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箱根駅伝5区を徹底解剖!2026年黒田朝日の区間新と山の神の歴史

如月 なお 如月 なお • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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箱根駅伝の往路最大の難所として知られる5区。小田原から芦ノ湖までの20.8kmを駆け上がるこの区間は、標高約874mの最高地点を越える過酷な山上りであり、わずか1人の走りが往路の順位、さらには大会全体の流れを変えることもある。

2026年1月2日に開催された第102回大会では、青山学院大学の黒田朝日が5区で1時間7分16秒を記録。前年に若林宏樹が樹立した区間記録を1分55秒も更新し、驚異的な走りでチームを往路優勝へ導いた。従来の記録を大幅に塗り替えたこの快走は、箱根駅伝の歴史に残る出来事となった。

この記事では、箱根駅伝5区のコースと高低差、2026年の最新結果、歴代区間賞と区間記録、今井正人・柏原竜二・神野大地ら「山の神」の系譜、そして山上りと下りを攻略するためのポイントを詳しく解説する。

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> - 5区の基本情報: 小田原から芦ノ湖まで20.8km。最高地点は標高約874mで、16.2km付近に位置する。
> - 2026年の最新記録: 青山学院大学の黒田朝日が1時間7分16秒を記録し、従来の区間記録を1分55秒更新した。
> - 歴代の山の神: 今井正人、柏原竜二、神野大地らが山上りの歴史を築き、2026年には黒田朝日が新たな記録を打ち立てた。
> - 勝負のポイント: 上りの持久力だけでなく、最高地点を越えた後の下りへの対応力が重要になる。

【箱根駅伝5区はなぜ勝負を左右する?】20.8kmに隠された過酷なコースの正体

箱根駅伝5区

箱根駅伝5区は、往路の最終区間にあたる小田原中継所から芦ノ湖までのコースだ。

距離は20.8km。数字だけを見ると一般的なハーフマラソンに近いが、その内容は平地のロードレースとは大きく異なる。

最大の特徴は、標高約874mの国道1号最高地点を目指して長い上り坂を進むこと。さらに、最高地点を越えた後には下り坂が待ち受けている。

つまり、単純に上り坂に強いだけでは攻略できない区間なのだ。

5区の基本データ

- 区間:往路5区
- スタート:小田原中継所
- ゴール:芦ノ湖畔
- 距離:20.8km
- 最高地点:標高約874m
- 最高地点に到達する目安:16.2km付近
- 下りへの切り替え:最高地点通過後
- 2026年の区間記録:1時間7分16秒

箱根駅伝の大会公式サイトでも、5区は「最大の難所・山上り」と位置付けられている。

なぜ5区で大逆転が起きるのか

理由は、平地とは異なる身体的負荷と、順位を動かしやすいコース構造にある。

平地では一定のペースを維持しやすいが、山上りでは勾配に応じて走り方を変えなければならない。

上りで脚を使い切れば、後半の下りでスピードを維持できなくなる。反対に、前半で余力を残しすぎれば、先行する選手との差を詰められない。

さらに、5区は往路最後の区間であるため、ここでの順位がそのまま往路の最終順位につながる。

2026年の黒田朝日の走りは、5区が単なる山道ではなく、駅伝の勝敗を大きく左右する勝負区間であることを改めて証明した。

【小田原から芦ノ湖までの20.8km】標高874mへの山上りとコースの特徴

箱根駅伝5区のコースは、小田原中継所を出発し、箱根湯本方面から箱根の山へ向かい、芦ノ湖畔の往路ゴールを目指す。

序盤から徐々に標高を上げ、箱根の山間部に入るにつれて上りの負荷が増していく。

特に注目したいのが、16.2km付近にある標高約874mの最高地点だ。

コース最大の特徴は後半の下り

5区を理解するうえで見落とせないのが、最高地点を通過した後のコース変化である。

大会公式サイトによると、最高地点を過ぎた後は19km過ぎの箱根神社大鳥居付近まで下りが続く。

そのため、5区は全区間が上り坂というわけではない。

走りの切り替えができるかどうかが、最終的なタイムを左右する。

区間の特徴 コース状況 走りのポイント
序盤 小田原から箱根方面へ進む リズムを整え、無理な加速を避ける
中盤 本格的な山上り 心肺機能と脚力を維持する
16.2km付近 標高約874mの最高地点 上りから下りへの切り替え
後半 芦ノ湖方面への下り スピードと着地の安定性を両立
ゴール前 芦ノ湖畔へ向かう 残った力を使ってフィニッシュする
2017年から20.8kmに変更された理由

