2026年の巨人野手陣では、ベテランの成績と若手・中堅選手の台頭が、次回の契約更改を考えるうえで重要な材料になります。
特に注目したいのが坂本勇人、大城卓三、泉口友汰、松本剛、浦田俊輔です。それぞれ出場機会や打撃成績、チーム内での役割が異なり、単純に打率だけで年俸を比較することはできません。
坂本勇人:3億円からの巻き返しが焦点坂本勇人の2026年度推定年俸は3億円です。2025年オフには前年の5億円から2億円減額されました。
2026年は67試合出場、打率.175、5本塁打、19打点という成績です。出場機会が限られたことに加え、打撃面で本来の数字を残せなかった点が、次回査定の焦点になります。
一方、坂本には長年の一軍経験と内野守備の実績があります。若手への技術的な助言やチーム内での役割も含め、単年の打撃成績だけでは測れない部分があります。
大城卓三:捕手としての出場数と打撃が評価材料大城卓三の2026年度推定年俸は1億6,000万円です。2026年は112試合に出場し、打率.260、10本塁打、43打点を記録しています。
捕手の場合、打撃成績だけでなく、投手との連携、リード、守備面での安定性、出場可能な試合数も評価に関わる要素です。112試合という出場数は、チームの捕手運用を考えるうえでも注目されます。
泉口友汰:129試合出場で存在感を示す泉口友汰は2026年に129試合へ出場し、打率.264、120安打、8本塁打、49打点を記録しました。
2026年度推定年俸は5,900万円で、2025年オフには3,700万円増額されています。レギュラーとして出場機会を増やし、打撃面でも一定の結果を残したことが評価された形です。
2027年度の査定では、年間を通じた出場数の維持、打撃成績の向上、守備面での貢献が注目されます。今後の巨人の内野陣を考えるうえでも、契約更改の重要な選手です。
松本剛・浦田俊輔にも注目松本剛は2026年に130試合出場、打率.274、115安打、17盗塁を記録しました。長打力だけでなく、出塁や走塁を含む攻撃面での貢献が評価材料になります。
浦田俊輔も118試合に出場し、打率.271、114安打、36盗塁を記録。俊足を生かした攻撃面での働きが目立ちました。
両選手に共通するのは、試合数と出場機会を確保しながら、チームの攻撃に異なる形で貢献していることです。巨人の野手査定では、長打を打つ選手だけでなく、走塁や守備を含めた総合力も見ておく必要があります。
【巨人の年俸一覧2026】球団内ランキングと歴代高額年俸

2026年度の巨人は、主力選手を中心に高額年俸の選手が多い球団です。報道をもとにした推定年俸ランキングでは、ライデル・マルティネスが12億円台でトップとなっています。
日本人選手では坂本勇人、則本昂大、甲斐拓也が推定3億円。戸郷翔征は2億4,000万円、丸佳浩と吉川尚輝はそれぞれ2億円とされています。
2026年度の主な高額年俸選手- ライデル・マルティネス:推定12億円台
- 坂本勇人:推定3億円
- 則本昂大:推定3億円
- 甲斐拓也:推定3億円
- T・キャベッジ:推定2億5,000万円
- 戸郷翔征:推定2億4,000万円
- 丸佳浩:推定2億円
- 吉川尚輝:推定2億円
- 大勢:推定1億8,000万円
- 山崎伊織:推定1億8,000万円
なお、これは2026年度の推定年俸であり、2026年シーズン終了後に決まる2027年度の契約金額ではありません。また、外国人選手の契約や複数年契約、出来高の扱いによって、単純な年俸比較が難しいケースもあります。
巨人の歴代年俸ランキングはどうなっている?歴代の巨人所属選手を推定年俸で比較すると、2026年のライデル・マルティネスが12億円台でトップクラスに位置します。
過去の高額年俸選手としては、菅野智之の8億円、R・ペタジーニの7億2,000万円、松井秀喜の6億1,000万円、坂本勇人と阿部慎之助の6億円などが挙げられます。
