2026年のファーム・リーグは、従来のイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグという2リーグ制から、東・中・西の3地区制に変更された。巨人は中地区に所属し、DeNA、西武、中日、ハヤテと順位を争った。
日本野球機構(NPB)の公式勝敗表による最終順位は次のとおりだ。
| 順位 | 球団 | 試合 | 勝・敗・分 | 勝率 | ゲーム差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | DeNA | 122 | 74・40・8 | .649 | ― |
| 2位 | 巨人 | 124 | 75・47・2 | .615 | 3.0 |
| 3位 | 西武 | 121 | 69・51・1 | .575 | 8.0 |
| 4位 | 中日 | 123 | 54・64・5 | .458 | 22.0 |
| 5位 | ハヤテ | 122 | 37・81・4 | .314 | 39.0 |
出典:日本野球機構・2026年度ファーム・リーグ中地区チーム勝敗表。全日程終了時。
注目すべきは、巨人が75勝を挙げ、地区トップの勝利数を記録しながら2位になった点だ。
DeNAは74勝40敗8分で勝率.649。巨人は75勝47敗2分で勝率.615だった。勝利数では巨人が1つ上回るものの、敗戦数の差が勝率に表れている。
つまり、巨人の課題は勝ち星を積み重ねることだけではなく、接戦や取りこぼしをどれだけ減らせるかという点にもあった。
また、3位西武に対しては8ゲーム差をつけており、中地区の2番手として安定したシーズンを送ったことも分かる。
【巨人二軍の試合結果・日程】10月3日勝利、4日の決勝は惜敗

2026年10月30日時点で、巨人二軍の公式戦は全日程終了となっている。
10月30日に新たな試合は予定されておらず、当日のスタメンや先発投手の発表もない。
ただし、10月上旬にはファーム日本選手権が開催され、巨人は2試合を戦った。
直近の公式戦結果
10月3日(土)ファーストステージ巨人 3-1 DeNA
静岡・しずてつスタジアム草薙/16:20開始
- 巨人先発:石川達也
- DeNA先発:篠木健太郎
- 巨人の得点:4回に2点、5回に1点
- 本塁打:中山礼都(4回2ラン)、岡田悠希(5回ソロ)
- 勝利投手:石川達也
- セーブ:ルシアーノ
10月4日(日)ファイナルステージ巨人 2-5 日本ハム
静岡・しずてつスタジアム草薙/14:04開始
- 巨人先発:又木鉄平
- 日本ハム先発:山城航太郎
- 巨人の得点:5回に2点
- 巨人安打:6本
- 日本ハム安打:11本
- 敗戦投手:又木鉄平
10月3日のDeNA戦では、巨人が先制を許した後、4回の中山礼都の2ランで逆転。さらに5回には岡田悠希のソロ本塁打が飛び出し、3対1で勝利した。
投手陣も石川達也、北浦竜次、宮原駿介、田和廉、ルシアーノとつなぎ、DeNA打線を1点に抑えた。
一方、翌日の日本ハムとの決勝では、先発の又木鉄平が序盤に失点。巨人は5回に2点を返したものの、追いつくことはできなかった。
NPB公式試合速報でも、10月3日は巨人3対1、10月4日は巨人2対5という結果が記録されている。
読売ジャイアンツのファーム試合日程| 日付 | 対戦・予定 | 結果 |
|---|---|---|
| 10月3日 | DeNA戦・準決勝 | 3-1で勝利 |
| 10月4日 | 日本ハム戦・決勝 | 2-5で敗戦 |
| 10月5日 | 予備日 | 試合なし |
| 10月6日~30日 | ファーム公式戦 | 日程なし |
| 10月31日 | ファーム公式戦 | 日程なし |
2026年は3地区制への移行に伴い、ファーム日本一を決める大会も4球団によるトーナメント方式に変更された。
