2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝で、中央大学は総合5位、10時間44分31秒を記録した。登録メンバーは16名。そのうち実際に箱根路を走ったのは10名で、藤田大智、本間颯、岡田開成、柴田大地らが各区間で力を発揮した。
注目したいのは、当日の補欠変更によって実際の出走メンバーが大きく入れ替わったことだ。往路では藤田大智と岡田開成、復路では吉居駿恭と吉中祐太が起用され、最終的なオーダーが確定した。
さらに、2026年11月1日の第58回全日本大学駅伝でも中央大学は総合5位、5時間11分29秒でフィニッシュ。第103回箱根駅伝(2027年)を見据えるうえでも、秋のエントリーと実際の出走結果は重要な判断材料になる。
この記事では、中央大学公式発表、箱根駅伝公式記録、大学駅伝の大会結果をもとに、2026年の登録16名、実際の出走10名、当日変更、個人成績、歴代成績、そして次大会の注目選手を整理する。
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> - 第102回箱根駅伝の登録メンバーは16名: 4年生から1年生まで、各学年の選手が選出された。
> - 実際の出走選手は10名: 藤田大智、本間颯、柴田大地、岡田開成らが出走。3区では本間颯が区間賞を獲得した。
> - 総合成績は5位、10時間44分31秒: 往路3位から復路6位となり、総合順位を維持した。
> - 2026年秋の全日本大学駅伝も5位: 藤田大智、岡田開成、並川颯太、三宅悠斗らが出走した。
> - 第103回箱根駅伝の注目選手: 藤田大智、本間颯、岡田開成、佐藤大介、並川颯太、池田慶次郎らの動向が焦点となる。
【第102回箱根駅伝】中央大学の登録メンバー16名と実際の出走選手10名

中央大学が2025年12月に発表した第102回箱根駅伝の登録メンバーは、合計16名だった。
大学公式の共同取材報告に掲載された選手を学年別に整理すると、次のとおりだ。
4年生(5名)
- 折居幸成
- 白川陽大
- 溜池一太
- 吉居駿恭
- 吉中祐太
3年生(4名)
- 佐藤蓮
- 柴田大地
- 藤田大智
- 本間颯
2年生(4名)
- 岡田開成
- 佐藤大介
- 七枝直
- 並川颯太
1年生(3名)
- 辻誉
- 濵口大和
- 三宅悠斗
4年生の経験豊富な選手を中心に、下級生の有力選手も加わった構成だった。
特に注目されたのが、前回大会でも実績を残した溜池一太、吉居駿恭、本間颯と、次世代の主力として期待される藤田大智、柴田大地、岡田開成だ。
なお、16名全員が走るわけではない。箱根駅伝では登録選手の中から区間エントリーを行い、さらに大会当日の変更を経て最終的な10人が決まる。
第102回大会の実際の出走10名と区間順位最終的に中央大学の襷をつないだ10名は以下のとおり。
| 区間 | 出走選手 | 区間タイム | 区間順位 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 藤田大智(3年) | 1時間00分37秒 | 2位 |
| 2区 | 溜池一太(4年) | 1時間06分06秒 | 6位 |
| 3区 | 本間颯(3年) | 1時間00分08秒 | 1位 |
| 4区 | 岡田開成(2年) | 1時間00分37秒 | 2位 |
| 5区 | 柴田大地(3年) | 1時間12分16秒 | 11位 |
| 6区 | 並川颯太(2年) | 57分36秒 | 4位 |
| 7区 | 七枝直(2年) | 1時間03分17秒 | 7位 |
| 8区 | 佐藤大介(2年) | 1時間04分34秒 | 4位 |
| 9区 | 吉居駿恭(4年) | 1時間08分47秒 | 8位 |
| 10区 | 吉中祐太(4年) | 1時間10分33秒 | 15位 |
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、中央大学公式大会結果。
この10人の中で最も目立った走りを見せたのが3区の本間颯だ。1時間00分08秒で区間1位を獲得し、中央大学の往路上位進出を後押しした。
また、1区の藤田大智が区間2位、4区の岡田開成も区間2位と、往路序盤から好成績が続いた。
復路では6区の並川颯太が区間4位、8区の佐藤大介も区間4位を記録。下級生が重要区間で結果を残した点も見逃せない。
