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【球速記録の真相】165.1km/hは日本人投手の歴代最速なのか

一之瀬 美緒 一之瀬 美緒 • 更新: • 公開: • 読了約 6 分
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藤浪晋太郎の名前を語るうえで欠かせないのが、2023年8月6日(日本時間7日)のメッツ戦で記録した102.6マイル、約165.1km/hのストレートだ。

この試合で藤浪はオリオールズの救援投手として8回に登板。打者3人に対して9球を投げ、すべてストライク。そのうち6球が100マイル(約160.9km/h)を超えていた。

さらに、ピート・アロンソとスチュワートから連続三振を奪い、オリオールズ移籍後初ホールドを記録した。

当時の日刊スポーツも「メジャー日本人最速」と報道。MLBの計測システムであるスタットキャストによる102.6マイルは、藤浪の剛速球を象徴する記録となった。

大谷翔平・佐々木朗希の165キロとの違い

ここで注意したいのが、165.1km/hと165km/hの計測方法だ。

- 藤浪晋太郎:MLBのスタットキャストで102.6マイル(約165.1km/h)
- 大谷翔平:日本ハム時代に165km/hを記録
- 佐々木朗希:ロッテ時代に165km/hを記録

日本のプロ野球では球場のスピードガン表示が使われる一方、MLBではスタットキャストによる計測が採用されている。

したがって、藤浪の165.1km/hを大谷や佐々木の165km/hと同一条件で測定した数字として比較することはできない。

なお、NPB全体の歴代最速記録は、巨人のチアゴ・ビエイラが2021年に記録した166km/h。これは日本人投手に限定しない記録だ。

週刊ベースボールONLINEの球速記録特集でも、NPBの記録とMLBの記録は区別して紹介されている。

165.1km/hという数字の価値は、単にランキングの順位だけではない。 MLBの公式戦で日本人投手が100マイルを超える球を投げ、メジャーの中軸打者から三振を奪ったという実績そのものにある。

【プロの結論】藤浪晋太郎の現在の実力と今後の評価ポイント

藤浪晋太郎成績

藤浪晋太郎のキャリアを振り返ると、評価すべきポイントは大きく3つある。

1. 本来の実力を示すのは2015年の成績

2015年の14勝、221奪三振、防御率2.40は、藤浪が先発投手として高い完成度を示していた証拠だ。

特に199イニングを投げた実績は重要である。短いイニングで球速を出す能力と、長いシーズンを通して先発ローテーションを守る能力は別物だからだ。

2. MLB経験で示した速球のポテンシャル

2023年のメジャー挑戦では、結果の面で課題を残したものの、165.1km/hという記録を打ち立てた。

速球の威力だけを比較すれば、国際的にも注目される投手であることは間違いない。

ただし、投手の総合力は球速だけでは決まらない。制球、変化球の精度、カウントの作り方、走者を背負った場面での対応力も欠かせない。

3. 2026年は制球力の改善が最大の課題

2026年は10イニングで12奪三振を記録した一方、14四球を与えた。

この数字からは、空振りを奪う能力と、打者に対して安定してストライクを投げ込む能力との間に差があることが読み取れる。

今後の成績を評価する際には、次の指標を優先して確認したい。

- 防御率: 失点をどれだけ抑えられているか。
- 与四球: 制球が改善しているか。
- K/BB: 奪三振と与四球のバランスが取れているか。
- WHIP: 走者を出す頻度が減っているか。
- 登板数・投球回: 一軍で継続的に起用されているか。

藤浪の復調を判断するなら、一度の好投や最高球速の更新よりも、複数試合にわたって四球を減らし、安定した投球を続けられるかが重要になる。

【藤浪晋太郎成績】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:藤浪晋太郎のNPB通算成績は?

A1:2026年シーズン終了時点で、NPB通算198登板、58勝55敗、1042奪三振、防御率3.46。阪神と横浜DeNAで記録した成績の合計だ。

Q2:藤浪晋太郎の2026年DeNAでの成績は?

A2:一軍3試合に登板し、0勝1敗、10投球回、12奪三振、防御率6.30。与四球は14個だった。

Q3:藤浪晋太郎の最高球速165.1km/hは日本人投手最速?

A3:2023年のMLB公式戦で102.6マイル(約165.1km/h)を記録した。日本の球場表示による165km/hの記録とは計測方法が異なるため、単純な0.1km/h差で優劣を断定することはできない。

藤浪晋太郎は、阪神時代に3年連続2桁勝利を達成し、2015年には14勝、221奪三振、防御率2.40という素晴らしい成績を残した。

MLBではオークランド・アスレチックス、ボルティモア・オリオールズなどでプレーし、2023年には165.1km/hを記録。その後、横浜DeNAベイスターズに加入し、日本球界で再び挑戦を続けている。

NPB通算成績は58勝55敗、1042奪三振、防御率3.46。2026年は3登板、0勝1敗、防御率6.30という結果だった。

今後、藤浪の評価を左右するのは、持ち味である剛速球をどれだけ安定した投球につなげられるかだ。

165.1km/hという圧倒的な球速、2015年の実績、そして制球力の改善。 この3つの視点から年度別成績を追うことで、藤浪晋太郎という投手の本当の実力が見えてくる。

主な参考資料:日本野球機構(NPB.jp)個人年度別成績、横浜DeNAベイスターズ公式選手名鑑、スポーツナビ個人成績、週刊ベースボールONLINE、日刊スポーツMLB報道。

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一之瀬 美緒

スマホと家電のレビューを7年。スペックはメーカー公式の仕様表、価格は販売店の表示を基準にしています。

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