歴代記録を比較する際に重要なのが、5区の距離変更である。

2014年までの5区は23.4kmだったが、2015年には函嶺洞門の通行禁止に伴うコース変更で23.2kmとなった。

さらに、第93回大会の2017年からは4区と5区の距離配分が見直され、5区は現在の20.8kmになった。

距離の長かった5区は、選手の身体的負担が大きく、往路の総合順位に与える影響も大きかった。4区との距離配分を調整することで、区間ごとの負担のバランスを見直した経緯がある。

この変更によって、現在の5区と過去の5区では走行距離が異なる。

したがって、歴代のタイムを比較するときには、単純な数字だけで優劣を判断しないことが大切だ。

【2026年第102回箱根駅伝の結果】黒田朝日が1時間7分16秒の区間新記録

2026年1月2日に行われた第102回箱根駅伝の5区は、歴史的なレースとなった。

主役となったのは、青山学院大学の4年生・黒田朝日だ。

黒田は小田原中継所で5位の位置からタスキを受け取った。先頭とは3分24秒の差があり、青山学院大学にとって厳しい状況だった。

しかし、黒田は序盤から力強い走りを見せ、順位を次々と上げていく。

黒田朝日の逆転劇を時系列で整理

日本テレビの大会公式ダイジェストによると、5区序盤では城西大学の斎藤将也と青山学院大学の黒田が並走する展開となった。

その後、黒田が抜け出して4位に浮上。

10km手前では青山学院大学が3位となり、12km手前の小涌園前では先頭との差を1分02秒まで縮めた。

さらに13km過ぎには中央大学をかわして2位に浮上。芦之湯付近では先頭の早稲田大学との差を15秒まで詰めた。

そして19km過ぎ、ついに早稲田大学を抜いてトップに立った。

そのまま芦ノ湖まで走り切り、青山学院大学は3年連続8度目の往路優勝を達成した。

2026年5区の上位選手と記録

第102回大会の公式記録では、5区の上位結果は次のとおり。

区間順位 選手 大学 区間タイム
1位 黒田朝日 青山学院大学 1時間7分16秒
2位 斎藤将也 城西大学 1時間9分28秒
3位 工藤慎作 早稲田大学 1時間9分46秒
4位 高石樹 國學院大學 1時間10分5秒
5位 小林侑世 順天堂大学 1時間10分31秒

黒田の記録は、前年の若林宏樹が記録した1時間9分11秒を1分55秒も上回るものだった。

また、青山学院大学は往路を5時間18分08秒で走破。2位の早稲田大学に18秒差をつけている。

5位からトップへの逆転と区間新記録の達成。この2つを同時に成し遂げた黒田の走りは、第102回大会の最大のハイライトの一つとなった。

【箱根駅伝5区の歴代区間賞・区間記録】2026年までの記録を比較

5区の歴史を振り返ると、山上りを得意とする選手が繰り返し区間賞を獲得してきたことが分かる。

特に2017年以降は現在の20.8kmコースとなり、区間記録の比較条件が統一されている。

現行コースの歴代区間賞

2017年の第93回大会から2026年の第102回大会までの主な区間賞は以下のとおり。

大会・開催年 区間賞選手 大学 区間タイム
第93回・2017年 大塚祥平 駒澤大学 1時間12分46秒
第94回・2018年 青木涼真 法政大学 1時間11分44秒
第95回・2019年 浦野雄平 國學院大學 1時間10分54秒
第96回・2020年 宮下隼人 東洋大学 1時間10分25秒
第97回・2021年 細谷翔馬 帝京大学 1時間11分52秒
第98回・2022年 細谷翔馬 帝京大学 1時間10分33秒
第99回・2023年 山本唯翔 城西大学 1時間10分04秒
第100回・2024年 山本唯翔 城西大学 1時間9分14秒
第101回・2025年 若林宏樹 青山学院大学 1時間9分11秒
第102回・2026年 黒田朝日 青山学院大学 1時間7分16秒

