2026年の高校野球は、春の第98回選抜高等学校野球大会(センバツ)から、夏の第108回全国高等学校野球選手権大会まで、阪神甲子園球場を舞台に熱戦が繰り広げられた。夏の甲子園は8月5日(水)から8月22日(土)までの日程で開催され、全国49代表が頂点を争った。
夏の大会を制したのは和歌山代表の智辯和歌山。8月22日の決勝で群馬代表の健大高崎を4-3で破り、5年ぶり4度目の全国制覇を達成した。一方、春のセンバツでは大阪桐蔭が智辯学園を7-3で下して優勝している。春と夏では優勝校が異なり、両大会の結果を分けて把握することが2026年の高校野球を理解するポイントだ。
【2026年高校野球の日程】春のセンバツから夏の甲子園まで年間スケジュールを総整理

2026年の全国規模の高校野球を追うなら、まず春の選抜大会と夏の選手権大会を区別したい。どちらも阪神甲子園球場で開催されるが、出場校の決定方法や大会の位置付けは異なる。
春のセンバツは、秋季大会の成績や試合内容などを選考基準にして出場校を選ぶ大会だ。夏の選手権は、各都道府県の地方大会を勝ち抜いた代表校が出場する。春に実績を残した学校でも、夏の地方大会で敗れれば甲子園には出場できない。
2026年の主な大会日程は次のとおり。
- 3月19日~31日:第98回選抜高等学校野球大会
- 6月13日~7月28日:夏の高校野球地方大会が各地で開催
- 7月28日:夏の甲子園49代表校が出そろう
- 8月1日17時:第108回選手権大会の組み合わせ抽選会
- 8月5日:夏の甲子園開幕・開会式
- 8月18日:準々決勝
- 8月20日:準決勝
- 8月22日:決勝・閉会式
春のセンバツは32校が参加し、3月19日から13日間の日程で行われた。決勝は3月31日。大阪桐蔭が智辯学園を7-3で下し、4年ぶり5度目の優勝を決めた。
一方、夏の選手権は全国47都道府県から49代表が集まる。北海道と東京都からそれぞれ2校が出場するため、都道府県数と代表校数は一致しない。
このように、春は選考による32校、夏は地方大会を勝ち抜いた49校という違いがある。高校野球の年間日程を把握するときは、この出場校決定の仕組みを最初に押さえておくと分かりやすい。
【夏の甲子園2026】第108回選手権の開催日・試合開始時間・組み合わせ抽選
第108回全国高等学校野球選手権大会は、2026年8月5日(水)から22日(土)まで、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催された。
大会期間は18日間。この日数には、3回戦2日目、準々決勝、準決勝の翌日に設定された3日間の休養日が含まれている。雨天順延も大会要項に組み込まれており、予定上の開催期間と実際に試合を行う日を区別する必要がある。
開会式は8月5日16時から実施された。第1試合の開始は17時39分。開幕日から午後の時間帯に設定されたのは、暑さ対策や選手の負担軽減を考慮した大会運営の一環だ。
2026年夏の甲子園・主要日程一覧| 日程 | 大会内容 | 試合開始時間・備考 |
|---|---|---|
| 8月1日(土) | 組み合わせ抽選会 | 17時からオンライン抽選 |
| 8月5日(水) | 開会式・1回戦 | 16時開会式、17時39分第1試合 |
| 8月6日(木) | 1回戦 | 16時02分、18時43分開始 |
| 8月7日~12日 | 1回戦・2回戦 | 2部制・観客入替制を実施 |
| 8月13日~14日 | 2回戦 | 順延分を含めて実施 |
| 8月15日~16日 | 3回戦 | 第1試合は8時02分開始 |
| 8月17日(月) | 休養日 | 試合なし |
| 8月18日(火) | 準々決勝 | 8時02分から4試合 |
| 8月19日(水) | 休養日 | 試合なし |
| 8月20日(木) | 準決勝 | 8時02分、10時43分開始 |
| 8月21日(金) | 休養日 | 試合なし |
| 8月22日(土) | 決勝・閉会式 | 10時02分決勝開始、12時22分閉会式 |