中央大学公式の結果発表では、往路は5時間19分44秒で3位、復路は5時間24分47秒で6位だった。
(出典:中央大学「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走 結果について」)
【補欠・当日変更】中央大学は4人を入れ替え!実際の変更内容
第102回箱根駅伝で中央大学を応援する読者が押さえておきたいのが、区間エントリーと当日変更の違いだ。
2025年12月29日に発表された当初の区間エントリーは、次の配置だった。
往路
- 1区:辻誉
- 2区:溜池一太
- 3区:本間颯
- 4区:三宅悠斗
- 5区:柴田大地
復路
- 6区:並川颯太
- 7区:七枝直
- 8区:佐藤大介
- 9区:白川陽大
- 10区:濵口大和
当初の補欠登録
- 折居幸成
- 吉居駿恭
- 吉中祐太
- 佐藤蓮
- 藤田大智
- 岡田開成
この時点では、藤田大智、岡田開成、吉居駿恭、吉中祐太はいずれも補欠登録だった。
しかし、1月2日と3日の当日変更で、4人が実際の出走メンバーに加わった。
1月2日・往路の当日変更- 1区:辻誉 → 藤田大智
- 4区:三宅悠斗 → 岡田開成
藤田は1区で区間2位、岡田は4区で区間2位という結果を残した。
特に藤田は、補欠からスタート区間を任される形となり、チームの流れを作る重要な役割を担った。
1月3日・復路の当日変更- 9区:白川陽大 → 吉居駿恭
- 10区:濵口大和 → 吉中祐太
吉居は区間8位、吉中は区間15位で、それぞれ復路の重要区間を担当した。
この結果、当初の補欠6名のうち藤田、岡田、吉居、吉中の4名が実際に出走。折居幸成と佐藤蓮は出走しなかった。
この変更から読み取れるのは、補欠登録が単純な控え選手の序列を意味するわけではないということだ。
区間の特性、選手のコンディション、チーム全体の戦略を踏まえ、最終的な配置を決めるための選択肢として補欠登録が機能している。
【総合5位・10時間44分31秒】中央大学の2026年箱根駅伝を分析
第102回大会の中央大学は、総合5位でフィニッシュした。
総合順位だけを見ると前回大会と同じだが、タイムや区間ごとの内容には変化があった。
往路は3位!1区から4区まで好成績往路の成績は以下のとおり。
- 総合タイム:5時間19分44秒
- 往路順位:3位
特筆すべきは、1区から4区までの安定感だ。
藤田大智が区間2位でスタートを切り、2区の溜池一太も区間6位でつなぐ。3区の本間颯は区間賞を獲得し、4区の岡田開成も区間2位に入った。
4区終了時点までの走りは、優勝争いを意識できる内容だった。
一方、5区の柴田大地は区間11位。山上りで順位を押し上げることはできず、往路は3位で終えた。
復路は6位!下級生の健闘と10区の課題復路の成績は5時間24分47秒で6位。
6区の並川颯太、8区の佐藤大介はともに区間4位と好走した。7区の七枝直も区間7位で襷をつなぎ、9区の吉居駿恭は区間8位だった。
ただし、10区の吉中祐太は区間15位。復路後半で順位を押し上げることが難しくなった。
総合5位という結果は、往路の上位争いに加え、復路で大崩れを防いだことの表れでもある。
ただ、総合優勝を目標に掲げたチームにとっては、山上りや最終区間でのさらなる上積みが今後の課題として残った。
【中央大学の箱根駅伝歴代成績】優勝14回の名門が歩んだ道
中央大学は箱根駅伝の歴史を語るうえで欠かせない伝統校だ。
大学公式の箱根駅伝紹介によると、第2回大会から出場しており、2025年1月時点で総合優勝14回、連続優勝6回、完全優勝9回という実績を持っている。
第102回大会では99回目の出場を達成した。
直近5大会の成績- 第98回(2022年):総合6位、10時間55分44秒
- 第99回(2023年):総合2位、10時間48分53秒
- 第100回(2024年):総合13位、11時間01分58秒
- 第101回(2025年):総合5位、10時間52分49秒
- 第102回(2026年):総合5位、10時間44分31秒
特に2023年の総合2位は、中央大学が優勝争いに加わる力を持っていることを示した大会だった。
その後、2024年には13位まで順位を落としたものの、2025年と2026年は連続して5位を記録している。
2026年は2025年と同じ5位ながら、総合タイムを8分18秒短縮した。
順位だけでなくタイムも見ることで、チームの成長をより正確に捉えられる。
