JFAの公式試合記録による日本の先発メンバーは次の通り。
- GK: 大迫敬介
- DF: 冨安健洋、板倉滉、町田浩樹
- MF: 堂安律、遠藤航、田中碧、中村敬斗
- 攻撃的MF: 久保建英、南野拓実
- FW: 上田綺世
右ウイングバックに堂安、左ウイングバックに中村を配置し、中央では遠藤と田中が中盤を支えた。前線は上田を頂点に、久保と南野がその後方で攻撃を組み立てる形だった。
この布陣の特徴は、両サイドの攻撃参加にある。
中村の突破とクロスから上田が得点し、堂安も右サイドから中央に進入してゴールを決めた。サイドの選手が単に幅を取るだけでなく、自らフィニッシュに関与したことが大量得点につながった。
試合途中のシステム変更も見逃せない。
- 前半:3-4-2-1
- 後半開始:伊藤洋輝を投入して4-1-2-3
- 62分:相馬勇紀、鎌田大地を投入して4-2-3-1
森保監督は試合の流れに応じて選手の配置を変更。相馬と鎌田の投入後にはPKによる追加点も生まれた。
JFAの試合後レポートでは、森保監督は3バックを固定的なシステムではなく、選手の特徴に合わせて戦い方を変えるための選択肢として説明している。シリア戦は、その戦術的な柔軟性を実戦で示した試合だった。
【1978年からの歴代成績】シリア対日本の通算対戦成績は?

日本代表とシリア代表の対戦は、1978年7月17日のムルデカ大会までさかのぼる。
2024年6月11日の試合を加えた通算成績は、次の通りだ。
日本代表から見た通算対戦成績11
勝利2
引き分け0
敗戦
13試合・11勝2分け0敗
2024年6月11日終了時点までの対戦記録
JFAが掲載するシリア代表の対戦チーム情報では、2023年11月までの成績はシリア側から見て2分け10敗。2024年6月の5-0も加えると、シリアは日本に対して11敗2分けとなる。日本は一度も負けていない。
代表的な歴代対戦- 1978年7月17日: ムルデカ大会。日本が3-2で勝利。
- 1983年2月12日: 国際親善試合。2-2の引き分け。
- 1983年6月7日: キリンワールドサッカー。日本が1-0で勝利。
- 1996年12月6日: アジアカップ。日本が2-1で勝利。
- 2005年2月2日: キリンチャレンジカップ。日本が3-0で勝利。
- 2008年11月13日: キリンチャレンジカップ。日本が3-1で勝利。
- 2011年1月13日: AFCアジアカップ。日本が2-1で勝利。
- 2015年10月8日: W杯アジア2次予選。日本が3-0で勝利。
- 2016年3月29日: W杯アジア2次予選。日本が5-0で勝利。
- 2017年6月7日: 国際親善試合。1-1の引き分け。
- 2023年11月21日: W杯アジア2次予選。日本が5-0で勝利。
- 2024年6月11日: W杯アジア2次予選。日本が5-0で勝利。
この対戦史で特に目立つのは、2016年と2023年、2024年に記録した5-0の勝利だ。
日本は2016年のW杯アジア2次予選でもシリアを5-0で下している。つまり、直近2試合だけでなく、過去にも大差で勝った実績がある。
ただし、歴代成績が日本に大きく傾いていることと、将来の試合結果が保証されることは別問題だ。対戦時期や選手層、監督の戦術によって試合の難しさは変わる。
【2026年最新情報】シリア対日本の次回対戦日程はいつ?
