2026年の両チームの対戦は、4月13日から15日までの3連戦と、7月24日から26日までの3連戦に分かれて行われた。ドジャースは最初の3試合をすべて制し、7月の敵地シリーズでも初戦と第2戦に勝利。最終戦だけメッツに敗れた。
MLB公式の試合記録と2026年のチーム別日程を照合すると、全6試合の結果は以下のとおりだ。
出典:MLB公式試合記録、2026年レギュラーシーズン日程。スコアはドジャース側から表記。
球場別に見ると、ドジャー・スタジアムでは3試合すべてに勝利し、合計14対3。シティ・フィールドでは2勝1敗ながら、合計11対13と得点ではメッツが上回った。勝敗と得点の両方を確認すると、ホームでの安定感と敵地での接戦を制する力が、5勝1敗という結果につながったことが分かる。
【4月13日~15日】ドジャー・スタジアムで3連勝した理由

4月の3連戦は、ドジャースが投手力を前面に押し出したシリーズだった。3試合の失点は合計3点。メッツ打線に継続的な得点機会を与えず、試合ごとに異なる投手が勝利に貢献した。
4月13日:4対0、ウロブレスキが8回無失点
シリーズ初戦では、ジャスティン・ウロブレスキが先発。MLB公式の試合ハイライトによると、8イニングを無失点、被安打3、奪三振2という内容でメッツ打線を封じた。
ドジャース打線も序盤から援護し、3回に3点を追加。先発投手が長いイニングを安定して投げたことで、ブルペンへの負担を抑えながら4対0の完封勝利を収めた。
この試合は、単に4点を奪ったこと以上に、メッツ打線に反撃のきっかけを与えなかった点が大きい。
4月14日:2対1、山本由伸が7回2/3を1失点
2戦目は、山本由伸とメッツのノーラン・マクリーンによる投手戦となった。
山本は初回、フランシスコ・リンドーアに先頭打者本塁打を浴びたものの、その後は立て直した。MLB公式の試合レポートによれば、2人目の打者から20人連続でアウトを奪い、最終的には7回2/3を投げて1失点、被安打4、奪三振7という好投を披露した。
一方、メッツのマクリーンも7回1失点、被安打2、奪三振8と譲らなかった。試合は1対1のまま終盤に入り、8回裏にカイル・タッカーが勝ち越しの適時打を放つ。最後はアレックス・ベシアが9回を抑え、2対1でドジャースが接戦を制した。
山本自身に勝利投手の記録は付かなかったが、先発として試合を作った功績は大きい。
4月15日:8対2、大谷翔平の奪三振ショー
3戦目は、ドジャースが8対2で勝利。先発の大谷翔平は6回を投げ、被安打2、1失点、10奪三振という投球を見せた。
打線では、ダルトン・ラッシングが満塁本塁打を含む4打点を記録。テオスカー・ヘルナンデスやキム・ヘソンらにも本塁打が飛び出し、チーム合計4本塁打、12安打の攻撃でメッツを突き放した。
特に8回の5得点は、試合の流れを決定づけた。投手が好投しただけでなく、打線が終盤に大量得点を挙げたことで、3連戦の最後を大きな勝利で締めくくった。
MLB公式の試合記録でも、大谷の10奪三振とラッシングの4打点が主要な活躍として取り上げられている。
【7月24日~26日】シティ・フィールドでは敵地2勝1敗
7月の3連戦は、ニューヨークのシティ・フィールドが舞台となった。4月に3連勝していたドジャースに対し、メッツは本拠地で巻き返しを狙ったが、シリーズ全体ではドジャースが2勝1敗で勝ち越した。
7月24日:佐々木朗希の好投で4対2
初戦の先発は佐々木朗希。MLB公式の試合記録によれば、7回を投げて1失点、被安打4、奪三振9という好内容だった。
ドジャースは4回に先制点を挙げ、7回と8回にも追加点を記録。メッツは8回に1点を返したものの、最後まで追いつけなかった。
佐々木の投球で特に目立ったのは、9奪三振という数字だ。メッツ打線に対して空振りを奪いながら、7イニングを投げ切ったことは、敵地でのシリーズ初戦を取るうえで大きな意味を持った。
7月25日:山本由伸が6回1失点、4対3で逃げ切り
2戦目は山本由伸が先発。ノーラン・マクリーンとの投げ合いを制し、ドジャースが4対3で勝利した。
山本の投球内容は6回1失点、奪三振5。マクリーンも6回を投げて2失点、7奪三振と粘ったが、ドジャースは3回に3点を先行し、5回にも追加点を挙げた。
攻撃面ではカイル・タッカーのソロ本塁打、アンディ・パヘスの打点につながるプレーがポイントとなった。8回にはメッツのタイロン・テイラーに2点適時二塁打を許して1点差まで迫られたが、最後はブロック・スチュワートが9回を抑えた。
MLB公式は、この試合の山本を15度目のクオリティースタート達成者として紹介している。4月の対戦に続き、7月もメッツ相手に安定した投球を披露した。
7月26日:メッツが8対3で反撃、連勝は止まる