中央大学が目指すのは、過去の優勝回数を守ることだけではない。大学公式の駅伝強化方針でも、15回目の総合優勝を目標として掲げている。
【全日本大学駅伝2026】中央大学のエントリーと第103回箱根駅伝の注目選手
2026年秋の中央大学を評価するうえで、重要な大会が第58回全日本大学駅伝だ。
11月1日に開催された同大会で、中央大学は5時間11分29秒、総合5位という結果を残した。
10月12日の出雲駅伝でも5位だったため、2026年秋の三大駅伝では、いずれも上位5校に入ったことになる。
全日本大学駅伝2026のエントリーメンバー2026年秋のエントリー選手として掲載された16名は次のとおり。
4年生
- 伊藤春輝
- 佐藤蓮
- 柴田大地
- 藤田大智
- 本間颯
3年生
- 池田慶次郎
- 岡田開成
- 佐藤大介
- 並川颯太
- 原田望睦
2年生
- 濵口大和
- 三宅悠斗
1年生
- 簡子傑
- 栗村凌
- 末田唯久海
- 德山博貴
この16名の中には、第102回箱根駅伝で実際に走った選手だけでなく、次の箱根駅伝に向けて注目したい選手も含まれている。
なお、16名の選手リストと実際の区間エントリーは別のものだ。
中央大学が10月30日に発表した全日本大学駅伝の区間エントリーは、8区間の選手と5名の補員で構成されていた。
全日本大学駅伝の最終出走メンバーと当日変更当初の区間エントリーは次のとおりだった。
1区:簡子傑
2区:栗村凌
3区:佐藤大介
4区:柴田大地
5区:濵口大和
6区:並川颯太
7区:岡田開成
8区:原田望睦
補員には佐藤蓮、藤田大智、本間颯、三宅悠斗、末田唯久海が登録された。
しかし、大会当日の変更で5区は濵口大和から三宅悠斗へ、8区は原田望睦から藤田大智へ交代した。
最終的な出走メンバーは以下の8名だった。
- 1区:簡子傑
- 2区:栗村凌
- 3区:佐藤大介
- 4区:柴田大地
- 5区:三宅悠斗
- 6区:並川颯太
- 7区:岡田開成
- 8区:藤田大智
中央大学の選手では、次の走りが目立った。
- 簡子傑:1区4位、27分49秒
- 栗村凌:2区13位、32分42秒
- 佐藤大介:3区3位、33分45秒
- 柴田大地:4区9位、34分12秒
- 三宅悠斗:5区5位、35分41秒
- 並川颯太:6区2位、36分54秒
- 岡田開成:7区5位、51分44秒
- 藤田大智:8区9位、58分42秒
チーム全体では5位だったが、佐藤大介の3区3位、並川颯太の6区2位など、各区間で上位に入る選手がいた。
また、1年生の簡子傑が1区4位だった点も収穫だ。将来の箱根駅伝を考えるうえで、下級生の成長は大きな意味を持つ。
一方、2区の栗村凌は区間13位だった。長距離区間への対応力を含め、今後の成長に期待したい。
第103回箱根駅伝の中央大学・予想メンバー2027年1月2日・3日に開催される第103回箱根駅伝では、2026年秋の全日本大学駅伝で実績を残した選手が中心になると考えられる。
現段階で注目したい選手は以下のとおりだ。
エース候補
- 藤田大智
- 本間颯
- 柴田大地
- 岡田開成
藤田大智は第102回箱根駅伝1区で区間2位を記録し、2026年11月の全日本大学駅伝では主将として8区を担当した。
本間颯は第102回箱根駅伝3区の区間賞獲得者。長距離区間での実績があり、チームの主力候補として注目される。
柴田大地は箱根の5区を経験し、2026年秋の全日本大学駅伝でも4区を担当。長距離区間への対応力が今後のポイントになる。
岡田開成は第102回箱根駅伝4区で区間2位を記録。2026年秋の全日本大学駅伝でも7区を走り、区間5位に入った。
次世代の主力候補
- 佐藤大介
- 並川颯太
- 池田慶次郎
- 原田望睦
- 濵口大和
- 三宅悠斗
佐藤大介は箱根8区で区間4位、全日本大学駅伝3区で区間3位を記録している。
並川颯太も箱根6区で区間4位、全日本大学駅伝6区で区間2位と安定した成績を残した。
池田慶次郎は2026年秋の全日本大学駅伝の16名リストに名を連ねた選手だ。第102回箱根駅伝には出場していないが、次大会に向けた注目選手の一人となる。
三宅悠斗は第102回箱根駅伝では補欠登録だったが、全日本大学駅伝では5区を走って区間5位。実戦経験を積んでいる点が強みだ。
若手の成長株
- 簡子傑
- 栗村凌
- 末田唯久海
- 德山博貴
