2026年、元プロ野球選手の舟越秀虎(ふなこし・ひでとら)に再び注目が集まっている。2001年8月23日生まれ、福岡県八女市出身。右投両打の外野手として福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツで育成選手としてプレーし、俊足を最大の武器にしてきた選手だ。
特に話題となったのが、ソフトバンク時代のファーム非公式戦で記録した68盗塁と、2026年1月の巨人自主退団である。しかし、舟越秀虎はプロ野球を離れて引退したわけではない。2026年には社会人野球のオールフロンティアに加入し、野球を続けながら新たな目標に向かっている。これまでの経歴、年度別成績、退団の経緯、そして現在の活動を時系列で整理する。
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> - プロフィール: 2001年8月23日生まれ、福岡県八女市出身。身長182cmの右投両打の外野手。
> - プロ経歴: 2019年育成ドラフト5位でソフトバンクに入団し、2024年から巨人でも育成選手としてプレーした。
> - 現在: 2026年1月に巨人を自主退団。その後、オールフロンティアに加入し、社会人野球でNPB復帰を目指している。
【2026年最新】舟越秀虎の現在は?巨人退団後の所属先を解説

2026年10月現在、舟越秀虎は社会人野球チームのオールフロンティアに所属している。
2026年1月27日、読売ジャイアンツは育成契約を結んでいた舟越の退団を発表した。本人から自主退団の申し出があり、球団がこれを受け入れたという。退団日は1月26日だった。
2月1日の春季キャンプ開始を目前に控えたタイミングだったため、異例の動きとしてスポーツ各紙が報じた。
ただし、この出来事を現役引退と結び付けるのは正確ではない。
舟越は巨人退団後も野球を続ける道を選び、2026年3月17日にオールフロンティアへ正式入社した。
高校野球ドットコムが2026年5月17日に掲載した本人へのインタビューによると、現在は同社が経営する「足場王」で建築資材の管理業務に従事しながら、社会人野球に取り組んでいる。
つまり、現在の舟越は会社員としての仕事と競技生活を両立する社会人野球選手だ。
NPBの球団に所属していた時代とは異なる環境に身を置き、競技者としてだけでなく社会人としても新しい経験を積んでいる。
特に注目したいのは、本人が社会人野球への転身を単なる次の所属先として捉えていないことだ。
インタビューでは、NPB復帰を最大の目標に掲げる一方、チームメートと都市対抗野球大会に出場したいという思いも語っている。
プロ野球を離れた現在も、野球選手としての挑戦は続いている。
【プロフィール完全版】生年月日・出身地・身長・投打を整理
舟越秀虎の基本プロフィールをまとめると、次のとおりだ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 舟越秀虎 |
| 読み方 | ふなこし・ひでとら |
| 生年月日 | 2001年8月23日 |
| 年齢 | 25歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 福岡県八女市 |
| 身長 | 182cm |
| 体重 | 71kg |
| ポジション | 外野手 |
| 投打 | 右投両打 |
| 出身高校 | 熊本・城北高校 |
| ドラフト | 2019年育成ドラフト5位 |
| NPB在籍球団 | 福岡ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツ |
| 2026年の所属 | オールフロンティア |
生年月日は2001年8月23日。2026年10月31日時点で25歳となる。
出身地は福岡県八女市。小学生時代から八女嵐で軟式野球を始め、八女南中学校では筑後ドジャースに所属して投手としてプレーした経歴を持つ。
中学時代には陸上競技にも取り組んでいた。後にプロ野球界でも注目されることになる脚力は、こうした経験とも関係している。
高校は熊本県の城北高校に進学。プロ入り前から圧倒的な打撃実績を残していた強打者というより、身体能力とスピードを評価された選手だった。
投打については、時期によるプロフィール表記の違いにも注意したい。
ソフトバンク時代の球団選手名鑑では右投右打と掲載されていた一方、巨人が2023年11月に発表した育成契約の公式資料では右投両打と明記されている。
現在の社会人野球の選手データでも右投両打として登録されている。
したがって、右投両打というプロフィールは、巨人入団以降の登録情報に基づくものとして理解すると分かりやすい。
【経歴年表】ソフトバンクから巨人、そして社会人野球へ
舟越秀虎の野球人生は、育成選手としての挑戦と、2度の環境の変化によって特徴付けられる。
2019年:ソフトバンクから育成ドラフト5位指名2019年、舟越は福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト5位で指名された。
熊本・城北高校出身の外野手としてプロ入りし、2020年からホークスの育成選手として活動を開始する。