この記録から読み取れるのは、近年の5区では1時間10分を切る走りが区間上位の水準となり、2026年にはさらに大幅な記録更新が実現したということだ。

2025年の若林宏樹から2026年の黒田朝日へ

2025年の第101回大会では、青山学院大学の若林宏樹が1時間9分11秒を記録した。

当時の区間記録を更新した走りであり、山上りにおける青山学院大学の強さを示す結果だった。

その翌年、同じ青山学院大学の黒田朝日が1時間7分16秒を記録。

わずか1年で1分55秒も更新したことになる。

この記録更新は、単なる数秒の改善ではない。20.8kmを平均約3分14秒/kmで走り続ける計算であり、上りと下りを含むコースで達成したことに大きな意味がある。

歴代区間記録を見る際の注意点

ここで覚えておきたいのが、2017年以前の記録との違いだ。

今井正人や柏原竜二が走った時代の5区は現在より長く、神野大地の2015年も23.2kmのコースだった。

そのため、昔の記録と現在の1時間7分16秒をそのまま比較することはできない。

歴代最速を評価する場合は、距離だけでなく、走行コースや記録の取り扱いも確認する必要がある。

【箱根駅伝5区の山の神・歴代】今井正人、柏原竜二、神野大地から黒田朝日へ

箱根駅伝5区を語るうえで欠かせない言葉が「山の神」だ。

これは5区の山上りで圧倒的な走りを見せた選手に対して使われる呼称であり、歴代の名ランナーを象徴する言葉として定着している。

代表的な選手は、今井正人、柏原竜二、神野大地の3人だ。

初代・今井正人:順天堂大学の山上りの象徴

今井正人は順天堂大学で活躍した選手で、2005年から2007年まで5区で3年連続の区間賞を獲得した。

特に2007年の第83回大会では、1時間18分5秒を記録している。

当時の5区は現在より長い23.4km。厳しい山上りで3年連続の区間賞を獲得した実績が、今井を「山の神」として広く知らしめた。

2代目・柏原竜二:東洋大学を支えた圧倒的な山上り

柏原竜二は東洋大学の5区を担当し、2009年から2012年まで4年連続で区間賞を獲得した。

2012年の第88回大会では、1時間16分39秒を記録。

当時の23.4kmコースで見せた安定感と圧倒的な走力は、箱根駅伝の歴史に強い印象を残している。

4年間にわたって山上りを任され、毎年結果を残したことも柏原の大きな特徴だ。

3代目・神野大地:青山学院大学の黄金時代を象徴

神野大地は青山学院大学で活躍し、2015年の第91回大会で5区区間賞を獲得した。

記録は1時間16分15秒。

2015年は函嶺洞門のバイパス使用に伴うコース変更後の大会であり、5区は23.2kmだった。

神野は山上りで圧倒的な存在感を示し、青山学院大学の往路優勝にも貢献した。

2026年の黒田朝日は新たな山の神となったのか

2026年には黒田朝日が1時間7分16秒という現行コースの新記録を樹立した。

レース後には「僕がシン・山の神です」と発言したことも報じられ、大きな話題となった。

ただし、歴代の山の神と現在の選手を評価する場合、記録の比較には注意が必要だ。

今井、柏原、神野が走った時代と現在では、5区の距離やコース条件が異なる。

一方で、黒田の1時間7分16秒は現行20.8kmコースにおける新記録であり、その価値は揺るがない。

歴代の山の神が築いた伝統に、黒田が新たな記録を加えたことは、箱根駅伝5区の歴史における大きな転換点といえる。

【箱根駅伝5区の山上り・下り攻略】強い選手に求められる4つの能力

箱根駅伝5区を攻略するには、単純な長距離走の能力だけでは足りない。

20.8kmの中で勾配が変化するため、選手には複数の能力が求められる。

1. 上り坂を走り続ける持久力

最初に必要なのは、長時間にわたって上り坂を走り続けられる持久力だ。

上り坂では平地と同じスピードを維持することが難しく、脚の筋力と心肺機能の両方に負荷がかかる。

重要なのは、最初から全力で飛ばすことではない。

勾配に応じて力の使い方を調整し、後半まで走力を維持する能力が求められる。

2. 上りに適したフォームとリズム

上り坂では、平地よりも歩幅が小さくなりやすい。

無理に大きなストライドを維持すると、脚への負担が増してしまう。

そのため、適度な前傾姿勢とリズムのよい脚運びが重要になる。

特に長い坂では、一定の力で走り続けることが大切だ。

3. 下り坂でスピードを維持する技術

5区の攻略で見落とされがちなのが、後半の下りだ。

標高約874mの最高地点を越えると、芦ノ湖方面へ向けて下りに変わる。

