第99回箱根駅伝は、2023年1月2日(月)に往路、1月3日(火)に復路が行われました。東京・大手町から箱根・芦ノ湖を往復する全10区間、総距離217.1kmの大会です。
優勝したのは駒澤大学。総合タイムは10時間47分11秒でした。2位の中央大学とは1分42秒差、3位の青山学院大学とは7分14秒差でした。
箱根駅伝2023の総合順位東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトに掲載された第99回大会の総合記録は次のとおりです。
| 順位 | 大学名 | 総合記録 |
|---|---|---|
| 1位 | 駒澤大学 | 10時間47分11秒 |
| 2位 | 中央大学 | 10時間48分53秒 |
| 3位 | 青山学院大学 | 10時間54分25秒 |
| 4位 | 國學院大學 | 10時間55分01秒 |
| 5位 | 順天堂大学 | 10時間55分18秒 |
| 6位 | 早稲田大学 | 10時間55分21秒 |
| 7位 | 法政大学 | 10時間55分28秒 |
| 8位 | 創価大学 | 10時間55分55秒 |
| 9位 | 城西大学 | 10時間58分22秒 |
| 10位 | 東洋大学 | 10時間58分26秒 |
| 11位 | 東京国際大学 | 10時間59分58秒 |
| 12位 | 明治大学 | 11時間01分37秒 |
| 13位 | 帝京大学 | 11時間03分29秒 |
| 14位 | 山梨学院大学 | 11時間04分02秒 |
| 15位 | 東海大学 | 11時間06分02秒 |
| 16位 | 大東文化大学 | 11時間06分08秒 |
| 17位 | 日本体育大学 | 11時間06分32秒 |
| 18位 | 立教大学 | 11時間10分38秒 |
| 19位 | 国士舘大学 | 11時間13分56秒 |
| 20位 | 専修大学 | 11時間19分28秒 |
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「第99回大会・過去の記録」。関東学生連合の11時間17分13秒は参考記録です。
注目したいのは、上位争いの接戦です。
2位の中央大学と3位の青山学院大学の差は5分32秒。一方、5位の順天堂大学から7位の法政大学までは、わずか10秒差に収まっています。
また、8位の創価大学と9位の城西大学も、シード権をめぐる争いの中で注目されました。
箱根駅伝では総合順位だけでなく、往路・復路それぞれの成績を比較することで、各大学のレース展開が見えてきます。
【駒澤大学が総合優勝】往路・復路ともに制した圧巻の成績

第99回大会の最大のニュースは、駒澤大学が往路・復路の両方で優勝し、総合優勝まで獲得したことです。
駒澤大学の公式陸上競技部が発表した記録は以下のとおりです。
- 往路優勝:5時間23分10秒
- 復路優勝:5時間24分01秒
- 総合優勝:10時間47分11秒
総合優勝は2年ぶり8回目。往路優勝は19年ぶり4度目、復路優勝は10年ぶり10度目でした。
駒澤大学のチーム別・選手別成績駒澤大学は10区間を通じて大きく順位を落とさず、安定したレースを展開しました。
特に注目されたのが、6区の伊藤蒼唯選手です。
1年生ながら58分22秒で区間賞を獲得。山下りでチームのリードを守る重要な走りを見せました。
| 区間 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 円健介 | 1時間02分53秒 | 2位 |
| 2区 | 田澤廉 | 1時間06分34秒 | 3位 |
| 3区 | 篠原倖太朗 | 1時間01分58秒 | 2位 |
| 4区 | 鈴木芽吹 | 1時間01分00秒 | 3位 |
| 5区 | 山川拓馬 | 1時間10分45秒 | 4位 |
| 6区 | 伊藤蒼唯 | 58分22秒 | 1位 |
| 7区 | 安原太陽 | 1時間03分18秒 | 5位 |
| 8区 | 赤星雄斗 | 1時間04分37秒 | 4位 |
| 9区 | 山野力 | 1時間08分26秒 | 3位 |
| 10区 | 青柿響 | 1時間09分18秒 | 2位 |