当時から評価されていたのは、50メートル走5秒8という俊足だった。
プロの世界では、走力を生かした代走や守備固めなど、限られた役割から出場機会を広げることが期待されていた。
2020~2023年:ソフトバンクで育成選手としてプレーソフトバンクでは背番号131を着用。
三軍・四軍を含む育成環境で経験を積み、2022年にはファーム公式戦で初安打を記録した。
2023年は非公式戦で90試合に出場し、68盗塁をマーク。走力という明確な武器を数字で示したシーズンだった。
一方、ウエスタン・リーグの公式戦では出場機会がなく、支配下登録には至らなかった。
2023年10月5日、球団から翌シーズンの契約を結ばない旨を通知された。
2023年11月:巨人が育成選手として獲得ソフトバンク退団後、舟越の走力に注目したのが読売ジャイアンツだった。
2023年11月16日、巨人は舟越との育成選手契約を発表。背番号は051となった。
巨人の吉村禎章編成本部長は、足の速さとスピードに魅力がある選手として期待を示した。
舟越本人も、求められている走塁で結果を出し、盗塁を決められる選手になるという意気込みを表明していた。
2024~2025年:巨人で再挑戦2024年はイースタン・リーグで44試合に出場し、14盗塁を記録。盗塁ランキングではリーグ3位タイに入った。
しかし、支配下登録を勝ち取ることはできなかった。
2025年も育成選手としてプレーを続けたが、公式戦の出場は9試合にとどまった。
そして2026年1月、本人からの申し出によって巨人を退団することになった。
2026年:オールフロンティアで再スタート巨人退団後は社会人野球のオールフロンティアに加入。
会社業務と野球を両立しながら、NPB復帰と都市対抗野球大会への出場という目標を掲げている。
【野球成績を検証】68盗塁の実績と巨人時代の数字
舟越秀虎の野球成績を見るうえで重要なのは、公式戦と非公式戦を区別することだ。
特にソフトバンク時代の68盗塁は大きな注目を集めた記録だが、ウエスタン・リーグの公式戦ではなく、ファームの非公式戦での数字である。
ソフトバンク時代の68盗塁Full-Countが2023年11月2日に報じたデータによると、舟越は同年のファーム非公式戦で90試合に出場。
打率.223、224打数50安打、42四球、68盗塁という成績を残した。
90試合で68盗塁という数字は、1試合平均に換算すると約0.76盗塁に相当する。
この数字からも、走塁面で際立った能力を発揮していたことが分かる。
ただし、非公式戦と公式戦では試合環境や対戦条件が異なるため、68盗塁をそのまま公式リーグの盗塁記録と比較することはできない。
それでも、巨人が舟越を獲得する判断材料になったことは、当時の報道から読み取れる。
巨人時代の公式戦成績日本野球機構(NPB)の公式記録では、巨人時代の成績に次のような特徴がある。
2024年のイースタン・リーグ
- 出場試合:44試合
- 打席:96
- 打数:83
- 安打:21
- 打率:.253
- 打点:5
- 盗塁:14
- 盗塁死:1
特筆すべきは盗塁14個という数字だ。
2024年度のイースタン・リーグ盗塁ランキングでは、舟越は並木秀尊と並ぶ3位タイに入っている。
育成選手として出場機会を得ながら、走力という武器をしっかり発揮していた。
2025年のイースタン・リーグ
- 出場試合:9試合
- 打席:18
- 打数:15
- 安打:3
- 打率:.200
- 盗塁:2
2024年と比較すると、出場機会は大幅に減少している。
この数字の変化も、舟越のプロ生活を振り返るうえで押さえておきたいポイントだ。
成績から見える選手としての特徴舟越のプロ時代を評価するとき、打率や本塁打だけに注目するのは適切ではない。
最大の武器は走力であり、実際にソフトバンク時代の非公式戦や巨人時代のイースタン・リーグで盗塁数という形で結果を残している。
一方で、育成選手から支配下登録を勝ち取るためには、走力以外の部分も求められる。
出塁能力、打撃の安定性、守備力、状況判断など、試合に継続して出場するための総合力が必要になる。
舟越の成績は、突出した専門能力を持つ選手が、プロの限られた登録枠を勝ち取る難しさを示している。
【俊足の秘密】50メートル5秒88と走塁技術「3S」
舟越秀虎を語るうえで欠かせないのが、その脚力だ。
2024年9月に掲載された週刊ベースボールONLINEのインタビューでは、本人が高校時代に記録した50メートル走のベストタイムを5秒88と明かしている。
ただし、本人によるとプロ入り後は正式に計測していないため、この数字は高校時代の記録だ。
速く走るだけでは盗塁できない興味深いのは、本人が高校時代まで野球の走塁技術を十分に身に付けていたわけではないという点だ。
2026年5月の高校野球ドットコムのインタビューによると、高校時代は投手を務め、外野手として公式戦に出場したのは最後の夏の2試合だけだった。
盗塁や走塁の経験もほとんどない状態でプロ入りしたという。
本人は、最初は単に足が速いだけで、スタートやスライディングがうまくできなかったと振り返っている。