簡子傑は全日本大学駅伝1区で区間4位という好成績を記録した。栗村凌も2区を経験しており、長距離への適応が進めば戦力の幅が広がる。
なお、伊藤春輝と佐藤蓮も2026年秋のエントリーリストに掲載された4年生だ。2027年1月の箱根駅伝は卒業前に開催されるため、4年生にも出走の可能性がある。
また、第102回箱根駅伝で7区を担当した七枝直も、箱根経験者として注目したい選手だ。
これらは現時点での候補であり、第103回大会の正式な16名や区間配置が確定したわけではない。最終的なメンバーは大会直前の登録・区間エントリー・当日変更で判断する必要がある。
【プロの結論】中央大学の次の箱根駅伝を見極める3つのポイント
中央大学の2026年シーズンを分析すると、第103回箱根駅伝で注目すべきポイントは3つある。
1. 藤田・本間・岡田を中心とする主力の配置第102回箱根駅伝では、本間颯が3区区間賞、藤田大智と岡田開成がそれぞれ区間2位だった。
2026年秋の全日本大学駅伝でも、岡田は7区5位、藤田は8区9位と主要区間を担当している。
この3人を中心に、どの区間へ主力を配置するかがチームの順位を左右する。
2. 山上り・山下りを含む特殊区間への対応箱根駅伝は217.1kmを10区間でつなぐ大会だ。
トラックや全日本大学駅伝で速い選手が、そのまま箱根でも同じ結果を出せるとは限らない。
第102回大会の5区では柴田大地が区間11位だった。山上りに適した選手の育成や配置は、総合優勝を狙ううえで重要なテーマになる。
3. 下級生の成長と選手層の厚さ全日本大学駅伝では簡子傑が1区4位、三宅悠斗が5区5位を記録した。
こうした若手が成長すれば、上級生に負担が集中することを防ぎ、当日変更にも対応しやすくなる。
箱根駅伝では10人が走る一方、16名の登録メンバー全体の力が問われる。補欠に誰を置けるかも、チームの総合力を測る材料になる。
特に注意したいのは、全日本大学駅伝の順位だけで箱根駅伝の順位を予想しないことだ。 出雲、全日本、箱根では距離もコース特性も異なる。複数大会での区間順位と、実際の箱根駅伝での経験を組み合わせて判断することが大切だ。
【箱根駅伝中央大学メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第102回箱根駅伝の中央大学メンバーは何人?
A1:登録メンバーは16名で、実際に出走したのは10名です。残る6名は当初の区間エントリーから外れた選手や、補欠登録のまま出走しなかった選手です。
Q2:中央大学の2026年箱根駅伝の総合順位とタイムは?
A2:総合5位で、タイムは10時間44分31秒です。往路は5時間19分44秒で3位、復路は5時間24分47秒で6位でした。
Q3:第103回箱根駅伝で中央大学の注目選手は誰?
A3:藤田大智、本間颯、柴田大地、岡田開成、佐藤大介、並川颯太、池田慶次郎、三宅悠斗らに注目です。全日本大学駅伝の成績や過去の箱根駅伝での実績が、次大会の選考を考える材料になります。
第102回箱根駅伝の中央大学は、登録16名から選ばれた10名が襷をつなぎ、総合5位、10時間44分31秒で大会を終えた。
藤田大智、本間颯、岡田開成らが往路で好走し、本間は3区区間賞を獲得。復路でも並川颯太、佐藤大介らが結果を残した。
2026年秋の全日本大学駅伝でも総合5位となり、藤田、岡田、並川、佐藤大介、三宅らの活躍が見られた。
第103回箱根駅伝では、実績のある上級生と成長著しい下級生の融合が鍵になる。
中央大学には総合優勝14回という伝統がある。2027年1月の箱根路で、その歴史に新たな優勝を加えられるか。今後の区間エントリーと当日変更、そして各選手の秋から冬にかけての成長に注目したい。
主な参照資料
- 中央大学「第102回箱根駅伝に向けた陸上競技部長距離ブロックの共同取材 実施報告」
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「第102回大会・大学別記録」
- 中央大学「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走 結果について」
- 中央大学駅伝応援サイト「箱根駅伝歴代成績」
- 中央大学スポーツ振興・強化推進室「第58回全日本大学駅伝エントリー発表」
- 日刊スポーツ「第58回全日本大学駅伝・区間別個人成績」
- 中央大学「秩父宮賜杯第58回全日本大学駅伝対校選手権大会の結果について」