※試合開始時間は日本高等学校野球連盟が公表した大会日程に基づく。雨天順延などによって変更された試合もある。
組み合わせ抽選会は8月1日17時からオンラインで実施2026年の夏の甲子園では、8月1日(土)17時からオンラインで組み合わせ抽選会が行われた。
今回の方式で注目されたのは、初戦から3回戦までの対戦カードをオンライン抽選で決定した点だ。従来のように大阪市内のフェスティバルホールに代表校が集まる形式は採用されなかった。
日本高野連と朝日新聞社が4月17日に公表した運営委員会の審議結果によると、抽選方法の変更には、各チームや学校応援団が準備・調整する時間を確保する目的があった。
また、南北海道と北北海道、東東京と西東京の代表校は、初戦で同じ地区の代表同士が対戦しない取り決めが維持された。
準々決勝以降の組み合わせは、3回戦終了後に勝利チームの主将が各試合直後にくじを引いて決める方式だ。つまり、8月1日に決まった組み合わせだけですべての対戦相手が確定していたわけではない。
【夏の甲子園2026】49代表校・出場校一覧を地域別に紹介
2026年の夏の甲子園には、全国49校が出場した。代表校は7月28日までにすべて決定。地方大会を勝ち抜いた各校が、阪神甲子園球場で全国制覇を目指した。
以下が第108回全国高等学校野球選手権大会の代表校一覧だ。地域ごとに整理すると、出場校の分布が把握しやすい。
北海道・東北(8代表)北北海道:白樺学園
南北海道:札幌日大
青森:青森山田
岩手:花巻東
秋田:横手
山形:鶴岡東
宮城:仙台育英
福島:東日本国際大昌平
関東・東京(9代表)茨城:霞ケ浦
栃木:佐野日大
群馬:健大高崎
埼玉:花咲徳栄
千葉:拓大紅陵
東東京:関東第一
西東京:八王子実践
神奈川:横浜
山梨:東海大甲府
北信越・東海(9代表)新潟:日本文理
長野:松商学園
富山:高岡商
石川:遊学館
福井:敦賀気比
静岡:聖隷クリストファー
愛知:享栄
岐阜:中京
三重:三重
近畿(6代表)滋賀:八幡商
京都:立命館宇治
大阪:履正社
兵庫:社
奈良:天理
和歌山:智辯和歌山
中国・四国(9代表)岡山:岡山学芸館
鳥取:鳥取城北
島根:立正大淞南
広島:市立福山
山口:高川学園
徳島:鳴門渦潮
香川:英明
愛媛:新田
高知:明徳義塾
九州・沖縄(8代表)福岡:東筑
佐賀:佐賀商
長崎:長崎日大
熊本:有明
大分:大分商
宮崎:日南学園
鹿児島:神村学園
沖縄:沖縄尚学
以上が49代表校だ。地区別の内訳は北海道・東北8校、関東・東京9校、北信越・東海9校、近畿6校、中国・四国9校、九州・沖縄8校となる。
2026年の初出場校と注目記録2026年大会では、春夏を通じて初めて甲子園に出場した学校が4校あった。
- 東日本国際大昌平(福島)
- 八王子実践(西東京)
- 市立福山(広島)
- 有明(熊本)
長い歴史を持つ伝統校と、初めて全国大会の舞台に立つ学校が同じトーナメントで競い合う点も、49代表制の見どころだ。
出場回数では、長野代表の松商学園が39回目で最多。秋田代表の横手は57年ぶりの出場となった。
また、春のセンバツから夏の甲子園へ連続出場した学校は11校。花巻東、佐野日大、花咲徳栄、横浜、三重、日本文理、高川学園、英明、長崎日大、神村学園、沖縄尚学が該当する。
【2026年トーナメント表・試合結果】智辯和歌山が健大高崎を破り全国制覇
第108回選手権大会の優勝校は、和歌山代表の智辯和歌山だった。
決勝は8月22日(土)10時02分に開始。智辯和歌山が群馬代表の健大高崎を4-3で破った。日本高等学校野球連盟の大会記録によると、智辯和歌山は5年ぶり4度目の優勝。健大高崎は6度目の出場で初優勝を目指したが、あと一歩届かなかった。
準々決勝の4試合8月18日に行われた準々決勝では、次の4校が準決勝進出を決めた。
- 天理 7-0 三重:天理が三重を無失点に抑えて勝利。
- 智辯和歌山 11-3 仙台育英:智辯和歌山が序盤から得点を重ねて準決勝へ進出。
- 横浜 6-0 花巻東:横浜が完封勝利を収めた。
- 健大高崎 1-0 有明:延長10回の接戦を制し、健大高崎が準決勝へ進んだ。
