2026年のMLBレギュラーシーズンにおけるニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・エンゼルスは、全7試合を戦い、ヤンキースが4勝3敗で勝ち越した。4月13日から16日までのヤンキー・スタジアムでの4連戦は2勝2敗。8月31日から9月2日にかけてのエンゼル・スタジアムでの3連戦では、ヤンキースが2勝1敗と上回った。
注目すべきは、ヤンキースが勝ち越した一方で、7試合の合計得点ではエンゼルスが上回っている点だ。アーロン・ジャッジとマイク・トラウトの本塁打競演、ホセ・カバジェロの劇的なサヨナラ打、そして9月2日の延長10回の逆転劇など、両チームの対戦には見どころが多かった。全試合のスコア、試合展開、先発投手、スタメンの注目選手を振り返る。
【2026年最新】ヤンキース対エンゼルスの対戦成績は4勝3敗

2026年の両チームの直接対決は、4月に4試合、8月末から9月初旬に3試合という日程で行われた。最終的な勝敗はヤンキースの4勝3敗。シリーズ全体では1勝差の接戦となった。
4月の本拠地4連戦では、ヤンキースが初戦と第3戦を制したものの、エンゼルスも第2戦と第4戦を取り返した。後半の敵地3連戦では、初戦を落としたヤンキースが続く2試合に連勝し、シーズン対戦を勝ち越しで終えた。
特に注目したいのは、開催地によって試合の流れが異なったことだ。ヤンキースは本拠地で圧倒したわけではなく、敵地での最終2試合を連取したことが勝ち越しの決め手となった。
【全7試合一覧】ヤンキース対エンゼルスの試合結果・スコアを完全整理
2026年の対戦結果を日付順にまとめた。スコアはヤンキースを先に表記している。
| 日付 | 開催地 | 試合スコア | 勝利チーム | 先発投手(NYY/LAA) |
|---|---|---|---|---|
| 4月13日 | ヤンキー・スタジアム | 11-10 | ヤンキース | ウィル・ウォーレン/菊池雄星 |
| 4月14日 | ヤンキー・スタジアム | 1-7 | エンゼルス | ライアン・ウェザーズ/リード・デトマーズ |
| 4月15日 | ヤンキー・スタジアム | 5-4 | ヤンキース | ルイス・ヒル/ジャック・コハノウィッツ |
| 4月16日 | ヤンキー・スタジアム | 4-11 | エンゼルス | マックス・フリード/ブレント・スーター |
| 8月31日 | エンゼル・スタジアム | 1-10 | エンゼルス | エルマー・ロドリゲス/ワルベルト・ウレーニャ |
| 9月1日 | エンゼル・スタジアム | 7-3 | ヤンキース | ゲリット・コール/グレイソン・ロドリゲス |
| 9月2日 | エンゼル・スタジアム | 6-3(延長10回) | ヤンキース | キャム・シュリットラー/リード・デトマーズ |
この一覧から分かるように、4月の4連戦は両チームが2勝ずつを獲得。8月31日の敗戦でヤンキースは一時的に対戦成績でリードを許したが、9月1日と2日の連勝によって逆転した。
なお、4月16日の11-4はエンゼルスの勝利であり、ヤンキースが4月の本拠地戦を勝ち越したわけではない。この点は、シーズン全体の4勝3敗という結果と混同しやすい部分だ。
【4月の本拠地4連戦】ジャッジとトラウトが火花を散らした激闘
4月13日から16日までの4試合は、ヤンキー・スタジアムで開催された。両チームのスーパースターであるアーロン・ジャッジとマイク・トラウトが本塁打を量産し、シリーズ序盤から激しい打撃戦が展開された。
4月13日:ヤンキース11-10エンゼルス開幕となった4月13日の試合は、ヤンキースが11-10で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
序盤はジャッジの2ラン本塁打などでヤンキースがリード。しかし、エンゼルスも反撃を重ね、マイク・トラウトの本塁打などで試合をひっくり返した。
終盤にはエンゼルスが10-8とリードしたものの、9回裏にトレント・グリシャムが同点2ランを放つ。さらに最後はワイルドピッチによってヤンキースがサヨナラの1点を獲得した。
MLB公式の試合記録によれば、この試合ではジャッジとトラウトがそれぞれ2本塁打を記録。グリシャムも2本塁打を放った。複数回のMVP受賞者である両選手が同じ試合で2本塁打ずつ記録したのは、MLB史上でも極めて珍しい出来事だった。
