2026年のヤンキース対ドジャースは、7月にニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われた3試合で決着した。結果はドジャースの2勝1敗。山本由伸が9回を投げ切る圧巻の完投勝利を挙げ、佐々木朗希も先発として好投した一方、最終戦ではヤンキースのジャズ・チザムJr.が決勝本塁打を放ち、地元ファンの前で一矢を報いた。
両球団の対戦は、単なるレギュラーシーズンのカードではない。2024年ワールドシリーズで激突した歴史があり、長年にわたってMLBを代表する名門同士として競い合ってきた。2026年の試合結果、選手別成績、通算対戦成績、ポストシーズンの歴史、放送・配信情報を整理すると、両チームの現在地と伝統のライバル関係が見えてくる。
【2026年の対戦結果】ヤンキース対ドジャースは2勝1敗で決着

2026年の両球団のレギュラーシーズン対戦は、7月17日と19日に行われた計3試合。ドジャースが初戦とダブルヘッダー第1試合を制し、最終戦をヤンキースが勝利した。
3試合のスコアは、7月17日がドジャース2-1ヤンキース、7月19日の第1試合がドジャース8-2ヤンキース、第2試合がヤンキース2-1ドジャースだった。
注目すべきは、ドジャースが2試合を1点差で勝ち切り、残る1試合では8得点を挙げたことだ。投手戦にも打撃戦にも対応できる戦い方を見せた一方、ヤンキースも最後の試合で接戦をものにし、シリーズを一方的な結果にはさせなかった。
2026年の対戦成績を整理すると、次のようになる。
- ドジャース:2勝
- ヤンキース:1勝
- シリーズ勝ち越し:ドジャース
- 開催球場:ヤンキー・スタジアム
- 開催期間:2026年7月17日~19日(現地時間)
なお、7月18日に予定されていた試合は悪天候の予報により延期された。翌19日に振替試合を組み込んだダブルヘッダーとなり、最終的に3試合が実施された。
【試合日程・試合速報】3試合の結果と勝敗を時系列で比較
2026年のヤンキース対ドジャースを振り返る際、押さえておきたいのが7月18日の雨天順延だ。当初予定されていた試合が19日に移動したことで、同日にダブルヘッダーが組まれた。
以下は、現地ニューヨーク時間と日本時間を併記した試合日程・結果の一覧だ。
| 現地日付 | 日本時間 | 試合結果 | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| 7月17日 | 7月18日 8:05 | ドジャース 2-1 ヤンキース | 佐々木朗希が5回2/3を投げ、マックス・マンシーが逆転2ラン |
| 7月18日 | 7月19日予定 | 雨天順延 | 悪天候の予報を受けて翌日に振替 |
| 7月19日 第1試合 | 7月20日 1:35 | ドジャース 8-2 ヤンキース | 山本由伸が9回完投、7奪三振 |
| 7月19日 第2試合 | 7月20日 8:20 | ヤンキース 2-1 ドジャース | ジャズ・チザムJr.が8回に決勝ソロ本塁打 |
※開始時刻は現地時間と日本時間の時差を反映したもの。7月18日の試合は、現地7月19日のダブルヘッダー第1試合として実施された。
初戦は両チームとも得点機会が限られる展開だった。ヤンキースが4回に先制したものの、ドジャースは7回にマックス・マンシーの2ラン本塁打で逆転。2-1で逃げ切った。
第2試合はドジャース打線が10安打を記録し、8-2で勝利。山本由伸の完投もあり、試合の主導権を握った。
しかし、同日夜の第3試合ではヤンキースが反撃する。1-1で迎えた8回裏、ジャズ・チザムJr.がエバン・フィリップスから勝ち越しソロ本塁打を放ち、2-1で勝利した。
この結果、ドジャースはシリーズを2勝1敗で終えたものの、ヤンキースも最後の試合で勝利をつかみ、対戦の締めくくりに存在感を示した。
【山本由伸・佐々木朗希】2026年ヤンキース戦の投球成績を徹底比較
2026年の対戦で日本の野球ファンが特に注目したのが、山本由伸と佐々木朗希の先発登板だった。両投手は異なる試合でヤンキース打線と対峙し、それぞれ異なる形で結果を残した。
