6月29日の第1戦は、ドジャースが17安打を放ち、アスレチックスを9対4で下した。試合会場はアスレチックスの本拠地サッター・ヘルス・パーク。観客数は12,394人だった。
試合序盤はアスレチックスも反撃した。2回表にドジャースが2点を先制すると、その裏にアスレチックスが3点を返して逆転。しかし、ドジャースは4回に3点、6回にも3点を追加し、試合の流れを引き戻した。
特に目立ったのが長打力だ。ドジャースはマックス・マンシー、アンディ・パヘス、そして大谷翔平が本塁打を記録。大谷は6回に3ランを放ち、チームのリードを広げた。
個人成績では、大谷が2安打3打点、パヘスが2安打2打点、マンシーも2安打2打点を記録。打線の複数選手が得点に絡んだことが勝利につながった。
投手陣ではエリック・ラウアーが6回を投げ、9安打3失点で勝利投手となった。一方、アスレチックスの先発ゲージ・ジャンプは4回2/3を投げて5失点。中継ぎのマット・クルックも短い登板で3失点を喫し、失点を抑えられなかった。
なお、アスレチックス側ではジョシュア・クロダ=グラウアーがメジャーデビュー戦で3安打を記録。チームは敗れたものの、若手選手の活躍という収穫もあった。MLB公式の試合映像・プレー記録にも、大谷とパヘスの本塁打が記録されている。
【6月30日】ドジャースが9対3で連勝!エドマンの4打点が光る

6月30日の第2戦もドジャースが攻撃力を発揮し、9対3で勝利した。
この試合の中心選手はトミー・エドマンだった。エドマンは5打数4安打4打点を記録し、本塁打も放っている。前日の試合に続き、ドジャース打線が効果的に得点を重ねた。
チーム全体では14安打。ムーキー・ベッツが3安打、フレディ・フリーマンとアンディ・パヘスもそれぞれ2安打を記録した。ミゲル・ロハスにも本塁打が飛び出し、打線の厚みを見せつけた。
先発投手のジャスティン・ロブレスキーは7回を投げ、7安打3失点、11奪三振、無四球という内容。アスレチックス打線に一定の出塁を許しながらも、三振でピンチを切り抜けた。
対するアスレチックスの先発ジェフリー・スプリングスは5回1/3で6失点。ドジャースの連打を止められず、敗戦投手となった。
アスレチックスも7回に2点を返したが、反撃はそこまで。ドジャースが2試合連続で9得点を挙げ、シリーズ勝ち越しを決めた。
この時点でドジャースは56勝30敗、アスレチックスは40勝46敗。シーズン成績にも両チームの差が表れていた。
【7月1日】アスレチックスが7対1で完勝!3本塁打とジンの好投で一矢報いる
3連戦の最終戦となった7月1日、アスレチックスは7対1でドジャースを破った。
2連敗していたチームにとって、ホームでの意地を示す重要な一戦だった。AP通信の試合報道によれば、この勝利でアスレチックスは今季最長となっていた4連敗を止めている。
勝利の立役者は先発のJ.T.ジンだった。
ジンは6回を投げて3安打1失点、4奪三振。5四球を与えたものの、ドジャースの強力打線を最少失点に抑えた。
一方、ドジャースはジャック・ドライヤーが最初の1イニングを担当し、その後チャーリー・バーンズが登板。バーンズは7回を投げたが、12安打7失点と苦しい内容になった。
アスレチックス打線では3人が本塁打を記録した。
- ジョナ・ハイム:2回に先制本塁打
- シェイ・ランゲリアーズ:5回に20号本塁打
- アリカ・ウィリアムズ:8回に本塁打
さらに、ニック・カーツやジョシュア・クロダ=グラウアーらも安打を放ち、チーム合計12安打を記録した。
ドジャース側ではフレディ・フリーマンが3回にソロ本塁打を放ったものの、チーム全体ではわずか5安打。大谷翔平も5打数無安打に終わった。