準々決勝では、智辯和歌山の攻撃力と健大高崎の接戦を勝ち抜く力が、それぞれ際立った。
準決勝の組み合わせと試合結果8月20日の準決勝では、智辯和歌山と横浜、天理と健大高崎が対戦した。
- 智辯和歌山 7-1 横浜
- 健大高崎 1-0 天理
智辯和歌山は横浜を6点差で退けて決勝進出。健大高崎も天理との接戦を1点差で制し、初優勝を懸けて最終決戦に臨んだ。
決勝・智辯和歌山対健大高崎は4-3の接戦8月22日の決勝では、智辯和歌山が2回に2点を先制した。その後、健大高崎が5回に1点を返し、8回には2点を奪って3-2と逆転する。
しかし、智辯和歌山は8回裏に2点を返して再逆転。最終的に4-3で逃げ切り、全国の頂点に立った。
決勝の観客数は44,700人。阪神甲子園球場で行われた最終戦は、両校が最後まで勝利を譲らない展開となった。
健大高崎にとっては初優勝を逃す結果となったが、準々決勝と準決勝をいずれも1-0で勝ち上がった戦いぶりは、大会後半の大きな見どころだった。
【春のセンバツ2026】第98回選抜大会の日程・組み合わせと大阪桐蔭の優勝
夏の甲子園と並んで押さえておきたいのが、2026年3月に開催された第98回選抜高等学校野球大会だ。
大会は3月19日(木)から31日(火)までの13日間、阪神甲子園球場で開催された。出場校は32校で、準々決勝と準決勝の翌日にそれぞれ休養日が設定された。
センバツ2026の主要日程- 3月19日:開会式・1回戦
- 3月20日~26日:1回戦・2回戦
- 3月27日:準々決勝
- 3月28日:休養日
- 3月29日:準決勝
- 3月30日:休養日
- 3月31日:決勝・閉会式
開会式は3月19日9時01分から行われ、第1試合は10時35分に開始された。決勝は3月31日12時30分開始だった。
決勝は大阪桐蔭対智辯学園2026年春の決勝カードは、大阪桐蔭(大阪)対智辯学園(奈良)。試合は大阪桐蔭が7-3で勝利し、4年ぶり5度目の優勝を達成した。
大阪桐蔭は2年ぶり16回目の出場で、春の大舞台を制した。決勝では7回に4点を追加し、智辯学園を突き放した。
一方、準優勝の智辯学園も準決勝で中京大中京を2-1で下すなど、決勝まで勝ち上がった。
ここで間違えやすいのが、春の優勝校と夏の優勝校の混同だ。2026年は、春が大阪桐蔭、夏が智辯和歌山である。智辯学園と智辯和歌山も別の学校であり、両者を混同しないようにしたい。
【地方大会の日程・結果】49代表が決まるまでの流れと2026年の注目点
夏の甲子園に出場するには、まず各都道府県の地方大会を勝ち抜かなければならない。地方大会は各都道府県の高等学校野球連盟と朝日新聞社などが運営し、地域ごとに異なる日程と会場で実施される。
日本高野連が2026年6月10日に公表した地方大会開催日程では、沖縄大会が6月13日に始まり、北海道や東北、関東、近畿、九州など各地区で7月にかけて予選が行われる予定だった。
大会によって開催期間は異なる。例えば、北北海道大会は6月25日~7月20日、南北海道大会は6月20日~7月21日、神奈川大会は7月5日~26日、大阪大会は7月4日~28日という日程が示されていた。
地方大会の日程は雨天などによって変更される場合があるため、6月時点の予定表と実際の試合結果を区別することが大切だ。
49代表校が確定したのは7月28日7月28日には宮城、愛知、大阪などの地方大会で決勝が行われ、仙台育英、享栄、履正社などが代表の座を獲得。これによって夏の甲子園に出場する49校がすべて出そろった。
初出場校は東日本国際大昌平、八王子実践、市立福山、有明の4校。松商学園は39回目の出場を決め、最多出場記録を更新する形となった。
春のセンバツで優勝した大阪桐蔭や準優勝の智辯学園、ベスト4の専大松戸、中京大中京は、いずれも夏の地方大会で敗退した。春の実績がそのまま夏の出場権につながるわけではないことを示す結果となった。
地方大会の結果を確認するときのポイント高校野球の地方大会では、単に決勝の勝敗だけを見るのではなく、代表校が決まった日と大会の進行状況を合わせて確認したい。
- 代表校決定:各都道府県大会の決勝で勝利した学校を確認する。
