2026年10月24日(土)、明治安田J1リーグ第12節でサンフレッチェ広島と清水エスパルスがエディオンピースウイング広島で対戦した。試合はホームの広島が4-0で清水に快勝。前半41分の松本泰志の先制点を皮切りに、後半には浅野拓磨、鈴木章斗がゴールを記録し、さらにオウンゴールで4点目を加えた。Jリーグ公式記録でも、広島の4得点と清水の無得点が確認できる。
注目されたのは、3人の得点者だけではない。ハーフタイムの浅野投入による攻撃の変化、松本の中盤での貢献、広島の守備陣が最後まで維持した無失点という結果にも意味がある。過去の直接対決や公式スタッツ、先発メンバーを照合すると、今回の4-0を生んだ試合構造が見えてくる。
【広島対清水の試合結果】4-0の快勝を記録したJ1第12節

今回の試合は、2026年10月24日14時キックオフ。広島のホームスタジアム、エディオンピースウイング広島で開催された。
サンフレッチェ広島
4
VS
J1 第12節
清水エスパルス
0
試合概要は次のとおり。
- 開催日:2026年10月24日(土)
- キックオフ:14時00分
- 大会:明治安田J1リーグ第12節
- 会場:エディオンピースウイング広島
- 結果:広島 4-0 清水
- 前半:1-0
- 後半:3-0
- 入場者数:26,014人
Jリーグ公式記録によると、広島は前半に1点を先行し、後半に3得点を追加。試合を通じて清水にゴールを許さなかった。
今回の結果で押さえておきたいのは、広島が単に大量得点を記録しただけではないという点だ。後半に攻撃の圧力をさらに高めながら、守備面でも最後まで集中を切らさなかった。
【広島対清水の得点者】松本・浅野・鈴木がゴールを記録
4-0というスコアを構成した得点は全部で4つ。日本人選手3人のゴールに加えて、オウンゴールが1つ記録された。
前半41分:松本泰志
ペナルティーエリア手前から右足でシュート。ゴール左下に決め、広島に待望の先制点をもたらした。
後半5分:浅野拓磨
ハーフタイムから投入された浅野が、菅大輝のクロスに反応。右足でゴール左上に決めた。
後半24分:鈴木章斗
ペナルティーエリア手前からドリブルで進入し、右足でゴール右上へ。広島のリードを3点に広げた。
後半30分:オウンゴール
清水側の選手が触れたボールがゴールに吸い込まれ、広島に4点目が入った。
この得点経過で特に重要なのは、浅野と鈴木のゴールが後半に集中したことだ。
浅野は先発ではなく、ハーフタイムに加藤陸次樹と交代して出場。わずか5分後に結果を残した。
また、浅野のゴールでは鈴木のパスと菅大輝のクロスが攻撃をつないでいる。個人の決定力だけでなく、複数選手の連係が生んだ得点だった。
鈴木の3点目も、松本泰志のアシストが記録されている。松本は先制点を決めただけでなく、後半にも得点を演出した。
【広島対清水の試合経過】後半の3得点で勝負が決まった
試合の流れを時間順に整理する。
| 時間 | 出来事 | 試合への影響 |
|---|---|---|
| 前半17分 | 広島・川村拓夢に代わり川辺駿が出場 | 広島が早い時間帯に交代 |
| 前半27分 | 清水・弓場将輝に代わり小泉慶が出場 | 清水も選手を変更 |
| 前半41分 | 松本泰志が得点 | 広島が1-0で先制 |
| 後半開始 | 浅野拓磨、藤井智也が投入 | 両チームが攻撃陣を変更 |
| 後半5分 | 浅野拓磨が得点 | 広島が2-0 |
| 後半24分 | 鈴木章斗が得点 | 広島が3-0 |
| 後半30分 | オウンゴール | 広島が4-0 |
| 後半終了 | 試合終了 | 広島が無失点で勝利 |
試合開始直後は清水の勢いに押される時間帯もあった。しかし広島は徐々に落ち着きを取り戻し、パスワークで主導権を握った。
前半41分の松本のゴールは、試合の均衡を破る重要な一撃だった。
後半はさらに展開が変わる。浅野の投入によって前線の攻撃力を維持し、開始5分で追加点。清水が守備を立て直す前にリードを広げた。
その後も鈴木の個人技によるゴール、オウンゴールと続き、最終的には4点差となった。
なお、75分の4点目は広島の選手による得点ではなく、公式記録上もオウンゴールとして扱われている。この点は得点者を調べる際に間違えやすい部分だ。
【広島対清水のスタメン】両チームの先発メンバーと交代選手
Jリーグ公式の試合データに掲載された先発メンバーは以下のとおり。
サンフレッチェ広島
- GK:大迫敬介
- DF:中野就斗、荒木隼人、キム・ジュソン、新井直人
- MF:松本泰志、川村拓夢、菅大輝
- FW:加藤陸次樹、鈴木章斗、鮎川峻