この結果で駒澤大学は、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の大学駅伝3冠も達成しました。
同じ年度の大学三大駅伝をすべて制することは簡単ではありません。各大会で異なる距離や区間配置に対応し、選手層の厚さを発揮する必要があるからです。
第99回大会の駒澤大学の強さは、特定のエースだけに依存せず、各区間で大崩れしないチーム力にありました。
【箱根駅伝2023区間記録】全10区間の区間賞と注目選手
箱根駅伝の魅力は、総合順位だけではありません。
各区間の距離や地形、選手の適性によってレースの流れが変わるため、区間賞や区間新記録にも大きな注目が集まります。
第99回大会の区間賞は以下のとおりです。
| 区間 | 選手名 | 大学 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 富田峻平 | 明治大学 | 1時間02分44秒 |
| 2区 | 吉居大和 | 中央大学 | 1時間06分22秒 |
| 3区 | 中野翔太 | 中央大学 | 1時間01分51秒 |
| 4区 | イェゴン・ヴィンセント | 東京国際大学 | 1時間00分00秒 |
| 5区 | 山本唯翔 | 城西大学 | 1時間10分04秒 |
| 6区 | 伊藤蒼唯 | 駒澤大学 | 58分22秒 |
| 7区 | 葛西潤・杉彩文海 | 創価大学・明治大学 | 1時間02分43秒 |
| 8区 | 宗像直輝・木本大地 | 法政大学・東洋大学 | 1時間04分16秒 |
| 9区 | 岸本大紀 | 青山学院大学 | 1時間07分27秒 |
| 10区 | 西澤侑真 | 順天堂大学 | 1時間08分42秒 |
4区では東京国際大学のイェゴン・ヴィンセント選手が1時間00分00秒を記録し、区間新記録を樹立しました。
5区では城西大学の山本唯翔選手が1時間10分04秒で区間新記録を達成。山登りの難所である5区で圧倒的な走りを見せました。
また、中央大学の吉居大和選手は2区、3区でチームに連続して区間賞をもたらしました。
こうした個人記録を確認すると、総合2位となった中央大学の強さも理解できます。
箱根駅伝2023の区間エントリーを見る際の注意点箱根駅伝の区間エントリーは、大会前に発表される各大学の選手配置情報です。
一方、実際に走った選手の記録は大会終了後の公式結果で確認します。
エントリー段階の情報と最終的な出走選手は必ずしも一致しないため、選手別成績を調べる際は、最終結果を優先することが大切です。
【全国高校駅伝2023男子・女子結果速報】優勝校と総合順位
2023年12月24日には、京都市で全国高校駅伝が開催されました。
男子は第74回大会、女子は第35回大会です。
箱根駅伝が大学生の競技であるのに対し、全国高校駅伝は高校生ランナーが全国の頂点を目指す大会です。
全国高校駅伝2023男子の結果男子は佐久長聖が2時間01分00秒で優勝しました。
この記録は大会新記録であり、当時の高校最高記録でもありました。
上位10校は次のとおりです。
| 順位 | 高校名 | 記録 |
|---|---|---|
| 1位 | 佐久長聖(長野) | 2時間01分00秒 |
| 2位 | 倉敷(岡山) | 2時間02分49秒 |
| 3位 | 八千代松陰(千葉) | 2時間03分34秒 |
| 4位 | 須磨学園(兵庫) | 2時間03分47秒 |
| 5位 | 埼玉栄(埼玉) | 2時間03分55秒 |
| 6位 | 大牟田(福岡) | 2時間03分57秒 |
| 7位 | 洛南(京都) | 2時間04分23秒 |
| 8位 | 仙台育英(宮城) | 2時間04分33秒 |
| 9位 | 小林(宮崎) | 2時間04分40秒 |
| 10位 | 九州学院(熊本) | 2時間04分51秒 |
佐久長聖は6年ぶり3回目の優勝でした。
特筆すべきは、2時間01分00秒という記録です。高校生によるフルマラソン距離の駅伝で、当時の国内高校最高記録を更新する走りとなりました。
全国高校駅伝2023女子の結果女子は神村学園が1時間07分28秒で優勝しました。
2位の仙台育英との差はわずか1秒。最後まで勝敗が分からない接戦でした。
| 順位 | 高校名 | 記録 |
