第102回大会の総合優勝は青山学院大学。総合タイムは10時間37分34秒で、従来の大会記録を更新した。2位の國學院大學も10時間40分07秒という好記録を残し、3位の順天堂大学、4位の早稲田大学までが上位を占めた。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトが公開している大会記録によると、2026年大会は往路107.5km、復路109.6km、合計217.1kmで争われた。上位校のタイムだけでなく、往路と復路の順位が異なる点にも注目したい。
総合順位・全20校の結果| 順位 | 大学 | 総合記録 | 往路記録 | 復路記録 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 青山学院大学 | 10:37:34 | 5:18:08 | 5:19:26 |
| 2 | 國學院大學 | 10:40:07 | 5:20:02 | 5:20:05 |
| 3 | 順天堂大学 | 10:43:55 | 5:21:49 | 5:22:06 |
| 4 | 早稲田大学 | 10:44:29 | 5:18:26 | 5:26:03 |
| 5 | 中央大学 | 10:44:31 | 5:19:44 | 5:24:47 |
| 6 | 駒澤大学 | 10:44:50 | 5:23:00 | 5:21:50 |
| 7 | 城西大学 | 10:46:17 | 5:20:20 | 5:25:57 |
| 8 | 創価大学 | 10:51:40 | 5:24:02 | 5:27:38 |
| 9 | 帝京大学 | 10:53:15 | 5:30:25 | 5:22:50 |
| 10 | 日本大学 | 10:53:56 | 5:25:00 | 5:28:56 |
| 11 | 中央学院大学 | 10:54:51 | 5:26:22 | 5:28:29 |
| 12 | 東海大学 | 10:55:01 | 5:26:10 | 5:28:51 |
| 13 | 神奈川大学 | 10:55:09 | 5:28:25 | 5:26:44 |
| 14 | 東洋大学 | 10:56:27 | 5:28:55 | 5:27:32 |
| 15 | 日本体育大学 | 10:56:42 | 5:30:04 | 5:26:38 |
| 16 | 東京国際大学 | 10:58:16 | 5:30:45 | 5:27:31 |
| 17 | 山梨学院大学 | 10:58:20 | 5:27:28 | 5:30:52 |
| 18 | 東京農業大学 | 11:01:12 | 5:28:02 | 5:33:10 |
| 19 | 大東文化大学 | 11:04:57 | 5:30:43 | 5:34:14 |
| 20 | 立教大学 | 11:05:58 | 5:33:05 | 5:32:53 |
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト・第102回大会公式記録。タイムは時・分・秒表記。関東学生連合はオープン参加のため順位対象外。 上位4校の結果から見える勢力図
1位・青山学院大学は、往路・復路ともにトップ。10区間を通じた総合力で他校を上回った。
2位・國學院大學は、総合10時間40分07秒。往路4位から復路2位へ順位を上げ、復路では5時間20分05秒の好記録を残した。大学としての箱根駅伝最高順位を更新し、大会新記録も達成している。
3位・順天堂大学は、往路6位から復路4位へ浮上。総合10時間43分55秒で表彰台に入った。
4位・早稲田大学は、往路2位の5時間18分26秒という好スタートを切った。一方、復路は5時間26分03秒で8位となり、総合順位は4位だった。
特に早稲田大学と中央大学の差はわずか2秒。総合順位4位と5位を分けたのは、10区間を通じたごく小さなタイム差だった。
【往路・復路を詳しく分析】青学大は両日とも大会新記録

往路は東京・大手町から神奈川県箱根町の芦ノ湖まで、107.5kmを5区間でつなぐ。第102回大会では青山学院大学が5時間18分08秒で優勝し、往路大会新記録を樹立した。
往路の上位10校は次のとおり。
- 1位:青山学院大学 5時間18分08秒
- 2位:早稲田大学 5時間18分26秒
- 3位:中央大学 5時間19分44秒
- 4位:國學院大學 5時間20分02秒
- 5位:城西大学 5時間20分20秒
- 6位:順天堂大学 5時間21分49秒
- 7位:駒澤大学 5時間23分00秒
- 8位:創価大学 5時間24分02秒
- 9位:日本大学 5時間25分00秒
- 10位:東海大学 5時間26分10秒
往路で目を引くのは早稲田大学の2位。青山学院大学との差は18秒しかなく、復路の展開次第では優勝争いに加わる位置につけていた。
また、國學院大學も5時間20分02秒で4位。首位との差は1分54秒で、復路での逆転を狙えるタイムだった。
1月3日・復路結果復路は芦ノ湖から大手町まで109.6kmを5区間で走る。青山学院大学は5時間19分26秒で復路優勝。こちらも大会新記録となった。
復路の上位5校は以下のとおり。
- 1位:青山学院大学 5時間19分26秒
- 2位:國學院大學 5時間20分05秒
- 3位:駒澤大学 5時間21分50秒
- 4位:順天堂大学 5時間22分06秒
- 5位:帝京大学 5時間22分50秒
復路で注目したいのは國學院大學の追い上げだ。往路4位から復路2位となり、総合でも2位を確保した。復路タイム5時間20分05秒は同大学の復路新記録でもある。