シリア対日本の次回対戦を待っているファンにとって、最も気になるのが新しい試合日程だ。
日本サッカー協会が公開している2026年のSAMURAI BLUE年間スケジュールを確認すると、10月31日時点でシリア代表との対戦は掲載されていない。
2026年後半の日本代表の日程は次の通り。
| 日程 | 対戦相手 | 会場 |
|---|---|---|
| 11月14日 | ブラジル | シンガポール |
| 11月17日 | パラグアイ | シンガポール |
| 12月30日 | 未定 | パナソニック スタジアム 吹田 |
11月の2試合は、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」の一環だ。
JFAの発表では、11月14日にブラジル、17日にパラグアイと対戦する予定となっている。12月30日には大阪でキリンチャレンジカップが予定されているが、対戦相手は未定として掲載されている。
次回の日本対シリアは2027年以降になる?2026年10月31日時点では、2027年以降についても日本対シリアの具体的な開催日、会場、キックオフ時間は発表されていない。
今後の対戦が実現する可能性を考えるうえでは、次の機会が注目される。
- 国際親善試合としてのマッチメーク
- FIFAインターナショナルウィンドウ期間中の対戦
- AFC主催大会やアジアカップ関連の大会日程
ただし、これらは対戦が実現する可能性のある機会であり、シリア戦が決定したことを意味しない。
現状では、日本代表とシリア代表の次回対戦日は未発表というのが正確な状況だ。新しい日程はJFAのSAMURAI BLUE公式スケジュールで確認できる。
【プロの結論】森保ジャパンのシリア戦から読み取れる3つのポイント
シリア戦の5-0という結果を分析すると、単なる得点力だけでは説明できない日本代表の強みが見えてくる。
1. 得点者が分散していることが日本の強み2023年の試合では久保、上田、菅原、細谷が得点。2024年には上田、堂安、相馬、南野がゴールを記録した。
特定のストライカーだけに得点を依存していないことは、日本代表の攻撃における大きな特徴だ。
2024年の試合では、先発選手だけでなく途中出場の相馬も得点。交代によって攻撃の勢いを維持できた点も評価できる。
2. 3バックと4バックを使い分ける戦術的な柔軟性森保監督がシリア戦で示したのは、選手の特徴に応じた配置変更だった。
3-4-2-1でスタートし、後半には4-1-2-3、さらに4-2-3-1へ変更。相手の守備配置に対応しながら、攻撃の選択肢を増やした。
この試合は、特定のフォーメーションに依存しないチームづくりを進めるうえでも意味のある実戦だった。
3. 5-0という数字だけで相手の実力を判断しない2024年6月の試合で、シリアはグループ突破を目指す厳しい状況に置かれていた。
JFAのレポートによると、シリアは前節で北朝鮮に敗れ、予選突破を争う状況で日本との最終戦を迎えた。日本に敗れたことで、シリアはグループ3位となり、2次予選敗退が決まった。
一方、日本はすでに首位突破を決めていた。
両チームの置かれた状況には違いがあった。したがって、5-0というスコアだけを見てシリアの実力を評価するのは適切ではない。
【シリア対日本】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:シリア対日本の2024年6月11日の試合結果は?
A1:日本が5-0で勝利した。上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実が得点に絡み、エディオンピースウイング広島で開催された。
Q2:日本対シリア5-0の得点者は誰?
A2:2024年6月11日は上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実。2023年11月21日は久保建英、上田綺世(2得点)、菅原由勢、細谷真大だった。
Q3:シリア対日本の通算対戦成績は?
A3:1978年から2024年6月までの13試合で、日本の11勝2分け0敗。日本はシリアに対して無敗を維持している。
Q4:2024年6月の日本代表のフォーメーションは?
A4:試合開始時は3-4-2-1。後半開始時に4-1-2-3、62分の交代後には4-2-3-1へ変更した。
Q5:シリア対日本の次回対戦はいつ?
A5:2026年10月31日時点で、次回対戦の日程は発表されていない。JFAの2026年公式スケジュールには11月のブラジル戦、パラグアイ戦などが掲載されているが、シリア戦は含まれていない。
シリア対日本の直近2試合は、2023年11月21日と2024年6月11日のいずれも日本が5-0で勝利した。2024年の試合では上田綺世、堂安律、相馬勇紀、南野拓実らが活躍し、森保一監督の戦術的な柔軟性も示された。
1978年からの通算対戦成績は日本の11勝2分け0敗。歴代の対戦でも日本が優位を保っている。
一方、2026年10月31日現在、次回の日本対シリアの日程は未発表だ。今後はJFAの公式発表や国際試合日程に注目したい。過去の5-0という結果だけでなく、次の対戦で日本がどのような選手構成と戦術を採用するのかも、サッカーファンにとって大きな見どころとなる。