4月14日:ヤンキース1-7エンゼルス前日の乱打戦から一転、第2戦ではエンゼルスが7-1で快勝した。
試合の流れを決めたのは初回の3者連続本塁打だ。トラウト、ジョー・アデル、ホルヘ・ソレアが立て続けにソロ本塁打を放ち、エンゼルスが早々に主導権を握った。
さらにエンゼルスは追加点を重ね、最終的に5本塁打を記録。先発のリード・デトマーズは7回を投げて1失点、9奪三振と好投した。
ヤンキースのライアン・ウェザーズは5回を投げて5失点。前日の11得点から一転した打線の停滞も響き、ヤンキースは大差で敗れた。
4月15日:ヤンキース5-4エンゼルス第3戦は、9回裏の劇的な逆転劇によってヤンキースが5-4で勝利した。
エンゼルスが4-3とリードして迎えた9回裏、ヤンキースはジャズ・チザムJr.の内野への飛球をきっかけにチャンスをつかむ。エンゼルスの遊撃手ザック・ネトと三塁手オズワルド・ペラザの連係が合わず、打球が落ちて出塁を許した。
その後、オースティン・ウェルズが四球で出塁。最後はホセ・カバジェロがジョーダン・ロマノから2点適時二塁打を放ち、試合をひっくり返した。
MLB公式報道でも取り上げられたこのプレーは、エンゼルスにとって痛恨の守備上のミスとなった。ヤンキースは2試合連続で劇的な勝利を手にした。
4月16日:ヤンキース4-11エンゼルス4連戦の最終戦では、エンゼルスが11-4で勝利。4試合を2勝2敗で終えた。
ヤンキースはアーロン・ジャッジやジャンカルロ・スタントンの本塁打で一時リードしたが、6回にエンゼルスが4得点を挙げて逆転。7回にはトラウトが本塁打を追加し、8回にはアデルが満塁本塁打を放って試合を決定づけた。
この試合ではアーロン・ブーン監督が審判への抗議で退場処分となった。8回のボーク判定をめぐる抗議が発端で、試合後も判定の説明についてコメントしている。
4月の本拠地シリーズは、ジャッジとトラウトの本塁打競演に加え、終盤の守備判断や投手陣の失点が勝敗を左右する展開となった。
【8〜9月の敵地3連戦】ヤンキースが連勝で4勝3敗を確定
後半戦の直接対決は8月31日から9月2日まで、エンゼル・スタジアムで行われた。ヤンキースは初戦で大敗したが、その後の2試合を連取。敵地での勝ち越しを決めた。
8月31日:ヤンキース1-10エンゼルス初戦はエンゼルスが10-1で圧勝した。
先発のワルベルト・ウレーニャは7回を投げて5安打1失点、8奪三振、無四球という安定した内容。ヤンキース打線を効果的に抑え込んだ。
打線ではボーン・グリッソムが3安打4打点の活躍。マイク・トラウトも2打点を記録し、エンゼルスが試合を支配した。
ヤンキースはスペンサー・ジョーンズのソロ本塁打による1得点にとどまり、投打ともに苦しい試合となった。
9月1日:ヤンキース7-3エンゼルス第2戦ではヤンキースが7-3で勝利し、シリーズの流れを変えた。
初回にスペンサー・ジョーンズの2ラン本塁打とジャズ・チザムJr.のソロ本塁打が飛び出し、ヤンキースが3点を先制。その後も追加点を挙げて試合を優位に進めた。
エンゼルスもクリスチャン・ムーアの2点適時三塁打などで追い上げたが、ヤンキースは8回と9回にも得点。最終的に4点差で逃げ切った。
先発のゲリット・コールは5回1/3を投げて3失点。グレイソン・ロドリゲスとの投手戦というよりも、序盤の本塁打攻勢でヤンキースが優位に立った試合だった。
9月2日:ヤンキース6-3エンゼルス(延長10回)シーズン最後の対戦は、延長10回までもつれる展開となった。ヤンキースが6-3で勝利し、2026年の直接対決を4勝3敗で締めくくった。
ヤンキースの先発キャム・シュリットラーは8回を投げて1失点、2安打、9奪三振、無四球という圧巻の投球を披露した。
エンゼルスも先発リード・デトマーズが7回1失点と好投。両投手の力投によって、試合は1-1のまま延長戦へ進んだ。
勝負を決めたのは10回表。ヤンキースは2アウトからオースティン・ウェルズの2点適時打で勝ち越すと、コディ・ベリンジャー、トレント・グリシャム、ベン・ライスも適時打を放ち、一挙5得点を挙げた。
エンゼルスも10回裏に反撃し、モイセス・バジェステロスの2ラン本塁打で追い上げたが、最後はヤンキースが6-3で逃げ切った。