山本由伸:9回を投げ切った圧巻の完投勝利7月19日のダブルヘッダー第1試合で先発した山本由伸は、ヤンキース打線を9回まで投げ抜いた。
公式記録による投球成績は次のとおり。
- 投球回:9回
- 被安打:4
- 失点:2
- 自責点:2
- 奪三振:7
- 与四球:0
- 試合結果:ドジャース8-2ヤンキース
山本にとって、この試合はMLBレギュラーシーズンで初めての完投だった。2025年のポストシーズンでは2試合連続完投を記録していたが、レギュラーシーズンでも9イニングを投げ切る能力を示したことは大きい。
特筆すべきは、無四球で試合を終えた点だ。被安打4に抑え、7三振を奪いながら、相手打線に余計な出塁機会を与えなかった。大量援護を受けたとはいえ、9回まで投手を交代させずに試合を完結させたことは、ドジャースのブルペン運用にも大きな意味を持った。
MLB公式の試合報道でも、山本の投球はエースとしての役割を示す内容として紹介された。
佐々木朗希:5回2/3を1失点、自責点0の好投一方、7月17日の初戦に先発した佐々木朗希も、ヤンキース打線を相手に安定した投球を披露した。
- 投球回:5回2/3
- 被安打:5
- 失点:1
- 自責点:0
- 奪三振:5
- 与四球:1
- 試合結果:ドジャース2-1ヤンキース
唯一の失点は、外野守備のエラーや捕逸が絡んだもので、自責点は記録されなかった。5回2/3を投げて5安打、1四球、5奪三振という内容は、失点以上に投球の安定感を示している。
佐々木は勝利投手にはならなかった。降板後、ドジャースが7回にマンシーの2ランで逆転し、救援登板したジャック・ドライヤーが勝利投手となったためだ。
山本と佐々木の投球内容を比較すると、両者に共通しているのは、ヤンキースの強力打線に対して大崩れしなかったことだ。山本は長いイニングを支配し、佐々木は失点を最小限に抑えた。
特に山本の完投は、先発投手が試合の大部分を担うことによって救援陣の負担を軽減できるという、エースの価値を改めて示す結果だった。
【大谷翔平の試合成績】ヤンキースとの3連戦で何を残したのか
日本のファンにとって、もう一人の注目選手が大谷翔平だ。2026年のヤンキース戦では、3試合すべてに出場し、打線の一角としてプレーした。
各試合の打撃成績を合算すると、次のとおりとなる。
- 打数:13
- 安打:3
- 打率:.231
- 得点:1
- 打点:2
- 本塁打:0
特に存在感を示したのは、7月19日のダブルヘッダー第1試合だった。山本が先発したこの試合で、大谷は5打数2安打、1得点、2打点を記録。ヤンキースの先発投手カム・シュリットラーから適時二塁打を放ち、得点につなげた。
一方、7月17日の初戦では4打数無安打。最終戦では4打数1安打だった。
3試合を通してみると、大谷が毎試合大量の安打を放ったわけではない。しかし、8-2で勝利した試合では2打点を挙げ、勝利への貢献が数字に表れている。
大谷の成績を評価する際には、打率だけでなく、打点や得点、試合の勝敗に直結した打席の内容も合わせて確認したい。短期の3試合だけでシーズン全体の打撃状態を判断することはできないが、ヤンキースとの注目カードで得点に絡んだことは押さえておきたいポイントだ。
【歴代対戦成績比較】2024年ワールドシリーズと通算・ポストシーズンの記録
ヤンキースとドジャースの対戦が特別視される理由は、両球団が長年にわたってMLBの頂点を争ってきたからだ。特にワールドシリーズでは、歴史的な名勝負を繰り返している。
ワールドシリーズはヤンキースが8勝、ドジャースが4勝MLB公式が2026年10月に公開したポストシーズン対戦の歴史的な集計によると、両球団はワールドシリーズで計12回対戦している。
シリーズ勝利数はヤンキースが8回、ドジャースが4回。シリーズ単位ではヤンキースが優勢だ。
ただし、両球団の歴史を語るうえで重要なのが、ドジャースが1955年に初めてヤンキースを破ってワールドシリーズを制したことだ。それ以前はヤンキースが優位を保っていたが、ドジャースも名門としての実力を証明してきた。