|---|---|---|
| 1位 | 神村学園(鹿児島) | 1時間07分28秒 |
| 2位 | 仙台育英(宮城) | 1時間07分29秒 |
| 3位 | 立命館宇治(京都) | 1時間08分16秒 |
| 4位 | 薫英女学院(大阪) | 1時間08分52秒 |
| 5位 | 長野東(長野) | 1時間08分52秒 |
| 6位 | 須磨学園(兵庫) | 1時間09分16秒 |
| 7位 | 筑紫女学園(福岡) | 1時間09分16秒 |
| 8位 | 青森山田(青森) | 1時間09分17秒 |
| 9位 | 銀河学院(広島) | 1時間09分20秒 |
| 10位 | 豊田大谷(愛知) | 1時間09分52秒 |
神村学園は5年ぶり2回目の優勝でした。
特に最終5区を走ったカリバ・カロライン選手の走りが勝負を決めました。
神村学園は4区終了時点で先頭の仙台育英を追う展開でしたが、アンカーが逆転。1秒差でフィニッシュする劇的な優勝となりました。
【全国高校駅伝の区間記録と歴代最高記録】2023年の記録を検証
全国高校駅伝の結果を詳しく調べるなら、総合順位とともに区間賞にも注目したいところです。
男子は7区間42.195km、女子は5区間21.0975kmで競われます。
2023年男子の区間賞| 区間 | 選手名 | 高校 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 折田壮太 | 須磨学園 | 28分48秒 |
| 2区 | 寺田向希 | 國學院久我山 | 8分14秒 |
| 3区 | サムエル・キバティ | 倉敷 | 22分47秒 |
| 4区 | 桑田駿介 | 倉敷 | 23分10秒 |
| 5区 | 佐々木哲 | 佐久長聖 | 8分14秒 |
| 6区 | 吉岡斗真 | 佐久長聖 | 14分16秒 |
| 7区 | 平山櫂吏 | 八千代松陰 | 14分19秒 |
5区の佐久長聖・佐々木哲選手は、8分14秒で区間新記録を樹立しました。
また、倉敷は3区と4区で連続して区間賞を獲得。チーム順位でも2位に入り、安定した選手層を示しました。
2023年女子の区間賞| 区間 | 選手名 | 高校 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 奥本菜瑠海 | 大分東明 | 19分19秒 |
| 2区 | デイシー・ジェロップ | 仙台育英 | 12分40秒 |
| 3区 | 芦田和佳 | 立命館宇治 | 9分39秒 |
| 4区 | 佐藤ゆあ | 立命館宇治 | 9分22秒 |
| 5区 | カリバ・カロライン | 神村学園 | 14分50秒 |
女子では立命館宇治が3区・4区で連続区間賞を獲得しました。一方、優勝した神村学園は最終5区で区間賞を獲得し、総合順位を逆転させています。
全国高校駅伝の歴代最高記録は更新されている?2023年の男子優勝記録2時間01分00秒は、当時の高校最高記録でした。
ただし、2026年に過去の記録を調べる場合は、その後の更新にも注意が必要です。
2025年12月21日の第76回大会では、福島県の学法石川が2時間00分36秒を記録。佐久長聖が2023年に樹立した記録を24秒更新し、高校最高記録と大会記録を塗り替えました。
つまり、2023年の佐久長聖の記録は歴史的な大記録である一方、2026年現在の男子歴代最高記録ではありません。
過去の大会を比較する際には、次の3つを区別する必要があります。
- 大会記録:全国高校駅伝の大会で樹立された最高記録。
- 高校最高記録:高校生による対象競技の最高記録。
- 区間記録:各区間で樹立された最高記録。
毎日新聞の全国高校駅伝公式アーカイブでは、過去の大会データや区間情報、歴代記録を確認できます。日本陸連の大会記録も照合先として活用できます。
【公式速報・記録の確認方法】日本テレビ・読売新聞・毎日新聞を使い分ける
駅伝の過去の結果を調べる際、情報源によって掲載される内容が異なります。
特に箱根駅伝と全国高校駅伝では、公式記録の掲載先を使い分けると効率的です。
箱根駅伝の公式記録日本テレビ「箱根駅伝」番組公式サイト
第99回大会の記録速報、総合順位、出場校・選手一覧、順位推移などを掲載しています。