この試合は、ヤンキースの先発投手の安定感と終盤の集中打が際立った一戦だった。敵地での連勝を完成させ、シーズン対戦の勝ち越しを決める重要な勝利となった。
【スタメン・先発投手】両チームの注目選手と起用の特徴
ヤンキース対エンゼルスのスタメンは、試合ごとに変更されている。特にシーズン終盤は、打順や守備位置に変化が見られた。全7試合を通じて同じ打順だったわけではない。
9月1日のスタメンに見る攻撃の組み立てMLB公式が掲載した9月1日のスターティングラインアップでは、ヤンキースはベン・ライス、コディ・ベリンジャー、ルイス・ガルシアJr.、スペンサー・ジョーンズらを上位に配置。ジャズ・チザムJr.やトレント・グリシャムも先発出場した。
エンゼルスはザック・ネト、マイク・トラウト、ウェイド・メクラー、ボーン・グリッソムらを中心とした打線を組んだ。
両チームの注目選手を整理すると、次のようになる。
- ヤンキース:アーロン・ジャッジ、コディ・ベリンジャー、トレント・グリシャム、ジャズ・チザムJr.、ベン・ライス、スペンサー・ジョーンズ。
- エンゼルス:マイク・トラウト、ザック・ネト、ジョー・アデル、ボーン・グリッソム、クリスチャン・ムーア。
9月2日にはヤンキースの先発メンバーにポール・ゴールドシュミットやヘリオット・ラモスが入り、前日とは異なる布陣になった。試合ごとの最新スタメンを確認する際は、日付を指定して公式ラインアップを参照することが欠かせない。
2026年の対戦で注目された先発投手先発投手では、ヤンキースのゲリット・コールやキャム・シュリットラー、エンゼルスのリード・デトマーズやワルベルト・ウレーニャが印象的な投球を見せた。
特に9月2日のシュリットラーは、8イニング1失点という内容で試合を組み立てた。デトマーズも7イニング1失点と譲らず、延長戦に持ち込む要因となった。
一方、8月31日のウレーニャは7イニング1失点でヤンキース打線を封じた。先発投手の出来がそのまま試合の流れに反映された典型的な試合だった。
アーロン・ブーン監督とカート・スズキ監督ヤンキースを率いるアーロン・ブーン監督は、選手起用や試合中の采配を担うチームの指揮官。4月16日のエンゼルス戦では判定への抗議で退場となり、試合の話題の一つになった。
対するエンゼルスのカート・スズキ監督は、2025年10月21日に球団から監督就任を正式発表された人物だ。現役時代は16年間メジャーリーグでプレーし、2014年にはオールスターに選出。2019年にはワシントン・ナショナルズの一員としてワールドシリーズ優勝を経験している。
2026年の対戦は、ブーン監督が率いるヤンキースと、新体制のスズキ監督が率いるエンゼルスの戦いという点でも注目された。
【勝敗を数字で分析】4勝3敗でもエンゼルスが上回った合計得点
2026年の対戦をさらに詳しく見ると、単純な勝敗だけでは分からない興味深い数字が浮かび上がる。
7試合の合計得点を計算すると、ヤンキースが35得点、エンゼルスが48得点。つまり、勝ち星ではヤンキースが上回った一方、総得点ではエンゼルスが13点上回った。
この差が生まれた主な理由は、エンゼルスが勝利した試合で大きな得点差をつけたことにある。
- 4月14日:エンゼルスが7-1で勝利。
- 4月16日:エンゼルスが11-4で勝利。
- 8月31日:エンゼルスが10-1で勝利。
この3試合だけでエンゼルスは28得点を挙げている。対してヤンキースは、4月13日の11-10、4月15日の5-4、9月1日の7-3、9月2日の6-3と、勝利した4試合で効率よく得点を重ねた。
つまり、ヤンキースは7試合を通じて常に優勢だったわけではない。大敗を喫する試合があっても、接戦を取り切ることでシリーズ全体の勝ち越しを確保した。
この結果は、野球における勝敗と得点差が必ずしも一致しないことを示している。シーズンシリーズの評価では、合計得点だけでなく、勝負どころで得点を挙げられたか、終盤にリードを守れたかという観点も重要になる。
過去の直接対決を見ると、2025年もヤンキースが4勝3敗で勝ち越している。2024年は3勝3敗、2023年はエンゼルスが4勝2敗だった。2026年も含め、両チームの対戦はシーズンごとに異なる展開を見せている。
【プロの結論】2026年のヤンキース対エンゼルスから読み取れる3つのポイント
2026年の直接対決を評価するうえで、押さえておきたいポイントは3つある。
