2026年11月1日現在、オリックス・バファローズの2軍は、ファーム・リーグ西地区で54勝57敗8分、勝率.486の2位でレギュラーシーズンを終えた。首位の福岡ソフトバンクとは12ゲーム差。順位だけを見ると上位を確保したシーズンだが、得点力や投手陣の防御率には改善すべき課題も残った。
2026年はファーム・リーグが3地区制に移行した節目のシーズンでもある。公式戦とファーム交流戦の結果、若手の打撃・投球成績、杉本商事バファローズスタジアム舞洲での観戦方法、さらに10月の第23回みやざきフェニックス・リーグまで、NPBと球団公式の記録をもとに整理する。
【2026年のオリックス2軍】公式戦の日程とシーズンの仕組み

2026年度のファーム公式戦は3月14日に開幕した。オリックスは新しいファーム・リーグ西地区に所属し、福岡ソフトバンク、阪神、広島東洋と地区内の順位を争った。
2026年1月22日にNPBが発表した日程では、ファーム・リーグは東地区・中地区・西地区の3地区制。東地区と中地区にはそれぞれ5球団、西地区には4球団が所属する編成となった。
この制度変更によって、従来の地区内対戦だけでなく、他地区の球団と戦うファーム・リーグ交流戦も公式戦の重要な構成要素になっている。
オリックスの当初予定試合数は137試合で、内訳は地区内対戦100試合、交流戦37試合だった。ただし、中止試合の再試合を実施しない日程方式のため、最終的な消化試合数は119試合となった。
2026年のレギュラーシーズンにおけるオリックスの最終公式戦は9月27日の広島戦。大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、2対1で勝利した。
この試合では、先発の宮國凌空が3回を無失点で投げ、6回に三方陽登が2点適時打を放って逆転。川瀬堅斗が勝利投手となり、片山楽生がセーブを記録した。シーズン最終盤に若手と中継ぎ陣が勝利をつないだ試合だった。
なお、2026年11月1日時点ではファーム公式戦はすでに終了している。現在確認できる試合日程は2026年の記録であり、次年度の開催日程とは区別する必要がある。
【2026年ファーム西地区の順位表】オリックス2軍は2位で終了
2026年のファーム西地区順位表では、オリックスは4球団中2位。勝率.486で、首位ソフトバンクとの差は12.0ゲームだった。
NPB公式の2026年度最終成績と球団公式の順位表を整理すると、次のようになる。
| 順位 | 球団 | 試合 | 勝敗・引分 | 勝率 | 首位との差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 福岡ソフトバンク | 125 | 70勝49敗6分 | .588 | - |
| 2位 | オリックス | 119 | 54勝57敗8分 | .486 | 12.0 |
| 3位 | 阪神 | 126 | 49勝63敗14分 | .438 | 17.5 |
| 4位 | 広島東洋 | 121 | 47勝63敗11分 | .427 | 18.5 |
数字から見えるのは、オリックスが西地区の2番手を確保した一方で、首位ソフトバンクとの間には明確な差があったことだ。
特に注目したいのが得点と失点のバランスである。オリックスは119試合で411得点、495失点。チーム打率は.240、本塁打55本、防御率3.62だった。
一方、首位ソフトバンクは125試合で578得点、422失点、防御率2.74。オリックスと比べて得点力が高く、投手陣も失点を抑えている。
オリックスの1試合平均得点は約3.45点、平均失点は約4.16点。得点より失点が多い構造になっていた。2位という順位だけでは見えにくいが、2027年に向けた改善ポイントは攻撃力の底上げと投手陣の安定化にある。
なお、地区順位は勝率によって決定される。試合数が球団ごとに異なるため、単純な勝利数ではなく勝率で比較することが欠かせない。