- 組み合わせ:抽選後のトーナメント表で初戦の相手と勝ち上がりの位置を確認する。
- 試合結果:雨天順延や日程変更後の最新記録を確認する。
- 出場回数:初出場なのか、連続出場なのか、過去の実績があるのかを比較する。
夏の地方大会は、全国大会に向けた単なる予選ではない。各地区で異なる組み合わせや競争環境の中から代表校が決まるため、全国大会のトーナメントをより深く楽しむための重要な情報源となる。
【プロの結論】2026年高校野球の日程・組み合わせを正確に把握する方法
2026年の高校野球を振り返るうえで、最も大切なのは春のセンバツと夏の選手権を別々の大会として整理することだ。
春は32校による選抜方式で、大阪桐蔭が優勝。夏は地方大会を勝ち抜いた49校による選手権方式で、智辯和歌山が健大高崎を破って優勝した。この2つの結果を混同すると、優勝校や出場校の情報を誤って理解することになる。
また、組み合わせ表を見るときには、抽選の対象範囲にも注意したい。2026年夏は8月1日に3回戦までの対戦カードが決まり、準々決勝以降は勝ち上がったチームの主将が改めて抽選を行った。
さらに、試合開始時間は毎日同じではない。開幕日は夕方、準々決勝や準決勝は早朝、決勝は午前10時02分というように、試合の段階や暑さ対策によって異なる。
雨天順延や休養日も含めて確認することで、単なる開催期間だけでは分からない大会の進行が見えてくる。
2026年の大会情報を調べる際に優先したい資料は次の3つだ。
- 日本高等学校野球連盟:大会要項、公式日程、組み合わせ表、代表校、試合結果。
- 阪神甲子園球場:大会当日の試合情報、開始時間、決勝結果。
- 新聞社・高校野球専門メディア:地方大会の結果、出場校の特徴、試合内容の詳しい記録。
速報性を重視するなら報道各社の試合速報、確定した大会記録を調べるなら日本高野連の公式資料というように、目的に合わせて情報源を使い分けることが、誤情報を避ける近道になる。
【高校野球日程組み合わせ2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の夏の甲子園はいつからいつまで開催された?
A1:第108回全国高等学校野球選手権大会は、2026年8月5日(水)から22日(土)まで、阪神甲子園球場で開催された。大会期間は18日間で、3日間の休養日を含む。決勝は8月22日10時02分に開始された。
Q2:2026年の夏の甲子園で優勝した高校はどこ?
A2:和歌山代表の智辯和歌山。8月22日の決勝で群馬代表の健大高崎を4-3で破り、5年ぶり4度目の優勝を果たした。
Q3:2026年春のセンバツで優勝した高校はどこ?
A3:大阪代表の大阪桐蔭。3月31日の決勝で奈良代表の智辯学園を7-3で下し、4年ぶり5度目の優勝を達成した。夏の甲子園を制した智辯和歌山とは異なる学校だ。
2026年の高校野球は、春の第98回選抜高等学校野球大会と夏の第108回全国高等学校野球選手権大会を中心に、全国各地で熱戦が展開された。
春のセンバツは3月19日から31日まで開催され、大阪桐蔭が智辯学園を7-3で破って優勝。夏の甲子園は8月5日から22日まで開催され、49代表の頂点に立ったのは智辯和歌山だった。
夏の大会では健大高崎が決勝まで進み、準々決勝と準決勝をいずれも1-0で勝ち上がった。最後は智辯和歌山が4-3で競り勝ち、5年ぶり4度目の優勝を決めた。
また、地方大会では東日本国際大昌平、八王子実践、市立福山、有明の4校が春夏通じて初出場を果たし、松商学園は39回目の出場を記録した。
2026年の高校野球を正確に振り返るには、春と夏の優勝校、49代表校の顔ぶれ、組み合わせ抽選の仕組み、休養日と雨天順延を含む大会日程を整理することが欠かせない。大会結果だけでなく、地方大会から甲子園までの流れを追うことで、各校が全国の舞台にたどり着いた背景も見えてくる。
主な確認資料:日本高等学校野球連盟の第108回選手権大会公式記録・大会日程・代表校一覧、第98回選抜大会公式記録、阪神甲子園球場の大会記録、日刊スポーツの代表校決定報道、高校野球ドットコムの大会データ。