3連戦の最終戦は、メッツが8対3で勝利した。ドジャースの先発はエメット・シーハン、メッツの先発はフレディ・ペラルタだった。
ドジャースは3回と4回に得点し、3対1とリードを奪う。シーハンは5回を1失点で投げ終え、リードを保ったまま降板した。
しかし、試合の流れは6回に変わる。メッツのタイロン・テイラーが逆転の3ラン本塁打を放ち、スコアは4対3に。続く7回にはマーカス・セミエンが3ラン本塁打を放ち、メッツがさらにリードを広げた。
メッツは6回に3点、7回に4点を奪い、終盤の2イニングで試合を決定づけた。ドジャースは9安打を記録したものの、6安打のメッツに得点効率で上回られた。
この試合で注目すべきなのは、ドジャースが先発投手の降板時点ではリードしていたことだ。シリーズを通じた投手力の優位は明らかだった一方、最後の試合では救援陣がリードを守り切れなかった。
【先発投手・スタメン】山本由伸と大谷翔平の役割を比較
ドジャース対メッツの2026年シリーズを振り返るうえで、先発投手の顔ぶれは重要なポイントだ。6試合の先発投手を並べると、ドジャースが異なるタイプの投手を起用しながら、安定した結果を残していたことが分かる。
| 試合日 | ドジャース先発 | メッツ先発 |
|---|---|---|
| 4月13日 | ジャスティン・ウロブレスキ | デービッド・ピーターソン |
| 4月14日 | 山本由伸 | ノーラン・マクリーン |
| 4月15日 | 大谷翔平 | クレイ・ホームズ |
| 7月24日 | 佐々木朗希 | ショーン・マナイア |
| 7月25日 | 山本由伸 | ノーラン・マクリーン |
| 7月26日 | エメット・シーハン | フレディ・ペラルタ |
出典:MLB公式の先発投手・試合記録。
山本由伸のメッツ戦成績は?
2026年のメッツ戦で山本は2試合に先発。4月14日は7回2/3を1失点、7奪三振、7月25日は6回1失点、5奪三振だった。
13回2/3・2失点
山本由伸の2026年メッツ戦・2先発合計12
奪三振1.32
2試合合計の防御率
防御率は2自責点、13回2/3から算出した参考値。
2試合とも相手打線を1失点に抑えた点は評価できる。4月は先頭打者本塁打を許してから立て直し、7月は試合序盤から安定した投球を続けた。異なる球場、異なる時期でも結果を残したことが、山本の対メッツ戦における大きな特徴だ。
ドジャースとメッツのスタメンはどうだった?
スタメンは試合ごとに変更されている。4月14日のドジャースは大谷翔平が1番・指名打者、カイル・タッカーが2番、ウィル・スミスが3番、フレディ・フリーマンが4番という並びだった。
一方、7月25日の試合では大谷が1番・指名打者、パヘスが2番、フリーマンが3番、マックス・マンシーが4番、ムーキー・ベッツが5番に入った。
4月15日は大谷が投手として先発し、打者としては出場しない起用だった。大谷の二刀流起用については、打撃と投球の負担をどのように調整するかという観点でも注目された。
メッツ側ではフランシスコ・リンドーア、ボー・ビシェット、フランシスコ・アルバレスらが打線の中心を担った。7月26日にはテイラーとセミエンが3ラン本塁打を放ち、打線の破壊力を示している。
【過去の対戦歴】2024年NLCSから続くドジャースとメッツの攻防
ドジャースとメッツの対戦は、2026年のレギュラーシーズンだけで完結するものではない。特に大きな節目となったのが、2024年のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)だ。
両チームは2024年10月に6試合を戦い、ドジャースが4勝2敗でシリーズを制した。初戦はドジャースが9対0で勝利した一方、第2戦はメッツが7対3で勝利。第5戦でもメッツが12対6で勝ち、シリーズを第6戦まで持ち込んだ。
最終第6戦はドジャースが10対5で勝利。ドジャースはメッツを退け、ワールドシリーズ進出を決めた。MLB公式のポストシーズン記録にも、ドジャースの4勝2敗という結果が残っている。
その後の2025年レギュラーシーズンでは、両チームは7試合を戦い、ドジャースが3勝4敗と負け越した。2024年のポストシーズンで優位に立ったドジャースが、翌年のレギュラーシーズンではメッツに苦戦した格好だ。
こうした流れを踏まえると、2026年の5勝1敗は単なる一シーズンの勝ち越し以上の意味を持つ。2025年に負け越した相手に対し、2026年は4月のホーム3連勝で主導権を握り、7月の敵地でもシリーズ勝ち越しを決めた。