【オリックス2軍の個人成績】打撃・投手の注目選手を分析
2026年のオリックス・ファーム個人成績を見ると、野手では内藤鵬、横山聖哉、三方陽登らの数字が目を引く。投手では宮國凌空や東松快征が登板機会を重ね、権田琉成ら救援陣にも好成績を残した選手がいる。
打撃成績:内藤鵬が11本塁打、53打点野手で特に注目したいのが内藤鵬だ。
内藤は2026年のファーム公式戦で97試合、打率.220、11本塁打、53打点を記録した。西地区の規定打席以上の打者の中では、本塁打数が上位に入り、打点もチームの中心的な数字となった。
打率だけを見れば突出した成績ではない。しかし、二塁打19本を含む長打力と、得点圏で打点を積み上げた点には評価材料がある。今後は打率と出塁率を引き上げられるかが、一軍で継続的に出場するための課題になる。
横山聖哉も見逃せない。92試合で打率.219、7本塁打、28打点を記録した。368打席に立ち、115三振を喫している点は改善が必要だが、長期間の実戦経験を積んだことは大きい。
三方陽登は87試合で打率.248、8本塁打、36打点、10盗塁。長打力だけでなく走塁でも貢献し、9月27日の広島戦では逆転の2点適時打を放った。攻撃面で複数の役割を担える選手として注目したい。
また、捕手の堀柊那は54試合で打率.307、46安打を記録。捕手というポジションを考えると、打撃成績だけでなく、守備や投手との連係を含めて成長を追いたい選手だ。
投手成績:宮國凌空と東松快征が存在感投手陣では宮國凌空が18試合に登板し、6勝3敗、防御率2.75、85投球回を記録した。登板数と投球回数の両面で実績を積み、先発候補として評価する材料がそろっている。
左腕の東松快征は20試合で5勝2敗、防御率3.23、61回1/3を投げた。3セーブも記録しており、先発・救援の両面で経験を積んだことが分かる。
救援投手では権田琉成が23試合で3勝0敗、防御率1.40。25回2/3という投球回数を踏まえる必要はあるものの、失点を抑えた数字は評価できる。
主な選手の成績をまとめると以下の通りだ。
- 内藤鵬:97試合、打率.220、11本塁打、53打点。
- 横山聖哉:92試合、打率.219、7本塁打、28打点。
- 三方陽登:87試合、打率.248、8本塁打、36打点、10盗塁。
- 堀柊那:54試合、打率.307、46安打。
- 宮國凌空:18試合、6勝3敗、防御率2.75。
- 東松快征:20試合、5勝2敗、防御率3.23。
- 権田琉成:23試合、3勝0敗、防御率1.40。
ここで大切なのは、投手の防御率を比較するときに投球回数も確認することだ。少ない投球回数で防御率が低い選手と、年間を通して先発ローテーションを担った選手では、評価すべき能力が異なる。
一軍候補を探す場合も、打率や防御率だけでなく、出場機会、継続性、守備力、四球や三振の傾向まで確認したい。
【杉本商事バファローズスタジアム舞洲】球場アクセスとチケット情報
オリックスのファーム観戦で中心となるのが、大阪市此花区の杉本商事バファローズスタジアム舞洲だ。若手選手の公式戦を間近で観戦できる球場であり、ファンにとっては一軍とは異なる楽しみ方ができる場所でもある。
球場の所在地は大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目2-65。電車で向かう場合は、JRゆめ咲線の桜島駅から舞洲アクティブバスを利用する方法がある。
球団公式のアクセス案内では、桜島駅からバスで約15分。「おおきにアリーナ舞洲前(アリーナ東)」で下車し、徒歩約5分で球場に到着する。
西九条駅から大阪シティバス81系統を利用する場合は、約35分。「舞洲東」で下車して徒歩約5分となる。試合日には周辺イベントの影響で道路や駐車場が混雑する可能性もあるため、公共交通機関の利用も検討したい。