一方、早稲田大学は往路2位から復路8位へ。往路で築いた好位置を維持できず、最終的に4位となった。駅伝では往路の勢いだけでなく、翌日の選手配置や各区間の安定性が総合順位を大きく左右することが分かる。
【区間賞・区間記録一覧】青木瑠郁と黒田朝日が歴史的快走
第102回大会の個人記録で特に注目を集めたのが、1区の青木瑠郁と5区の黒田朝日だ。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録に掲載された第102回大会の区間賞は、次の10選手となっている。
第102回大会・全10区間の区間賞| 区間 | 選手 | 大学 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 青木瑠郁 | 國學院大學 | 1:00:28 |
| 2区 | キムタイ | 城西大学 | 1:05:09 |
| 3区 | 本間颯 | 中央大学 | 1:00:08 |
| 4区 | 鈴木琉胤 | 早稲田大学 | 1:00:01 |
| 5区 | 黒田朝日 | 青山学院大学 | 1:07:16 |
| 6区 | 小池莉希 | 創価大学 | 56:48 |
| 7区 | 高山豪起 | 國學院大學 | 1:00:54 |
| 8区 | 塩出翔太 | 青山学院大学 | 1:03:45 |
| 9区 | 佐藤有一 | 青山学院大学 | 1:07:38 |
| 10区 | 佐藤圭汰 | 駒澤大学 | 1:07:31 |
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「歴代の区間賞選手リスト」。
青木瑠郁が1区で区間新記録
青木瑠郁(國學院大學)
1時間00分28秒
第102回大会・4年
1区21.3kmで青木瑠郁が記録した1時間00分28秒は、同区間の歴代最速記録となった。
1区は各大学の主力選手が集まりやすく、レース序盤の主導権を左右する重要な区間だ。集団の駆け引きやペース変化に対応しながら、後続へ有利な位置で襷を渡す必要がある。
青木は区間賞だけでなく、國學院大學の歴史にも大きな記録を残した。同大学はこの1区をトップで通過し、箱根駅伝で初めて先頭での襷リレーを実現したと競技部が報告している。
黒田朝日が5区で驚異の区間新
黒田朝日(青山学院大学)
1時間07分16秒
第102回大会・4年
往路最大の見どころとなったのが、山上りの5区を担当した黒田朝日だ。
5区は小田原から芦ノ湖までの20.8km。標高差の大きい山道を走り切る必要があり、平地とは異なる登坂力、持久力、ペース配分が求められる。
黒田は1時間07分16秒で区間賞を獲得。従来の5区記録を更新し、青山学院大学の往路優勝に大きく貢献した。
青山学院大学の公式大会記録を見ると、黒田以外にも8区の塩出翔太が1時間03分45秒、9区の佐藤有一が1時間07分38秒で区間賞を獲得している。山上りだけに依存せず、復路にも区間上位の選手を配置できたことが、総合優勝につながった。
2026年大会で更新された5つの区間記録区間賞と区間新記録は同じ意味ではない。区間賞は各区間で最も速かった選手に与えられる一方、区間新記録はその区間の歴代最速タイムを更新した場合に成立する。
第102回大会では、次の5区間で歴代最速記録が更新された。
- 1区:青木瑠郁(國學院大學)1時間00分28秒
- 2区:キムタイ(城西大学)1時間05分09秒
- 5区:黒田朝日(青山学院大学)1時間07分16秒
- 8区:塩出翔太(青山学院大学)1時間03分45秒
- 10区:佐藤圭汰(駒澤大学)1時間07分31秒
この5区間は東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの歴代最速ランキングにも2026年の記録として掲載されている。
【青山学院大学が総合優勝した理由】10時間37分34秒を生んだチーム力
青山学院大学の第102回大会を分析すると、特定の区間だけで勝負を決めたわけではないことが分かる。
公式記録に掲載された青山学院大学の10選手の成績を見ると、区間賞は5区・8区・9区の3つ。さらに4区は区間3位、6区と7区も区間3位だった。
1.5区の黒田朝日が往路の流れを変えた往路序盤の青山学院大学は、1区が区間16位、2区が区間10位、3区が区間7位だった。序盤から区間賞を連発する展開ではなかった。
それでも4区の平松享祐が区間3位でつなぎ、5区の黒田朝日が区間新記録を樹立。山上りで大きな力を発揮し、往路優勝へと導いた。
ここで重要なのは、往路の前半で多少の遅れがあっても、後半のエース区間で巻き返せる選手層があったことだ。
2.復路でも区間賞を2つ獲得復路では8区の塩出翔太、9区の佐藤有一が連続して区間賞を獲得した。
8区は平塚から戸塚へ向かう21.4km、9区は戸塚から鶴見へ向かう23.1km。いずれも復路の順位を左右する重要な区間だ。
10区の折田壮太も区間2位で走り切り、最終区間まで安定した走りを見せた。復路全体で5時間19分26秒を記録した背景には、複数の選手が高水準の走りを続けたことがある。
3.前年の記録を大幅に更新青山学院大学が2025年の第101回大会で記録した総合タイムは10時間41分19秒だった。2026年は10時間37分34秒となり、前年より3分45秒短縮した。
箱根駅伝の総合記録は217.1kmの長距離を10人でつなぐチーム記録である。3分45秒の短縮は、単純に考えても1区間あたり平均22秒以上の改善に相当する。
もちろん、実際には区間距離やコース条件、気象状況が異なるため、単純な均等配分では評価できない。それでも、全体の走力と選手配置の精度が高い水準でかみ合った大会だったことは、記録から読み取れる。
【公式記録速報の確認方法】速報値と確定結果はどう違う?