大会当日の速報を振り返りたい場合や、各区間の順位変動を調べたい場合に便利です。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト・読売新聞
第99回大会の総合順位や往路・復路の記録、大学別の成績などを確認できます。
特に過去の大会と比較したい場合には、公式の過去の記録ページが役立ちます。
全国高校駅伝の公式記録毎日新聞「全国高校駅伝」公式サイト
男子・女子の大会結果、区間情報、選手名、過去の大会データなどを掲載しています。
2023年の男子第74回大会、女子第35回大会もそれぞれの大会記録ページから確認できます。
日本陸上競技連盟(JAAF)
大会の公式記録や陸上競技関連の記録資料を確認する際に有用です。
情報源の使い分け| 調べたい情報 | おすすめの確認先 |
|---|---|
| 箱根駅伝の速報・順位推移 | 日本テレビ |
| 箱根駅伝の総合記録 | 読売新聞・箱根駅伝公式サイト |
| 箱根駅伝の選手別成績 | 箱根駅伝公式サイト |
| 全国高校駅伝男子の結果 | 毎日新聞 |
| 全国高校駅伝女子の結果 | 毎日新聞 |
| 高校駅伝の区間記録 | 毎日新聞・日本陸連 |
| 全国高校駅伝の歴代記録 | 毎日新聞・日本陸連 |
速報性を重視するなら大会当日の速報ページ、確定した順位やタイムを調べるなら大会終了後の公式記録を優先するのが適切です。
【駅伝2023速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2023で総合優勝した大学はどこですか?
A1:駒澤大学です。第99回大会で10時間47分11秒を記録し、2年ぶり8回目の総合優勝を達成しました。往路・復路ともに優勝しています。
Q2:箱根駅伝2023はいつ開催されましたか?
A2:2023年1月2日と3日です。1月2日に往路、1月3日に復路が行われました。
Q3:全国高校駅伝2023の男子・女子の優勝校はどこですか?
A3:男子は長野県の佐久長聖で、記録は2時間01分00秒。女子は鹿児島県の神村学園で、記録は1時間07分28秒でした。いずれも2023年12月24日の大会です。
Q4:箱根駅伝2023の区間新記録を出した選手は誰ですか?
A4:4区の東京国際大学・イェゴン・ヴィンセント選手が1時間00分00秒、5区の城西大学・山本唯翔選手が1時間10分04秒で、それぞれ区間新記録を樹立しました。
Q5:全国高校駅伝2023の男子記録は現在も歴代最高ですか?
A5:いいえ。2023年の佐久長聖の2時間01分00秒は当時の高校最高記録でしたが、2025年に学法石川が2時間00分36秒を記録して更新しました。
Q6:箱根駅伝2023の公式記録はどこで確認できますか?
A6:日本テレビの箱根駅伝番組公式サイト、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、読売新聞の大会記録ページなどで確認できます。選手別・区間別の記録を調べる場合は、公式の過去の記録ページが便利です。
2023年の駅伝を振り返ると、箱根駅伝では駒澤大学が総合優勝を飾り、大学駅伝3冠を達成しました。
全国高校駅伝では、男子の佐久長聖が2時間01分00秒の高校最高記録を樹立し、女子は神村学園が仙台育英との1秒差の接戦を制しました。
今回押さえておきたい重要な記録は次のとおりです。
- 箱根駅伝2023:駒澤大学が10時間47分11秒で総合優勝。
- 箱根駅伝の区間新:4区ヴィンセント選手、5区山本唯翔選手。
- 全国高校駅伝男子:佐久長聖が2時間01分00秒で優勝。
- 全国高校駅伝女子:神村学園が1時間07分28秒で優勝。
- 男子高校駅伝の記録更新:2025年に学法石川が2時間00分36秒を記録。
2026年に過去の駅伝結果を調べるなら、単純な優勝校の比較だけでなく、総合タイム、往路・復路の差、区間賞、歴代記録の更新時期まで確認することが大切です。
駅伝は、1人の選手の力だけでは勝ち切れない競技です。チーム全体の選手層、区間配置、各選手の適性が総合順位を左右します。2023年の記録は、そのチーム力と個人の走りが結び付いた大会として、今後も比較・検証する価値のあるデータです。