最終戦のポイントは、アスレチックスが単に本塁打で得点しただけではないことだ。ジンが先発として試合を作り、救援投手のルイス・メディナとメイソン・ハリスも無失点でつないだ。投手陣と打線が同時に機能したことが7対1という結果につながった。
AP通信およびMLB公式の試合記録でも、ジンの6回1失点とアスレチックスの3本塁打が確認できる。
【全試合比較】2026年6月29日〜7月1日のスコア・投手・打撃成績
3試合の内容を比較すると、ドジャースは最初の2試合で安定した攻撃力を見せた一方、アスレチックスは最終戦で打線と投手陣の両方を立て直したことが分かる。
LAD=ロサンゼルス・ドジャース、ATH=アスレチックス。各試合の公式スコア記録およびボックススコアを基に集計。
3連戦の打撃成績から分かることドジャースは3試合合計36安打、19得点。アスレチックスは30安打、14得点だった。
本塁打数も比較してみよう。
- ドジャース:合計6本
- アスレチックス:合計5本
本塁打数ではドジャースが1本上回ったが、最終戦ではアスレチックスが3本を放ち、ドジャースの1本を大きく上回った。
つまり、シリーズ全体ではドジャースの攻撃力が勝っていたものの、最終戦だけを切り取ればアスレチックスが明確に上回っていた。
先発投手と投手成績の比較今回の3連戦で登板した主な先発投手と勝敗は次のとおり。
- 6月29日:エリック・ラウアー対ゲージ・ジャンプ
- 6月30日:ジャスティン・ロブレスキー対ジェフリー・スプリングス
- 7月1日:J.T.ジンがアスレチックスの先発。ドジャースはジャック・ドライヤーが先発オープナーを務め、チャーリー・バーンズが続投
特筆すべきはロブレスキーとジンの投球内容だ。
ロブレスキーは7回11奪三振でドジャースの連勝を支えた。一方、ジンは6回1失点でアスレチックスに勝利をもたらした。
3試合を通して見ると、先発投手の出来が試合結果を大きく左右したことが分かる。
【球場情報】サッター・ヘルス・パークはどんな球場?試合への影響を検証
今回の3連戦の舞台となったのは、カリフォルニア州ウェストサクラメントにあるサッター・ヘルス・パークだ。
アスレチックスは2025年から2027年までの暫定的な本拠地として、この球場を使用している。かつてはマイナーリーグ球団サクラメント・リバーキャッツの本拠地として知られていた。
MLB公式の球場ガイドによると、主な施設情報は次のとおり。
- 所在地:カリフォルニア州ウェストサクラメント
- 収容人数:14,014人
- 左翼:330フィート
- 中堅:403フィート
- 右翼:325フィート
- 開場:2000年
特に特徴的なのが、左右の外野フェンスまでの距離と中堅の広さだ。左右のポール際は比較的近い一方、中堅方向は403フィートある。打球方向によって本塁打の出やすさが変わる構造になっている。
サッター・ヘルス・パークは打者有利なのか?球場を比較する際に参考になるのがパークファクターだ。
MLB公式の球場ガイドが掲載する2021〜2022年のデータでは、平均値を100とした場合、サッター・ヘルス・パークの数値は以下のとおり。
- 得点:79
- 本塁打:86
- 安打:88
この数値は、当時のデータ上では平均よりも得点や本塁打が出にくい傾向を示している。
ただし、この数字は2026年のMLB公式試合だけを対象にしたものではない。球場の環境や使用条件も異なるため、2026年の結果にそのまま当てはめることはできない。
今回の3連戦では、ドジャースが最初の2試合で計18得点を挙げ、最終戦ではアスレチックスが3本塁打を放った。球場の特徴だけで勝敗を説明するよりも、打者の状態と投手の対応を重視すべきシリーズだった。
【過去の対戦成績】ドジャースとアスレチックスの通算記録は?