ただし、レギュラーシーズンの5勝1敗と、ポストシーズンの勝敗は別の指標だ。短期決戦では先発ローテーション、救援投手の起用、打線の状態が大きく変わる。過去のNLCSの結果だけで次の対戦を予測することはできない。
【プロの結論】5勝1敗を生んだ要因と試合を見るポイント
2026年のドジャース対メッツを分析すると、ドジャースの優位を支えた要因は大きく3つに分けられる。
1. 先発投手が試合の主導権を握った
4月の3連戦では、ウロブレスキが8回無失点、山本が7回2/3を1失点、大谷が6回1失点と、それぞれが長いイニングを安定して投げた。7月も佐々木が7回1失点、山本が6回1失点と好投している。
先発投手が序盤から試合を作ることで、打線が得点を重ねる時間を確保できた。5勝1敗という成績の背景には、先発陣の安定感があった。
2. 接戦でも勝ち切る得点力
4月14日の2対1、7月25日の4対3は、どちらも最後まで勝敗が分からない試合だった。特に4月14日は8回のタッカーの適時打、7月25日は序盤の得点が勝敗を分けた。
大量得点だけではなく、必要な場面で1点を奪う能力も、シリーズ全体の勝ち越しを支えた。
3. 救援陣の出来には試合ごとの差があった
5勝1敗という数字だけを見ると、ドジャースの投手陣が6試合すべてで盤石だったようにも見える。しかし7月26日は、シーハンがリードを保って降板した後、ブルペンがテイラーとセミエンに本塁打を許して逆転された。
つまり、先発投手の安定と救援陣の安定は分けて評価する必要がある。今後の対戦を予想する際には、先発投手の防御率だけでなく、救援陣の登板間隔や直近の失点状況にも目を向けたい。
試合を見る際の判断基準としては、次の3点が有効だ。
- 先発投手の直近成績: 奪三振数だけでなく、投球回数や四球、被本塁打も確認する。
- 打線の組み合わせ: 大谷、タッカー、フリーマンらの打順や出場ポジションの変化に注目する。
- ブルペンの状態: 終盤にリードを守れる救援投手が残っているかを確認する。
5勝1敗という結果を正しく評価するには、勝敗だけでなく、どの投手が試合を作り、どの打者が勝負どころで結果を残したのかを合わせて見ることが重要だ。
【ドジャース対メッツ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のドジャース対メッツの対戦成績は?
A1:2026年レギュラーシーズンの全6試合で、ドジャースが5勝1敗と勝ち越した。4月のドジャー・スタジアムで3勝、7月のシティ・フィールドで2勝1敗だった。
Q2:ドジャース対メッツの7月26日の試合結果は?
A2:2026年7月26日はメッツが8対3で勝利した。タイロン・テイラーとマーカス・セミエンがそれぞれ3ラン本塁打を放ち、6回と7回に大量得点を挙げた。
Q3:7月25日の試合で山本由伸はどんな成績だった?
A3:山本由伸は6回を投げて1失点、5奪三振。ドジャースは4対3で勝利し、山本に勝利投手が記録された。
Q4:2026年4月15日のドジャース対メッツのスコアは?
A4:ドジャースが8対2で勝利した。先発の大谷翔平は6回1失点、10奪三振。ラッシングは満塁本塁打を含む4打点を挙げた。
Q5:2026年の対戦はドジャー・スタジアムとシティ・フィールドのどちらで行われた?
A5:4月13日から15日までの3試合はドジャー・スタジアム、7月24日から26日までの3試合はシティ・フィールドで開催された。
Q6:ドジャースとメッツは過去のポストシーズンでも対戦している?
A6:対戦している。2024年のナ・リーグ優勝決定シリーズで対戦し、ドジャースが4勝2敗でメッツを破った。
2026年のドジャース対メッツは、全6試合でドジャースが5勝1敗。4月の本拠地3連勝で勢いをつけ、7月の敵地3連戦でも2勝1敗と勝ち越した。
山本由伸は2度の先発で合計13回2/3を投げて2失点、12奪三振。大谷翔平も4月15日に10奪三振の好投を披露し、佐々木朗希も7月24日に9奪三振を記録した。日本人投手の活躍は、このシリーズを振り返るうえで欠かせない要素だ。
一方、7月26日の8対3というメッツの勝利は、ドジャースの救援陣に課題が残った試合でもあった。5勝1敗という最終結果だけでなく、最後の試合で見えたブルペンの問題も、次回対戦に向けた重要な材料となる。
2024年のNLCS、2025年のレギュラーシーズン、そして2026年の5勝1敗。両チームの過去の対戦を時系列で追うと、シーズンごとに勢力関係が変化していることが分かる。次の対戦でも、山本や大谷を含む先発陣の顔ぶれ、打線の組み合わせ、終盤の救援投手の起用が勝敗を左右する注目ポイントになる。
2026年の直接対決を総括するなら、ドジャースが投手力と接戦での勝負強さを発揮し、メッツに対して明確な優位を築いたシーズンだった。