このランキングは公表された全契約書を集計した公式記録ではなく、報道などに基づく推定値です。外国人選手と日本人選手では契約条件が異なる場合もあり、金額だけで選手の実績を比較するのは適切ではありません。
それでも、巨人が長年にわたって高額年俸の主力選手を抱えてきたことや、投手・野手の補強方針の変化を知る資料としては参考になります。
【プロ野球の契約更改の仕組み】巨人の年俸査定基準と減額制限
契約更改とは、プロ野球選手が所属球団と翌年度の契約を結び直す手続きです。中心となるのは翌シーズンの参稼報酬、一般にいう年俸の交渉です。
日常的に使われる「契約更改」は、民法上の契約の更改と同じ意味ではありません。プロ野球では、シーズン終了後に翌年度の契約条件を交渉する慣用的な表現として定着しています。
契約更改はどのように進む?基本的な流れは次のとおりです。
シーズン終了
レギュラーシーズンやポストシーズンを終え、選手の年間成績が確定します。
球団による査定
球団が選手の成績、役割、貢献度などを検討し、次年度の契約条件を準備します。
契約更改交渉
球団と選手が年俸などの条件について話し合います。
合意・サイン
選手が条件に納得すれば契約が成立し、報道などを通じて推定年俸が伝えられます。
翌シーズンへ
新しい契約条件のもとで次のシーズンに備えます。
提示された条件に納得できない場合は、その場でサインせず交渉を続けることも可能です。契約が複数年にわたる選手については、毎年の契約更改で年俸が必ず変動するわけではありません。
巨人の年俸査定基準は何を見ている?読売ジャイアンツが個々の選手に適用する詳細な査定配点や計算式は一般に公開されていません。そのため、特定の成績を残せば必ず何千万円増えるという統一基準はありません。
一般的に、選手のポジションに応じて次のような指標が評価材料になります。
投手の評価材料
- 登板数、先発数、投球回数
- 勝利数、敗戦数
- 防御率、WHIP、奪三振
- セーブ数、ホールド数
- 重要な試合での登板内容
- シーズンを通じた稼働状況
野手の評価材料
- 打率、安打数、出塁率、OPS
- 本塁打、打点、盗塁
- 出場試合数、打席数
- 守備力、ポジションの重要性
- チームへの総合的な貢献
例えば、大勢のような救援投手はホールドやセーブ、登板の安定性が重要になります。一方、戸郷翔征のような先発投手は勝敗に加えて投球回数や防御率、年間を通じたローテーションへの貢献が注目されます。
野手の場合も、坂本勇人のようなベテランと、泉口友汰のように出場機会を増やしている選手では評価の視点が異なります。
年俸の減額制限は25%・40%プロ野球の契約更改で知っておきたいのが、野球協約第92条に定められた参稼報酬の減額制限です。
野球協約第92条の減額制限
25%
年俸1億円以下
原則的な減額上限40%
年俸1億円超
原則的な減額上限
選手が同意した場合は、この制限を超える減額も可能です。
この規定は、選手の年俸が無条件に25%や40%までしか下がらないという意味ではありません。選手本人が同意すれば、制限を超える減額で契約することもできます。
例えば、坂本勇人は2025年の推定年俸5億円から2026年の3億円へ、2億円減額されました。減額率は40%で、1億円を超える選手に適用される原則的な減額制限の上限に相当します。
田中将大も1億6,000万円から1億円へ6,000万円減額されました。こちらは約37.5%の減額です。こうした数字を知っておくと、契約更改報道の内容をより正確に理解できます。
【巨人の契約更改日はいつ?】2026年オフの今後の注目ポイント
2026年10月31日時点では、2027年度契約の巨人選手別の更改日は、スポーツナビの一覧にまだ掲載されていません。
参考になるのは、前回の2025年オフの交渉日です。田中将大は11月25日、大勢と戸郷翔征は11月26日に契約更改を行いました。