清水エスパルス
- GK:梅田透吾
- DF:須貝英大、パク・スンウク、蓮川壮大、マテウス・ブルネッティ
- MF:弓場将輝、嶋本悠大、平戸太貴
- FW:ジャーメイン良、カピシャーバ、木下康介
広島は大迫を最後方に置き、松本を中盤に配置。前線には加藤、鈴木、鮎川が並んだ。
一方の清水は、梅田がGKを務め、ジャーメイン良、カピシャーバ、木下康介らが攻撃を担った。
注目すべきは浅野拓磨がベンチスタートだったこと。
浅野は後半開始時に加藤と交代して出場している。先発メンバーだけを見て試合を振り返ると、この重要な戦術変更を見落としてしまう。
主な交代は次のとおり。
- 広島:川村拓夢→川辺駿(17分)
- 清水:弓場将輝→小泉慶(27分)
- 広島:加藤陸次樹→浅野拓磨(後半開始)
- 清水:カピシャーバ→藤井智也(後半開始)
- 清水:平戸太貴→小塚和季(49分)
- 清水:木下康介→オ・セフン(49分)
- 広島:菅大輝→東俊希(70分)
- 広島:鈴木章斗→クシニ・イェンギ(70分)
- 広島:鮎川峻→小林志紋(82分)
- 清水:嶋本悠大→大畑凜生(87分)
先発と途中出場の両方を確認すると、広島が後半に攻撃の強度を落とさず、選手を入れ替えながら試合を進めたことが分かる。
【広島対清水のスタッツ】シュート数・支配率で広島が優位
4-0というスコアを裏付けるのが、試合のスタッツだ。
Jリーグ公式試合ページに掲載された数値を中心に比較すると、広島はシュート数、枠内シュート数、ボール支配率、パス成功率で清水を上回っている。
広島対清水・主要スタッツ
広島のシュート
16本
清水のシュート
10本
広島のボール支配率
57%
清水のボール支配率
43%
ボール支配率
広島 57%
清水 43%
| スタッツ | 広島 | 清水 |
|---|---|---|
| シュート数 | 16 | 10 |
| 枠内シュート | 6 | 2 |
| ボール支配率 | 57% | 43% |
| パス成功率 | 80% | 74% |
| コーナーキック | 7 | 4 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
ここで注目したいのは、シュート数の差だけではない。
広島は枠内シュートで6対2と清水を上回った。シュートを打つだけでなく、相手GKに対応を迫る場面を多く作ったことが数字に表れている。
また、ボール支配率57%という結果は、広島が試合の主導権を握る時間を多く確保したことを示す。
ただし、スタッツを見る際には集計元にも注意したい。サンフレッチェ広島の公式試合データ欄ではシュート数が広島15本、清水7本と掲載されており、Jリーグ公式試合ページの16本対10本とは一致しない。集計方法やデータ提供元による違いが考えられるため、シュート数を比較する場合は同じデータ提供元の数値を使う必要がある。
【勝敗を分けたポイント】広島が4-0で清水を圧倒できた理由
今回の結果を分析すると、大きく3つの要素が浮かび上がる。
1.ハーフタイムの浅野投入が攻撃を活性化させた
最大の転換点は、後半開始時の浅野拓磨の投入だ。
浅野は出場から5分でゴールを記録。前線での存在感を発揮し、広島の2点目を生み出した。
サンフレッチェ広島の試合後コメントによると、監督は浅野の投入によって交代後もチームの強度を維持できたと説明している。
さらに、浅野の広島復帰後初ゴールについても、得点そのものだけでなく、チームやクラブに与える影響の大きさを評価していた。
2.松本泰志が得点とアシストの両面で貢献
松本は前半41分に先制点を記録しただけではない。
後半24分の鈴木章斗のゴールでもアシストを記録。試合の前半と後半にわたって攻撃に関与した。
中盤の選手が自らゴールを決め、さらに前線の選手の得点を演出する展開は、広島の攻撃に複数の選択肢があったことを示している。
3.大迫敬介を中心とした守備陣の集中力
4得点に目が向きがちだが、もう一つ見逃せないのが無失点という結果だ。
広島の監督は試合後、清水の前線へのボール供給と高いインテンシティによって厳しい試合になることを想定していたと説明している。
また、試合序盤に相手の勢いに押されたものの、徐々に落ち着きを取り戻し、パスワークから多くの決定機を作ったと振り返った。
守備面では大迫敬介の好セーブに言及。荒木隼人、キム・ジュソン、中野就斗、新井直人、松本泰志らの働きも評価している。
4-0というスコアは攻撃陣の成果だけではない。攻撃で試合を決め、守備で相手に反撃の余地を与えなかったことが、広島の完勝につながった。
