打撃成績と同じくらい重要なのが、先発投手の成績だ。
2026年の両球団では、ヤンキースのキャム・シュリットラーとドジャースの山本由伸が、先発投手の比較対象として際立っている。
シュリットラーは奪三振数と防御率で優位1.95

2026年レギュラーシーズン防御率
- 14勝6敗
- 193回2/3
- 239奪三振
- WHIP:0.92
シュリットラーの特徴は、長いイニングを投げながら高い奪三振率を維持したことだ。
193回2/3で239奪三振という数字は、単純計算で9イニング当たり約11.1奪三振に相当する。さらに防御率1.95、WHIP0.92と、走者を出さない投球でも優秀な数字を残した。
シーズン全体の安定感という観点では、ヤンキースの投手陣を代表する存在だった。
山本由伸は長いイニングと制球力が強み2.53
2026年レギュラーシーズン防御率
- 14勝9敗
- 185回
- 182奪三振
- 完投:1試合
山本は2026年に14勝を挙げ、防御率2.53を記録した。
特に注目したいのは7月19日の直接対決だ。第1試合では9回を投げ切り、被安打4、2失点、7奪三振、無四球という内容でヤンキースを抑えた。
シーズン通算の奪三振数ではシュリットラーが上回るものの、山本には試合を一人で作り、救援陣の負担を減らせる完投能力がある。
両投手の比較では、単純な防御率だけでなく、投球回、奪三振、与四球、完投数を組み合わせて評価することが大切だ。
大谷翔平の二刀流成績も見逃せない2026年の大谷は打者としてだけでなく、投手としても記録を残している。
レギュラーシーズンの投手成績は次の通り。
- 登板:14試合
- 先発:14試合
- 8勝2敗
- 防御率:1.79
- 投球回:85回2/3
- 奪三振:95
登板数や投球回は山本、シュリットラーより少ないが、防御率1.79は非常に優秀な数字だ。
大谷のような二刀流選手を評価するときは、打撃成績と投球成績を別々に確認する必要がある。打率や本塁打だけでなく、投手としての登板数、防御率、奪三振も含めることで、チームへの貢献をより正確に把握できる。
【歴代対戦成績】ヤンキースとドジャースはワールドシリーズで12度激突
ヤンキースとドジャースの歴史を振り返ると、両球団はワールドシリーズで最も多く対戦してきた組み合わせとして知られる。
MLB公式の球団史によると、2024年の対戦は両チームにとって通算12度目のワールドシリーズだった。2024年以前の11度ではヤンキースが8度、ドジャースが3度シリーズを制していた。
2024年ワールドシリーズはドジャースが4勝1敗2024年のワールドシリーズでは、ドジャースがヤンキースを4勝1敗で破り、球団8度目の世界一を獲得した。
特に印象的だったのは、第1戦のフレディ・フリーマンによるサヨナラ満塁本塁打だ。ワールドシリーズ史上初のサヨナラ満塁本塁打となり、大会の流れを大きく変えた。
フリーマンはシリーズ5試合で4本塁打、12打点を記録。12打点はワールドシリーズの記録に並ぶ数字で、シリーズMVPにも選ばれた。
最終的なワールドシリーズの優勝回数は、ヤンキースが8回、ドジャースが4回。伝統と実績ではヤンキースが先行するが、直近の直接対決ではドジャースが勝利している。
2026年のポストシーズンでは両チームとも敗退2026年10月31日時点で、両球団のポストシーズン結果はすでに確定している。
- ヤンキース:ワイルドカードシリーズでレッドソックスに2勝0敗。地区シリーズではレイズに0勝3敗で敗退。
- ドジャース:地区シリーズでブレーブスに3勝1敗。リーグ優勝決定シリーズではブルワーズに0勝4敗で敗退。
2026年のワールドシリーズはレイズ対ブルワーズとなり、ブルワーズが4勝1敗で優勝した。したがって、2026年のヤンキースとドジャースは、いずれもワールドシリーズには進出していない。
【プロの結論】勝敗を左右するのは本塁打だけではない
2026年の対戦記録と選手別個人成績を合わせて見ると、両球団の強みには明確な違いがある。