1つ目は、ヤンキースが接戦を勝ち切る力を見せたこと。
4月13日のサヨナラ勝ち、4月15日のサヨナラ勝ち、9月2日の延長10回の勝利は、いずれも試合終盤の攻撃が結果を左右した。特に9月2日は、シュリットラーの好投を最後に打線が援護する形となり、投打の役割が明確に表れた。
2つ目は、エンゼルスの長打力が大きな脅威だったこと。
トラウト、アデル、ペラザ、グリッソムらが本塁打や長打で得点を生み出した。4月の3者連続本塁打や、4月16日のアデルの満塁本塁打は、相手投手にとって一度の失投が大量失点につながる危険性を示した。
3つ目は、先発投手の安定感がシリーズの流れを左右したこと。
ウレーニャの7回1失点、シュリットラーの8回1失点、デトマーズの7回1失点など、好投した先発投手が試合を作ったケースは多い。反対に、序盤に失点が重なった試合では、打線が反撃する余地が小さくなった。
ヤンキースの4勝3敗という結果は、単純な攻撃力の優劣ではなく、接戦での得点力と投手陣の踏ん張りが組み合わさって生まれたものだ。エンゼルスも大量得点を挙げる力を示しており、勝敗だけを見て両チームの実力差を判断するのは適切ではない。
【ヤンキース対エンゼルス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のヤンキース対エンゼルスは何勝何敗でしたか?
A1:レギュラーシーズン全7試合で、ヤンキースが4勝3敗でした。ヤンキー・スタジアムでは2勝2敗、エンゼル・スタジアムではヤンキースが2勝1敗です。
Q2:2026年のヤンキース対エンゼルスで最も得点が多かった試合は?
A2:4月13日のヤンキース11-10エンゼルスです。両チーム合計21得点の乱打戦となり、最後はワイルドピッチによるヤンキースのサヨナラ勝ちで決着しました。
Q3:2026年の最終戦はどちらが勝ちましたか?
A3:9月2日の試合でヤンキースが6-3で勝利しました。延長10回に5得点を挙げ、敵地での3連戦を2勝1敗とし、シーズン対戦を勝ち越しで終えました。
Q4:ヤンキース対エンゼルスの2026年の試合はどこで開催されましたか?
A4:4月13日から16日まではニューヨークのヤンキー・スタジアム、8月31日から9月2日まではアナハイムのエンゼル・スタジアムで開催されました。
Q5:2026年の対戦で注目された選手は誰ですか?
A5:ヤンキースではアーロン・ジャッジ、トレント・グリシャム、ホセ・カバジェロ、キャム・シュリットラーらが注目されました。エンゼルスではマイク・トラウト、ジョー・アデル、ボーン・グリッソム、リード・デトマーズらが存在感を示しました。
Q6:2026年はヤンキースが圧倒したシーズンシリーズだったのでしょうか?
A6:必ずしもそうではありません。勝敗はヤンキースが4勝3敗でしたが、合計得点はヤンキース35点、エンゼルス48点でした。エンゼルスが大量得点で勝った試合もあり、内容としては接戦と大差の試合が混在したシリーズでした。
2026年のヤンキース対エンゼルスは、全7試合でヤンキースが4勝3敗と勝ち越した。4月の本拠地4連戦は2勝2敗、8月末から9月初旬の敵地3連戦は2勝1敗。最終戦の延長10回の勝利が、シリーズ全体の勝ち越しを決定づけた。
一方で、合計得点はエンゼルスが48対35で上回った。ジャッジとトラウトの本塁打競演、カバジェロのサヨナラ打、アデルの満塁本塁打、シュリットラーの好投など、両チームにはそれぞれ印象的な場面があった。
2026年の対戦を振り返る際は、次の3つを判断基準にすると分かりやすい。
- 勝敗を確認する:シリーズ全体の勝ち越しはヤンキースの4勝3敗。
- 開催地別に比較する:4月の本拠地戦と8〜9月の敵地戦では結果が異なる。
- 試合内容も見る:勝敗だけでなく、得点差、本塁打、先発投手の投球回数、終盤の攻撃を確認する。
2026年の両チームの直接対決は、ヤンキースが接戦をものにして勝ち越した一方、エンゼルスも打撃力で強烈な印象を残したシリーズだった。今後の対戦を比較する際にも、単純な勝敗だけでなく、投打の内容や開催地による違いを追うことが、試合をより深く理解するポイントとなる。
主な事実確認資料: MLB公式の試合記録・スターティングラインアップ・球団発表、AP通信、Reuters、Los Angeles Timesの試合報道。