箱根駅伝の記録を調べる際には、速報と最終的な公式記録を区別する必要がある。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式サイトでは、大会ごとの総合記録、大学別の成績、区間賞、歴代区間記録などを確認できる。第102回大会の結果も過去の記録として掲載されている。
日本テレビの箱根駅伝番組公式サイトにも、大会記録や区間記録、歴代優勝校などの情報が整理されている。青山学院大学の総合・往路・復路の大会新記録を確認する際にも参考になる。
速報を見る際に押さえたい3つのポイント① 通過順位と最終順位は異なる
途中の中継所での順位は、その時点の通過順位にすぎない。後続区間の走者によって順位が変わるため、最終順位と混同しないことが大切だ。
② 区間順位と総合順位は別の評価
区間賞を獲得しても、チーム全体が上位に入るとは限らない。個人の区間成績とチームの総合成績は分けて確認したい。
③ 大会記録と歴代区間記録を区別する
総合タイム、往路タイム、復路タイム、各区間タイムはそれぞれ異なる記録だ。青山学院大学の総合10時間37分34秒と、黒田朝日の5区1時間07分16秒は、異なるカテゴリーの大会新記録である。
【箱根駅伝2026速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2026の総合優勝はどこの大学ですか?
A1:青山学院大学です。第102回大会で10時間37分34秒を記録し、総合大会新記録で優勝しました。
Q2:箱根駅伝2026の総合順位で國學院大學と順天堂大学は何位でしたか?
A2:國學院大學が2位で10時間40分07秒、順天堂大学が3位で10時間43分55秒でした。
Q3:箱根駅伝2026の往路・復路の優勝校はどこですか?
A3:青山学院大学です。往路は5時間18分08秒、復路は5時間19分26秒で、両方とも大会新記録でした。
Q4:黒田朝日の5区の記録は何分ですか?
A4:1時間07分16秒です。青山学院大学の黒田朝日は5区で区間賞を獲得し、区間新記録を樹立しました。
Q5:青木瑠郁の1区の記録は何分ですか?
A5:1時間00分28秒です。國學院大學の青木瑠郁が1区で区間賞を獲得し、区間新記録を更新しました。
Q6:2026年大会では何区間で区間新記録が出ましたか?
A6:1区、2区、5区、8区、10区の5区間です。青木瑠郁、キムタイ、黒田朝日、塩出翔太、佐藤圭汰がそれぞれ歴代最速記録を更新しました。
Q7:箱根駅伝2026の公式記録はどこで確認できますか?
A7:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの「過去の記録」で、第102回大会の総合順位、往路・復路タイム、区間賞、区間記録を確認できます。
第102回箱根駅伝は、青山学院大学が総合10時間37分34秒という大会新記録で優勝した。往路5時間18分08秒、復路5時間19分26秒も大会新記録となり、往復217.1kmを通じて圧倒的な総合力を示した。
一方、國學院大學は2位、順天堂大学は3位、早稲田大学は4位と、それぞれ異なる形で存在感を発揮した。特に國學院大學は青木瑠郁の1区区間新記録を含む好成績で、大学史上最高順位を更新している。
個人記録では黒田朝日の5区、青木瑠郁の1区に加え、2区・8区・10区でも歴代最速記録が誕生。10区間中5区間で区間新記録が生まれた点も、第102回大会の大きな特徴だ。
【プロの結論】今回の箱根駅伝を評価するうえで重要なのは、総合順位だけでなく、往路と復路のタイム差、区間賞の分布、区間新記録の数を合わせて見ることだ。青山学院大学の優勝は山上りの快走だけではなく、復路まで高い水準を維持したチーム編成の成果だった。國學院大學や順天堂大学の躍進も含め、第102回大会は大学駅伝の競争水準がさらに高まったことを示す結果となった。
2026年10月現在、第102回大会の記録は公式アーカイブで確認できる。次回大会を展望する際にも、今回の記録と各大学の選手層の変化を比較することが、勢力図を読み解く重要な手掛かりになる。
主な参照資料:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト(大会詳細・区間賞・歴代記録)、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、國學院大學陸上競技部公式発表、早稲田大学競走部公式記録。