これらは2026年度の年俸を決めた過去の交渉日であり、2027年度の契約更改日を示すものではありません。
今後チェックしたい3つのポイント1. 主力投手の増額・減額
田中将大の防御率改善、大勢の救援成績、戸郷翔征の先発としての復調は、次回の査定で注目される材料です。特に戸郷は投球回数の積み上げが重要になります。
2. 野手の世代交代とレギュラー争い
泉口友汰、松本剛、浦田俊輔らの出場実績は、来季のポジション争いやチーム編成を考えるうえでも重要です。ベテラン選手との役割分担がどう変化するかにも注目が集まります。
3. 更改日と金額の正式な報道
契約更改が行われると、選手本人の会見や球団発表、報道各社の記事などから推定年俸や増減額が伝えられます。契約日だけでなく、複数年契約か単年契約か、出来高があるかどうかも確認したいポイントです。
未交渉という表示は、交渉が成立していないことを示すものであり、契約破談や退団を意味するものではありません。今後の更新情報を追う際には、この違いを押さえておくことが大切です。
【契約更改巨人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年契約更改で、田中将大・大勢・戸郷翔征の年俸はいくらですか?
A1:2026年度の推定年俸は、田中将大が1億円、大勢が1億8,000万円、戸郷翔征が2億4,000万円です。いずれも2025年オフの交渉で決まった金額であり、2027年度の新しい契約額ではありません。
Q2:2026年オフの巨人の契約更改日はいつですか?
A2:2026年10月31日時点では、2027年度契約の選手別の更改日は公表された一覧に掲載されていません。前年は田中将大が11月25日、大勢と戸郷翔征が11月26日に交渉しました。
Q3:巨人の契約更改一覧で「未交渉」と表示されるのはなぜですか?
A3:次年度の契約交渉がまだ成立・公表されていない状態を示します。契約破談や自由契約を意味するものではありません。
Q4:プロ野球の契約更改で年俸は最大何%まで下がりますか?
A4:野球協約第92条では、年俸1億円以下は25%、1億円超は40%が原則的な減額制限です。ただし、選手本人が同意すれば、この制限を超えた減額も可能です。
Q5:巨人の2026年年俸ランキング1位は誰ですか?
A5:推定年俸ランキングでは、ライデル・マルティネスが12億円台でトップクラスです。歴代の巨人所属選手の推定年俸ランキングでも、2026年の同選手が最高額として掲載されています。
2026年10月31日時点の読売ジャイアンツの契約更改は、2027年度の新しい年俸がこれから決まっていく段階です。スポーツナビの選手別一覧では、田中将大、大勢、戸郷翔征を含む掲載選手が未交渉となっており、新しい更改額や具体的な交渉日はまだ確認できません。
2026年シーズンの成績を見ると、田中将大は防御率3.42、大勢は22ホールドと防御率2.15、戸郷翔征は5勝3敗と防御率2.48を記録しました。野手では泉口友汰、松本剛、浦田俊輔らが出場機会を確保し、それぞれ異なる形でチームに貢献しています。
今回の契約更改で注目したいのは、単純な打率や勝利数だけではありません。先発投手の投球回数、救援投手のホールドやセーブ、野手の出場数や守備、そしてシーズンを通したチームへの貢献度が、査定を読み解く材料になります。
【プロの結論】巨人の契約更改を正しく理解するには、①現在の推定年俸、②直近シーズンの成績、③次年度の交渉状況という3つを分けて確認することが重要です。2026年度の年俸を2027年度の決定額と取り違えず、公式発表や信頼できるスポーツ報道で更改日・増減額を追うことが、正確な情報収集につながります。
主力の復調と若手の台頭が、来季の巨人の戦力構想や年俸配分にどう反映されるのか。今後発表される契約更改の結果が注目されます。