ヤンキースはベン・ライスの41本塁打、97打点に代表される長打力が武器。一方、ドジャースは大谷の30本塁打、81打点とフリーマンの打率.288、167安打に見られるように、長打と安打生産力を組み合わせた攻撃が特徴だ。
投手面では、シュリットラーの防御率1.95と239奪三振が際立つ。山本は14勝、185投球回、防御率2.53を記録し、長いイニングを投げられる能力を示した。
試合データを見るときの4つの判断基準1.打率だけで打者を評価しない
打率は安打の割合を示すが、四球や長打の価値は直接反映しない。OPSや出塁率も確認すると、打者の総合的な攻撃力を判断しやすい。
2.本塁打と打点をセットで確認する
本塁打数が多くても、走者がいなければ打点は伸びにくい。打点と得点圏での成績を合わせることで、チャンスに強い打者かどうかが見えてくる。
3.投手は防御率・奪三振・投球回を組み合わせる
防御率だけでは、投手がどれだけ長く試合を支えたかは分からない。奪三振数、WHIP、与四球、投球回も確認したい。
4.直接対決の成績とシーズン通算成績を混同しない
7月19日の山本は完投勝利を挙げたが、それは1試合の記録だ。シーズン通算の防御率や奪三振数とは分けて考える必要がある。
ヤンキース対ドジャースのような名門対決では、スター選手の活躍だけでなく、控え選手の出場、継投のタイミング、守備のミスまで含めてボックススコアを読むと、勝敗の理由がより明確になる。
【ヤンキース対ドジャース試合選手データ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のヤンキース対ドジャースの対戦成績は?
A1:2026年7月のレギュラーシーズン3試合では、ドジャースが2勝、ヤンキースが1勝だった。7月17日はドジャースが2対1、19日の第1試合は8対2で勝利。第2試合はヤンキースが2対1で勝った。
Q2:2026年のヤンキースで最も本塁打を打った選手は?
A2:ベン・ライスだ。レギュラーシーズンで41本塁打、97打点、打率.264を記録した。
Q3:2026年のドジャースで注目すべき打者は誰?
A3:大谷翔平とフレディ・フリーマンだ。大谷は30本塁打、81打点、打率.275。フリーマンは167安打、打率.288を記録した。
Q4:2026年の先発投手成績はどちらが優れている?
A4:防御率と奪三振数ではヤンキースのキャム・シュリットラーが優位だった。14勝6敗、防御率1.95、239奪三振を記録。一方、ドジャースの山本由伸は14勝9敗、防御率2.53、182奪三振だった。
Q5:ヤンキースとドジャースはワールドシリーズで何回対戦した?
A5:2024年までに12度対戦している。シリーズ優勝回数はヤンキースが8回、ドジャースが4回。2024年はドジャースが4勝1敗で制した。
Q6:2026年のヤンキースとドジャースはワールドシリーズに進出した?
A6:両チームとも進出していない。ヤンキースはア・リーグ地区シリーズでレイズに敗れ、ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに敗退した。
2026年のヤンキース対ドジャースは、レギュラーシーズン3試合でドジャースが2勝1敗と勝ち越した。
個人成績では、ヤンキースのベン・ライスが41本塁打、97打点を記録。ドジャースは大谷翔平が30本塁打、81打点、フレディ・フリーマンが打率.288、167安打と、それぞれ異なる強みを発揮した。
投手ではシュリットラーの防御率1.95、239奪三振が目立つ一方、山本由伸も14勝と完投勝利を記録。直接対決では、山本の完投とチザムJr.の決勝本塁打という対照的な試合展開が生まれた。
今後の両球団を比較するときは、次の3点を押さえておきたい。
- 打者は打率だけでなく本塁打、打点、OPSまで確認する。
- 投手は防御率だけでなく奪三振、投球回、WHIPを比較する。
- シーズン通算成績と直接対決のボックススコアを分けて評価する。
ヤンキースの長打力と投手力、ドジャースの打線の厚みと先発投手の安定感。 この違いこそが、両球団の対戦をデータから読み解く最大のポイントだ。2027年以降の再戦でも、スター選手の数字だけでなく、試合ごとの勝負どころに注目したい。