2024年ワールドシリーズはドジャースが4勝1敗で制覇近年の代表的な対戦が、2024年のワールドシリーズだ。
ドジャースは第1戦から第3戦まで3連勝し、ヤンキースを追い込んだ。第4戦ではヤンキースが11-4で勝利したものの、第5戦をドジャースが7-6で制し、シリーズ4勝1敗で世界一に輝いた。
この結果、長年のワールドシリーズ対戦におけるシリーズ勝利数は、ヤンキース8勝、ドジャース4勝となった。
ヤンキースは伝統的にワールドシリーズで強さを発揮してきた一方、ドジャースは2024年に新たな歴史を刻んだ。2026年のレギュラーシーズン対戦も、この歴史的な背景を持つカードだった。
通算対戦成績とポストシーズンの数字は分けて見る両球団の通算対戦成績を扱う際に注意したいのが、レギュラーシーズンとポストシーズンの区別だ。
1941年以降の対戦をレギュラーシーズンとポストシーズンに分けて集計したデータベースでは、両球団の通算対戦は99試合。内訳は次のとおりとなっている。
- 通算対戦:ヤンキース51勝、ドジャース48勝
- レギュラーシーズン:ヤンキース13勝、ドジャース15勝
- ポストシーズン:ヤンキース38勝、ドジャース33勝
- ワールドシリーズのシリーズ勝利数:ヤンキース8勝、ドジャース4勝
ここで重要なのは、通算試合数とシリーズ勝利数は別の指標だということ。ヤンキースが通算99試合で勝ち越している一方、レギュラーシーズンだけを見るとドジャースが上回っている。
また、ポストシーズンの38勝33敗は試合単位の記録であり、ワールドシリーズの8勝4敗はシリーズ単位の記録だ。両者を混同すると、歴代の力関係を誤って理解することになる。
2026年の3試合でドジャースが2勝したことも、長い歴史の一部分として位置づける必要がある。
【放送・配信情報】ヤンキース対ドジャースを日本で視聴する方法
2026年のヤンキース対ドジャースはすでに全試合が終了している。今後、過去の試合映像やハイライトを確認したい場合は、MLBの公式映像サービスや日本国内のMLB放送・配信サービスをチェックしたい。
2026年シーズンの日本国内における主なMLB視聴サービスは次のとおりだった。
- NHK BS:注目試合を中心にテレビ中継。
- J SPORTS:MLBの試合をBS・CSで放送。ドジャースの日本人選手出場試合も注目対象。
- SPOTV NOW:MLBのライブ配信、見逃し配信、ハイライトに対応。
- Amazon Prime Video内のSPOTVチャンネル:2026年シーズンはMLBレギュラーシーズン350試合以上を配信予定としていた。
- MLB.TV:MLBの公式映像配信サービス。
- Lemino:SPOTV NOWとの連携によるMLBライブ配信を実施。
視聴方法を選ぶ際には、ライブ中継を見たいのか、見逃し配信やハイライトを確認したいのかを分けるとよい。
また、J SPORTSはBS・CS放送が中心で、J SPORTSオンデマンドではMLBの配信を行っていない。ネット配信を目的とする場合は、SPOTV NOWやMLB.TVなどとの違いを確認する必要がある。
今回のシリーズは、米国内では7月19日のダブルヘッダー第1試合がYES Network、第2試合がNBC・Peacockで放送される予定として案内されていた。日本国内の放送・配信予定とは異なるため、地域ごとの番組表を確認することが大切だ。
なお、試合日程が変更された場合は放送予定も変わる。今回も7月18日の雨天順延によって、翌19日に試合が集中する形となった。過去の番組表ではなく、実施日と試合番号に対応した情報を確認したい。
【プロの結論】2026年の対戦が示した両球団の本当の力関係
2026年のヤンキース対ドジャースを分析すると、単純な勝敗以上に、両球団の戦い方の違いが浮かび上がる。
ドジャースの最大の強みは、先発投手の試合支配力と打線の得点力を組み合わせられることだ。佐々木朗希が初戦で試合を作り、山本由伸が第2試合で完投。さらに打線は8得点を挙げた。