下りでは重力によってスピードが出やすくなる一方、着地時の衝撃が大きくなる。

大腿部などに負担がかかり、上りで疲労した脚には厳しい局面となる。

下りで重要なのは、必要以上にブレーキをかけず、安定したフォームでスピードを維持することだ。

4. 上りから下りへ切り替える判断力

5区で好記録を出す選手は、上りだけでなくコース全体を見据えたペース配分ができる。

最高地点に到達した段階で力を使い切ってしまえば、残りの下りで失速する可能性がある。

反対に、上りで余裕を残しすぎれば、ライバルとの差を縮められない。

上りでどこまで攻め、下りでどれだけスピードを維持するか。

この判断力こそが、5区を攻略するうえで重要な要素となる。

5区を走る選手を評価するときの判断基準

箱根駅伝で5区の選手を予想するときは、10000mの記録だけで判断しないことが大切だ。

注目したいのは次の4項目。

- 長い上り坂での走力と持久力
- 起伏のあるコースでのペース管理
- 下り坂での脚の耐久性
- 疲労が蓄積した状態でもフォームを維持できる能力

平地で速い選手が、必ずしも5区でも強いとは限らない。

逆に、平地のタイムだけでは目立たなくても、山上りに適した走りを身に付けた選手が区間賞を獲得することもある。

5区の選手選考では、こうした適性を総合的に見る必要がある。

【箱根駅伝5区】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:箱根駅伝5区の距離は何km?

A1:現在の箱根駅伝5区は20.8km。小田原中継所から芦ノ湖畔までを走る往路の最終区間で、最高地点は標高約874mとなっている。

Q2:箱根駅伝5区の現在の区間記録は?

A2:2026年の第102回大会で青山学院大学の黒田朝日が記録した1時間7分16秒。2025年の若林宏樹が持っていた1時間9分11秒を1分55秒更新した。

Q3:歴代の山の神は誰?

A3:代表的な選手は、順天堂大学の今井正人、東洋大学の柏原竜二、青山学院大学の神野大地。2026年には青山学院大学の黒田朝日が5区の区間新記録を樹立し、新たな山の上りのスターとして注目された。

Q4:5区はずっと上り坂なの?

A4:いいえ。16.2km付近の標高約874mの最高地点を越えると、19km過ぎの箱根神社大鳥居付近まで下りが続く。上りと下りの両方への対応が必要になる。

Q5:昔の山の神と2026年の黒田朝日の記録は比較できる?

A5:単純なタイム比較はできない。今井正人や柏原竜二が走った時代の5区は23.4km、神野大地が区間賞を獲得した2015年は23.2kmだった。現在の20.8kmとは距離が異なるため、記録はそれぞれのコース条件を踏まえて評価する必要がある。

箱根駅伝5区は、小田原から芦ノ湖までの20.8kmを走る往路最大の難所だ。

標高約874mの最高地点まで続く上り坂と、その後に待ち受ける下り坂。選手には持久力、脚力、フォームの安定性、そしてペース配分の判断力が求められる。

2026年の第102回大会では、青山学院大学の黒田朝日が1時間7分16秒という驚異的な区間新記録を達成。前年の若林宏樹の記録を1分55秒更新し、5位からの逆転でチームを往路優勝へ導いた。

一方、歴代の山の神である今井正人、柏原竜二、神野大地も、それぞれの時代に圧倒的な走りを披露してきた。

5区の歴史を理解するうえでは、距離変更による記録条件の違いを押さえることも欠かせない。

今後の箱根駅伝でも、5区は各大学の戦略と選手の適性が試される重要な区間であり続けるだろう。

次回大会では、黒田朝日の記録に迫る選手が現れるのか。それとも新たな山の神が誕生するのか。

芦ノ湖へ向かう最後の山上りには、これからも箱根駅伝最大級のドラマが待っている。

主な参考資料: 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、関東学生陸上競技連盟の距離変更資料、月刊陸上競技、日刊スポーツの第102回大会報道。

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コンテンツディレクター 如月 なお
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アイドルグループのリリース情報とライブ告知を追いかけて8年。卒業や加入の発表は必ず公式発表の日付とあわせて記録しています。

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