【広島対清水の過去の対戦成績】直近5試合を振り返る
今回の4-0をより深く理解するには、両クラブの過去の対戦も確認しておきたい。
Jリーグ公式ページに掲載されている直近5試合の記録は以下のとおり。
| 開催日 | 大会・節 | 対戦結果 |
|---|---|---|
| 2022年9月3日 | J1第28節 | 広島 2-0 清水 |
| 2025年2月26日 | J1第3節 | 清水 1-1 広島 |
| 2025年8月10日 | J1第25節 | 広島 0-0 清水 |
| 2026年3月22日 | J1百年構想リーグ WEST第8節 | 清水 3-1 広島 |
| 2026年4月11日 | J1百年構想リーグ WEST第10節 | 広島 1-1 清水(PK 5-4) |
この5試合を振り返ると、両クラブの対戦は接戦が多かった。
2025年の2試合は1-1、0-0といずれも引き分け。2026年3月には清水が3-1で勝利している。
さらに2026年4月の対戦では、90分間を1-1で終えた後、PK戦で広島が5-4と勝利した。
つまり、10月24日の4-0は、それまでの拮抗した対戦から大きく流れが変わった試合だった。
なお、2026年3月と4月の対戦はJ1百年構想リーグの地域リーグラウンドWESTで行われた試合であり、10月のJ1第12節とは大会の区分が異なる。
今回の結果を含めて直近6試合を整理すると、広島は2勝3分け1敗。PK戦の結果を90分間の勝敗と混同しないことも、対戦成績を正確に理解するポイントだ。
【エディオンピースウイング広島】26,014人が見届けた4得点
試合会場となったエディオンピースウイング広島には、26,014人が来場した。
当日の試合環境は以下のとおり。
- 天候:曇り時々雨
- 気温:22.6℃
- 湿度:85%
- 風:弱風
- 芝状態:全面良芝
- 入場者数:26,014人
天候は曇り時々雨だったものの、広島はホームで4得点を記録。攻撃と守備の両面で結果を残した。
ホームゲームでの大量得点は、単なる勝ち点獲得以上に、チームとサポーターにとって大きな意味を持つ。
特に浅野のゴールは、広島復帰後初得点としてクラブの試合後コメントでも取り上げられた。今回の試合は、松本や鈴木の活躍とともに、浅野の存在感が改めて示された一戦だった。
【広島対清水】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月24日の広島対清水の試合結果は?
A1:サンフレッチェ広島が清水エスパルスに4-0で勝利しました。前半1点、後半3点を記録しています。
Q2:広島対清水の得点者は誰ですか?
A2:松本泰志(前半41分)、浅野拓磨(後半5分)、鈴木章斗(後半24分)、オウンゴール(後半30分)です。広島の選手3人が得点し、残る1点はオウンゴールでした。
Q3:浅野拓磨はスタメンでしたか?
A3:いいえ。浅野はベンチスタートで、後半開始時に加藤陸次樹と交代して出場しました。その5分後にゴールを決めています。
Q4:広島と清水のシュート数やボール支配率は?
A4:Jリーグ公式試合ページではシュート数が広島16本、清水10本、ボール支配率が広島57%、清水43%です。なお、クラブ公式データにはシュート数の異なる掲載もあります。
Q5:広島と清水の直近の対戦成績は?
A5:2026年10月24日の試合を含む直近6試合では、広島が2勝3分け、清水が1勝です。2026年4月の試合は90分間で1-1となり、PK戦で広島が5-4で勝利しました。
Q6:広島対清水の試合会場はどこですか?
A6:広島市にあるエディオンピースウイング広島です。今回の試合では26,014人が来場しました。
2026年10月24日のJ1第12節、サンフレッチェ広島対清水エスパルスは、広島が4-0で勝利した。
松本泰志の先制点、後半開始直後に投入された浅野拓磨の追加点、鈴木章斗の個人技によるゴール、そしてオウンゴール。4つの得点には、それぞれ異なる形の攻撃の成果が表れていた。
特に注目すべきなのは、浅野の途中出場と松本の得点・アシストという二つのポイントだ。さらに、シュート数やボール支配率でも広島が上回り、大迫敬介を中心とする守備陣も無失点で試合を終えた。
過去の対戦では接戦が続いていただけに、今回の4点差は両クラブの対戦史に残る大きな結果となった。
今回の広島対清水を評価するなら、4-0というスコアだけでなく、後半の選手交代、得点に至る連係、守備の安定感まで確認することが重要だ。 それらを総合して見ることで、広島が勝利をつかんだ理由と、清水が次戦に向けて改善すべき課題がより明確になる。