出場するのは東・中・西の各地区優勝チームと、各地区2位の中で最も勝率が高いワイルドカード1チーム。
巨人は中地区2位ながら、勝率.615でワイルドカードに選出され、ファーム日本選手権の決勝まで進出した。
リーグ戦2位という結果だけでなく、全国のファーム球団と争う舞台に進んだ点も、2026年の巨人二軍を評価するうえで見逃せない。
【巨人二軍の個人成績】皆川岳飛・ティマ・又木鉄平に注目
チームの順位と同じくらい重要なのが、選手個人の成績だ。
2026年の巨人二軍では、打撃面で皆川岳飛やティマ、浅野翔吾、石塚裕惺らが注目を集める数字を残した。
投手では、又木鉄平が中地区の防御率ランキングでトップに立った。
主要打者の2026年ファーム成績
皆川岳飛.297
打率・84試合・318打席
- 安打:82
- 本塁打:3
- 打点:28
- 盗塁:15
- 出塁率:.388
ティマ10本
本塁打・78試合・261打席
- 打率:.269
- 安打:64
- 打点:46
- 長打率:.458
- 三振:49
浅野翔吾.322
打率・62試合・211打席
- 安打:59
- 本塁打:6
- 打点:33
- 出塁率:.398
- 長打率:.514
石塚裕惺.319
打率・31試合・111打席
- 安打:29
- 本塁打:4
- 打点:18
- 出塁率:.427
- 長打率:.484
出典:NPB公式・2026年度読売ジャイアンツ個人打撃成績。シーズン終了時。
皆川岳飛は打率.297、出塁率.388皆川の成績で目を引くのは、打率だけではなく出塁率も.388に達していることだ。
84試合で82安打を記録し、40四球を選んだ。さらに15盗塁も記録しており、安打を打つ能力に加え、塁に出て次の塁を狙う働きも示している。
特に、打率と出塁率の両方が高いことは評価材料になる。
ただし、規定打席は124試合の2.7倍に相当する約335打席。皆川は318打席だったため、規定打席には到達していない。
そのため、打率.297という数字は非常に魅力的だが、規定打席到達者の首位打者ランキングと同じ条件で比較することはできない。
ティマは10本塁打、46打点ティマは78試合で10本塁打、46打点を記録した。
打率は.269で、皆川や浅野と比較すると数字は控えめだが、長打率.458という成績は長打力を示している。
注目したいのは、10本塁打だけで評価を終わらせないことだ。
49三振という数字もあり、打席での確実性をさらに高められるかが今後の課題になる。
なお、巨人の二軍本塁打数ではリチャードが12本を記録しており、ティマの10本がチーム最多というわけではない。リチャードは55試合で12本塁打、38打点、打率.256だった。
浅野翔吾・石塚裕惺も見逃せない浅野翔吾は打率.322、石塚裕惺は打率.319を記録した。
両選手とも打率3割を超えており、若手野手の成長を判断する材料になる。
浅野は62試合、石塚は31試合と出場数には差がある。打率だけで単純に序列を決めず、打席数や本塁打、出塁率などを合わせて見る必要がある。
又木鉄平は防御率1.82で中地区トップ
又木鉄平1.82
2026年ファーム公式戦
- 登板:18試合
- 勝敗:9勝4敗
- 投球回:103回2/3
- 奪三振:86
- セーブ:1
又木は規定投球回以上の投手の中で、防御率1.82を記録し、中地区トップに立った。
特に評価したいのは、100イニングを超える投球回数だ。
短い登板機会で防御率を抑えただけではなく、先発投手として一定のイニングを消化しながら結果を残している。
9勝4敗という勝敗も含め、2026年の巨人ファーム投手陣を代表する存在となった。
また、石川達也は22試合で5勝0敗、防御率1.44、50投球回。森田駿哉も10試合で5勝1敗、防御率1.51を記録した。
投手陣では又木だけでなく、石川や森田の数字も次シーズンに向けた評価材料となる。