大阪シティ信用金庫スタジアムとの違いもう一つ覚えておきたいのが大阪シティ信用金庫スタジアムだ。同じ舞洲エリアにある球場で、ファーム公式戦の開催場所としても使用される。
2026年9月27日の広島戦も、この大阪シティ信用金庫スタジアムで開催された。杉本商事バファローズスタジアム舞洲だけが試合会場とは限らないため、観戦前には必ず公式日程で球場名を確認したい。
大阪シティ信用金庫スタジアムへは、桜島駅から舞洲アクティブバスを利用し、「大阪シティ信用金庫スタジアム前」で下車する方法がある。西九条駅からの大阪シティバス81系統では「舞洲中央」が最寄りの案内となっている。
2026年のファーム公式戦チケット料金球団が案内していた2026年の基本料金は次の通りだった。
- 大人(高校生以上):1,200円(税込)
- こども(小・中学生):500円(税込)
- 杉本商事バファローズスタジアム舞洲のバックネット裏特別エリア:大人1,500円(税込)
対象席は全席指定席。BsCLUB会員向けの割引や招待はなく、前売り販売も実施されていた。前売りが完売した場合は当日券が販売されないケースもある。
2026年11月1日現在、2026年のファーム公式戦は終了している。上記は2026年シーズンの料金であり、2027年の料金や販売日程を示すものではない。次シーズンの観戦を予定している場合は、球団からの新しいチケット案内を確認する必要がある。
【オリックス2軍の放映日程】試合を自宅で見る方法
舞洲まで足を運べないファンにとって便利なのが、ファーム公式戦のライブ配信だ。
オリックス球団の2026年公式案内によると、オリックス主催のファーム・リーグ公式戦は全試合ライブ配信の対象となり、次のサービスで視聴できた。
- パーソル パ・リーグTV:オリックス主催のファーム公式戦をライブ配信。
- イージースポーツ:オリックス主催のファーム公式戦をライブ配信。
いずれも有料会員登録が必要で、配信予定は変更される場合がある。試合ごとの放映日程を事前に確認することが大切だ。
なお、球団公式が案内する主催試合の配信と、ビジターゲームの配信は同じ条件とは限らない。特定の対戦カードを見たい場合は、各サービスの番組表で対象試合を確認したい。
試合結果だけを追いたい場合は、NPB公式のファーム試合結果やオリックス球団公式のファーム日程・結果が役立つ。先発投手、試合スコア、勝敗、個人記録を確認できるため、試合を見られなかった日もチームの動きを追いやすい。
【2026年みやざきフェニックス・リーグ】若手の成長と一軍昇格候補
ファーム公式戦の終了後に注目されるのが、秋季教育リーグの第23回みやざきフェニックス・リーグだ。
2026年は10月7日から28日まで宮崎県内で開催された。NPB12球団をはじめ、独立リーグ選抜や韓国プロ野球チームなどが参加し、若手選手が実戦経験を積む機会となった。
オリックスも参加メンバーを発表し、10月27日更新の球団公式発表では、風岡二軍監督のもと、内藤鵬、横山聖哉、三方陽登、堀柊那、宮國凌空らが参加メンバーに名を連ねた。
NPBの最終試合結果によると、オリックスは同リーグを5勝8敗1分で終了。10月28日の最終戦では阪神に0対5で敗れた。
このリーグは通常のファーム公式戦とは別枠の秋季教育リーグであり、西地区の順位表やレギュラーシーズンの個人成績にそのまま合算するものではない。若手にとっては、シーズン中に取り組んだ課題を実戦で試す重要な期間となる。
2027年の一軍昇格候補を見極める3つのポイント一軍昇格を期待する選手を評価する際には、単純な本塁打数や防御率だけで判断しないことが大切だ。
1. 野手は打率に加えて出塁率と長打力を見る
内藤鵬は11本塁打、53打点という長打面の実績がある。次の段階では、打率.220からどこまで安定感を高められるかがポイントになる。横山聖哉についても、115三振という数字を踏まえ、コンタクト能力や選球眼の改善を追いたい。