両チームの関係を理解するには、2026年の3連戦だけでなく、過去の交流戦やワールドシリーズにも目を向ける必要がある。
Sports ReferenceのStatheadが集計する1997〜2026年のレギュラーシーズン対戦記録では、両チームは51試合を戦っている。
- ドジャース:25勝26敗
- アスレチックス:26勝25敗
レギュラーシーズンではアスレチックスがわずか1勝リードしており、ほぼ互角の数字だ。
一方、ポストシーズンでは両チームは2度ワールドシリーズで対戦している。1974年はアスレチックスが4勝1敗で制し、1988年はドジャースが4勝1敗で雪辱を果たした。
ポストシーズンの通算勝敗は5勝5敗。両チームがそれぞれワールドシリーズを制している。レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせた61試合の集計では、ドジャース30勝31敗、アスレチックス31勝30敗となる。
2025年と2026年の対戦結果も比較直近の対戦を振り返ると、2025年もドジャースがアスレチックスとの3連戦を2勝1敗で勝ち越していた。
2026年も同じく2勝1敗。両年ともドジャースがシリーズを制している。
ただし、2026年の最終戦ではアスレチックスが7対1で勝利している。過去の対戦結果だけで両チームの実力を決めつけることはできない。
注目すべきは、ドジャースがシリーズ全体で安定した得点力を発揮したのに対し、アスレチックスには最終戦のように投打がかみ合えば強豪相手にも勝ち切れる力があったことだ。
【プロの結論】2026年の対戦で見えた両チームの本当の実力差
今回の3連戦を分析するうえで、単純な勝敗以上に注目したいのが得点の作り方だ。
ドジャースは初戦で17安打、2戦目で14安打を放った。大谷翔平、アンディ・パヘス、マックス・マンシー、トミー・エドマンらが得点に絡み、特定の打者だけに依存しない攻撃を展開した。
対するアスレチックスは、最終戦で12安打を記録。ランゲリアーズ、ハイム、ウィリアムズの本塁打に加え、ジンの好投によって相手打線を抑え込んだ。
ここから読み取れるポイントは3つある。
1. ドジャースの強みは打線の層の厚さ
2試合連続で9得点を挙げたことは、主力選手だけでなく複数の打者が得点に貢献できることを示している。打線全体で相手投手にプレッシャーをかけられる点が強みだ。
2. アスレチックスの勝機は先発投手の安定感
最終戦ではジンが6回1失点に抑えた。大量失点を防ぎながら打線が援護すれば、ドジャース相手でも十分に勝機が生まれる。
3. 3試合だけでシーズン全体の優劣を決めるべきではない
今回のシリーズはドジャースが2勝1敗だった。しかし、最後の試合ではアスレチックスが投打で上回った。短期決戦の結果と長期的なチーム力は分けて考える必要がある。
MLBの対戦データを分析する際は、勝敗だけでなく、安打数、本塁打数、四球、奪三振、先発投手の投球回数まで確認すると、試合の本質が見えやすくなる。
【アスレチックス対ドジャース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年6月29日〜7月1日の3連戦はどちらが勝ち越しましたか?
A1:ドジャースが2勝1敗で勝ち越した。6月29日は9対4、6月30日は9対3でドジャースが連勝し、7月1日はアスレチックスが7対1で勝利した。
Q2:2026年7月1日の試合で活躍した選手は誰ですか?
A2:アスレチックスのJ.T.ジンが6回1失点と好投した。打線ではシェイ・ランゲリアーズ、ジョナ・ハイム、アリカ・ウィリアムズが本塁打を記録。3人の一発が勝利を後押しした。
Q3:ドジャースとアスレチックスの通算対戦成績は?
A3:Sports Referenceの集計では、1997〜2026年のレギュラーシーズン51試合でドジャース25勝26敗、アスレチックス26勝25敗。1974年と1988年のワールドシリーズでは、それぞれ1度ずつ優勝している。
2026年6月29日から7月1日までのアスレチックス対ドジャースは、ドジャースが2勝1敗でシリーズを制した。
最初の2試合ではドジャースが合計18得点を挙げ、打線の厚みを証明。一方、最終戦ではアスレチックスが3本塁打とジンの好投で7対1の勝利を収め、3連敗を回避した。
シリーズ全体の得点はドジャース19点、アスレチックス14点。安打数もドジャース36本、アスレチックス30本とドジャースが上回った。
しかし、最終戦の内容を見ると、アスレチックスにも投手陣と打線がかみ合った際の高い競争力がある。
今後の両チームを比較するときは、単なる勝敗だけでなく、先発投手の安定性、打線のつながり、長打力、救援陣の失点まで確認したい。
2026年の3連戦はドジャースの総合力が光ったシリーズであると同時に、アスレチックスが最終戦で反撃の可能性を示した対戦でもあった。