【巨人二軍から一軍昇格候補は誰?】数字で見る注目選手
二軍成績を見るファンが最も気になるのは、誰が一軍で活躍できる可能性を持っているかという点だろう。
2026年の記録から、打撃と投手の両面で注目したい選手を整理する。
野手の注目候補1. 皆川岳飛
打率.297、出塁率.388、15盗塁という数字が魅力だ。
出塁能力と走力を兼ね備えている点が評価材料になる。継続して出場機会を得ながら、打撃の再現性を高められるかがポイントだ。
2. 浅野翔吾
打率.322、6本塁打、33打点という成績を残した。
長打率.514も見逃せない。打率だけでなく長打を生み出す力も示しており、一軍の外野争いに加わるための成長が期待される。
3. 石塚裕惺
打率.319、出塁率.427を記録した。
31試合と出場数は多くないものの、限られた打席で結果を残している。今後は出場機会を増やし、シーズンを通して安定した成績を残せるかが焦点になる。
4. ティマ
10本塁打、46打点という長打力が強みだ。
一軍で長打を期待される選手として、コンタクト能力や三振の減少が次の課題になる。
投手の注目候補又木鉄平
防御率1.82、9勝4敗、103回2/3という数字は、先発候補として大きな評価材料になる。
石川達也
防御率1.44、5勝0敗。50イニングを投げながら無敗だったことは注目に値する。
森田駿哉
防御率1.51、5勝1敗。登板数は10試合と限られるが、安定した投球成績を残した。
一軍昇格候補を見極める3つの基準
打者は出塁率と長打率も確認
打率だけでは見えない選球眼や長打力を把握する。
投手は防御率と投球回をセットで見る
登板数が少ない選手と、長いイニングを投げた選手を同列に扱わない。
一軍で求められる役割との相性を見る
先発、救援、代打、守備固めなど、チームの補強ポイントによって評価は変わる。
ここで注意したいのは、二軍の好成績がそのまま一軍昇格を意味するわけではないことだ。
一軍の選手登録、守備位置の競争、故障者の状況、投手の役割分担など、複数の要素が昇格判断に関わる。
したがって、上記の選手は2026年の成績から注目できる候補であり、10月30日時点で新たな昇格が公式決定したという意味ではない。
【巨人二軍のスタメン・先発投手】最終戦のオーダーを振り返る
試合を追うファンにとって、スタメンと先発投手は欠かせない情報だ。
2026年10月30日は公式戦がないため、当日のスタメン発表はない。
そこで、シーズン最後のファーム日本選手権決勝で採用された巨人のオーダーを振り返る。
10月4日・日本ハム戦のスタメン| 打順 | 守備位置 | 選手 |
|---|---|---|
| 1 | 遊撃 | 川原田純平 |
| 2 | 二塁 | 湯浅大 |
| 3 | 中堅 | 中山礼都 |
| 4 | 一塁 | ティマ |
| 5 | 指名打者 | 三塚琉生 |
| 6 | 右翼 | 岡田悠希 |
| 7 | 左翼 | 萩尾匡也 |
| 8 | 三塁 | 荒巻悠 |
| 9 | 捕手 | 山瀬慎之助 |
| 先発 | 投手 | 又木鉄平 |
この試合では、又木鉄平が先発マウンドを任された。
打線はティマを4番に置き、中山礼都を3番に起用。三塚琉生や岡田悠希らもスタメンに名を連ねた。
若手中心の選手構成だけでなく、一軍経験のある選手も含めて戦力を組み合わせたオーダーだった。
ただし、試合は日本ハムに5対2で敗戦。又木は敗戦投手となった。
速報を見るときに確認したい情報2027年以降も巨人二軍の速報を追うなら、次の順番で情報を確認すると試合の状況を把握しやすい。
- 試合前: スタメン、先発投手、ベンチ入り選手
- 試合中: イニング別得点、安打、本塁打、投手交代
- 試合後: 勝敗投手、打点、個人打撃成績、投手成績
- シーズン単位: 勝敗表、順位、選手別の累積成績