三方陽登は本塁打8本に加え、10盗塁を記録した。打撃と走塁の両面で貢献できる選手は、起用の幅を広げる可能性がある。
2. 投手は投球回数と四球、奪三振のバランスを見る
宮國凌空の85投球回、防御率2.75は、一定のイニングを投げながら安定した成績を残したことを示す。東松快征についても、61回1/3を投げた経験と救援を含む起用実績が評価材料になる。
一方、権田琉成の防御率1.40は魅力的だが、25回2/3という投球回数も考慮する必要がある。短期間の好成績を、年間を通じた安定感と同一視しないことが重要だ。
3. 実戦での役割と一軍のチーム事情を照らし合わせる
二軍で好成績を残しても、一軍の同じポジションに実績ある選手が複数いれば、昇格のタイミングは限られる。反対に、守備位置を複数こなせる野手や、先発・救援の両方に対応できる投手は、起用面で選択肢が広がる。
2026年の成績とフェニックス・リーグ参加実績を合わせて考えると、内藤鵬、横山聖哉、三方陽登、宮國凌空、東松快征らは引き続き追いかけたい選手だ。ただし、これらは成績と実戦経験に基づく注目候補であり、2027年の一軍昇格が決定したことを意味するものではない。
【オリックス2軍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:オリックス2軍は2026年のファーム西地区で何位でしたか?
A1:2位です。119試合で54勝57敗8分、勝率.486を記録しました。首位の福岡ソフトバンクとは12.0ゲーム差でした。
Q2:オリックス2軍の試合日程や結果はどこで確認できますか?
A2:オリックス・バファローズ球団公式サイトのファーム日程・結果、またはNPB公式サイトのファーム公式戦ページで確認できます。月別の試合日程、対戦相手、球場、試合結果などを確認できます。
Q3:オリックス2軍の本拠地はどこですか?
A3:主な本拠地は大阪府大阪市此花区の杉本商事バファローズスタジアム舞洲です。大阪シティ信用金庫スタジアムでも試合が開催されるため、観戦時には球場名を確認してください。
Q4:オリックス2軍の試合はテレビやネットで見られますか?
A4:2026年のオリックス主催ファーム公式戦は、パーソル パ・リーグTVとイージースポーツでライブ配信されました。どちらも有料会員登録が必要です。
Q5:オリックス2軍で2026年に注目された選手は誰ですか?
A5:野手では11本塁打、53打点の内藤鵬、7本塁打の横山聖哉、8本塁打・10盗塁の三方陽登が注目選手です。投手では6勝、防御率2.75の宮國凌空や、5勝、防御率3.23の東松快征らが挙げられます。
2026年のオリックス2軍は、ファーム西地区で2位という結果を残した。内藤鵬の11本塁打、三方陽登の攻守にわたる活躍、宮國凌空の先発実績など、今後の戦力につながる個人成績も見られた。
一方で、チーム防御率3.62、495失点という数字は、上位との差を縮めるうえで投手陣の安定が欠かせないことを示している。攻撃面でもチーム打率.240からの底上げが課題だ。
2027年に向けて注目したいのは、内藤鵬や横山聖哉ら若手野手の打撃の安定、宮國凌空や東松快征ら投手陣の成長、そしてフェニックス・リーグで積み重ねた実戦経験がどのように生かされるかという点である。
舞洲での現地観戦、公式配信での試合チェック、NPB公式の順位表・個人成績の確認を組み合わせれば、オリックスの次世代を担う選手たちの成長をより深く楽しめる。2026年の数字を出発点に、次のシーズンで誰が一軍の戦力へと飛躍するのかを追いかけたい。
主な根拠資料: 日本野球機構(NPB)2026年度ファーム公式戦成績・日程・個人成績、第23回みやざきフェニックス・リーグ公式記録、オリックス・バファローズ球団公式のファーム順位表・選手成績・球場案内・チケット情報・放映日程。