そこで重要になったのが、ソフトバンク時代に関川浩一コーチから教わった「3S」だった。
3Sとは、次の3つの要素を指す。
- Start(スタート): 投手の動きを読み、素早く次の塁へ動き出す技術。
- Speed(スピード): 走り出してから最高速度に乗せる能力。
- Sliding(スライディング): 速度を生かしながら安全にベースへ到達する技術。
単純な走力だけでは盗塁の成功率は上がらない。
投手の癖を読む判断力、スタートのタイミング、加速、ベースへの入り方がそろって初めて盗塁が成立する。
巨人時代には鈴木尚広コーチから学ぶ巨人移籍後は、走塁のスペシャリストとして知られる鈴木尚広コーチの指導も受けた。
舟越は以前から鈴木の現役時代に憧れていたことを、週刊ベースボールONLINEのインタビューで語っている。
俊足を持つ若手選手が、技術面でも走塁の専門家から学べる環境に入ったことは、巨人移籍の大きな意味だった。
この経歴を踏まえると、舟越の魅力は単に50メートルを速く走れることではない。
走力を野球の技術へと変換するために努力を重ねてきた点にある。
【巨人自主退団の理由と引退後】本人の発言から分かること
2026年1月の自主退団について、ファンの間では理由に関心が集まった。
しかし、退団理由について本人が詳しい事情を公表したわけではない。
2026年5月17日の高校野球ドットコムのインタビューで、舟越は自主退団について質問された際、次のように説明している。
「僕だけの問題ではないので……」
また、自主退団について「そうせざるを得ない」という状況だったとも振り返った。
巨人に残る選択肢についても、時期や気持ちの面で難しかったと説明している。
重要なのは、本人が詳細を明かしていない部分について、特定のトラブルや個人的事情を断定できないことだ。
球団が発表した事実は、本人から申し出があり、球団が受け入れて退団したということに限られる。
退団後も野球を続ける理由舟越が野球を続けるうえで大きな支えになったのが、巨人時代に関わりのあった安藤強氏の存在だった。
オールフロンティアの監督を務める安藤氏は、巨人時代に二軍ヘッドコーチとして舟越を指導していた。
本人によると、次の進路を悩んでいたときに安藤氏から声を掛けられたという。
「お前なら絶対にまだやれる。プロに戻れる」
この言葉が、再び野球に向き合う自信につながったとインタビューで明かしている。
現在の目標はNPB復帰と都市対抗出場2026年5月の取材時点で、舟越はオールフロンティアへの正式入社を済ませ、建築資材の管理業務と野球を両立していた。
本人は、プロ時代と比べて身の回りのことを自分で行う機会が増えたことや、社会人野球ならではの責任感についても語っている。
今後の目標については、明確に2つを挙げた。
1つ目はNPBへの復帰。
2つ目はチームメートとともに都市対抗野球大会へ出場することだ。
特に注目したいのは、NPB復帰だけを目指しているのではなく、所属チーム全体の成長にも意識を向けている点である。
社会人野球では個人の能力だけでなく、チームとして勝ち上がることも求められる。
プロで培った経験を新しいチームに還元しながら、自分自身の価値を高めるという挑戦が始まっている。
【舟越秀虎】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:舟越秀虎の現在の所属先はどこですか?
A1:2026年現在、社会人野球チームのオールフロンティアに所属しています。会社業務と野球を両立しながら、NPB復帰を目指しています。
Q2:舟越秀虎の生年月日と出身地は?
A2:2001年8月23日生まれで、福岡県八女市出身です。2026年10月現在25歳です。
Q3:舟越秀虎は引退したのですか?
A3:NPBの球団からは退団していますが、野球選手として引退したわけではありません。2026年にはオールフロンティアへ加入し、社会人野球を続けています。
Q4:舟越秀虎はソフトバンク時代に何盗塁を記録しましたか?
A4:2023年のファーム非公式戦で90試合に出場し、68盗塁を記録しました。ウエスタン・リーグ公式戦の記録とは区別する必要があります。
Q5:舟越秀虎は右投右打ですか、右投両打ですか?
A5:ソフトバンク時代の選手名鑑では右投右打とされていましたが、巨人入団時の公式発表では右投両打と記載されています。現在の社会人野球の登録情報も右投両打です。
舟越秀虎の野球人生は、育成選手としてプロの世界に飛び込み、2球団を経験した後、社会人野球で新しい挑戦を始めるという歩みをたどっている。
2001年8月23日生まれ、福岡県八女市出身。ソフトバンクではファーム非公式戦で68盗塁を記録し、巨人では2024年のイースタン・リーグで14盗塁をマークした。
一方、支配下登録を勝ち取ることはできず、2026年1月には巨人を自主退団。その後、オールフロンティアに加入した。
現在の舟越を理解するうえで大切なのは、NPB退団と野球人生の終了を混同しないことだ。
本人はNPB復帰と都市対抗出場を目標に掲げている。俊足という持ち味をさらに磨きながら、社会人野球でどのような実績を積み重ねていくのか。
25歳で新たな環境に飛び込んだ舟越秀虎の挑戦は、まだ続いている。