特に二軍では、勝敗だけでなく、若手選手の打席内容や投手の投球回数にも注目したい。
チームが勝ったかどうかと、個々の選手が成長しているかどうかは、必ずしも一致しないからだ。
【プロの結論】2026年の巨人二軍は投手力と若手野手の成長が収穫
2026年の巨人二軍を数字から振り返ると、3つの特徴が浮かび上がる。
第一に、75勝47敗2分、勝率.615という安定したチーム成績だ。中地区2位でシーズンを終え、ワイルドカードとしてファーム日本選手権にも出場した。
第二に、投手陣の安定感だ。チーム防御率は2.74で、又木鉄平は個人防御率1.82を記録した。
第三に、野手の成長である。皆川岳飛の打率.297、浅野翔吾の.322、石塚裕惺の.319、ティマの10本塁打など、個人別に異なる強みが数字に表れた。
一方、チーム打撃では打率.256、80本塁打、174盗塁、555得点。DeNAの打率.269、601得点、防御率2.57と比べると、得点力と投手力の両面で改善の余地があった。
巨人は80本塁打と174盗塁を記録しており、長打と機動力を組み合わせる攻撃には特徴がある。今後は、出塁から得点につなげる効率をどこまで高められるかが課題になる。
一軍昇格候補を評価するときも、二軍の順位だけではなく、個々の選手が一軍で必要とされる役割を果たせるかという視点が欠かせない。
【巨人二軍速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月30日の巨人二軍の試合結果は?
A1:10月30日に巨人二軍の公式戦は予定されていない。2026年のファーム公式戦は全日程終了しており、直近の公式試合は10月4日のファーム日本選手権決勝。日本ハムに2対5で敗れた。
Q2:巨人二軍の2026年最終順位と勝敗は?
A2:ファーム・リーグ中地区2位。124試合75勝47敗2分、勝率.615で、首位DeNAとは3ゲーム差だった。
Q3:2026年の巨人二軍で打率が高かった選手は?
A3:注目選手では浅野翔吾が打率.322、石塚裕惺が.319、皆川岳飛が.297を記録した。それぞれ出場試合数や打席数が異なるため、打率だけでなく出塁率や長打率も確認したい。
Q4:ティマの2026年二軍本塁打数は?
A4:78試合で10本塁打、46打点だった。打率は.269、長打率は.458。なお、巨人の二軍ではリチャードが12本塁打を記録している。
Q5:又木鉄平の2026年二軍防御率は?
A5:防御率1.82。18試合に登板し、9勝4敗、103回2/3を投げて86奪三振を記録した。中地区の規定投球回以上の投手では防御率1位だった。
Q6:巨人二軍の2027年試合日程はいつ発表される?
A6:2026年10月30日時点では、2027年の具体的なファーム公式戦日程は確定情報として掲載されていない。NPBの翌年度日程発表や球団公式のファーム情報を確認する必要がある。
2026年10月30日時点の巨人二軍は、中地区2位の124試合75勝47敗2分、勝率.615でシーズンを終えた。
個人では、皆川岳飛の打率.297、ティマの10本塁打、又木鉄平の防御率1.82が注目ポイントとなった。さらに浅野翔吾や石塚裕惺も打率3割を超える成績を残している。
ファーム日本選手権ではDeNAを3対1で破って決勝に進出したものの、日本ハムには2対5で敗れた。
今後の巨人二軍を追う際は、単純な試合結果だけでなく、若手の出場機会、打撃指標、投手の投球回、一軍の戦力事情を組み合わせて見ることが大切だ。
2026年の巨人二軍は、チームとしての安定感を示しながら、次の一軍戦力につながる選手たちの成長も確認できたシーズンだった。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)2026年度ファーム公式戦勝敗表・個人成績・試合速報・ファーム日本選手権開催要項。