一方のヤンキースは、シリーズ最終戦で試合終盤の一発によって勝利をつかんだ。チザムJr.の8回の決勝本塁打は、1点差の試合では一つの打席が勝敗を大きく左右することを示している。
2026年の勝ち越しはドジャース、ただし一方的な優位ではない3試合で2勝1敗という結果は、ドジャースがシリーズを制したことを示す。しかし、3試合だけで球団全体の実力差を断定することはできない。
実際、初戦と最終戦はどちらも1点差だった。試合の流れや救援投手の起用、終盤の本塁打によって結果が変わっている。
このカードの評価では、次の3つの視点が欠かせない。
- 先発力:山本や佐々木のように、強力打線を相手にどれだけ長いイニングを投げられるか。
- 得点力:大谷やマンシーらが好機を得点につなげられるか。
- 終盤の勝負強さ:救援投手の継投や、チザムJr.のような一発で試合を決められるか。
2026年のポストシーズンでは、両球団が再び対戦する展開にはならなかった。
ヤンキースはアメリカン・リーグの地区シリーズでタンパベイ・レイズに0勝3敗で敗退。ドジャースはナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズでミルウォーキー・ブルワーズに0勝4敗で敗れた。
したがって、2026年のポストシーズンでヤンキース対ドジャースの再戦は実現していない。両球団の次の対戦を楽しみにするなら、今後発表される2027年のレギュラーシーズン日程や、将来のワールドシリーズでの顔合わせが焦点となる。
2026年の対戦から読み取れるのは、ドジャースの投手力と打線の総合力、そしてヤンキースが持つ終盤の一発の怖さだ。歴史的な通算成績ではヤンキースがリードしているが、直近のワールドシリーズと2026年の直接対決ではドジャースが結果を残している。
伝統と現在の実力を切り分けて見ること。それが、この名門対決を正しく評価するためのポイントだ。
【ヤンキース対ドジャース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のヤンキース対ドジャースはどちらが勝ち越しましたか?
A1:ドジャースが2勝1敗で勝ち越した。7月17日は2-1、7月19日の第1試合は8-2でドジャースが勝利し、第2試合はヤンキースが2-1で勝った。
Q2:山本由伸と佐々木朗希の2026年ヤンキース戦の成績は?
A2:山本由伸は7月19日の第1試合で9回4安打2失点、7奪三振、無四球の完投勝利を記録した。佐々木朗希は7月17日に5回2/3を投げ、5安打1失点(自責点0)、5奪三振、1四球と好投した。
Q3:2024年ワールドシリーズはヤンキースとドジャースのどちらが優勝しましたか?
A3:ドジャースが4勝1敗でヤンキースを破り、ワールドシリーズを制した。両球団のワールドシリーズ通算シリーズ勝利数は、2026年時点でヤンキース8勝、ドジャース4勝となっている。
2026年のヤンキース対ドジャースは、3試合でドジャースが2勝1敗という結果に終わった。山本由伸のレギュラーシーズン初完投、佐々木朗希の安定した先発登板、大谷翔平の2打点、そしてチザムJr.の最終戦での決勝本塁打が印象に残るシリーズだった。
歴史を振り返ると、ワールドシリーズのシリーズ勝利数ではヤンキースが8勝4敗で優勢。一方、2024年のワールドシリーズと2026年のレギュラーシーズンではドジャースが勝ち越している。
両球団の力関係を判断する際は、通算成績、ポストシーズン、直近の直接対決を分けて見ることが重要だ。過去の栄光だけでも、直近3試合の結果だけでも、現在の実力を完全には評価できない。
次回のヤンキース対ドジャースでは、山本由伸や佐々木朗希の投球、そして大谷翔平を中心としたドジャース打線が再びどのような結果を残すのか。長い歴史を持つ名門対決は、今後もMLBを代表する注目カードであり続ける。
主な事実照合資料: MLB公式試合記事・スコア、ヤンキース公式発表、MLB公式ポストシーズン記録、2026年放送・配信情報。