代に完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振という歴史的な実績を残し、2025年からはMLBのドジャースで新たな挑戦を続けている。
2026年は日米通算のキャリアハイとなる26登板を記録。5勝5敗、防御率4.49、123奪三振という成績を残した。シーズン終盤には右手中指のマメによる離脱があり、復帰後は救援に配置転換されたが、登板機会と投球回数を増やしたことは大きな前進だった。
プライベートでは2025年に一般女性との結婚を発表。公私ともに新しい生活を築きながら、メジャーリーガーとしてのキャリアを積み重ねている。
2027年に向けた最大のテーマは、先発投手として安定した成績を残すことだ。本人も個人タイトル獲得とポストシーズンでの先発登板を目標に掲げている。
佐々木朗希の本当の評価が決まるのは、160キロを超える球を投げた瞬間だけではない。年間を通じて先発ローテーションを守り、強打者が並ぶMLBで安定して結果を残せるかどうかだ。
20歳で完全試合を達成した投手が、世界最高峰の舞台でどこまで成長するのか。2027年は「令和の怪物」が真のMLB先発エースへ近づくための、大切なシーズンになりそうだ。